過去分詞
このエントリは、2019年12月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、年末になると各紙に出る「この1年を振り返る」系の記事から。 普段なら振り返るのは「この1年」なのだが、2019年は10年の区切りの最後の年でもあるので、「この1…
今回の実例は、報道記事から。 ウイルスというものには変異が生じる。この1年間、世界を振り回してきた新型コロナウイルスも例外ではなく、2021年になってから世界的に注目を集めているのは、昨年の終わりに英国というかイングランドで確認された変異株と、…
このエントリは、2019年10月にアップしたものの再掲である。ここで見ている報道記事で伝えられているあまりに痛ましい事件については、2020年11月時点で裁判が続いている。法廷で次々と証拠を伴う形で事実が明らかにされていて、当初報道ではよくわからなか…
今回の実例はTwitterから。 日本語では「~た」や「~した」と、《過去》のような形で表すものを英語にするときに、英語では《過去形》を使わないことがある。こういうところでつまづいてしまう人も少なくないのだが(私もかつてはそうだった)、日本語の「…
このエントリは、2019年9月にアップしたものの再掲である。かなり難しい目の文だが、英語の文章には「型」があるので、それを踏まえれば読みやすくなるだろう。書かれている内容は日本語報道もあることなので、「内容を知った上で英語の型というものについて…
このエントリは、2019年9月にアップしたものの再掲である。ニュースでかなり頻繁に使われる《被害》の表現として、このまま暗記しておいてもよいような教科書的な実例である。 ----------------- 今回の実例は、Twitterのジャック・ドーシーCEOのTwitterアカ…
今回の実例は、急逝が伝えられたデイヴィッド・グレーバーの文章から。 グレーバーは人類学の分野の学者だが、それ以上に、人類学をベースにした現代の私たちが生きる社会の分析や、私たちの意思次第で取り得る方向性についての論述で知られる、英語でいう p…
今回の実例は、いくつもの人権団体がまとまった連合体が出した報告に関する報道記事から。 英語圏では*1、人権団体などNGOの報告のようなものについての報道を行うとき、報道機関の記者は、前半ではその報告の内容を端的にまとめ(多くの場合、その報告書か…
今回は前回の続き。当ブログの扱う事項としては変則的な話題だが、日本語圏で得られる情報の不確かさという点について、またそういう場合に英語圏に飛んで何をどう確認すればよいのかという点についての話なので、しばしお付き合い願いたい。 そういう確認も…
今回はちょっと変則的に。 日本語圏では忘れられているかもしれないが、15年前の今日、7月7日、英国の首都ロンドンの公共交通機関がテロ攻撃の標的とされた。北の方からこのためにロンドンにやってきた4人の若者たちが、朝の通勤時間帯、ロンドンの中心部で…
このエントリは、2019年7月にアップしたものの再掲である。2020年もイングランド(を含む英国)は6月に既に30度を上回る日が出ている。この先、これが繰り返されていけば、30度くらいでは話題にもならなくなるかもしれないが。 ----------------- 今回の実例…
このエントリは、2019年7月にアップしたものの再掲である。2020年になって脅威となった新型コロナウイルスの感染拡大対策を口実に、いくつかの国がリベラリズムに逆行することを公然と行っているが(ハンガリーとか)、一方でさらに、公衆衛生という問題を「…
今回の実例は報道記事から。 新型コロナウイルスのワクチンを開発している米モデルナ社が、(実験環境ではなく)実際に人間での治験を行ったところ、有望な結果が得られたと発表したことは、日本のメディアでも大きく報じられている。 米バイオ医薬ベンチャ…
今回の実例は、日本についての報道記事から。 新型コロナウイルスの流行について、日本は実はかなり早い段階では英語圏で連日トップニュースになるような扱いを受けていた。乗客や乗員に多くの欧米人が含まれていたダイヤモンド・プリンセス号のことがあった…
このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。再掲するタイミングで、実際のニュースではかなり予想外のことが起きているが、それはそれとして、「自然な英語」の実例として「こんな日々もあった」的に読んでいただければと思う。 -------------…
