Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

not ~ any, help + O + 動詞の原形, など(ガザから、学問継続のためのペンと紙を買う代金の支援要請)

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ガザの大学生マフムードさん(アズハル大学、医用生体工学専攻)から、学問を続けるための支援要請が来ています。

 

これ、対面でお話する方にお伝えするとほぼ例外なくびっくりされるんですが、この状況下で、ガザでは高校も大学もリモートで授業・講義・試験が続いています。学生はテント暮らしをしながら課題と向かい合い、教員は授業プランを考えたり試験問題を作問したり採点したり、学生からの「昨日、隣のテントが爆撃されて急遽避難しました。課題提出日を遅らさしてください!」といった請願に応じています。コロナ禍でリモート教育のシステムが整っていたのが不幸中の幸いで、それがなかったらいったいどれだけの人が教育をあきらめていたか。

 

マフムードさんも、北部ベイトハヌーンから南部ハンユニスに避難してしばらくしたころ、一度、学問の継続をあきらめたことがあります。一家の長男坊として生活を支え、食料や水、燃料を確保しながら、スマホやPCの充電のため共同充電所にでかけ、ネットのつながるところまで行って課題をDLしてくるだけでももういっぱいいっぱいで、その上学費もかかる。学問の中断は思いとどまったものの(彼は真剣に、技術者になりたいとがんばっています)、今度は、3日にハンユニスの避難先の学校が爆撃されてお身内を亡くし、埋葬が済んだらその足で殲滅作戦がおこなわれているハンユニスを脱出して、破壊の程度がそれほどでもない中部デイル・アル=バラハに行き、数日路上生活したあとでようやく身を寄せることができる家を見つけ、高額な家賃も何とかしたばかり。そのなかで、ノートやペンがどこかにいってしまったのかもしれないし、あるいは単に持っていたものを使い果たしたのかもしれない。

 

いずれにせよ、逆境なんていうものではない逆境で、学ぶことをあきらめていないひとりの学生さんのため、金銭的ご支援が可能な方にはご検討いただければと思います。何とぞよろしくお願いします。

chuffed.org

※本稿はnoteにもクロスポストしますが、当ブログらしく英文法解説しておくと、 "I don’t have any notebook or pen" は《not ~ any》の構造で、noの意味、全否定です。「まったく~ない」。 "Please help me buy the necessary paper and pens." は《help + O + 動詞の原形》の構造。

 

noteへのクロスポスト完了

note.com

UPDATE

期末試験受験中のマフムードさんから。まず初日の受験完了報告。添付画像で「提出済み、採点待ち」であることが確認できます。

 

試験2日目。「大変な状況下でろくにものもないけれど、全力を尽くして学業をやり遂げます」という決意の弁。学費もクラファンで集めているとはいえ、細かく報告してくれて、本当に律儀な若者だと思う。

しかも勉強してるだけでなく買い出しにも出てるし(まだ価格が高すぎて買い物はできないなあという段階): 

弟さんが買い物をしてきたんですね(彼は彼のクラファンをやっている): 

幼い弟さんと妹さんがスープか何かの鍋を見ている間、そばについているお兄ちゃん。この肩の細さ。痛々しい。

 

UPDATE: ブクマ家のみなさん、ありがとうございます

当エントリがはてなブックマークのトップページに出てるのを発見して、スクショしてマフムードさんに送ったら、すごい喜んでくれました。ブクマカのみなさん、ありがとうございます。

 

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