Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

関係代名詞の非制限用法、分詞構文

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※この記事は、2019年1月にこのブログを開設したころにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないので、重要事項の実例として改めて見ておいていただきたく、ここにコピーして再掲しておこう。

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今日のキャプチャはサッカー選手の移籍のニュース。イングランドのプレミア・リーグの名門アーセナルに所属するアーロン・ラムジーウェールズ代表でもある)が、イタリアのセリエAユヴェントスに移籍するというニュースの一節である。

www.theguardian.com

  

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2019年1月10日、the Guardian

人名がやたらとたくさん出てくるのでかさばっているが、構造はわりとシンプルだ。ポイントは2つ。《関係代名詞の非制限用法》と《分詞構文》である。

 

まず、《関係代名詞の非制限用法》は: 

The Juventus manager, Max Allegri, and the director Fabio Paratici are huge admirers of Ramsey, who is likely to be given a place in the Juventus starting XI, ...

 Ramseyという固有名詞を先行詞とし、コンマを置いて、関係代名詞のwhoが用いられている。典型的な非制限用法だ。

非制限用法は、(先行詞を限定的に修飾するというより)先行詞に補足的に情報を付け加える。関係代名詞は、制限用法(先行詞を限定的に修飾する用法)の場合は、基本的に固有名詞を先行詞にすることはない。固有名詞を先行詞とするときは、非制限用法になる。

それはなぜか。少し検討してみよう。制限用法、例えば the boy who is playing with a soccer ball over there は、「(男の子ならあのへんに他にもいるが)サッカーボールで遊んでいる男の子」と、複数の中で1人を特定する表現である。関係代名詞の節によって、1人を特定しているのだ。

一方、固有名詞の場合は名前自体で最初から「特定の1人」は表されているので、制限用法でさらに特定するのはちょっと奇異だ。そのため、Aaron, who is playing with a soccor ball over thereというように、非制限用法を用いる。訳すと「アーロンは、あそこでサッカーボールで遊んでいる男の子(だが、……)」ということになる。

ここでは、"Ramsey, who is likely to be given a place in the Juventus starting XI" は「ラムジーは、ユヴェントスのスターティング・イレヴンに居場所を与えられることになりそうだ」ということ。先発出場機会が与えられるだろうという見込みが立っているわけだ。

 

続いて、その後の部分に《分詞構文》が入っている。

most likely playing with Miralem Pjanic and Blaise Matuidi in a three-man midfield.

これは、直前の関係代名詞の節につながっていて、「(ラムジーは、ユヴェントスのスターティング・イレヴンに居場所を与えられ、)ミラレム・ピャニッチブレーズ・マテュイディとともに3人で中盤を構成することになりそうだ」。

playingの前にあるmost likelyは副詞句で、「~の可能性が高いのだが」といった意味を表している。

なお、分詞構文はキャプチャ画像の最後のところ(..., scoring ...)でも用いられている。ラムジーの得点数に興味がある人は、下記のリンクから記事そのものを見てもらいたい。

 

■記事そのもの(これが英語圏でのサッカー報道の文章): 

https://www.theguardian.com/football/2019/jan/09/aaron-ramsey-arsenal-juventus-five-year-deal-36m

人名が多いのでややこしく見えるが、サッカーに興味がある人なら難しい記事ではないと思うので、気が向いたら全文に目を通してもらいたい。文章自体はセンター試験レベル。単語はやや難しいから辞書は必須だが、単語がわからないことは気にする必要はない。知らなかった単語は覚えてしまえばよい。

 

英文法解説

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