仮定法過去完了
今回の実例は、亡くなったジョン・ル・カレを偲ぶ作家や映画監督、俳優らの声を集めた記事から。メンツが豪華すぎててくらくらくる記事で、ゆっくり読んでいきたい。記事はこちら: www.theguardian.com ここに言葉を寄せているのは、15人の作家や脚本家、映…
今回の実例はTwitterから。 ジョー・バイデンの圧勝に終わった(が敗北した現職がなかなか負けを認めないのでめちゃくちゃな事態になっている)米大統領選の投票日を間近に控えた10月の終わり、米国各地から武装した「ミリシア (militia)」と呼ばれる集団が…
このエントリは、2019年10月にアップしたものの再掲である。ここで取り上げた「仮定法と倒置」は実際の英語(いわゆる「生きた英語」)では1日に1度は遭遇するくらいに頻出だが、なぜか日本では「受験英語であり、『ネイティブ』はそんな言い方はしない」と…
今回の実例は、Twitterから。 少し前に、ある話題についてのやり取りを見ているときに、日本語のネットスラングでいう「クソリプ」についての応酬を見かけたのでキャプチャをとっておいた。「リプ」は「リプライ reply」(返信)の略で、「クソリプ」は「く…
今回の実例は、大坂なおみさんが、この7月にエスクワイア誌に寄稿した文章から。 エスクワイア誌 (Esquire) は男性向けファッション雑誌だが、米国、というか英語圏では、女性向けファッション雑誌のヴォーグ (Vogue) やコスモポリタン (Cosmopolitan) など…
今回の実例はTwitterから。 今月初めに起きたレバノンのベイルートでの大爆発では、現時点で少なくとも220人が亡くなり、生命にかかわらない程度の怪我を負った人は6000人以上にのぼる。爆発によって建物に被害が生じた範囲はとても広く、爆発地点から10キロ…
このエントリは、2019年8月9日にアップしたものの再掲である。ここで扱っているmythという単語は、日本語でも「神話」と表されるのだが、文字通りの意味とは少し違っていて、知らないと正確に把握できないので要注意である。 ----------------- 今回の実例は…
このエントリは、2019年8月にアップしたものの再掲である。日常的に頻繁に使われるwouldの用法について、改めて確認しておきたい。 ----------------- 今回の実例は、3年前のレファレンダム(住民投票)の直前に、反移民の思想にかぶれた極右主義者(ネオナ…
このエントリは、2019年7月にアップしたものの再掲である。ここに出てくる《ifの省略》は、毎日英語で何かの記事を読むなどしていれば、週に2~3回は遭遇する。書き言葉だけでなく話し言葉でもよく用いられるので、いわゆる「ビジネス英語」をマスターしたい…
このエントリは、2019年6月にアップしたものの再掲である。日本では「教科」として教えられる英語が、実際には「教科」ではなくその人が体験したことやその人が知っていること、その人が認識していることを語る「ことば」であるということがよくわかる記事だ…
今回の実例はTwitterから。 かつて、南アフリカでとられていた人種差別政策(アパルトヘイト政策)に反対し、武装抵抗運動の活動家としてネルソン・マンデラらとともに逮捕され、裁判の後に有罪となった唯一の「白人」であるデニス・ゴールドバーグ氏が、87…
今回の実例も、前回と同じ記事から。 前回はこの記事の中の方から見たが、今回は書き出しの方を見てみよう。この記事、書き出し部分がなかなか文学的で読むのが大変かもしれないが(短い記述に情報量がてんこ盛りになっている)、「わからない」と思ってもそ…
このエントリは、2019年6月にアップしたものの再掲である。米トランプ政権はこのあと「ウクライナ疑惑」に揺れ、大統領弾劾という事態にまでなった(その先には行かなかった)。そして現在の新型コロナウイルス禍……「ロシア疑惑」は遠い昔のことのように思え…
今回の実例は、学術論文から。 元々はいつも通り報道記事についての原稿を予定していたんだけど(急に学校が休みになってしまった高校生が余裕で読めそうな一般向け記事があった)、いろいろあるのを見てしまったので予定を変更しました。今日予定していたの…
