Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

【再掲】年齢の表し方, ハイフンでつなぐ複合語, -ing形, 前置詞+動名詞, 分詞構文, 性別を特定しない3人称単数代名詞のthey(「コロナパーティ」で感染して死亡した30歳の患者)

このエントリは、2020年7月にアップしたものの再掲である。

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今回の実例は、報道記事から。

新型コロナウイルスやそれが引き起こす感染症のことを簡略化して呼ぶ場合、日本語圏では「コロナ」と言うことが定着してきたが、英語圏では "Covid" と言う/書くことが一般化している*1。例えば、日本語で「コロナの患者」と言うところは、英語では "a Covid patient" と言うことが多い。

形容詞と化したこの "Covid" は瞬く間に汎用性を獲得し、医療の現場でも症状をいうときに "Covid toes" や "Covid cases" などと表現するようになっているほか、批判や揶揄を目的とした造語である "Covidiot" (= Covid + idiot, 「新型コロナウイルス感染症のリスクを気にしない愚か者」の意味) まで作られ、使われている*2

今回見る記事は、そのような "Covid" という新造語に関するものである。内容は日本語でも報道されているから、既に知っている方も多いだろうし、まだ知らないという場合もまず日本語の記事に目を通しておくとよいかもしれない。

www.nikkansports.com

ただし一点、大きな違いがあって、日本語記事では「男性」と断定されている点が、今回見る英語記事では言及されていないということだ*3。「英語は代名詞で必ずheかsheを使うことになっているので、性別への言及がないということはありえないのではないか」と思った方は鋭い。今回はまさにその点に注目して、英語記事を読んでみることにしよう。

記事はこちら: 

www.theguardian.com

見出しに引用符つきで「いわゆる」のニュアンスつきで表記されている 'Covid party' が、日本語では「コロナパーティー」とされている。

この「伝染病パーティー」というのは、伝染病にかかったことがわかった人のところにみんなで集まって、病気を意図的にうつしてもらい、免疫を獲得しようという行動のことで、新型コロナウイルス/COVID-19とは関係のない感染症(例えばはしかなど)でも行われることがあるが、どの病気だろうと無鉄砲な行動だ。

*1:それ以外の言い方がないわけではない。

*2:先日感染したテニスのノヴァク・ジョコヴィッチも、感染が判明したブラジルのボルソラノ大統領も、"Covidiot" と呼ばれうる。

*3:ただし、英語圏でも別の報道機関の記事では「男性」と書かれているので、日本語記事が事実に即していないというわけではない。

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【再掲】thatの判別, 同格, 挿入, call + O + C, to不定詞の受動態, 付帯状況のwith, prevent ~ from -ing(香港の「予備選挙」)

このエントリは、2020年7月にアップしたものの再掲である。補助的な情報についてリンク切れの箇所もあるが、そのままで再掲する。

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今回の実例は、先日「国家安全維持法」が作られてしまった香港の最新の動きに関する報道記事から。

香港ではこの9月に議会選挙が予定されていて、民主派は、それに向けた予備選(候補者選定の選挙)を先の週末に実施した。これについては日本語でも報道が出ている。下記は共同通信のごくごく短い記事: 

www.okinawatimes.co.jp

この予備選について英BBCが出している記事を、今回は見てみよう。記事はこちら。

www.bbc.com

香港とは特別な関係にある英国(1997年7月1日まで、香港は英国の直轄植民地だった)は、この件に関して完全な「外国」とはちょっと違った立場にあるが、BBCではほぼ毎日香港情勢についての報道記事が出ていて、それらを見ていると日本語圏の報道を見ているよりずっと密度の高いたっぷりした情報を得られる。下記のURLで毎日の記事が一覧できるので、関心がある人はここを毎日見るようにしておくとよいだろう。

https://www.bbc.com/news/topics/cp7r8vglne2t/hong-kong

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【再掲】「文法」は何のために必要か: 単語をつなぎ合わせたデタラメな読解をしないために(英語版を元にしているはずの日本語版ウィキペディア記事のデタラメ)

このエントリは、2020年7月にアップしたものの再掲である。

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今回は前回の続き。当ブログの扱う事項としては変則的な話題だが、日本語圏で得られる情報の不確かさという点について、またそういう場合に英語圏に飛んで何をどう確認すればよいのかという点についての話なので、しばしお付き合い願いたい。

そういう確認も、正確な読解ができることが前提で(なお、「読解」は「読み取り」であり、「翻訳」ではない。内容を読み取るだけなら「読みやすい翻訳」なんかできなくっていい)、その読解のためには「単語を好き勝手につなぎ合わせて、何となくつじつまが合うように仕立て上げる」ということをしないことが必要不可欠である。

例えば下記の文は夏目漱石の論説文「学者と名誉」の抜粋だが: 

