【英国の政治】
このエントリは、2020年2月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 起きたことがショックすぎて文脈とか説明できる状態ではないので、今回はサクッと。 何が起きたかというとこういうこと。つまり、英国政府の北アイル…
今回の実例は、日々のニュース報道ではなくあるひとつの大きな物事を振り返るような記事から。日本の報道機関で「特集」と位置付けられるような類の記事である。 この3月は、新型コロナウイルス禍によるロックダウン(外出禁止や店舗などの営業停止を含む、…
※昨日はPC不調のため休載となりすみませんでした。今日もまた大幅に投稿時刻が遅れましてごめんなさい※ 今回の実例はニュース速報のフィードの文面から。 昨日1月5日、日本で「緊急事態宣言」が出されることになったというニュースがあったが、実際の中身は…
今回の実例は、Twitterから。 前置きを丁寧に書くと疲れてしまうので、ざっくりいくが、英国の首相をしているボリス・ジョンソンという人物は政治家になる前はデイリー・テレグラフやスペクテイターといった保守党筋のメディアで仕事をするジャーナリストだ…
今回の実例はTwitterから。 先週(14日から始まる週)の前半、英国から、新型コロナウイルスの新たな系統 (strain)、つまり新たな変異株 (variant) が同定されたというニュースがあった。これは、このパンデミックの担当大臣である保健大臣(健康大臣: Secre…
今回の実例はTwitterから。 「ユニセフ」という機関名は誰でも知っているだろう。「国連児童基金」という名称も、誰もが聞いたことがある程度には知られているだろうし、この機関が、いわゆる「世界の恵まれない子供たち」のために物資や教育の支援をしてい…
今回の実例は、ニュースフィードから。 日本時間で12月2日の午後、英国で新型コロナウイルスのワクチンが承認されたというニュース速報が入ってきた。ちなみに今回承認されたワクチンはこちら、BNT162b2だ。私は英国のBBC Newsとアイルランドのアイリッシュ…
今回の実例はTwitterから。 欧州では新型コロナウイルスによる感染拡大がまた深刻なことになっている。いわゆる「第二波」だ。 第一波では全土的に一斉に厳しい行動制限(ロックダウン)を導入したイングランド*1は、今回、各地域ごと、感染状況に応じて3段…
このエントリは、2019年9月にアップしたものの再掲である。so ~ that ...も、unless ~も、頻出の構文で、なおかつ「これが読めなきゃ英文など読めるようにならない」というくらい基本的なもの。知識の定着に不安がなくなるまで繰り返して見ておこう。 ----…
今回も前回の続きで、2020年6月7日に英南西部の都市ブリストルで引き倒されたエドワード・コルストンという300年前の奴隷商人の像について。 本題に入る前に最新のニュースについて少しだけ。コルストン像の引き倒しに続いて、先週、英国では各地で奴隷貿易…
今回も引き続き、イングランド南西部の都市ブリストルで6月7日に引き倒された奴隷商人エドワード・コルストンの像について。 ブリストルという都市について、また5月下旬以降勢いを得ている #BlackLivesMatter 運動についてなど文脈的なことは前々々回に書い…
今回も、前回と同じく、2020年6月7日にブリストルで人々によって引き倒された銅像をめぐり、英語版ウィキペディアを見てみよう。ブリストルという都市についての文脈などは前々回書いてあるので、そちらをご参照のほど。 引き倒されたのは、今からほぼぴった…
今日は実例はお休みにして、英語版のウィキペディアを読んでみよう。題材は前回の続きで、6月7日にイングランド南西部の都市ブリストルで引き倒された、300年前に没した奴隷商人の銅像について。 その奴隷商人、エドワード・コルストン(1636-1721)について…
今回の実例はTwitterから。 今年5月25日、米ミネアポリスで1人の黒人男性が、1人の白人警官に首を膝で踏みつけられて殺された。警官は複数いたが、誰も首の踏みつけを止めなかったし、それどころか被害者の男性を取り押さえることだけにやっきになっていた。…
今回の実例はTwitterから。 英国では、新型コロナウイルス感染拡大防止策として厳しい行動制限(ロックダウン)を導入したときに、「補償」もまた導入した。従業員の雇用を維持した企業に対し従業員給与の最大8割を支給するという支援策(Coronavirus Job Re…
