Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

duckは「カモ」なの、「アヒル」なの問題について。

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今回の実例は、Twitterから。またもや「実例」というより「小ネタ」です。

英語で一般的にduckと呼ばれる鳥は、日本語では、大別して「カモ」と「アヒル」と呼び分けられる*1。さらに言えば、日本語では「カモ」も「マガモ」「カルガモ」などと、わりと細かく呼び分けられるのだが、英語では全部 "duck" だ。だから、下記のようなことが起きる。

実際、英語版ウィキペディアを参照すると、次のようにある(太字強調は引用者による)。

Duck is the common name for numerous species of waterfowl in the family Anatidae. Ducks are generally smaller and shorter-necked than swans and geese, which are also members of the same family. Divided among several subfamilies, they are a form taxon; they do not represent a monophyletic group (the group of all descendants of a single common ancestral species), since swans and geese are not considered ducks.

en.wikipedia.org

つまり、「duckは、いくつかの種の鳥を指す総称である」ということで、他の例で言えば、イエネコもトラもヒョウもライオンも全部ひっくるめて "cat" と呼んでいる(実際、英語では大型のネコ科の動物は "big cat" という)ようなものだろう。

日本語では、このduckにぴったりくる語が(少なくとも一般的な語彙としては)なく、それゆえ、英語から日本語にするときに、写真や絵などの手がかりがないときは、非常に困ることになる。すなわち「duckは『カモ』なの、『アヒル』なの」問題である。

ここで「野鳥」が使えればよいのだが、アヒルは野鳥ではないのでそれもできない。それでも、文脈によって「水鳥」や「平凡な水鳥」「水辺でよく見かける鳥」のように処理することもできるのだが、それにしても、duckが平凡な語であるだけにぴたっと対応する語が日本語にないというのは、「不便」と実感されるような性質のことだ。当の鳥たちにとってはどうでもいいだろうし、もっと言えば英語話者にもどうでもいいところだろうが……。

他方、日本語から英語にするときに、「カモ」も「アヒル」も同じ語でいいというのは、何かちょっと違和感があるというか、「はいそうですか、じゃあそうします」というふうにはしがたい何かがあるのだが、実際にそうしちゃってかまわない――というのが今回の実例である。

 

今回、短いし中身も薄いけど以上。ファイザーのワクチンの2回目を接種して2週間になるのですが、接種後1週間を過ぎたころから出てきた激しい筋肉痛が、どうやらやっと収まりつつあるもののまだ続いていて、打った側(左)の肩甲骨から肩・首、腕にかけて、筋肉が「動かさないで」と悲鳴を上げているのが聞こえるし、長雨が始まってしまったので打ってない側(右)は古傷(骨折のあと)が痛みだして、上半身が全部痛くて何も考えられない状況ゆえ、もろもろ滞っていてすみません。筋肉痛で痛み止め飲んでます(人生初)。たとえて言えば、Studio Coastのライヴ行って、前から3列目で前座の最初から公演終了まで過ごしたあとの筋肉痛が、腰から下には全然出ずに、肩甲骨から首、肩、腕に集中して出ているという感じでわかっていただけるかと……。これが1週間続いています。ワクチン副反応で。

 

※2300字

 

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https://twitter.com/nofrills/status/1431828116779929605



 

 

*1:ついでに言えば「オシドリ」もduckである。