木村項だけが炳として俗人の眸を焼くに至った変化につれて、木村項の周囲にある暗黒面は依然として、木村項の知られざる前と同じように人からその存在を忘れられるならば、日本の科学は木村博士一人の科学で、他の物理学者、数学者、化学者、乃至動植物学者に至っては、単位をすら充たす事の出来ない出来損ないでなければならない。貧弱なる日本ではあるが、余にはこれほどまでに愚図が揃って科学を研究しているとは思えない。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/2383_13558.html

これを一読して、「日本の科学で優れているのは木村博士だけで、他は出来損ないだと漱石は考えている」とか、「日本では愚図が揃って科学を研究していると漱石は厳しく批判している」と読み取ってしまうことは、誤りである。漱石はそんなことは言っていない。漱石は「日本には立派な科学者が大勢いる」と言っている。一読して即座にそう判断できるのは、この文にある語(単語)やフレーズではなく、この文の構造、つまり「AならばBということになってしまう(が、実際にはそうではない)」を読み取っているからだ。その読み取りの基礎にあるのが、《構造》や《文法》の知識である。

他方、ただここにある語(単語)をつなぎ合わせて自分の中で《意味》らしきものをでっち上げてしまえば「漱石は日本の科学者は情けないと嘆いている」といった間違った読みをしてしまうことになるかもしれない。そうしないための《構造》や《文法》だ。

前回から見ている日本語版ウィキペディアのでたらめな記述は、そういった《構造》や《文法》への軽視、というかナメくさった態度が根底にある。

前回見た部分ではおそらく「リプレース」と「リストア」の区別もついていないくらいにすっかすかの知識で無謀にも何かを書くということをしたための間違い(だからそれは「英語の問題」「英語力の問題」というより「日本語の問題」「日本語力の問題」であり、「一般常識の問題」と言えるかもしれない)、および、英語の代名詞のoneとitの違いをわかっておらず日本語で「それ」と把握していたための間違いと考えられるが、今回は、仮に語彙の理解としては問題がなくても、文の解釈がめちゃくちゃになっていると考えられるところだ。

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thatの判別, become used to -ing, make + O + Cの構文でOが長くてCを見落としがちなパターン, など(パンデミック下の旅行はどうすべきか)

今回の実例は、Twitterから。

今日の午後、山でしば刈りを済ませて川で洗濯をしながら画面を眺めていたら、北村一真・杏林大准教授のツイートがどんぶらこどんぶらこと流れてきた。

北村准教授は、ある程度の規模の書店ならだいたいどこでも平積みになっている下記の著作で著名である。

「入試に出そう」とおっしゃられている通り、ここで参照されているNYTのフィードは、実にいろいろとてんこ盛りである。旬の素材の特製天丼にえび天追加した感じでてんこ盛りである。「文法なんかやったって実務には役立たない」派の人たちは、これを見たら自分たちの言ってることの浅さを認めるだろうか(いや、認めないだろう。だってあれはプロパガンダだから)。

文法事項がてんこ盛りであることは確かだが、このくらいは自力で30秒もかけずに読めないと実務では使い物にならない、という程度の英文だ。

しかも、元々は単なる原則論だが、人から人へ伝えられていくうちにどんどん単純化されて今ではすっかりよくありがちな「神話」となっている、「日本語は最後まで読まないと意味が取れないが、英語は前の方で言いたいことを言う」という一般的なルールみたいなのに、いい感じで「本当にそうですかね」という疑問をつきつける実例である。

英語の英語らしさというか、エッセンスが詰め込まれているので、ざっと読んで意味をとり、そしてそれだけでなく、いちいち細かく解析してみることで、とてもよい勉強になると思う。

なお、最近は何でもかんでも機械翻訳に投げてみるというのが流儀なのかもしれないが(実際、北村准教授のツイートへのリプライで機械翻訳の報告が寄せられている……検証報告のつもりかもしれないが、ここでは北村さんは機械翻訳の「き」の字も出していない)、英語を使って情報収集するならこの程度のものは自力で読めないと話にならないし(そもそも機械翻訳は「正しく翻訳してくれるシステム」では全然ない)、こんなに少ないボリュームのものをいちいち機械翻訳に投げて、その出力結果(「訳文」)が正しいかどうかをチェックしていたら、30秒で済むものが何分もかかるというえらく非効率的なことになって、機械を使う意味がない。PDFでどさーっと来たものを機械翻訳にかけて斜め読みするのは用途として正しい使い方だろうが、ツイート程度の長さのものであっても「英語だからとりあえず機械翻訳に投げてみる」というクセをつけるのは、望ましいことでは全くない。

というわけで本題。

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"Couldn't agree more" という表現(一般家庭に引き取られたレース犬)