今回の実例は報道の見出しから。 昨日4月27日(月)に、新型コロナウイルスに感染して自宅療養を続けていたが容態が悪化したために入院し、一時は集中治療室に入っていた英国のボリス・ジョンソン首相が、職務復帰した。ジョンソン首相は12日(日)に退院し…
今回の実例も、前回と同じ記事から。記事はこちら: www.bbc.com ボリス・ジョンソンのこの退院後のメッセージは、日本では「よいリーダーのもの」として評価されているようだ。そのように見ることは間違いではないのだが、この人物が首相になるまでの道のり…
今回の実例は英国のボリス・ジョンソン首相の発言から。 先日みた通り、ジョンソン首相は新型コロナウイルス感染でしばらく入院していた。一時は集中治療室に入れられるほど病状が深刻で、英国では支援者以外も「いくらなんでもこんなことで死ぬなよ……」とい…
今回の実例はBBCの報道記事から。 こういうときだからこそ、めっちゃ冷静に、傍目から見たら「そこか」と呆れられるようなことを題材としたい。 イライラしている人から見たら呑気に思われるかもしれないが、私は別に呑気に構えているわけではないということ…
今回の実例は、英国政府の医療顧問団上層部の発言から。 英国政府は3月23日(月)にレストラン、パブなどの閉鎖(日本語ではおそらく「営業自粛」と位置付けられるもの)を経て「不要不急」の外出の禁止に踏み切り、以降、いわゆる「ロックダウン lockdown」…
今回の実例は、英国のボリス・ジョンソン首相の発言から。 長々と前置きを書いている余裕がないのだが、日本語圏では新型コロナウイルス感染拡大に対する対策として、 #自粛と補償はセット であるということが、社会的に、全然認識されていない。むしろそう…
今回の実例は、英国で使われている標語。 新型コロナウイルスによる感染拡大を何とかコントロールしたい英国政府は、先週末から、いわゆる「不要不急の外出」をしないように人々(国民)に呼び掛けるという方向に舵を切った。既に学校閉鎖などが行われるよう…
今回の実例はTwitterから。 起きたことがショックすぎて文脈とか説明できる状態ではないので、今回はサクッと。 何が起きたかというとこういうこと。つまり、英国政府の北アイルランド担当大臣が、2月13日のジョンソン内閣改造でクビになった: Julian Smith …
今回の実例も、前々回および前回見たのと同じ、英国の首相官邸がおこなう記者会見に「出席できる記者」を選別しようとし、排除された記者たちとともに全記者が会見をボイコットした、ということを報じる記事から。 記事はこちら: www.theguardian.com こうい…
今回の実例は、前回見たのと同じ記事から。背景解説等は前回のエントリをご参照いただきたい。 記事はこちら: www.theguardian.com
今回の実例はメディアに対する首相官邸の扱いをめぐる報道記事から。 2019年夏に英国の首相となったボリス・ジョンソンという人は、一言で言えば「そこそこいい家の子」で、イートン校からオクスフォード大学に進んだという経歴の持ち主だ。1970年代のことで…
センター試験の前日なので、今日は文法用語とかの出てこない、読んでも読まなくてもいいような軽い読み物という感じで。 今からほぼ1か月前、2019年12月12日に英国では総選挙(下院議員の選挙)が行われ、ボリス・ジョンソン率いる保守党がバカ勝ちした。英…
今回の実例は、12月13日の総選挙で残念ながら議席を失った議員が見舞われた悲劇についての報道記事より。 イギリスの国会議事堂は、観光ガイドブックの表紙にもなっている例の時計塔(ビッグ・ベンの塔)の横に広がっている豪奢な建物で、あの中には上院と下…
今回の実例も、前回のと同じ、労働党の大惨敗に終わった総選挙の結果を受けて労働党の国会議員であるジェス・フィリップスが書いた論説記事*1から。 記事はこちら: www.theguardian.com 今回見るのは、前回見た部分のすぐ次のところから。 *1:ガーディアンは…
今回の実例はガーディアンに掲載された論説記事より。 12月12日(木)に行われた英国の総選挙の結果は、広く日本でも報道されている通りで、獲得票数を分析すればまた違った像が現れるのかもしれないが、獲得議席数(選挙の結果を語るのは議席数だけである)…