Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

関係代名詞

ニューヨーク・タイムズの特徴, 付帯状況のwith, 分詞構文, 挿入, など(ロシアとの関係について、シュレーダー元ドイツ首相の語ること)

今回の実例は、インタビューを中心に構成された解説・分析系の記事から。 ドイツの首相*1といえばアンゲラ・メルケル氏、という時代が長く続いた。実に、2005年11月から2021年12月までだから、16年以上だった。だから、「メルケルさんの前のドイツの首相は?…

be at it again, 関係代名詞のwhat, 接続詞句 every time, as soon as, など(「占領」を説明せず、対等な関係にはない間柄のことを「衝突」と呼ぶことの不誠実さ)

今回は、前回の続きで…… と、今回はここまで。 タブばかり大量に開いてあって、ブログが1字も書けない。「今回の実例は、前回の続きで」の先が、1文字も書けない。 — nofrills/文法を大切にして翻訳した共訳書『アメリカ侵略全史』作品社など (@nofrills) 20…

イレギュラーな関係代名詞, 強調の助動詞, no ~ but ..., on -ing, など(ボリス・ジョンソンが国会で嘘をついていたことが事実として確定)

今回は、前回の続きの予定だったのだが、イスイス団の思想にかぶれたテロリストの話よりもより緊急性の高いことが起きたので、予定を変更する。ボリス・ジョンソンが国会で嘘をついていたことが事実として確定した。 英国の政治になど特に関心がなくて、何が…

挿入, 等位接続詞による構造, 関係代名詞, など(案内文を読み、必要な情報を確認し、オンライン講演に申し込む)

今回の実例は、実用文書から。 といっても簡単な、ウェビナーの案内と登録である。 センター試験の後釜になった共通テストでも、このタイプの「実用文書」は出題されているが、あれは、「本物の実用文書」「生きた英語」と扱うのはかなり困難で、ああいう、…

【再掲】ツッコミどころ満載の記者会見をツッコミながら実況する記者, 「待望の~登場」の定型表現, 接触節, not ~ any ...での全否定(連載:「フォー・シーズンズ」事件、その5)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回も前回からの続き。今週はずっとこのトピックを扱ってきたが、今回で終わりにする。 英語圏で「現場」があることの多くについて、このような形での「現場の記者からの実況…

「これしかない」という意味の定冠詞のthe, 省略, 関係代名詞のthan, 動詞化したYouTubeなど(「北アイルランドといえばこの曲」というスレッド)

今回の実例は、Twitterから。 1969年8月15日から物語が始まる映画『ベルファスト』では、この町の出身でこの町のことを歌い、当時から活躍していたヴァン・モリソンの楽曲が全体を通じて印象的な使われ方をしていたが、北アイルランドは多くの音楽家を輩出し…

【再掲】前置詞のgiven, 関係代名詞what, 「どうしても~しなければならない」のhave to do ~(トランプ政権のひどさについて「匿名」で告発していた人が名乗り出た)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、報道記事から。 2018年9月、米トランプ政権の実情を知る何者かが、匿名で、「現場では、静かな抵抗が起きている」とする記事を、ニューヨーク・タイムズに寄稿し…

【再掲】beingの省略された分詞構文, 長い文, 省略, 関係代名詞の非制限用法, 準否定語など(ナスカの地上絵)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回も前々回と前回の続きで、新たに発見されたナスカの地上絵についての英語の報道記事を読んでみよう。 前回 は、下記記事の書き出しのパラグラフをじっくりと読んでみた。全…

【再掲】挿入, 連鎖関係代名詞, 分詞の後置修飾, 英語の文章は最初のパラグラフが読みづらい(ナスカの地上絵)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は前回の続きで、新たに発見されたナスカの地上絵についての英語の報道記事を読んでみよう。 前回は、「ナスカの地上絵」についての英語のニュース記事を探すための下準備…

パレスチナ人に対し、イスラエル側からどのような言葉が投げつけられているか - 3 (those who ~, 接続詞のwhile, force ... to do ~, など)