今回の実例は、先日のエントリに出てきた "I couldn't agree more." という表現が実際に使われている例。

こういう「わかりづらい」表現に遭遇すると、「自分が必要とする範囲ではこんなレトリカルな表現は使わない」とか、極端な場合は「ネイティブはこんなに文学的な言い方はしない(のではないか)」とかいった反応をする人がいるが、あなたが考えるほどこれらの表現は「わかりづらい」ものではない。日本語で「とんでもなく誤った主張」の「とんでもなく」という副詞の表現を「わかりづらい」と感じる人はあまりいないと思うが、「とんでも」って何、みたいなことを突き詰めて考えたら、このありふれた日常的な表現だって「わかりづら」くなる。そういうことだ。

さて、今回の実例はこれ。ツイート3つで1つの流れとなるので少々長くなるが: 

ここで@DavidOlusogaさんが参照しているツイートは、英国で人気のドッグレースに対し、動物を残酷に扱っていると批判する立場からの発言で、「レースが好きで好きでたまらなくて、スターティングゲートに入るのが待ちきれないという犬たちの様子をごらんください」というような文面だが、これは皮肉で言っているだけで、ここに示されている写真は、ゲートに入るのをものすごくいやそうにしている犬たちの写真である。

それを受けて、@DavidOlusogaさんは、自分の家にいるグレイハウンド(ドッグレースで使われる犬種)が、この上なくまったり、だらだらとしている写真を投稿し、2匹ともレース産業から救出した犬であることを説明し、最後に "Make no mistake - greyhound racing is a blood sport." と締めくくっている。「念を押しておきたい。グレイハウンド・レーシングはブラッド・スポーツである」("blood sport" は「流血をともなうスポーツ」、「選手たちの流血を見て観客が楽しむスポーツ」をいう表現で、ここでは「レースに出る犬たちは身を削っている」ということ)。

このツイートには「おうちでまったりしているグレイハウンド」の写真が何点もリプライとして寄せられているのだが、"I couldn't agree more." が使われているのもそういったリプライのひとつ。

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"New phone, who dis?" というスラングについて、意味と用法、背景などを調べてみる。

今回の実例は、Twitterから、ものすごい口語表現を。

数日前、Twitterでアメリカ在住の日本人の方から "Get out of here!" が「お礼されるほどのことじゃないよ」という場面で使われてて面食らった、という報告があったのが話題になっているのだが、そういうのに近い口語表現だ。

ちなみに、 "Get out of here!" については英語の辞書を参照するとすっきりするだろう。ウェブをフレーズ検索しただけで下記のページが見つかった。「冗談でしょ」「マジかよ」的なニュアンスの感嘆の表現だ。

interjection

An exclamation of surprise, disbelief, or incredulity.

(Farlex Dictionary of Idioms)

https://idioms.thefreedictionary.com/Get+out+of+here!

(idiomatic, informal)

An exclamation of disbelief. 

https://en.wiktionary.org/wiki/get_out_of_here

下記のケンブリッジ辞書のはちょっとわかりにくい。「誰かに何か良いことが起きたときに言う言葉」ということだが、おそらく「宝くじで10万円当たった」に対して「マジ? おめでとう」と言う代わりに「マジ? ウッザ」と口走ってしまうようなことを言っているのだろうと思う。

US informal

something you say when something good happens to someone

https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/get-out-of-here

外国語として英語を身に着ける立場にある者にとって、こういう口語表現(「卑語」ではないスラング)は、人から言われたときにその人が言いたいことを理解できるかどうかが重要になることは確かだが、自分で使おうとするのはハードルが高すぎる。日本語考えるなら、友人が「宝くじで10万円当たったよ」と言ってきたら「おお、すごいな、よかったな」と言う気持ちを込めて「ウッザ(笑)。回らない寿司おごれよ」と返しても問題ないにしても、相手が上司だったらそんなことはしない、という判断は私たちは社会生活の中で自然にしているわけだが、外国語ではそういう判断が基本的にできない。知った表現は使ってみたくなるのが人情だが、こういうのは使うには修行が必要だ。もちろん、Fワードを含む卑語を使った表現もそれと同じで、自分ではやたらと使おうとしないほうがいいし、ふとした時に口をついて出てしまわないようにしてはおいたほうがいい。

と、ここまで書くだけでやたらと時間を使っているが、今日の本題とはまったく関係ない。「辞書を見る」ということを除いては……。

さて、日本で立憲民主党の党首選挙が行われていたころ、英国では労働党のreshuffleが行われていた。Reshuffleというのは「シャッフルのやり直し」で、英国の政治用語としては「内閣改造」を意味する。そして、英国では与党による内閣に対し、野党(英国の「野党」はthe official oppositionとして法的位置づけのある存在で、議会で2番目に議席数を持っている政党のことである)が「影の内閣 the shadow cabinet」をつくるのだが、reshuffleという用語は与党の組織する「内閣」にも、野党の組織する「影の内閣」にも使われる。

