Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

いわゆる「ずっこけ分詞構文」の実例(ロード・ノーマン・テビット死去)

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江川泰一郎『英文法解説』のp.347にいう「ずっこけ分詞(構文)」(分詞の意味上の主語と文の主語が一致していない形の分詞構文。より堅苦しくは「懸垂分詞」)の実例を、ノーマン・テビットの訃報で見かけたのでメモ。

 

Born to working-class parents, his wife permanently was paralysed when an IRA bomb went off at Grand Hotel in Brighton on Oct 1984 at 2.54am.

Born to working-class parentsしたと筆者が言いたいのはheでありhis wifeではないので(実際にはhis wifeもborn to working-class parentsしていたかもしれないが、筆者はそれを語りたいわけではない)、この文はコンマの前の分詞句の意味上の主語 (he) と、文の主語 (his wife) が一致しておらず、すなわち所謂「ずっこけ分詞構文」である。

しかしこの記述、"on Oct 1984 at 2.54am" って、時刻より日付を書きたかったのではないかと思うが……12 October 1984ですね。

 

ブライトン爆弾事件は、爆弾犯が本を書いてるんだけど、これが成立過程も含めてよくある「自己正当化の言い訳本」ではないのはすごいと思う。

 

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