今回の実例は、長文多読素材を探している人にはうってつけの記事から。 以前ざっと説明したことがあるのだが、BBCにNewsbeatという青少年向けのコーナーがある。BBC Newsのウェブサイトでは一般のニュースとシームレスになっているが、文章は一般向けのもの…
今回の実例は、少し前の記事になるが、米NFLのスーパーボウルのハーフタイムショーについての論評記事から。 NFLはNational Football Leagueで、アメリカン・フットボールの全国リーグ、「スーパーボウル」はその優勝決定戦で、NFL傘下の2つの団体(カンファ…
日本では語られもしないので知られていない(私自身も長いこと知らなかった)が、1月27日はアウシュヴィッツ収容所がソ連軍によって解放された日(1945年)である。例年、現地では大規模な式典が行われ、世界的には「ホロコースト記念日」となっている。 こ…
今回の実例は、英国の総選挙前の論説記事から。 英国の総選挙については、前回少し書いたので、文脈的なことはそちらをご参照のほど(情報量として全然足りていないが)。 記事はこちら: www.theguardian.com この論説記事を書いたニック・コーエンについて…
今回の実例はTwitterから。 現地時間で2019年12月7日(土)の夜、サウジアラビアでボクシングのWBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級タイトルマッチが行われ、アントニー(アンソニー)・ジョシュアが勝利した。 www.afpbb.com 私は詳しくないのだが、この試合…
今回の実例は、基本的に「キャラ」としてしか発言しないあるコメディー俳優が、素でおこなったスピーチについての報道記事から。 サシャ(サーシャ)・バロン・コーエンという名前は、日本でも少しは知られているかもしれない。ロンドン出身のコメディー俳優…
まず、台風19号で被害をこうむられた方々にお見舞い申し上げます。あまりに巨大な台風で、滞在時間も長く、翌日の台風一過の青空のもとでもまだまだ被害が次々と伝えられていて、自分の近隣には被害はなかったのですが、自然の猛威に震撼としています。「自…
今回の実例は、嘘を嘘と指摘する歴史家のTwitterの連投から。 アレックス・ウェラーステインさん (Alex Wellerstein) は、ニュージャージー州ホーボーケンにあるthe Stevens Institute of Technologyという研究機関に即ずる科学史の研究者で、専門は核兵器の…
今回の実例は、3年前のレファレンダム(住民投票)の直前に、反移民の思想にかぶれた極右主義者(ネオナチ)に殺害された国会議員を記念するイベントに際しての、故人の家族の発言から。 2016年6月、英国のEU残留の可否を問うレファレンダムの投票日まであと…
今回の実例は、北アイルランドの報道記事から。 もう終結してから20年以上になるので知らない人も多いと思われるが、英国(イギリス)、つまり「グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国」の「北アイルランド」では、約30年にわたって武力紛争があっ…
今回の実例は、今から50年前に米ニューヨークで起きた「ストーンウォールの反乱」とそれがその後の世界にもたらした変化について、当事者や識者の回想や分析をまとめた分量のある記事から。 1969年6月にどのようなことがあったのかについては、ウィキペディ…
今回の実例は、米国のロバート・マラー*1特別検察官が退任したときのTwitterでのニュースフィードから。 マラー氏が2016年11月の米大統領選挙におけるロシアからの干渉について調べる特別検察官に任命されたのが2017年5月。その後、調査を進めながら、選挙戦…
※この記事は、2019年1月にこのブログを開設したころにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないので、重要事項の実例として改めて見ておいていただきたく、ここにコピーして再掲しておこう。 ****************…
今日の実例はイギリスの公共放送、BBCのニュースから。トピックは、サウジアラビアで、お仕着せの結婚を拒否したために、家族(年長の男性)から危害を加えられると察知して家族のもとから逃げ出した18歳の女性が、脱出先のタイから地元への強制送還の危機に…