つまり、日本時間でこの月曜から火曜にかけてのタイミングで、英国の野党である労働党で、「影の内閣」の改造が行われたのだが、これが今の労働党の方向性をめぐる党内のごたごたの最前線という感じで、私の見ている画面はかなり騒がしくなっていた。

労働党は、簡単に言えば、1997年の選挙で労働党に大勝利をもたらしたトニー・ブレア一派の残党やその支持者が、2010年代に労働党で支配的な勢力となっていた党内左派とひどく対立し、党としての対抗相手である保守党よりも、党内の別の勢力を叩きつぶそうとやっきになっている感じで、ぐだぐだである。今の労働党党首のキア・スターマーは、以前はどうだったのか知らないが党首になってからは「反左派」の色を強めており、最近ではブレア一派の残党の傀儡みたいになってて、なんかほんともう「何やってんすか」という感じなのだが、そんな話は当ブログでは関係ないね、うん。先に行こう。

その「影の内閣の改造」で最初にお役御免となったのが、スターマーによって党籍を停止されている前党首ジェレミー・コービンを熱心に支持し、2016年以来ずっと「影の内閣」にいたカット・スミス議員だった(「カット」はCatで、Catherineの愛称)。彼女は(少なくとも形式上は)スターマーから切られたのではなく自分から辞したのだが、その辞任表明の文書をTwitterに投稿している。

そのスミス議員の投稿にかみつくようにして絡んできたのが、2010年から17年まで労働党所属の国会議員を務めていたマイケル・ダグアー氏である。現在は政治の世界からは身を引いて、UK Music(音楽家の団体)のCEOを経て、the Betting and Gaming Councilのトップ、という人物だ。

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これに対して、からまれたスミス議員がこう返している。

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New phone, who dis? 

一見して「これはスラングだ」とわかる表現である。(なぜそれがわかるのかと問われても「野生の勘で」としか言いようがないのだが、もう少し丁寧に考えると、「電話」が出てくる文脈ではないのに出てくることと、見るからに定型表現であることがカギだ。)

最後の "dis" は普通に書けばthisとなる語で、"who dis" は "who's this" の音が崩れた表記。日本語でいえば「ありがとうございます」が「あざーっす」、「お願いします」が「おなしゃす」になるのと同様と考えておいてよいだろう。

と、そこまでは秒でわかるのだが、問題はその先で、このスラングのフレーズの意味がわからない。スミス議員がダグアー氏をうざったがっていることは、こんなに見るからに乱暴な言葉遣いをしていることから何となくわかるのだが、では、仮にこれを翻訳せよと言われたとして、どうすればいいのか。

そういうときにどう調べるか、というのが本エントリの内容である。

なお、もちろん「こんなフレーズは当然知っていますよ」という方もおられるだろうし、そういう方にとっては本稿は無意味、スラングでいう「ゴミ」だろうから、この先は単に読まずに通り過ぎていただければと思う。

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再帰代名詞を使った定番表現, 《挿入》に際するコンマの省略, 等位接続詞で書き始められた文, など(Twitterジャック・ドーシーCEO退任)

今回の実例は、報道記事から。加えて、さっき設定を見たときに気づいたTwitterがユーザーの何をどこまでどういうふうに見ているのかということも書く。

大きく報道されているように、2006年にTwitterを設立したメンバーの主要な1人で、紆余曲折ありつつ長年にわたってTwitterのトップを務めていたジャック・ドーシーが、Twitterを離れた。

と、このジャック・ドーシーという人についてとっかかりとしてウィキペディアで調べようとしても、日本語版ではTwitter設立後のことについての情報量が少なすぎて(ほんとにびっくりするほど少ない)、結局英語版を参照しないとほぼ何もわからないというお粗末な状況だが*1、簡単にいえば、2006年に身内の連絡ツールとしてTwitterを開発し、そのツールが広く一般に公開されて「マイクロブログ」として多くのユーザーを集めつつあったころに同社のCEOを務めて「Twitterの顔」となり、2008年にいったんCEOを退任してほかの事業を興すなどしていたが、2015年にTwitterに復帰して現在に至る、という経緯である(この程度のざっくりした話でさえも日本語版ウィキペディアには書かれていない。何なんすかね、あの日本語版ウィキペディアってやつは……「そう思ったら自分で書け」って言われるんでしょうけど、ソースつけたりするのがめんどくさいからいやです。自分は英語版を見ればニーズは満たせるし)。

2008年のCEO退任はTwitterから完全に離れるという性質のものではなく、ドーシーはボード・メンバーとして社に残ったのだが、今回、2021年の退任はそれすらもなく、完全にTwitterを離れるということになっている。

ドーシー自身の発言: 

で、今回の英語の実例は、この退任を伝えるBBCの報道記事から。記事はこちら。

www.bbc.com

正直、(日本語であれ英語であれ)ウィキペディアなどを読むより、このBBCの記事1本をざっと見た方が、今回の退任というニュースに関して、彼の経歴など、必要な情報が手に入るという点ではずっと優れている。それこそが報道の真価なのだが……。

