Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

現在完了進行形、分詞構文、分詞の後置修飾、挿入、《譲歩》のhowever(スリランカ、武装勢力リーダーの親族を警察が急襲)

今回の実例は、4月21日のイースターサンデーにスリランカで発生した爆破テロに関する続報から。 あの卑劣極まりないテロから1週間が経過し、実行者や実行グループの背景なども明らかになってどんどん報道されてきているが、同時にスリランカ政府による捜査も…

倒置、長い文、関係代名詞、分詞構文(スペイン、極右政党が支持される理由)

今回の実例は、4月28日(日)に投票が行われているスペインの総選挙について、英オブザーヴァー紙(ガーディアンの日曜)が取材・掲載した、投票直前の現地からの記事より。 スペインは1975年に独裁者フランコが死んで民主主義を回復したあと、中道右派と中…

仮定法過去完了、分詞構文(再掲)

※この記事は、2019年1月にこのブログを開設したころにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないので、重要事項の実例として改めて見ておいていただきたく、ここにコピーして再掲しておこう。 ****************…

付帯状況のwithと現在分詞、過去分詞(ウクライナ大統領選)

今回の実例は、ウクライナ大統領選挙の結果についての報道記事から。 ウクライナでは2013年冬から、政治腐敗に抗議しEUとのつながりの強化を求める民衆の運動が続き、2014年2月には当時の親ロシア派の大統領が国外(ロシア)に逃亡するという政変が起き、そ…

等位接続詞and, 現在完了, 《期間》を表す前置詞over, 現在分詞と動名詞, 助動詞+進行形, 関係代名詞what, 劣勢比較, 前置詞+動名詞(ポップスターの胸の内)

昨日の続きで、ファンに向けたポップスターのSNS投稿を最後まで読んでみよう。 この投稿、全体的に《時制》に注目しながら読むと、よい勉強になる。特に《現在完了》の使い方についてはよいお手本になるだろう。自分で何か文章を書くときに、現在完了を使う…

feel like ~, 現在完了進行形, 数字の書き方, 辞書に語義が載っていない表現, can't help but do ~, 強調構文, instead of -ing など(ポップスターのパーソナルな胸の内の吐露)

今回の実例は、ポップスターのSNSでの投稿から。 活動を停止している英国のボーイバンドOne Direction (1D) の一員であるルイ・トムリンソンは、現在は1Dの他のメンバーたちと同様にソロ歌手として曲をリリースしたり、自身の芸能界入りのきっかけとなったオ…

接続副詞however, neither A nor B, admit -ing, 関係代名詞, 分詞構文(スリランカの武装集団)

今回の実例は、2019年4月21日のイースター・サンデーの日にスリランカで起きた、あまりに残虐で非道な連続爆弾テロを実行したと考えられる集団についての解説記事から。 今回の連続テロは、イースターの日曜日(受難したキリストが復活した日)というキリス…

やや長い文、to不定詞の形容詞的用法、関係代名詞と前置詞、let + O + 動詞の原形(アースデイ)

今回の実例はTwitterから。 4月22日は「アースデイ (Earth Day)」で、Twitterでもハッシュタグの #EarthDay がTrendsのトップに入っていた(UKで見た場合)。 ハッシュタグで投稿されていたツイートの内容は、大半が「地球を大切にしよう」という趣旨の呼び…

「used to do ~」の熟語か、「used + to不定詞の副詞的用法」か(ベトナム戦争の負の遺産の後始末)

今回の実例は、米軍がベトナム戦争のときにベトナムの国土の上に使用した枯葉剤(エージェント・オレンジ)に汚染された空港の後始末が、戦争が終わってから40年以上も経ってからようやく始まるという報道記事から。 記事はこちら: www.bbc.com

ask + 〈人〉 + to do ~, as + 形容詞 + (不定冠詞 +) 名詞 + as possible, let + O + 動詞の原形(使役)(再掲)

