Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

関係代名詞の非制限用法

#ガザ投稿翻訳 「パレスチナの人々の人権を擁護することは、ハマス支持者であることを意味しない」(エリック・カントナ)、ほか、サッカー界から。

ハッシュタグ「#ガザ投稿翻訳」を立ち上げて数日が経過した。参照数などを確認する手立てはないが、ハッシュタグなしでばらばらにやっているよりは確実に多くの目に触れるようにできていると思う。 いつもなら、ハッシュタグは情報の共有のためにあるという…

「A市に生まれた男は、父親が祖父のやっている事業を引き継ぐため、B市に転居する」式の複雑な日本語の文を、ChatGPT, DeepLなど自動翻訳に投げてみた。

現時点での、ChatGPT 3.5と、DeepL翻訳と、Google翻訳に、同一の文を投げて、日本語→英語での翻訳出力結果*1を比較してみよう。 元とするテクストは、何となくクリックしてみた週刊誌の記事から。 61年4月に北九州市で畳屋の長男として生まれた松永は、父親…

Twitterの「コミュニティノート」はイーロン・マスクが始めたのではない、ということについて、英語で確認する手順

既存のツイートに、ツイート筆者とは別のTwitterユーザーが、後から補足メモをつけることができるというTwitterの「コミュニティノート」という機能は、日本語圏では、今月(2023年7月)になってようやく広く使われだしたため*1、「イーロン・マスクでも、Tw…

no longer, 分詞構文, 関係代名詞の制限用法が非制限用法的な意味で用いられている例(Twitterが新型コロナウイルスに関する誤情報の投稿制限を撤廃)

今回の実例は、報道記事から。 日本語でも広く報じられていると思うが、Twitterが新型コロナウイルスやそれが引き起こす感染症COVID-19についての誤情報 (misinfo, misinformation) に対してかけていた投稿制限を、撤廃する。というわけで明日からはTwitter…

【再掲】関係代名詞の非制限用法, let + O + 原形, 時制(10年前、エジプトのカイロで: その1)

このエントリは、2021年2月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、Twitterから。 10年前の今ごろ、世界の目はエジプトの首都カイロに注がれていた。2011年1月25日、近隣のチュニジアでの革命に刺激を受けた人々が、自国の独裁者ホ…

関係代名詞、whomを使うべきか、whoを使うべきか(ジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判の結果のBBCフィード)

今回の実例は、かなり「オタク向け」だと思う。 《人》を先行詞とする場合の《関係代名詞》について、「主格ならwhoで目的格ならwhoかwhomを用いる。thatを使ってもよい」と教わった人が日本では大半だろうし、それを前提として、「でも、今どき、whomなんて…

【再掲】関係代名詞の非制限用法, 年齢の表し方, 接触節, look forward to doingなど(ワクチン接種、最初の1人)

このエントリは、2020年12月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 12月2日に英国(UK)で新型コロナウイルスのワクチンが世界で初めて認可された。このワクチンは米ファイザー社と独バイオンテック社*1が開発したも…

【再掲】関係代名詞の非制限用法, 先行詞を含む関係副詞, stop -ingなど(マラドーナの訃報とイングランドのナショナリズム煽動)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- さて、亡くなったディエゴ・マラドーナは、母国アルゼンチンやクラブの一員としてプレイしたことのあるナポリやバルセロナでは圧倒的ヒーローであろうが、イングランドにとって…

関係代名詞の非制限用法, 連鎖関係代名詞, など(フランス大統領選の結果を報じる記事)

今回の実例は、報道記事から。 4月24日(日)、フランスの大統領選挙の決選投票が行われ、即開票されて、日本時間で25日(月)午前3時には、選挙の場合のフランスのやり方なのだが*1、そこまでの開票の結果と出口調査から判断した当選確定情報が流された。 …

イレギュラーな関係代名詞, 強調の助動詞, no ~ but ..., on -ing, など(ボリス・ジョンソンが国会で嘘をついていたことが事実として確定)