英語は特に難しくないので、普通に読めると思う。

*1:「日本人Twitter大好きだなwwwww」みたいな言説はあふれているが、実はTwitterについての情報らしき情報はこの言語圏にはない。あと、英語版も問題のある記述があって、特に2009年のイランについての部分はソースになってる記事に書かれてないことがウィキペディアに書いてあるんじゃないかと……あとでゆっくり見て、必要なら修正してきますけど。(-_-;) あのころのイラン情勢とTwitterの関係は、ほんとにわからんね。当方、外国のいちユーザーとしては、「お祈りされる」というわけのわからないスパムボム攻撃を受けてTwitterがまともに使えなくなるくらいに深いところで見てたんだけど。

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【再掲】代名詞oneとitの違い, to不定詞の形容詞的用法, 分詞の後置修飾(あの事件から15年目の日に、日本語版ウィキペディアのとんでもない誤訳を見つけた)

このエントリは、2020年7月にアップしたものの再掲である。

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今回はちょっと変則的に。

日本語圏では忘れられているかもしれないが、15年前の今日、7月7日、英国の首都ロンドンの公共交通機関がテロ攻撃の標的とされた。北の方からこのためにロンドンにやってきた4人の若者たちが、朝の通勤時間帯、ロンドンの中心部で地下鉄とバスを標的に、自爆攻撃を行った。何十人もが殺され、数百人が怪我をした。

2005年当時、私は既にブログを使っていて、東京でテレビニュースやネット経由で何が起きているかを把握しようとし、見たもの・聞いたことをかなり細かくメモっていた。当時お世話になっていたレンタルブログはその後閉鎖されてしまい、その過程で画像などは失われている部分があるが、ログ自体は取ってある

nofrills-o.seesaa.net

あの朝、報道機関のフォトグラファーは流血の現場をカメラに収めていたが、攻撃対象とされた地下鉄車両やバスに乗り合わせていたわけでもない一般のロンドナーが見たのは「閉鎖された駅」「情報を求めて家電チェーン店店頭のテレビに群がる人々」だった。スマホなどなかった頃のことだ。

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Photo by Adam Tinworth (CC BY-NC-ND 2.0) https://www.flickr.com/photos/adders/24229398/

 

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Photo by Adam Tinworth (CC BY-NC-ND 2.0) https://www.flickr.com/photos/adders/24229839/

事実としては、標的とされたのは地下鉄3か所、バス1台だったが、当初は情報が混乱していて、私も東京で「報道ステーション」が実際よりずっと多くの場所(10か所くらい)が攻撃された可能性があると報じていたのをはっきりと覚えている。こういった情報の混乱はよくあることで、近年のパリでもシドニーでもオタワでも、事件発生中には途方もない規模の攻撃が起きているという情報がSNSでも報道機関のサイトでもたくさん出るのだが、たいていは情報の混乱や事実の誤認、混乱して何が起きているのかわからない状態の現場からSNSで直送されてくる誤情報で、そういった誤った情報は数時間か、長くても数日の間には修正され、あとには正確な事実を伝える情報が残る(ときには、誤情報が流れていたことも書き添える形で)。

それが普通である。

だが、日本語圏ではそうはいかないことが、残念なことにかなり多い。それもウィキペディアのような多くの人が参照する場で、ひどくデタラメなことが基本情報として記載されていることがよくある。それも「当初の混乱した情報がそのまま残っている」といった一定の合理性のあるパターンではなく、「どうしてそうなった」としか言いようのない、完全なデタラメ。英語で情報を取ってこれる人が誰も見ないようなところで、英語はGoogle翻訳に頼っていたり、単語を適当につなげれば訳文ができると考えていたりする人が、好き勝手なデタラメ翻訳をウィキペディアに書き込んで、それが放置されたりしているのではないかと思う。

こういうことについて、私は4年前の2016年2月にブログに書いている。国際的にとても意味の大きな項目が、めちゃくちゃだったのを修正した記録だ。

nofrills.seesaa.net

この件での最も大きな問題点のひとつがこれ: 

そして今私は、2005年7月7日のロンドン公共交通機関に対するテロ攻撃についての日本語版ウィキペディアのページに、このアブ・グレイブ刑務所での被収容者拷問についての日本語版ウィキペディアのページにあったのと同様の問題を見つけて、唖然としている。

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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E5%90%8C%E6%99%82%E7%88%86%E7%A0%B4%E4%BA%8B%E4%BB%B6

おわかりになるだろうか。「1台が爆発し」と書いてある次の行で「爆破された3台」。まったく滅茶苦茶、支離滅裂である。なお、事実としては爆破されたバスは1台しかない。「爆破された3台のバス」云々の記述には出典が書かれてもいない。書き込んだ人物は何を根拠としてこんなことを書いたのか?