※この記事は、2019年1月にこのブログを開設したころにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないので、重要事項の実例として改めて見ておいていただきたく、ここにコピーして再掲しておこう。 ****************…

It was not until ~ that S+V, 知覚動詞+O+過去分詞(「フランスはベーコンなり」という謎の名言)

今回の実例は笑い話。 笑い話だから、何が笑えるのか、前提を共有するところから始めなければならない。 「フランシス・ベーコン」という人名は、高校の世界史で習っていると思う。16~17世紀のイギリス(イングランド)の哲学者で、イギリスの「経験論」、…

関係代名詞whatを使ったこなれた表現(タイガー・ウッズの見事な復活劇)

今回の実例は、今年のゴルフの「マスターズ」で、タイガー・ウッズ選手が優勝を飾り、見事な復活劇と報じられている記事より。 タイガー・ウッズは黒人の父とタイ人の母を持ち、1990年代、「主に白人のスポーツ」だったゴルフに新風を吹き込んだ。日本でもコ…

call + O + C, each + 単数形(世界で最も危険な鳥)

今回の実例は、範囲としては「中学英語」になる。簡単な項目だが、こういった基本の確認はないがしろにせずにやっていきたい。 記事はこちら。掲載はガーディアンだが、中身はAP (Associated Press) の配信記事である(ガーディアンの記者が取材して書いてい…

過去完了の受動態、so ~ that ... 構文(パリ、ノートルダム大聖堂の火災で崩落した尖塔と屋根について)

今回の実例も、昨日のと同じ、パリのノートルダム大聖堂の火災を報じる記事から。 www.theguardian.com ガーディアンはこの火災を、live-blogの形式で、情報が入ってくる都度伝えていたのだが、昨日と今日参照する報道記事は、その都度報道を踏まえて紙面に…

consider + O + to do ~, 完了不定詞, to不定詞の受動態, 接続詞のas, stop ~ from -ing(パリ、ノートルダム大聖堂の火災)

今回の実例は、日本時間で今日未明に「速報」で飛び込んできたフランス、パリのノートルダム大聖堂*1の火災のニュースから。 この大聖堂は中世に起源をもつ建物で、燃えている最中は「800年の歴史が失われる」という悲鳴がTwitter上の英語圏を覆っていた。だ…

現在完了の受動態, force ... to do ~, to不定詞の受動態(アジアのステレオタイプ)

今回の実例は、広告と人種(民族)偏見についてのニュース記事から。 最近、日本のネットでドイツの企業の、悪趣味で、なおかつめちゃくちゃな理屈で正当化された広告が「これはひどい」と物議をかもしていたが、同じころ、グローバルに展開するファストフー…

so ~ that ... 構文、if節(名詞節)、語彙(再掲)

※この記事は、2019年1月にこのブログを開設したころにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないので、重要事項の実例として改めて見ておいていただきたく、ここにコピーして再掲しておこう。 ****************…

やや長い文, 接続詞のas, 挿入, stop ~ from -ing (リビア情勢)

今回の実例は、Twitterから。元から情勢が安定していたとは言えないリビアで、4月上旬に武装組織を率いる将軍が首都に向かって進軍し、急激に緊迫度が増したときのニュース系のフィード。 日本語でもしっかり報道されているので、何が起きているか把握するに…

挿入, 比較級 + than ever, whyの節, 前置詞+動名詞, 関係代名詞の非制限用法(テリーザ・メイと保守党)

今回も実例は、Brexitをめぐるロイターの報道記事から、少々長たらしい文だが、まずは構造を正確につかむことが必要だ。 uk.reuters.com

to不定詞の副詞的用法, 関係代名詞のwhat, try to do ~, those who ~(北アイルランド和平合意から21年)

今回の実例は、Twitterから。 21年前の昨日、1998年4月10日(現地時間)に、北アイルランド紛争を終結させ、北アイルランドについて英国とアイルランド共和国の双方が主体的に関わっていくという枠組みを作った和平合意が、長い長い交渉の末、両国政府と北ア…

the + 比較級 ~, the + 比較級 …と劣勢比較の合わせ技、「時間がかかる」の表現、to不定詞の形容詞的用法(いつまで続く、Brexit騒動)

