Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

used to do ~など(画家のことば)

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今回も、Twitterで簡単にメモっていたものから。

ロンドンのテイト・ギャラリー(テイト・ブリテンとテイト・モダン)のアカウントが、Paula Regoの作品に添えた文面で、画家の言葉が引かれている部分から: 

My mother used to say a change is always good, even if it's for the worse

ちょっと不思議な文なのだが、発言者の意識が現在にあるのだろう、2つある従属節(1つはsayの目的語となっている名詞節のthat節でthatは省略、もう1つはeven if ~の副詞節)は現在時制を使っているが、主節の動詞は "used to do ~" を使って《過去》のことを表している。日本語にしちゃうとこの不思議さは伝わらないのだが、「母はかつて言っていたものだ、変化というものは常によいものである、たとえそれがより悪い方向に向かうものであっても、と」と直訳される。

"a change", "the worse" の《冠詞》も見どころなのだが、それについて書いている余裕がないので、またいずれ。

 

※785字

 

 

Paula Rego: The Forgotten

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