Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【再掲】自動詞のcount, 他動詞のcount ("Every vote counts, count every vote" というスローガン)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 土曜日なのでいつもは過去記事の再掲だけど、今週は新規で。 米大統領選で現職の反応がめちゃくちゃなことになっていることは既報の通り(日本語圏でこれが「めちゃくちゃ」で…

【再掲】claimという英語について(「米大統領選で不正」という「主張」をそのまま報じた日本の大手報道)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は、変則的な形で、時事ブログみたいな書き方をする。 現在、何というか、日本語圏のメディアで目立っている報道内容について、私は大変な不安と心配と懸念を抱かされてい…

【再掲】引用符の使い方, as ~ as ...の同等比較, those who ~, 省略, など(ジョー・バイデンのスピーチ)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、Twitterにフィードされてきたジョー・バイデン氏のスピーチから。 米大統領選挙は、日本では11月4日の夜のTVニュースでは「トランプ旋風再び」とかいう話になっ…

英語記事での繰り返しを避けるための言い換え, やや長い文, 二重目的語をとる動詞, 付帯状況のwith, など。(映画『ベルファスト』が最優秀脚本賞でオスカー獲得)

今回の実例は報道記事から。 日本時間で今日3月28日の朝から昼過ぎにかけて、米国のアカデミー賞の授賞式が行われ、日本では先週金曜日の25日からロードショーが始まったばかりのケネス・ブラナー監督・脚本の映画『ベルファスト』が最優秀脚本賞を受賞した…

【再掲】コロン (:) の使い方, 仮定法過去, 直説法なら現在完了で表すものを仮定法で表した場合(アメリカの選挙制度)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 米国の選挙(大統領選がメインだが、議会選挙も同時に行われているし、各州の住民投票も行われている)の投票が現地3日に行われた。米国は国内で時…

【再掲】悲報の際の定型表現, 感情の原因を表すto不定詞, 《国》を受ける代名詞のshe, など(サー・ショーン・コネリー死去)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterに連続投稿された、かなりフォーマルな文面から。 日本でも大きく報じられている通り、10月の終わりに俳優のショーン・コネリーが90歳で亡くなったことが公…

【再掲】長い文の構造を正確に読む, 現在分詞の後置修飾, 関係代名詞の非制限用法のイレギュラーなケース(「バイデンの息子」のネタ元は偽情報会社)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、報道機関による大きな報道の際のTwitter連続投稿(スレッド)から。 10月に入って以降、Twitterでの私の視野も、体感で半分以上が米大統領選に関する発言で埋め…

【再掲】前置詞のgiven, 関係代名詞what, 「どうしても~しなければならない」のhave to do ~(トランプ政権のひどさについて「匿名」で告発していた人が名乗り出た)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、報道記事から。 2018年9月、米トランプ政権の実情を知る何者かが、匿名で、「現場では、静かな抵抗が起きている」とする記事を、ニューヨーク・タイムズに寄稿し…

ソ連および東側では、「ホロコースト」「第二次大戦中のユダヤ人迫害」はどう位置づけられていたか

今回は変則的に、Twitterのスレッドの翻訳を。 22日に見かけたこのスレッドは、長年もやもやしていたことについてはっきりした説明を与えてくれるものだった。スレッド投稿者で、米ニューヨーク拠点のメディアForwardなどで書いているAlexさんの許可をいただ…

【再掲】good cop and bad cop, cake-and-eat-it (News Corpにおける冷静な判断力とセンセーショナリズムの使い分け)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから、「文法」というより慣用表現の実例を。 慣用表現は、「イディオム」とも言うが、そこにある単語をそのまま語義通りにとらえても意味が通らない。"It'…

【再掲】大文字の使い方, 単純未来のwill(核兵器禁止条約発効)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、Twitterから。 国連本部のある米ニューヨークでの時間で2020年10月24日、核兵器禁止条約(Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons, またはNuclear Weapon…

【再掲】接続副詞howeverの実例集(音楽ストリーミングにネオナチ音楽, マスクの防御効果の学術論文, トランプ発言とSNS)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、やや変則的に複数。 「しかしながら」という長たらしい訳語をつけて覚えさせられる《接続副詞》のhoweverについては、当ブログではすでに何度か扱っている(カテ…

【再掲】civil unionはmarriageとどう違うか, a right to do ~, a right to ~ (ローマ教皇が同性間のシヴィル・ユニオンを支持)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、世界中で大きなニュースのひとつになっているローマ・カトリック教会のフランシスコ(フランチェスコ)教皇の発言から。 まず最初にお断り申し上げておくと、私…

アフガニスタンの飢餓(so ~ that ... 構文, 同格の表現, など)

今回の実例は、報道の特集記事から。 この1か月、私の見ている英語圏報道機関のトップページはウクライナ情勢・ロシアによる対ウクライナ侵攻一色だが、そうなったのはロシアが軍を動かして威圧し、米国がそれを深刻に受け止めて、今までにないスタイルで情…

【再掲】beingの省略された分詞構文, 長い文, 省略, 関係代名詞の非制限用法, 準否定語など(ナスカの地上絵)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回も前々回と前回の続きで、新たに発見されたナスカの地上絵についての英語の報道記事を読んでみよう。 前回 は、下記記事の書き出しのパラグラフをじっくりと読んでみた。全…

【再掲】挿入, 連鎖関係代名詞, 分詞の後置修飾, 英語の文章は最初のパラグラフが読みづらい(ナスカの地上絵)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は前回の続きで、新たに発見されたナスカの地上絵についての英語の報道記事を読んでみよう。 前回は、「ナスカの地上絵」についての英語のニュース記事を探すための下準備…

