形式主語
このエントリは、2021年4月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、前回の続きで、SNSと距離を取ることにしたティエリ・アンリのインタビューでの発言より。アンリがどういう人かなどの説明は、前回のエントリをご参照のほど。今回…
このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は報道記事から。 著名人が亡くなったとき、英語の新聞報道は、大別して3段階で記事が出ることが多い。まずはその著名人が亡くなったということを伝える報道記事が出…
今回の実例は、前回の続きで、さらにTwitterから。 前回述べたように、いわゆる「パーティーゲイト #Partygate」*1でボリス・ジョンソン首相とその妻キャリー・ジョンソン、財務大臣のリシ・スナクという政権トップとナンバー2がそろって罰金刑を食らった。 …
このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterに連続投稿された、かなりフォーマルな文面から。 日本でも大きく報じられている通り、10月の終わりに俳優のショーン・コネリーが90歳で亡くなったことが公…
今回は変則的に、Twitterのスレッドの翻訳を。 22日に見かけたこのスレッドは、長年もやもやしていたことについてはっきりした説明を与えてくれるものだった。スレッド投稿者で、米ニューヨーク拠点のメディアForwardなどで書いているAlexさんの許可をいただ…
このエントリは、2020年9月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、医療の最前線の声を伝える報道記事から。 アイルランド共和国の新型コロナウイルス感染拡大が、かなり心配な感じになってきている。一時はうまく抑制できている感…
このエントリは、2020年8月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、Twitterから。 8月29日(土)、映画『ブラックパンサー』で主人公を演じた俳優のチャドウィック・ボーズマンが43歳の若さで亡くなったことが、彼のTwitterアカウ…
このエントリは、2020年7月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例も引き続き同じ、新疆ウイグル自治区での強制労働という重大な人権侵害を引き起こしながら生産されている綿製品の材料と、世界のアパレルブランドの関係についての記…
このエントリは、2020年5月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 米国では、新型コロナウイルスによる死者数が10万人に迫っている。ここまで数が増えると、報道上では「ただの数字」になってしまう。5月24日のニュー…
このエントリは、2020年3月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、英国政府の医療顧問団上層部の発言から。 英国政府は3月23日(月)にレストラン、パブなどの閉鎖(日本語ではおそらく「営業自粛」と位置付けられるもの)を経て…
今回の実例は、日本語でほぼ「一言だけ」にまとめられた英語圏の新聞の記事から。 【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は17日、開幕を23日に控えた東京五輪について、これまでのところ「完全な失敗に見える」と指摘し、1964年の東京五輪のように…
このエントリは、2020年2月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回もまた、前々回および前回の続きで、学術的な報告書の記述から、大学入試で課される自由英作文に使えそうな表現を拾っていこう。 出典は前回までと同じ(下記のPDF): https…
このエントリは、2020年1月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 日本では語られもしないので知られていない(私自身も長いこと知らなかった)が、1月27日はアウシュヴィッツ収容所がソ連軍によって解放された日(1945年)である。例年、現地で…
このエントリは、2020年1月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 ジョン・クリーズは、亡くなったテリー・ジョーンズと同じく、英国のコメディ集団「モンティ・パイソン」の一員だった。モンティ・パイソンは6人の集…
今回の実例は、前回の続きで、SNSと距離を取ることにしたティエリ・アンリのインタビューでの発言より。アンリがどういう人かなどの説明は、前回のエントリをご参照のほど。今回はさっそく本題に入ろう。記事はこちら: www.bbc.com なお、今回はぜひ、この記…
このエントリは、2019年11月にアップしたものの再掲である。この実例のようなものは、英語ではこういうことがあると知らずに出くわすと正確に読めないかもしれないから、まずは、こういうことがあると知っておくことが大切だ。 ----------------- 今回の実例…
このエントリは、2019年11月にアップしたものの再掲である。学校で習う英文法をどういうふうに使えばいいか、英作文のお手本にもなる文例だ。 ----------------- 今回の実例は、ジャーナリストが自分の仕事と自分について書いている文章から。 通常、ジャー…
このエントリは、2019年10月にアップしたものの再掲である。いわゆる「受験英語」の文法項目が次から次へと現れる報道記事である。 ----------------- 今回の実例は、ある人物が死亡したあとに、その人物によって人生を根本的に変えられた人々の声を集めた記…
今回の実例は報道記事から。 著名人が亡くなったとき、英語の新聞報道は、大別して3段階で記事が出ることが多い。まずはその著名人が亡くなったということを伝える報道記事が出て、続いて故人の業績や人物像、評価などを綴ったオビチュアリーが出る*1。もの…
今回の実例はTwitterに連続投稿された、かなりフォーマルな文面から。 日本でも大きく報じられている通り、10月の終わりに俳優のショーン・コネリーが90歳で亡くなったことが公表された。この人について、日本では「イギリスの俳優」と言われることが多いが…
このエントリは、2019年9月にアップしたものの再掲である。分量は少ないが、文法項目てんこ盛りである。 ----------------- 今回の実例も、前回みたのと同じ、「ボリス・ジョンソンによる英国会の閉会は違法」との最高裁判決を受けて再開された国会で起きた…
今回の実例は、医療の最前線の声を伝える報道記事から。 アイルランド共和国の新型コロナウイルス感染拡大が、かなり心配な感じになってきている。一時はうまく抑制できている感じだったのだが、夏以降、どうもよくない。 アイルランドは、この2月の総選挙の…
今回の実例は、Twitterから。 8月29日(土)、映画『ブラックパンサー』で主人公を演じた俳優のチャドウィック・ボーズマンが43歳の若さで亡くなったことが、彼のTwitterアカウントで告知された。身内以外はだれも聞かされていなかったが、この4年間ずっとが…
このエントリは、2019年8月にアップしたものの再掲である。疑問詞節(間接疑問文)の中に形式主語itの構文が入っているパターンで、こういうのの構造が取れるかどうかが「英語力」と呼ばれるものを大きく左右する。 ----------------- 今回の実例は、60年ほ…
今回の実例も引き続き同じ、新疆ウイグル自治区での強制労働という重大な人権侵害を引き起こしながら生産されている綿製品の材料と、世界のアパレルブランドの関係についての記事から。 なお、この記事が取り上げている人権団体連合体の報告は、個々の企業(…
このエントリは、2019年8月9日にアップしたものの再掲である。ここで扱っているmythという単語は、日本語でも「神話」と表されるのだが、文字通りの意味とは少し違っていて、知らないと正確に把握できないので要注意である。 ----------------- 今回の実例は…
今回の実例はTwitterから。 米国では、新型コロナウイルスによる死者数が10万人に迫っている。ここまで数が増えると、報道上では「ただの数字」になってしまう。5月24日のニューヨーク・タイムズ (NYT) は、それに抵抗するような紙面構成をした。 The front …
今回の実例は、英国政府の医療顧問団上層部の発言から。 英国政府は3月23日(月)にレストラン、パブなどの閉鎖(日本語ではおそらく「営業自粛」と位置付けられるもの)を経て「不要不急」の外出の禁止に踏み切り、以降、いわゆる「ロックダウン lockdown」…
このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。これもまた重要な文法事項がぎゅうぎゅう詰めに入っているので、丁寧に確認するつもりでしっかり見ていただければと思う。 ------------------------ 今回の実例は、エベレストの大混雑についての報…
今回もまた、前々回および前回の続きで、学術的な報告書の記述から、大学入試で課される自由英作文に使えそうな表現を拾っていこう。 出典は前回までと同じ(下記のPDF): https://www.bennettinstitute.cam.ac.uk/media/uploads/files/DemocracyReport2020.…