さらにおかしな記述は続く。「ロンドンのシンボルとも言えるデニス・トライデント・2型」とあるが、この型のバスを「ロンドンのシンボル」と呼んでいる例が実際にあるのだろうか? バス・マニアの世界ではひょっとしたらいろいろと細かいことがあるのかもしれないが、私の知る限り、一般的に「ロンドンのシンボル」と呼ばれた二階建てバスは、2005年当時は現役だったが、2020年の今から見ればもうとっくに普通の路線バスからは引退している*1旧式のルートマスターだ。下記の写真のタイプ。

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https://pxhere.com/en/photo/970527

さらにめちゃくちゃなのはその次。「最初に爆破されたバスはエンパイロ・400の車体を利用して修復され」の部分。私は爆破された路線番号30番のバスは利用していたことがあるので事件後のニュースには注意を払っていたが、そんな話は聞いたこともない。そもそも、ロンドン当局が、破壊されたバスの車体をいちいち修復する必要もない。単に新しいのを発注すればいいだけだし、実際にそうしているのだ。

というわけで、このめちゃくちゃな記述の「ソース」として示されている記事を、今回の実例として見てみよう。

f:id:nofrills:20200707094818p:plain

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E5%90%8C%E6%99%82%E7%88%86%E7%A0%B4%E4%BA%8B%E4%BB%B6

f:id:nofrills:20200707095248p:plain

http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/london/4304884.stm

この記事は、事件から約3か月後の2005年10月3日に出ている。

書き出しの文: 

A new bus has been unveiled to replace the one destroyed in the 7 July bomb blast which killed 13 passengers.

太字にした "to replace" は《to不定詞の形容詞的用法》で、述語動詞の "has been unveiled" が先行しているために*2少し離れているが、 "a new bus" を修飾している。

問題のウィキペディアの記述は、おそらく、このreplaceという単語を辞書も引かずに思い込みで「修復する」と解釈したのだろう。replaceはre + placeで「置き換える」「入れ替える」「交換する」だ(「リプレース」というカタカナが用いられる分野もある)。置き換え前のものはその場から取り除かれる。「修復」とは全然違う。あまりにお粗末な誤訳で、こんな程度の英語力しかない人が好き勝手に書き換えられるウィキペディアというシステムは、本当に恐ろしいと思う。全然信頼できない。そんな信頼できないような場に、その分野についてであれ、翻訳に関してであれ、専門の知見があるような人が寄ってくると思う方がおかしい。そもそも信頼性が担保されていないような場に時間を割くなどというヒマなことは、専門の知見があるような人はあまりしない。

閑話休題。下線で示した "destroyed" は《過去分詞》で、これは "the one" に対する後置修飾。この "one" は代名詞で、日本語にすれば「それ」だが、itとは違う。ここもおそらく、このウィキペディアンはわかっていないと思われるが、itは「それそのもの」、oneは「それと同種のもの」を言う。次の例文でわかってもらえるだろうか。

  I've lost my umbrella. I've got to find it

  (傘を紛失してしまった。紛失したその傘を見つけなければならない)

  I've lost my umbrella. I've got to buy a new one

  (傘を紛失してしまった。新しい傘を買わなければならない)

 

ここまでで規定の4000字を超えてしまったので、この続きは次回に。

 

なお、日本語版ウィキペディアのこの一連の奇妙な記述、履歴をたどると、最初に出たのは 2013年4月20日 (土) 17:42の版だ。事件から8年近くも経って書き足すようなことか? その版の当該部分のキャプチャ: 

f:id:nofrills:20200707093932p:plain

https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E5%90%8C%E6%99%82%E7%88%86%E7%A0%B4%E4%BA%8B%E4%BB%B6&direction=next&oldid=47551407

差分(この前の版との違いを示した画面): 

f:id:nofrills:20200707094215p:plain

https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E5%90%8C%E6%99%82%E7%88%86%E7%A0%B4%E4%BA%8B%E4%BB%B6&diff=prev&oldid=47551727

こんなところでブログねたにしてないでウィキペディア修正してこいって? 時間見つけたらやりますよ。私より先に誰かが正確な情報で上書き更新してくれると嬉しいですけど。 

 

 

*1:今でも特別の用途では走っている。

*2:これを律儀に修飾語句の後に回すと、頭でっかちになってとても読みづらくなるための措置と思われる。文法ではなく「読みやすさ」ゆえの措置だ。

【再掲】やや長い文, 疑問詞節, 付帯状況のwith, 【ボキャビル】「~に関する」の意味を表すon (新型コロナウイルスと学校というシステム)

このエントリは、2020年7月にアップしたものの再掲である。

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今回の実例は、先週月曜日(5回前)に見た新型コロナウイルス禍の中の米国の学校制度についての論説記事より。

