英文法どころではない精神状態だが(英文を見ても英文法が見えない)、今回の実例はTwitterから。
世界各国、というかヨーロッパ各国の主要報道機関が、多くの主力ジャーナリストを今、ウクライナに送っている。例えばBBCは、何十年にもわたるキャリアを持つ戦争・紛争報道のベテランが何人もウクライナの諸都市に入っている。
【あとでキャプチャ画像】
英Sky Newsも同様で、多くのジャーナリストがここしばらくウクライナから、何が起きているのかを伝えてきた。マーク・オースティンさんもその一人である。
オースティンさんは、2日、それまで取材拠点としていたキーウ(キエフ)を後にすることを告知した。
We moved out of Kyiv today so we can continue broadcasting at a more secure location in Ukraine .Never easy decisions. So many reasons to stay, one good one to leave . #Kiyv
— Mark Austin (@markaustintv) 2022年3月2日
【あとで解説】
そのときにどんなことがあったのか、たぶん本当にいろいろなことがあったに違いないが、オースティンさんは次のようにそのひとつを報告している。
A small story …A member of the Kyiv hotel staff, Oleksandra,asked me quietly why we were leaving the city. “Will they come”? “Maybe”,I said and wished I hadn’t. “But we’ll be back”. “God bless you all for coming”,she smiled.I had no words. No words at all.
— Mark Austin (@markaustintv) 2022年3月3日
映画『ホテル・ルワンダ』のはじめのほうで、情勢が悪化していって、ホテルを拠点としている欧米のジャーナリストたちが撤退するシーンがある。そのジャーナリストの1人(演じているのはホアキン・フェニックス)が、ホテルの副支配人で映画の主人公であるポール・ルセサバギナに対して、「諦念」としか言いようのないものを語る場面がある。
【あとで入れる】
オースティンさんのツイートを見て、それを思い出した。