今回は、前々回および前回の続きで、前回のエントリで途中まで見た昨年6月のエルサレムにおける「旗行進 flag march」の記録映像を見て、モハメド・エル・クルドさんのスレッドを先へ読んでいこう。 前置きなしで、以下、いきなり本題に入る。前回の繰り返し…

【再掲】前置詞+動名詞, 動名詞の意味上の主語, to不定詞の否定形, など(「反マスク」デモの続くアイルランドと、現場の医師)

このエントリは、2020年9月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、医療の最前線の声を伝える報道記事から。 アイルランド共和国の新型コロナウイルス感染拡大が、かなり心配な感じになってきている。一時はうまく抑制できている感…

【再掲】remember+動名詞, 等位接続詞but, 代名詞one, 関係代名詞, 感覚(知覚)動詞+O+現在分詞, など(大坂なおみさんがマスクに込めた思い)

このエントリは、2020年9月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、Twitterから。 テニスの全米オープンがいよいよ佳境である。10日(米東海岸時間)に行われた女子シングルス準決勝では、大坂なおみ選手とヴィクトリア・アザレン…

"a number of ~" は「多数の~」という意味とは限らない, every-が先行詞のときの関係代名詞, など(イングランド、オミクロン株感染拡大とプレミアリーグ)

今回の実例は、報道記事から。 南アフリカで解析されて報告された新型コロナウイルスの新たな変異株が「懸念される変異株 variation of concern」と位置付けられ、「オミクロン株」と名付けられて以降、同株の感染が世界的に拡大している。オミクロン株が最…

【再掲】関係代名詞, 関係代名詞の省略, 関係代名詞の二重限定, 引用符の使い方, ボキャビル(ジョコヴィッチのCOVID-19感染)

このエントリは、2020年6月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 テニスで現在世界ナンバーワンの座にあるノヴァク・ジョコヴィッチ選手が、新型コロナウイルスに感染した。世界的にテニスの大きな試合が一時停止を…

【再掲】倒置, 所有格の関係代名詞, 分詞構文, not ... until ~, など(ベルギーにおける像の撤去)

このエントリは、2020年6月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、#BlackLivesMatterのうねりがとてもはやく波及していち早く銅像の撤去が始まった、ベルギーのレオポルド2世についての解説記事から。 レオポルド2世の在位は1865…

分詞の形容詞的用法(前置修飾), accuse ~ of -ing, denounce A of B など(イスラエルが、パレスチナNGO6団体を非合法化)

今回の実例は、報道記事から。 先週、中国政府の国家安全維持法により、事実上活動不可能になるアムネスティ・インターナショナルが、香港のオフィスを閉鎖するということについての文章を2度にわたって取り上げたが(その1、およびその2)、同じころ、この…

分詞構文, 関係代名詞, 「皇籍離脱」の英語での表現, など(眞子さんのご結婚)

今回の実例は、Twitterから。 「実例」というより、日本のことが英語でどう伝えられているのか、という例だ。少し視野を広く持って考えれば「日本のことを英語で表す」ためのヒントともなるだろう。 日本の「プリンセス」(そう、日本語の「内親王」は英語で…

【再掲】過去分詞の分詞構文, 英語版ウィキペディアの見方, to不定詞の受動態, ボキャビル, など(ブリストルの奴隷商人にして「偉人」)

このエントリは、2020年6月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今日は実例はお休みにして、英語版のウィキペディアを読んでみよう。題材は前回の続きで、6月7日にイングランド南西部の都市ブリストルで引き倒された、300年前に没した奴隷商人…

【再掲】関係代名詞、so that S can ~(ブリストルと奴隷貿易商人)

このエントリは、2020年6月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 今年5月25日、米ミネアポリスで1人の黒人男性が、1人の白人警官に首を膝で踏みつけられて殺された。警官は複数いたが、誰も首の踏みつけを止めなかっ…

【再掲】force ... to do ~, 無生物主語, 同格のthat, やや長い文, 関係代名詞の主格とbe動詞の省略, so ~ that ...構文, as though + 仮定法, 分詞構文, など(数字の向こう側を見せるNYTの取り組み)