先週のうちに扱っておく予定だったのだが、香港国家安全維持法の件があるなどしたので遅くなった。

記事はこちら: 

www.usatoday.com

この論説の筆者についてなどは5回前に書いてあるのでそちらを参照されたい。

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【再掲】接触節(関係代名詞の省略), 現在完了の受動態, need ~ to do ...(ウイルス禍の影響をもろに受けている音楽産業)

このエントリは、2020年7月にアップしたものの再掲である。

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今回の実例はTwitterから。

新型コロナウイルスの影響で、演劇・音楽などいわゆる「パフォーミング・アーツ performing arts」が、表に立つ人から裏方に至るまで、甚大な影響を受けているのは、日本だけではない。日本は「クラスターが起きた」云々ということで真っ先にやり玉にあげられたのがライヴハウスだったことで、いっそう特殊な状況が生じているのだが、英国でも米国でもどこでも、人が外出することが厳しく規制されたことで、「人々が外出して楽しむ場所」を提供する産業が真っ先に、そして最大の影響を被ったことは同じで、特に小規模な(大資本の入っていない)ライヴハウス*1は、ウイルス禍が人類の上を通り過ぎたあとにいったいどれほどが存続していることか、危ぶまれている。そういった会場を巡るツアーを行っているアーティストは、活動の場を失ってしまうかもしれない。そういった会場の業務を支えている人々(音響技術者や機材のメンテナンスの技術者も、バーカウンターの担当者も、もちろん会場の運営者も)、それにありとあらゆる裏方の人々(ブッキング担当、ローディー、などなど)は、すでにウイルス禍に直撃されていて、この先どうなるのかもわからない。まさに、未曽有の危機である。

ポピュラー音楽を主要な輸出産業としてきた英国では、この未曽有の危機に際して、自身はもう過去の作品の印税で余裕で食っていけるような立場の大御所たちが、音楽産業に対する支援を求めて声を上げた。

 一方で、アーティストや独立系レーベルが直接音源を販売しているBandcampでは、以前も取り上げたが、毎月第一金曜日は自身のサイトの利用手数料をとらず、客が払ったお金はほぼ全額がアーティストやレーベルの元に行くという企画を続けている。今月、7月は、今日3日である。日本時間では3日16時から4日15時59分までだ。詳細は6月に書いたものをご参照いただきたい。

hoarding-examples.hatenablog.jp

Borisも今日7月3日に新作をBandcampでリリースする。私は今回、今のところ完全に裏方で表には出ていないが、この素晴らしい友人たちの言葉を英語にするという作業で関わらせてもらっている(チェックとかの地味な作業も込みで)。

boris.bandcamp.com

 

さて、今回の実例は、そのような状況の中で書かれた言葉から。ツイート主は英国のインディペンデントな音楽メディア、Louder than Warで書いているアンディ・ブラウンさんだ。

 

*1:「ライブハウス」は和製英語で、英語ではmusic venueなどと言わないと通じない。

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【再掲】形式主語itとthat節の構文, 強調構文, 接続詞のasなど(新型コロナウイルスは、人体で何を引き起こすか)

このエントリは、2020年7月にアップしたものの再掲である。

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今回の実例は、新型コロナウイルスについての、日々の数字の動きや社会的な影響の報道とは違った点からの記事より。

このウイルスが人間の体に入ったときにどんなことを引き起こすのかは、実はまだよくわかっていない。顕著なのは肺炎だが、それだけではない。当初「子供は感染しない」というイメージがあったにもかかわらず、子供が川崎病のような全身の炎症を起こして死亡するケースも多く、米国ではミュージカル俳優が、脚の血流が止まってしまったために片足を切断することになった

今回の記事は、その点について、医療を専門とする記者が回復者や現場の医師に話を着てまとめたものである。記事はこちら: 

www.bbc.com

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【再掲】進行形の受動態, 助動詞 + 受動態, 受動態と時制(速報記事に添えられている定型文)

このエントリは、2020年7月にアップしたものの再掲である。

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今回の実例は、前回見た速報記事特有の注意書きから。報道記事を読むうえで知っておかないと正確に情報を得ることができないかもしれない、というポイントでもある。

このトピックは、元々は前回扱うつもりだったのだけど、文字数が規定の4000字を超えてしまうことが確実だったので、分けることにした。

というわけで、今回見る記事そのものは前回扱ったのと同じなのだが、その記事は、私が見たあとで同じURLで上書き更新を重ねているため、今その記事にアクセスしてもここで扱う記述を確認できるわけではないということをまずお断りしておかねばならない。

だから参考程度だが、記事はこちら: 

www.bbc.com

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【再掲】報道記事の見出しにおける時制, -ing形の区別(香港国家安全維持法可決)

