【テロリズム】
今回の実例は、前回の関連。 なお、前回書いたことについて、英語表現ではなく内容面での疑問があれば、まずは前回示した報道記事をご参照いただきたい。それでも解決しなければ、各自、検索エンジンなどを活用して、知りたいことが書かれている報道記事が見…
今回の実例は、文法というより語法というかボキャブラリーに関するもの。 2018年4月23日、月曜日のランチタイムが終わったころの時間に、カナダの大都市トロントで、オフィス街の道路をヴァンが暴走して歩道を歩いていた歩行者に突っ込み、10人の尊い命が奪…
今回も、いつもの英文法解説は基本的にお休みして、英語で情報を得ているとどんなことが見えるかということの具体例を示しておきたい。 前回のエントリは、当ブログにしては多数のブックマークをいただいている。日本語圏の情報がほんとにめちゃくちゃな中で…
今回はちょっと変則的に。 日本語圏では忘れられているかもしれないが、15年前の今日、7月7日、英国の首都ロンドンの公共交通機関がテロ攻撃の標的とされた。北の方からこのためにロンドンにやってきた4人の若者たちが、朝の通勤時間帯、ロンドンの中心部で…
今回の実例は、ドイツで発生した極右テロについての記事から。 新型コロナウイルスの報道に埋もれてしまっているし、そもそも日本語ではろくに報道されてもいないかもしれないが、日本時間で2月20日(木)の朝、ドイツのハーナウ (Hanau) という都市で銃乱射…
今回の実例も前回と同じトピックで、ただし個人のツイートではなく報道記事から。 アフガニスタンで中村哲さんの車が何者かに銃撃されて、車の中の人たちが殺されてしまったことは、世界中で報じられた。そのことはすでに日本語でも「世界が悼む」調で報じら…
今回の実例は……といつもの書き出しで書き始めるのもつらい。中村哲さんが殺されてしまった。 中村哲さんについては私がここで説明するまでもないだろう。今20代以下の人の多くは「英語の教科書で、アフガニスタンでの井戸掘りや用水路づくりの仕事が紹介され…
今回も、前回に引き続き、「イスラム国」を自称する集団(以下「イスイス団」)の被害を受けた人々が、そのリーダーの死亡を受けて発言したことをまとめた記事より。 初回となった前々回はイスイス団により集団として蹂躙され、自身は奴隷として人権蹂躙・性…
今回の実例は、前回と同じ記事から。背景解説などは前回のエントリをご参照のほど。 記事はこちら: www.theguardian.com 何人かのコメントが1本の記事としてまとめられているこの記事から、前回は1人目のナディア・ムラドさんの発言を見たが、今回は2人目の…
今回の実例は、ある人物が死亡したあとに、その人物によって人生を根本的に変えられた人々の声を集めた記事から。 日本時間で10月27日(日)の昼過ぎ、米Newsweekを皮切りに、「イスラム国」を自称する組織(以下「イスイス団)の指導者(以下「団長」)が米…
今回の実例は、米国から、ちょっとびっくりするようなニュースより。 報道自体は、BBC Newsの日本語版が日本語記事を出しているので、それを参照していただくのがよいだろう。 www.bbc.com というわけで、今回は前置きなしでいきなり文法解説に入る。記事は…
今回の実例は、日曜日のTwitterから。 日曜日はひどい日だった。日本で「あいちトリエンナーレ2019」のなかの小さな展示がめちゃくちゃな経緯で展示中止となったことで日本語圏で怒号と陰謀論が飛び交っている横で、米国ではほんの何時間かの間に、テキサス…
今回の実例は、3年前のレファレンダム(住民投票)の直前に、反移民の思想にかぶれた極右主義者(ネオナチ)に殺害された国会議員を記念するイベントに際しての、故人の家族の発言から。 2016年6月、英国のEU残留の可否を問うレファレンダムの投票日まであと…
今回の実例は、北アイルランドの報道記事から。 もう終結してから20年以上になるので知らない人も多いと思われるが、英国(イギリス)、つまり「グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国」の「北アイルランド」では、約30年にわたって武力紛争があっ…
今回の実例は、4月21日のイースターサンデーにスリランカで発生した爆破テロに関する続報から。 あの卑劣極まりないテロから1週間が経過し、実行者や実行グループの背景なども明らかになってどんどん報道されてきているが、同時にスリランカ政府による捜査も…
今回の実例は、2019年4月21日のイースター・サンデーの日にスリランカで起きた、あまりに残虐で非道な連続爆弾テロを実行したと考えられる集団についての解説記事から。 今回の連続テロは、イースターの日曜日(受難したキリストが復活した日)というキリス…
今回の実例は、いわゆる「イスラム国(自称)」(以下、「イスイス団」と表記する*1)がシリア国内に有していた支配域を完全に失ったという宣言のあとに続いたニュースから。 シリア内戦は、日本語圏ではかなり雑な説明が横行しているので(その背後には政治…
今回の実例は、ソマリアの首都モガディシュ(モガディシオ)で発生した、武装勢力アルシャバブ(アッシャバブ)による自爆攻撃についての報道記事から。 ソマリアは、アフリカ大陸の東の端でアラビア半島と向かい合う、「アフリカの角(つの)」と呼ばれる地…
今回の実例は、先週金曜日にニュージーランドのクライストチャーチで起きたとんでもないテロ攻撃に関する最新の報道記事から。 本題に入る前に、この攻撃でテロリストに殺された50人の方々を悼み、残されたご家族・ご友人のみなさまに心からのお見舞いを申し…