Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

形式主語

【再掲】省略, 使役動詞makeの構文, 現在進行形, ぱっと見はtoo ~ to ...構文に見える形式主語の構文, など(ティエリ・アンリがSNSを離れた)

このエントリは、2021年4月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、前回の続きで、SNSと距離を取ることにしたティエリ・アンリのインタビューでの発言より。アンリがどういう人かなどの説明は、前回のエントリをご参照のほど。今回…

【再掲】前置詞のgiven, やや長い文, 形式主語の構文, 進行形の受動態, 完了分詞構文, however, など(ディエゴ・マラドーナの歩み)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は報道記事から。 著名人が亡くなったとき、英語の新聞報道は、大別して3段階で記事が出ることが多い。まずはその著名人が亡くなったということを伝える報道記事が出…

手記を読む(ボリス・ジョンソンが首相官邸で違法にパーティーをしていたころ、英国の人々はどんな生活を強いられていたか)

今回の実例は、前回の続きで、さらにTwitterから。 前回述べたように、いわゆる「パーティーゲイト #Partygate」*1でボリス・ジョンソン首相とその妻キャリー・ジョンソン、財務大臣のリシ・スナクという政権トップとナンバー2がそろって罰金刑を食らった。 …

【再掲】悲報の際の定型表現, 感情の原因を表すto不定詞, 《国》を受ける代名詞のshe, など(サー・ショーン・コネリー死去)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterに連続投稿された、かなりフォーマルな文面から。 日本でも大きく報じられている通り、10月の終わりに俳優のショーン・コネリーが90歳で亡くなったことが公…

ソ連および東側では、「ホロコースト」「第二次大戦中のユダヤ人迫害」はどう位置づけられていたか

今回は変則的に、Twitterのスレッドの翻訳を。 22日に見かけたこのスレッドは、長年もやもやしていたことについてはっきりした説明を与えてくれるものだった。スレッド投稿者で、米ニューヨーク拠点のメディアForwardなどで書いているAlexさんの許可をいただ…

【再掲】前置詞+動名詞, 動名詞の意味上の主語, to不定詞の否定形, など(「反マスク」デモの続くアイルランドと、現場の医師)

このエントリは、2020年9月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、医療の最前線の声を伝える報道記事から。 アイルランド共和国の新型コロナウイルス感染拡大が、かなり心配な感じになってきている。一時はうまく抑制できている感…

【再掲】正式な告知文, It is ~ that ... の強調構文, 接続詞のas, 分詞構文のbeingの省略, 「(治療)を受けながら」の英語表現, など(チャドウィック・ボーズマン死去)

このエントリは、2020年8月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、Twitterから。 8月29日(土)、映画『ブラックパンサー』で主人公を演じた俳優のチャドウィック・ボーズマンが43歳の若さで亡くなったことが、彼のTwitterアカウ…

【再掲】接続詞のyet, that節の繰り返し, it is ~ for ... to do --, 分割不定詞, there needs to be ~, など(「ウイグルの強制労働と綿」という問題の示すこと)

このエントリは、2020年7月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例も引き続き同じ、新疆ウイグル自治区での強制労働という重大な人権侵害を引き起こしながら生産されている綿製品の材料と、世界のアパレルブランドの関係についての記…

【再掲】形式主語の構文, 付帯状況のwith, 【ボキャビル】bring home, translate A into Bなど(大量死の中、メディアにできること)

このエントリは、2020年5月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 米国では、新型コロナウイルスによる死者数が10万人に迫っている。ここまで数が増えると、報道上では「ただの数字」になってしまう。5月24日のニュー…

【再掲】英文を頭から読んで書いてあることを書いてある通りに読む練習, 同格, 挿入, be expected to do ~, 付帯状況のwithなど(英国のロックダウンの見通し)

このエントリは、2020年3月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、英国政府の医療顧問団上層部の発言から。 英国政府は3月23日(月)にレストラン、パブなどの閉鎖(日本語ではおそらく「営業自粛」と位置付けられるもの)を経て…

SVOC, 最上級+ever, 形式主語のitと動名詞, be going to do ~, 〔以下書きかけ〕(コロナ禍五輪は、1964年の東京五輪の夢を見たが……)

今回の実例は、日本語でほぼ「一言だけ」にまとめられた英語圏の新聞の記事から。 【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は17日、開幕を23日に控えた東京五輪について、これまでのところ「完全な失敗に見える」と指摘し、1964年の東京五輪のように…

《程度》を表すby, 分数の表現(「~の3分の1」), as a result, 最上級+ever, 関係代名詞, 接続詞while, 形式主語など(民主主義の後退についての学術的な文)【再掲】

このエントリは、2020年2月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回もまた、前々回および前回の続きで、学術的な報告書の記述から、大学入試で課される自由英作文に使えそうな表現を拾っていこう。 出典は前回までと同じ(下記のPDF): https…