今回は、前回の続きの予定だったのだが、イスイス団の思想にかぶれたテロリストの話よりもより緊急性の高いことが起きたので、予定を変更する。ボリス・ジョンソンが国会で嘘をついていたことが事実として確定した。 英国の政治になど特に関心がなくて、何が…

【再掲】長い文の構造を正確に読む, 現在分詞の後置修飾, 関係代名詞の非制限用法のイレギュラーなケース(「バイデンの息子」のネタ元は偽情報会社)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、報道機関による大きな報道の際のTwitter連続投稿(スレッド)から。 10月に入って以降、Twitterでの私の視野も、体感で半分以上が米大統領選に関する発言で埋め…

【再掲】beingの省略された分詞構文, 長い文, 省略, 関係代名詞の非制限用法, 準否定語など(ナスカの地上絵)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回も前々回と前回の続きで、新たに発見されたナスカの地上絵についての英語の報道記事を読んでみよう。 前回 は、下記記事の書き出しのパラグラフをじっくりと読んでみた。全…

"a number of ~" は「多数の~」という意味とは限らない, every-が先行詞のときの関係代名詞, など(イングランド、オミクロン株感染拡大とプレミアリーグ)

今回の実例は、報道記事から。 南アフリカで解析されて報告された新型コロナウイルスの新たな変異株が「懸念される変異株 variation of concern」と位置付けられ、「オミクロン株」と名付けられて以降、同株の感染が世界的に拡大している。オミクロン株が最…

再帰代名詞を使った定番表現, 《挿入》に際するコンマの省略, 等位接続詞で書き始められた文, など(Twitterジャック・ドーシーCEO退任)

今回の実例は、報道記事から。加えて、さっき設定を見たときに気づいたTwitterがユーザーの何をどこまでどういうふうに見ているのかということも書く。 大きく報道されているように、2006年にTwitterを設立したメンバーの主要な1人で、紆余曲折ありつつ長年…

make it ~ for ... to do --, it is ~ for ... to do --, 関係代名詞の非制限的用法など(アムネスティ・インターナショナルの香港拠点閉鎖)

今回の実例は、前回見た報道記事で参照されていた国際NGOのステートメントから。(本当は前回、ここまでやってしまうつもりだったのだが、力尽きてしまっていた。) 前回見たように、2020年夏に中国政府が香港について導入した「国家安全維持法」の影響で、…

【再掲】倒置, those, 現在分詞, 関係代名詞の非制限用法, 【ボキャビル】struggle with ~(ウィリアム王子の密かなボランティア活動)

このエントリは、2020年6月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、英国の王室メンバーの活動についての報道記事から。 最近よい話があまりない英王室のニュースの中で、安定して「ほっこり」ポジションを維持しているのがケンブリ…

関係代名詞の非制限用法でthatが用いられているイレギュラーな事案(超大規模リーク、 #PandoraPapers )

今回の実例は、報道記事から。 今日(2021年10月4日)未明、だらだらとTwitterの画面を見ていたときに、怒涛のように流れ始めたのが #PandoraPapers のハッシュタグ、およびPandora Papersという文字列を含む報道フィードである。(同じタイミングで、Twitte…

【再掲】関係代名詞の非制限用法, if節のない仮定法, it is ~ for ... to do --, など(南アフリカ反アパルトヘイト闘争の闘士、デニス・ゴールドバーグ死去)

このエントリは、2020年5月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 かつて、南アフリカでとられていた人種差別政策(アパルトヘイト政策)に反対し、武装抵抗運動の活動家としてネルソン・マンデラらとともに逮捕され…

【再掲】やや長い文, unlike ~, 関係代名詞の非制限用法, パンクチュエーション(日本の「医療崩壊」の危機)

このエントリは、2020年4月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回も、前々回および前回と同じ記事から。 今回は記事の一番最後の方、同じ危機の中にあって、英国という遠く離れた場所から東アジア(極東アジア)を概観してまとめている部分…

【再掲】関係代名詞の非制限用法, prepare for ~, despite ~,《同格》のthatの省略(日本の「医療崩壊」の危機)