このエントリは、2020年5月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回も前回の続きで、先週末、ニューヨーク・タイムズ(NYT)がCOVID-19での死者が10万人に迫らんとする中で示した「数字」ではない、人間たちとしてのひとりひとりの死者につい…

【再掲】数字の読み方, die from ~, almost all of ~, 「~につき」を表す不定冠詞のa, など(数字の向こう側を見せるNYTの取り組み)

このエントリは、2020年5月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は、前回の続きで、「大量死」を伝える米ニューヨーク・タイムズ (NYT) の取り組みから。 前回は、「大量死」をただの数字で終わらせまいとするその取り組みについての紹介…

連鎖関係代名詞(マッチデイ・プログラムの冨安健洋選手インタビュー)

今回の実例は、スポーツ関連のメディアのインタビューから。 今回の「スポーツ関連のメディア」というのは、報道機関ではなく、イングランドのサッカークラブが試合の日に販売しているプログラム(英語で "matchday programme" という)である。試合会場か、…

【再掲】that節の繰り返し, thatの判別, 引用符の使い方, have + O + 過去分詞 (EasyJetにサイバー攻撃、顧客情報流出)

このエントリは、2020年5月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、報道機関のTwitterフィードから。 イングランドに拠点を置く格安航空会社 (LCC) に、EasyJetという会社がある。1990年代後半に始まった「機内食サービスなどをカ…

【再掲】他動詞のrun, やや長い文, stop ~ from -ing, the + 比較級 ~, the + 比較級 …, however, as with ~, whetherの節, など(新型コロナウイルスのワクチン開発)

このエントリは、2020年5月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は報道記事から。 新型コロナウイルスのワクチンを開発している米モデルナ社が、(実験環境ではなく)実際に人間での治験を行ったところ、有望な結果が得られたと発表…

【再掲】やや長い文, 前置詞+関係代名詞, to不定詞の副詞的用法(新型コロナウイルスと科学の現場)

このエントリは、2020年5月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、前回と同じ、ノーベル賞を受賞した科学者が書いた論説記事から。 前回は記事書き出しで、「(ロックダウンという厳しい行動制限から)普通の生活に戻るうえでは多…

if節のない仮定法, 仮定法過去完了, など(亡くなったパット・ヒュームさんを悼む言葉)

今回は、前回の続きで、逝去したパット・ヒュームさん(北アイルランド和平で最も大きな役割を果たし、ノーベル平和賞を受賞した故ジョン・ヒューム元SDLP党首の配偶者)に捧げられた言葉から。コンテクストなどは前回のエントリをご参照いただきたい。 hoar…

without -ing, 関係代名詞, など(訃報: 北アイルランド和平の筋道をつけた政治家の妻、パット・ヒュームさん)

今回の実例は、ある訃報を受けたステートメントやツイートから。 1年と1カ月ほど前、2020年8月に、1990年代の北アイルランド和平を実現させた最大の功労者のひとり、ジョン・ヒューム元SDLP党首が亡くなった。生涯の最後の何年かは、認知症とともに生きてい…

【再掲】関係代名詞の非制限用法, prepare for ~, despite ~,《同格》のthatの省略(日本の「医療崩壊」の危機)

このエントリは、2020年4月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は前回のと同じ記事から。 前回は報道記事そのものの一部を見たが、今回はその記事に書き添えられたエディターの「分析」(Analysis)から見ていこう。「分析」は、日…

【再掲】関係代名詞の二重限定, やや長い文, It is ~ that ...の強調構文, thatの判別(英、ボリス・ジョンソン首相退院)

このエントリは、2020年4月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は英国のボリス・ジョンソン首相の発言から。 先日みた通り、ジョンソン首相は新型コロナウイルス感染でしばらく入院していた。一時は集中治療室に入れられるほど病状…

【再掲】同等比較, 関係代名詞, 接続詞のas, やや長い文(「モデル」はなぜ正確に予測できないのか)

このエントリは、2020年4月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例も、前回と同じ記事から。 "Garbage in, garbage out" という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれない。Garbageはアメリカ英語で「ゴミ一般」のこと(イギリス英…

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