Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

独立分詞構文、過去分詞の分詞構文(ペトル・チェフ、現役最後の試合)【再掲】

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このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。分詞構文は大学入試でも実用英語でも重要な項目、見かけたらよく確認するようにしておきたい。

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今回の実例は、UEFAヨーロッパ・リーグ(旧UEFAカップ)決勝進出を決めたアーセナルの正ゴールキーパーで、今シーズンをもって現役を引退することが決まっているペトル・チェフについての記述から。

チェフはかつて10年以上にわたてチェルシーの正ゴールキーパーだったが、2015年にロンドンを横断してアーセナルに移籍。チェルシー時代に試合中に頭を強打したことが原因で、その後はずっとヘッドギアを着用してプレイしている。趣味はドラムの演奏で、スポーツではサッカー以外にアイスホッケーもやるという人で、今回見る文章に引用されている本人発言でもそのことへの言及がある。

ヨーロッパ・リーグ決勝での対戦相手は、フランクフルトをPK戦の末に制したチェルシーで、チェフにとっては長年在籍した古巣との国際舞台での決勝が、現役生活最後の試合となる。ただでさえ「ロンドンの2チームが、えらい遠いところで行われる決勝で対戦」ということでもろもろ熱くなっているところに、彼の場合はなおさら劇的なおぜん立てが整っている、という感じだ。

記事はこちら: 

www.theguardian.com

 

f:id:nofrills:20190511121240j:plain

2019年5月10日、the Guardian

キャプチャ画像内、2番目のパラグラフの冒頭: 

Cech now has the chance to finish his 22-year career with another major trophy, the end delayed for another three weeks.

太字にした部分は、《独立分詞構文》で、《過去分詞》が用いられている。

 

《独立分詞構文》は、主節の主語と従属節の主語が異なる場合にその従属節を分詞構文化したもので、元の主語がそのまま残される。

  The match being underway, I can't interrrupt my husband.

  = Because the match is underway, I can't interrupt my husbund. 

  (試合が始まっているので、夫の邪魔はできない)

 

この形で、《過去分詞の分詞構文》(受動態のbeingが省略された形)が用いられることが、日常的な表現でよくある。

  All things (being) considered, I think we should refrain from further investment. 

  (すべてのことが考慮された場合、さらなる投資は避けるべきだろう)

 

今回の実例の文の、 "the end delayed for another three weeks" は、今期限りで現役引退するチェフにとって「終わりは、さらに3週間、延期され」ている、ということである。

ヨーロッパ・リーグの決勝は、5月12日の最終節をもってプレミアリーグのシーズンが終わったあと、5月29日に、アゼルバイジャンの首都バクーにあるオリンピック・スタジアムで行われる。いかにもな巨大なスタジアムだが、アーセナルチェルシー両チームのサポーターへのチケットの割り当てはそれぞれわずか6000枚で、いろいろもにょってしまうが、よい試合になることは間違いない。

 

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