このエントリは、2020年4月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は前回のと同じ記事から。 前回は報道記事そのものの一部を見たが、今回はその記事に書き添えられたエディターの「分析」(Analysis)から見ていこう。「分析」は、日…

【再掲】be due to do ~, 関係代名詞の非制限用法, cannot do ~ enough(英、ボリス・ジョンソン首相退院)

※今日2021年8月11日は、昨日の続きを書くつもりだったのですが、低気圧の影響で古傷がものすごく痛くていろいろ無理なので、過去記事の再掲載とさせていただきます。すみません。小林章夫先生のあまりに突然の訃報も精神的にこたえています。 https://t.co/S…

関係代名詞の非制限用法, 同格, コロンの使い方, 引用符の使い方, 過去完了, など(広島市への原爆投下とダグラス・マッカーサー)

今回の実例は、歴史的事実を丹念に調べ、それまで当てられていなかった光を当てるということを地道に続けてきたジャーナリストのブログから。 今日は8月6日、広島市に原爆が投下された日である。戦後平和公園として整備されたかつての市街地では、広島市民や…

【再掲】関係代名詞の非制限用法, 前置詞, 時制, 付帯状況のwith, など(事故死したコービー・ブライアントへの顕彰)

このエントリは、2020年2月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例も、前回と同じ、NFLスーパーボウルのハーフタイム・ショーについての記事から。 記事はこちら: www.bbc.com このスーパーボウルのほんの数日前、1月26日に、米スポー…

there is/are ~の現在完了形, 関係代名詞の非制限用法, 動名詞の意味上の主語, 分詞構文(首相官邸とメディア)【再掲】

このエントリは、2020年2月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、前回見たのと同じ記事から。背景解説等は前回のエントリをご参照いただきたい。 記事はこちら: www.theguardian.com

目的格の関係代名詞 whom(北アイルランド紛争当時、暴力を否定していた人)【再掲】

このエントリは、2020年1月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、少々変則的に、書籍から。 1月24日、北アイルランドの紛争後の政治で極めて重要な役割を果たしたシェイマス・マロンが、83歳で亡くなった。 nofrills.seesaa.net …

やや長い文, 同格, 分詞の後置修飾, 等位接続詞, 関係代名詞の非制限用法など(オーストラリアの森林火災と首相)【再掲】

このエントリは、2020年1月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例も、前々回と前回と同じ記事から。 オーストラリアの大陸全体に広がった今回の火災は、11月に始まり(起点を9月とする見方もある)、今もまだ燃えている。これまでに…

分詞構文、省略語で使うピリオドの有無(英米差)、定冠詞のtheの省略、be known for ~など(パキスタンの元大統領に反逆罪で死刑判決)【再掲】

このエントリは、2019年12月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は国際報道の記事から。 2001年から08年の間に意識があった大人なら「むしゃらふだいとうりょう」というフレーズは「ムシャラフ大統領」と即座に認識されるだろう。…

付帯状況のwith, 同格, get + O + 現在分詞, パンクチュエーション(コロン), get + O + 過去分詞, 関係代名詞の非制限用法(ロンドン市長の日曜日の朝)【再掲】

このエントリは、2019年12月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は日曜日の新聞に掲載されたインタビュー記事から。日曜日の新聞だから、のんびりしたムードの記事だ。 このエントリは12月13日の昼にアップロードされるよう設定し…

関係代名詞の非制限用法, let + O + 原形, 時制(10年前、エジプトのカイロで: その1)

今回の実例は、Twitterから。 10年前の今ごろ、世界の目はエジプトの首都カイロに注がれていた。2011年1月25日、近隣のチュニジアでの革命に刺激を受けた人々が、自国の独裁者ホスニ・ムバラク(彼は形だけの選挙を行って、自分の息子に後を継がせるつもりで…

the fact is (that) ~, 英文読解(書いてあることを書いてあるままに読むということ)、英作文のコツなど(昆虫の減少という問題)【再掲】

このエントリは、2019年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例も、前回と同じ記事から。 前回は長くなってしまうので言及しなかったが、「昆虫の減少」というトピックでこの10年ほど世界的に注目を集めているのが「ミツバチの減…

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