このエントリは、2020年6月にアップしたものの再掲である。

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今回の実例は、ついさっき来た速報ニュースから。

「速報」は英語ではBreaking Newsと表す(Just Inという言い方もある)。短くすれば "Breaking" となる。各媒体、第一報はそれをつけて流す。Twitter英語圏主要国際メディアのアカウントをフォローしておけば、下記のような目立つフィードが飛んでくることが多い(このような派手な画像をつけず、Tweet本文でBreakingと書くだけの報道機関もあるが)。

f:id:nofrills:20200630131426p:plain

https://twitter.com/BBCBreaking/status/1277794256422416384

f:id:nofrills:20200630131556p:plain

https://twitter.com/business/status/1277777565340635141

今回はこのBBC記事を見てみよう。今日のこのブログのエントリがアップロードされるころには記事が同じURLでアップデート(上書き更新)されて文面が変わっていると思うが、記事はこちら: 

www.bbc.com

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【再掲】not just A but B, to不定詞の副詞的用法と形容詞的用法, 接触節, 接続詞のas, 付帯状況のwith(新型コロナウイルスと学校というシステム)

このエントリは、2020年6月にアップしたものの再掲である。

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今回の実例は、米大手メディアに掲載された論説・意見記事から。

新聞など報道機関のサイトに掲載される記事には何種類かある。

まず主要なのが昔からあるような普通の報道記事で、「いつどこで誰が何を」式の事実の報告と、背景分析・解説などが記載されている。

次いで、ここ10年ほどの間にすっかり定着したSNSと連動するような形での「ライヴ・ブログ」の形式の記事。これは何か大きなことが起きたときに、ひとまとまりの文章を書く前に、情報が入ってくる都度、短い文であれ何であれ、流していくという形で、リアルタイム(に近い)報道が可能になる。これがよく使われるのが選挙の開票速報だとか、政府などが何か大きな発表をするとき、国際関係での会議や条約の調印式のようなものなど、また、リアルタイムで広く伝える必要がある(と報道機関が考える)大災害や大事件、大規模デモ、スポーツの大きな試合などで、TwitterなどSNSに流れる現場からの映像や言葉などを(その報道機関の記者が検証したうえで)そのままエンベッドしていることも多い。

それら「報道」はその報道機関に所属するジャーナリストたちが文章を書くのだが、それとは別に、外部の人(中には「コラムニスト」として契約している人もいる)も含め、ある程度広い範囲に書き手のいる「論説 Opinion」の記事もある。

「報道」は《事実》を扱い、「論説」は《意見》や《主張》を扱う、という前提を、読者も共有しておく必要がある。

「論説」は、その報道機関に属さない外部の人(多くの場合、何かの専門家)が、その専門分野の解説などを交えながら書くものをOp-ed(「オプエド」と読む)とし、その報道機関に属する人が(事実の分析に基づいて)書くものをEditorialとして区別することが多い。この2種類に加えて、特定の書き手が自分の文章の味を出しながら読者を笑わせたり感心させたり、あるいは煽動したりする目的で書くColumnもある。

というのが前置きで、今回見るのは米国のメディア、USA Todayに掲載されたOpinion記事である。記事はこちら: 

www.usatoday.com

見出しとリード文の次、記事本文の前に、"Arne Duncan and Rey Saldaña" という筆者名が記載されており、その後に "Opinion contributors" と添えられているが、これはUSA Todayという媒体に属していない外部の人の記事であることを意味する。こういう場合、寄稿者がどのような人であるかは、ページ末尾に書かれているのが通例で、この記事の場合は次のようにある。

Arne Duncan is managing partner at Chicago CRED, a nonprofit that connects young men to jobs and opportunity, and the author of “How Schools Work.” He served as U.S. secretary of education and Chicago Public Schools CEO. Rey Saldaña is president and CEO of Communities In Schools, the national organization that ensures all students are on a path to success. As a student, he was supported by Communities In Schools – San Antonio. Later, he served four terms as a San Antonio city council member,

……と、要するに2人とも教育、というより学校教育の専門家といってよい立場の人だ。ちなみにアーン・ダンカン氏については日本語版ウィキペディアにも項目が立っている

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本日休載します。

今日は、一顧だにされていない、前回投稿の機械翻訳(ニューラル翻訳)についてのエントリのフォローアップを書くつもりだったのですが、雨で古傷(腕の骨折のあと)が痛く、ワクチン接種後の副反応で接種した箇所の痛みも出ていて*1、右も左もどちらも腕がだるいので、無理せずに休載します。無理すると腱鞘炎が出てもっとひどいことになるので、天気の回復を待ちます。

*1:接種からやがて3か月になりますが、まだ痛みが出ます。でもずいぶん薄れてきたからあと少しの我慢かと。生活に支障が出るくらいの痛みが出だしたのは接種から2週間後で、そのあと1週間がピークで、横隔膜から上の上半身全体が締め付けられるような痛みが出ていて、立っていても座っていても横になっていても痛くて、痛みのために呼吸も満足にできず、痛み止めを服用しないと寝ることもできないレベルでした。