今回の実例は、気候変動とロシアについてのAFPの記事から。 AFPはフランスの通信社で、省略せずに書けばAgence France-Presseという。フランスの通信社だが記事はフランス語だけでなく英語など多言語で配信している。日本でもAFP BBという名前で日本語に翻訳…
今回の実例も、前々回と前回と同じ記事から。 オーストラリアの大陸全体に広がった今回の火災は、11月に始まり(起点を9月とする見方もある)、今もまだ燃えている。これまでに燃えた区域を立体的にマッピングしたものが(一部、誤って「NASAが撮影した写真…
このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。自由英作文で使いたいときに使えるようにしておきたい表現がいくつか入っているので、必要に応じてこれにならって自分でも英作文の練習をしてみるなどしてご活用いただきたい。 -------------------…
このエントリは今年4月にアップしたものの再掲である。「意味が取りづらい」とか「訳しづらい」と言われる付帯状況のwithと現在分詞・過去分詞の構文がまとめて検討できる、「1粒で2度美味しい」系の実例だ。付帯状況のwithが得意な人はざっくりとおさらいを…
今回の実例は、年末になると各紙に出る「この1年を振り返る」系の記事から。 普段なら振り返るのは「この1年」なのだが、2019年は10年の区切りの最後の年でもあるので、「この10年を振り返る」という記事も多く出ている。今回見るのはそのような記事のひとつ…
このエントリは、今年4月にアップロードしたものの再掲である。じわじわと笑えるよい話である。 -------------------------------------------- 今回の実例は笑い話。 笑い話だから、何が笑えるのか、前提を共有するところから始めなければならない。 「フラ…
このエントリは、4月にアップしたものの再掲である。再掲のための予約投稿の作業をしている今は10月下旬で、「10月31日のBrexitはない」ということがほぼ確定している(がまだ完全に確定はしていない)段階なのだが、このエントリを見て「あー、そういえばそ…
今回の実例は、先週英国から伝えられたあまりにも痛ましいニュースに関する関連記事から。 そのニュースがあったのは日本時間で10月23日(水)の午後だった。ロンドンから東に行ったところにあるテムズ川河口の港町(エセックス州グレイズ)で、トラックで運…
このエントリは、3月にアップしたものの再掲である。ここでのトピックはテロ攻撃だが、記事のスタイルは事件・事故が発生したことを報じる記事としてオーソドックスなもので、こういった記事を読みなれておくことは、英語で情報収集したい人にとっては必須と…
今回の実例は、The New Yorkerの調査報道記事から。 The New Yorkerは1925年の総合雑誌で、優美なアールデコ調のロゴは創刊からのもの。日本語圏では小説や随筆など文学分野のコンテンツで広く知られているかもしれないが、ファクトチェックが厳しいことで有…
今回の実例は、Twitterのジャック・ドーシーCEOのTwitterアカウントが乗っ取られたというニュースから。 詳しい文法解説は下の方に書いてくが、高校で《have + O + 過去分詞》を習ったときに「何これ、わけわかんない。こんなややこしい構文、化石みたいな日…
今回の実例は、異様な暑さに見舞われているイングランドから、暑さに対応するための注意喚起の文面。 今年の夏、東京は20日以上ずっと曇りや雨で、じめじめじとじとした気温の低い日が続いていたが、ヨーロッパは尋常ではない暑さに見舞われていた。ほぼ1か…
今回の実例は、少し前に見たG20サミットに際してのプーチン大統領の「リベラリズムはもう古い」発言をめぐってたくさん出た論説記事のひとつから。 プーチン発言に対しては「彼が西欧のリベラリズム、政治的伝統の何を知っているというのだ?」といった反応が…
今回の実例は、英国のサセックス公ご夫妻の第一子誕生のニュース記事から。 「サセックス公(公爵)」はハリー王子のことで、「サセックス公(公爵)婦人」はメーガン妃のこと。ちなみに日本語の報道では「メーガン妃」と表すことになっているらしいが、英語…
今回の実例は、新天皇即位についての報道記事から。 今回の譲位については説明は不要だと思うが、英語圏でもそこそこビッグニュースとして関心を集めており、4月になってからは何度か解説記事を見かけたし、4月30日から5月1日にかけては、私が見た範囲、つま…