今回の実例は、そろそろ「300年が経過してもまだやってるんじゃないか」と思われるようになってきたBrexitについてのニュースから、文法項目はつい2日前に見たのと同じ比較級の構文と、さらにその数日前に見た劣勢比較の合わせ技。 この合わせ技を使いこなせ…

be followed by ~, 接続詞のas, begin -ing, try to do ~(ルワンダのジェノサイド発生から25年)

今回の実例は、ルワンダのジェノサイドの始まりから25年(四半世紀)の節目に行われた式典についての報道記事から、25年前に何が起きたのかを解説する部分から。 「ジェノサイド」は、ギリシャ語で「民族、種族」を表すγενοσと、ラテン語で「~を殺す」を意…

the + 比較級 ~, the + 比較級 …(あまりにデタラメなBrexit)

今回の実例はTwitterから。ツイート主は、ラジオで市井の人々の声を聞き、意見を交わす番組をやっているジャーナリストである。 日本でどのくらい伝えられているのかを私は知らないが、英国のEU離脱(Brexit)は本当にめちゃくちゃである。「議会で議員たち…

if節のない仮定法、仮定法 (were to ~)、挿入、話法(再掲)

※この記事は、2019年1月にこのブログを開設したころにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないので、重要事項の実例として改めて見ておいていただきたく、ここにコピーして再掲しておこう。 ****************…

動物を先行詞とする関係代名詞(主格)としてwhoが使われる場合, 関係代名詞の非制限的用法(わんこの鉄道一人旅)

今回の実例は、アイルランド鉄道(アイルランド国鉄)のTwitterから。トピックは動物が先行詞になっている場合の関係代名詞で、2月に当ブログで取り上げたベルファスト動物園でのチンパンジー大脱走で見たこととかぶる。実に、アイルランドは事実上「わくわ…

分数の表し方、劣勢比較(失われていく生物多様性と人間の生活)

今回の実例は環境問題についての報道記事から。英語圏ではここ数か月、生物多様性の危機についての記事をよく見るが、これもそのひとつで、生物多様性が失われていくことが人間の食糧問題に直結することを指摘している。 www.theguardian.com

would rather do ~ than do ..., have + O + 過去分詞(Brexit混乱を助長してきた北アイルランドの政党DUPのびっくり発言)

今回の実例は、2019年3月末に混迷を極めていたBrexit情勢の一コマを伝える(というか、報道直後、全英を唖然とさせた)報道記事から。 記事に出てくるDUPとは、北アイルランドの政党 the Democratic Unionist Partyのことである。この政党名は日本語では「民…

付帯状況のwith, 構造の取りづらい文, 関係代名詞(アイルランドのボーダー)

今回の実例は、アイルランドのボーダー(アイルランド共和国と北アイルランドの境界)*1沿いの各地で一斉に行われた抗議行動についての報道記事より。 この抗議行動は、本来なら英国がEUから離脱することになっていた3月29日(金)の翌日、30日(土)に行わ…

「言い換え」のor(日本の新元号)

今回の実例は、日本の新元号が決定・発表されたことを伝える記事から。ただしこの実例、事実誤認が入っているというか、かなり雑な記述であり、英文法の項目(今回はむしろ「語法」か)と同時にそういったところにも注目したい。 記事はこちら: www.bbc.com

to不定詞の否定形(マイクロソフト社の「エイプリルフール終了のお知らせ」)

今日は4月1日で、4月1日といえば、世界的に、何が冗談・嘘で何がそうでないかを判別しなければならないスリルとサスペンスの日だが、今回の実例は、米国拠点のテクノロジー系ニュースサイト、The Vergeの記事から。 「エイプリルフール」は日本でも2000年代…

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