代名詞
このエントリは、2019年9月にアップしたものの再掲である。専門性の高い分野での出来事について、専門知識のある人が一般人向けにわかりやすく、読みやすく解説している文章である。といっても読者はフィナンシャル・タイムズを読む層だから、少々難し目では…
今回の実例は、Twitterから。 テニスの全米オープンがいよいよ佳境である。10日(米東海岸時間)に行われた女子シングルス準決勝では、大坂なおみ選手とヴィクトリア・アザレンカ選手(ベラルーシ)が勝ち上がり、米東海岸時間で12日午後4時からの決勝戦に臨…
今回は、前回の続き。 今回の本題は、前回のエントリの最後の方で見た「DeepL翻訳による流暢な誤訳」についての検討だが、その前に、前回エントリの発端となった例文について、機械翻訳という観点から少し補足しておきたい。 前回エントリの発端となったのは…
今回の実例は、報道記事から。 新型コロナウイルスやそれが引き起こす感染症のことを簡略化して呼ぶ場合、日本語圏では「コロナ」と言うことが定着してきたが、英語圏では "Covid" と言う/書くことが一般化している*1。例えば、日本語で「コロナの患者」と…
今回はちょっと変則的に。 日本語圏では忘れられているかもしれないが、15年前の今日、7月7日、英国の首都ロンドンの公共交通機関がテロ攻撃の標的とされた。北の方からこのためにロンドンにやってきた4人の若者たちが、朝の通勤時間帯、ロンドンの中心部で…
今回の実例は、サセックス公夫妻(ハリー&メーガン)の最後の公務についての報道記事から。 英王室のハリー王子とメーガン妃ことサセックス公夫妻が「王族としての第一線から退いて、北米(カナダ)と英国を行き来しながら生活していく」と表明したのは1月…
このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。英語の構造を作るうえでの基本形のひとつの具体例として見ておくとよいだろう。 ---------------------------- 今回の実例は、ウェールズで初めて行われた独立要求デモについての報道記事から。 ウ…
今回の実例はメディアに対する首相官邸の扱いをめぐる報道記事から。 2019年夏に英国の首相となったボリス・ジョンソンという人は、一言で言えば「そこそこいい家の子」で、イートン校からオクスフォード大学に進んだという経歴の持ち主だ。1970年代のことで…
今回の実例は、正体を明かさず活動しているアーティストが、国際法に違反したコンクリート壁に分断されたキリスト生誕の町に捧げた作品についての記事から。 意外と知られていないかもしれないが、イエス・キリストが生まれたという町、ベツレヘムは、パレス…
今回の実例も、前回と同じ記事から。 前回は長くなってしまうので言及しなかったが、「昆虫の減少」というトピックでこの10年ほど世界的に注目を集めているのが「ミツバチの減少」である。ミツバチの減少については、日本語圏でもささっと検索すれば、ここ何…
このエントリは、3月にアップしたものの再掲である。otherは、使い方がわかってるつもりでも実はわかっていないことが多い英単語のランキングがあったら上位5位には入るんじゃないかという単語。解説ではその点に重点を置いているので、ぜひご一読いただきた…
今回の実例は、FT(フィナンシャル・タイムズ)に寄稿された文章を、寄稿したご本人がキャプチャ画像で紹介している一節から。 寄稿された文章の背景は、私が解説しようとするととても長くなって時間も食うので、時事通信の下記記事をご参照のほど。見出しの…
今回の実例は、ウェールズで初めて行われた独立要求デモについての報道記事から。 ウェールズはブリテン島の南西部にあり、13世紀以降隣国イングランドの支配を受け、16世紀には(客観的に見ればかなり曖昧という印象を受けるようなやり方で)イングランドと…
今回の実例は、先週金曜日にニュージーランドのクライストチャーチで起きたとんでもないテロ攻撃に関する最新の報道記事から。 本題に入る前に、この攻撃でテロリストに殺された50人の方々を悼み、残されたご家族・ご友人のみなさまに心からのお見舞いを申し…