Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

イディオム

犯罪者について、predator「捕食者」という語はどういう意味で用いられるのか

今回も語彙メモ。扱うのが性暴力に関するものなので、そういうのは見ないことにしている方は今回のエントリは読まずに飛ばしてください。 特に、ある程度以上の信頼関係があったはずの誰かから、自分でははっきりと「被害」と自覚していない(けど何となく心…

英語話者が思いつくままに挙げる、「どうしても気になる間違ったor微妙な英語」あれこれ(less/fewer以外)

今回の実例は、前回の続き。というか、前回見た「lessとfewerの混同」という、英語母語話者や英語を日常の生活言語として使っている人々の間で見られる文法的なよくある間違い (common errors) のひとつについての問いかけの投稿に対するリプライに寄せられ…

エリザベス女王の葬儀との安易な比較もいいけれど、参列者についての記事を読んでみるのもいいのではないか・本編

今回は、前回文字数を大幅に超過してもなお全然書けなかった本エントリ表題の話。 この9月19日に行われた英国でのエリザベス2世の葬儀(ご遺体の安置から礼拝、埋葬までの儀式)と、27日に行われた、2か月半も前に火葬されている安倍元首相の、本来ならば「…

現在分詞を使った表現, パンクチュエーション, 時制の一致, あえて時制の一致を無視した記述(アイルランド島の政治家たちと英女王の葬儀)

今回は、前回の続きで、英国のエリザベス女王の葬儀にアイルランド島から参列した人々についてのベルファスト・テレグラフの記事から。前置きは前回のエントリを参照。 記事はこちら: www.belfasttelegraph.co.uk 前回は書き出しのパラグラフを読んだので、…

《比較》の表現, 分詞の後置修飾, 文頭のAnd, など(エリザベス女王の葬儀にアイルランドから誰が参列したか)

今回の実例は、報道記事から。 日本でも大きな、というかものすごく大きなニュースと扱われた英国のエリザベス2世の葬儀が、19日の月曜日に行われた。私はBBCのウェブストリームで、ウエストミンスター・アベイでのfuneral serviceから、軍人たちが棺を曳い…

英・2つの選挙区で下院補欠選挙が行われ、2つとも保守党が議席を失って、もう保守党があの人物を党首として戴いていることに耐えられそうにない。

今回は、いろいろ書きたいのだが、自分で自分の手に熱湯をぶちまけるというアクシデントがあったため、手が包帯でぐるぐる巻きになっているので(保冷剤を固定している)、タイピングがほとんどまともにできない*1。 23日、イングランドの2つの選挙区で下院…

使い回しの効く熟語, 分詞構文(シン・フェインのミシェル・オニールから、英女王へお祝いの書簡が送られた)

今回の実例は、Twitterから。 今日、6月2日(木)から、英国ではエリザベス女王の在位70周年(プラチナ・ジュビリー Plutinum Jubilee) を祝う特別な週末が始まる。日本でもNHKとかが祝賀行事を中継しているらしく、Twitterで実況ツイートがが流れてきている…

接続詞butの使い方と接続副詞との違い, get + O + 過去分詞など(パレスチナでジャーナリストが撃ち殺され、イスラエルが嘘をばらまき、英語圏主要メディアの報道はぐだぐだだ 2)

今回は前回の続きで、5月11日にジェニン難民キャンプに対するイスラエル軍の行動を報じるという仕事をしている最中に、イスラエル軍によって撃ち殺されたパレスチナ人ジャーナリスト、シリーン・アブ・アクレさんについて、英語圏の報道を見ていこう。 本題…

not leastやdespiteを使った表現, 文構造を把握しての-ing形の判別, 挿入, 二重目的語をとるlose, 慣用表現の中の猫, など(ドイツのシュレーダー元首相とロシア)

今回の実例は、前々回および前回と同じ記事から。前置きなどは前々回のエントリをご参照のほど。 今回は、前回読んだところよりもさらに少し先の部分を読んでみよう。 記事はこちら: Gerhard Schröder has become the most prominent face of a long era of …

be at it again, 関係代名詞のwhat, 接続詞句 every time, as soon as, など(「占領」を説明せず、対等な関係にはない間柄のことを「衝突」と呼ぶことの不誠実さ)

今回は、前回の続きで…… と、今回はここまで。 タブばかり大量に開いてあって、ブログが1字も書けない。「今回の実例は、前回の続きで」の先が、1文字も書けない。 — nofrills/文法を大切にして翻訳した共訳書『アメリカ侵略全史』作品社など (@nofrills) 20…

"a number of ~" は「多数の~」という意味とは限らない, every-が先行詞のときの関係代名詞, など(イングランド、オミクロン株感染拡大とプレミアリーグ)

今回の実例は、報道記事から。 南アフリカで解析されて報告された新型コロナウイルスの新たな変異株が「懸念される変異株 variation of concern」と位置付けられ、「オミクロン株」と名付けられて以降、同株の感染が世界的に拡大している。オミクロン株が最…

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