英語報道記事で行われる言い換えと、情報の提示について(アブラモヴィッチの黒い過去、マウリポリで攻撃された病院にいた妊婦さん)

今回の実例は、報道記事における名詞の言い換えについて。 先週後半、Twitterの画面にながれてくるのをただ眺めていただけなので詳しいことはわからないが、Twitter上の英語学習中の日本語話者や翻訳者、ライターといった人たちの間で、英語の報道記事では、…

日本語で報道されたことについて英語の記事を探すということ、および掲載媒体について調べるということ(ロシア、FSB幹部に何が)

今回は、日本語で報道されたことについて、英語での報道を探す実例。 3月12日(土)付けで、毎日新聞から次のような報道があった。はてなブックマークの件数も多いが、Twitterでも非常に注目されていた。 mainichi.jp 私はこの週末はてブは見ておらず、Twitt…

【再掲】日本語ウィキペディアを手掛かりに英語の報道記事を探す方法、Google翻訳は辞書の代わりにはならないということ(ナスカの地上絵)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、辞書を引くということについて。 新たにナスカの地上絵が発見されたというニュースは、日本語でも大きく伝えられているので、ご存じの方が多いだろう。 ペルーの…

【再掲】ニューヨークを拠点とする3つの新聞を、はっきり区別する。

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は、いつもと趣向を変えて、英語圏の新聞について基本的なことを書いておきたい。 英語圏の新聞は、大まかに2種類に分けられる。「タブロイド tabloid」と呼ばれる新聞と、…

ロシアで報道の自由がつぶされたことについて、当事者であるロシアのジャーナリストが語っている(too ~ to ... 構文, など)

今回の実例は、国際的に大きな注目を集め、大きな非難の声を引き起こした出来事の当事者の一人が、英語メディアに寄稿した文から。 今月ロシアで、「報道の自由」が叩き潰された。声を封じられた報道機関のひとつがDozhd (TV Rain) で、そのテレビ局でニュー…

【再掲】省略, compel 〈人〉to do ~, 倒置 (イングランドの新型コロナウイルス「第二波」対応策とカオス)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 欧州では新型コロナウイルスによる感染拡大がまた深刻なことになっている。いわゆる「第二波」だ。 第一波では全土的に一斉に厳しい行動制限(ロッ…

#拡散希望 ウクライナの作家、アンドレイ・クルコフが、医療支援活動の資金集めでオンラインイベント(英語)をやるというので、チケット購入方法などを日本語で解説します。

ウクライナの作家、アンドレイ・クルコフさんが、ウクライナで移動病院 (Mobile Hospital) のための資金集めで、オンラインでトークイベントを行う。主催は英国のLondon Review Bookshopで、日時は、2022年3月11日(金)19:00から20:30、つまり日本時間では1…

ロシアでの取材が不可能になった英国のベテラン記者(省略, 形式主語itの構文, 英国式アンダーステートメント, など)

今回の実例は、Twitterから。 2月半ばにウクライナ情勢が緊迫してきたころから、私がTwitterで見ている範囲に限っても、英語圏の報道機関に所属するベテランの記者がウクライナやロシアに取材に行くのを頻繁に目にするようになった。ロシア軍による侵略(侵…

claimという英語は、日本語のカタカナ語の「クレーム」とは意味が違う。

今回も手抜きでTwitterに投稿したものから。 英語の単語だけを日本語圏に取り入れてカタカナ化し、日本語圏で英語の意味とは違う意味で使ったり、英語にはない組み合わせで2つか3つの単語を連語のように使ったりするものを、「和製英語」と呼ぶ。 例えば、「…

【再掲】男・女に限定しない3人称単数の代名詞としてのtheyの用例(単数か複数かを文の前後から判断するという読解スキル)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、報道記事から。 英語を習って最初に覚えることのひとつが、人称代名詞である。下記の表は、英語を習った誰もが暗記させられたはずだ。 主格 所有格 目的格 所有…

【再掲】「クソリプ」をめぐる英語表現

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、Twitterから。 少し前に、ある話題についてのやり取りを見ているときに、日本語のネットスラングでいう「クソリプ」についての応酬を見かけたのでキャプチャをと…

【再掲】freerice.com で、英単語力をつけながら、WFPにお米を寄付しよう(国連世界食糧計画 WFP ノーベル平和賞受賞)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は少々趣向を変えて、ノーベル平和賞を受賞した世界食糧計画の活動について。 国連世界食糧計画 (UN World Food Programme: WFP) のノーベル平和賞受賞のニュースは、日本…

ウクライナの首都を後にする英国の報道機関取材チームの言葉(《結果》を表すso (that) ... nの構文, 集合名詞, など)

英文法どころではない精神状態だが(英文を見ても英文法が見えない)、今回の実例はTwitterから。 世界各国、というかヨーロッパ各国の主要報道機関が、多くの主力ジャーナリストを今、ウクライナに送っている。例えばBBCは、何十年にもわたるキャリアを持つ…

経済制裁下のロシアの人々(仮定法過去, 略語, 前置詞+動名詞, など)

今回の実例は、報道記事から。 ソ連、じゃなかった、ロシアによるウクライナ攻撃が始まって、ロシア国籍の人々が、国籍だけで差別発言、憎悪発言の対象となることが実際に起きているという。例えば唐突に北方領土を返せというDMを送り付けられた人とか、国籍…

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