論理展開を押さえて読む, SVOCの構文, 時制の一致, whether節(名詞節), if節のない仮定法, 形式主語など(75年目のホロコースト記念日)【再掲】

このエントリは、2020年1月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 日本では語られもしないので知られていない(私自身も長いこと知らなかった)が、1月27日はアウシュヴィッツ収容所がソ連軍によって解放された日(1945年)である。例年、現地で…

形式主語itの構文, feelを使ったSVCの文, 【ボキャブラリー】a man of ~ (ジョン・クリーズによるテリー・ジョーンズ追悼の言葉)【再掲】

このエントリは、2020年1月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 ジョン・クリーズは、亡くなったテリー・ジョーンズと同じく、英国のコメディ集団「モンティ・パイソン」の一員だった。モンティ・パイソンは6人の集…

省略, 使役動詞makeの構文, 現在進行形, ぱっと見はtoo ~ to ...構文に見える形式主語の構文, など(ティエリ・アンリがSNSを離れた)

今回の実例は、前回の続きで、SNSと距離を取ることにしたティエリ・アンリのインタビューでの発言より。アンリがどういう人かなどの説明は、前回のエントリをご参照のほど。今回はさっそく本題に入ろう。記事はこちら: www.bbc.com なお、今回はぜひ、この記…

修飾される語と修飾する句が離れているケース、形式主語(タイ、少年たちの救出作戦が行われたあの洞窟は今)【再掲】

このエントリは、2019年11月にアップしたものの再掲である。この実例のようなものは、英語ではこういうことがあると知らずに出くわすと正確に読めないかもしれないから、まずは、こういうことがあると知っておくことが大切だ。 ----------------- 今回の実例…

the + 比較級 ~, the + 比較級 ..., 形式主語, やや長い文 (新聞報道と環境問題)【再掲】

このエントリは、2019年11月にアップしたものの再掲である。学校で習う英文法をどういうふうに使えばいいか、英作文のお手本にもなる文例だ。 ----------------- 今回の実例は、ジャーナリストが自分の仕事と自分について書いている文章から。 通常、ジャー…

it is ~ to do --, to不定詞の否定形, those who ~, thatの省略 (イスイス団指導者が死んでも被害者への支援は引き続き必要)【再掲】

このエントリは、2019年10月にアップしたものの再掲である。いわゆる「受験英語」の文法項目が次から次へと現れる報道記事である。 ----------------- 今回の実例は、ある人物が死亡したあとに、その人物によって人生を根本的に変えられた人々の声を集めた記…

前置詞のgiven, やや長い文, 形式主語の構文, 進行形の受動態, 完了分詞構文, however, など(ディエゴ・マラドーナの歩み)

今回の実例は報道記事から。 著名人が亡くなったとき、英語の新聞報道は、大別して3段階で記事が出ることが多い。まずはその著名人が亡くなったということを伝える報道記事が出て、続いて故人の業績や人物像、評価などを綴ったオビチュアリーが出る*1。もの…

悲報の際の定型表現, 感情の原因を表すto不定詞, 《国》を受ける代名詞のshe, など(サー・ショーン・コネリー死去)

今回の実例はTwitterに連続投稿された、かなりフォーマルな文面から。 日本でも大きく報じられている通り、10月の終わりに俳優のショーン・コネリーが90歳で亡くなったことが公表された。この人について、日本では「イギリスの俳優」と言われることが多いが…

it's ~ for ... to do --, 感覚動詞+O+原形, 不定冠詞のa, that節の繰り返し, if節のない仮定法, など(英最高裁判決後の保守党)【再掲】

このエントリは、2019年9月にアップしたものの再掲である。分量は少ないが、文法項目てんこ盛りである。 ----------------- 今回の実例も、前回みたのと同じ、「ボリス・ジョンソンによる英国会の閉会は違法」との最高裁判決を受けて再開された国会で起きた…

前置詞+動名詞, 動名詞の意味上の主語, to不定詞の否定形, など(「反マスク」デモの続くアイルランドと、現場の医師)

今回の実例は、医療の最前線の声を伝える報道記事から。 アイルランド共和国の新型コロナウイルス感染拡大が、かなり心配な感じになってきている。一時はうまく抑制できている感じだったのだが、夏以降、どうもよくない。 アイルランドは、この2月の総選挙の…

正式な告知文, It is ~ that ... の強調構文, 接続詞のas, 分詞構文のbeingの省略, 「(治療)を受けながら」の英語表現, など(チャドウィック・ボーズマン死去)

今回の実例は、Twitterから。 8月29日(土)、映画『ブラックパンサー』で主人公を演じた俳優のチャドウィック・ボーズマンが43歳の若さで亡くなったことが、彼のTwitterアカウントで告知された。身内以外はだれも聞かされていなかったが、この4年間ずっとが…

形式主語itの構文, howの節(間接疑問文), 成句 'easier said than done' (1957年の同性結婚式)【再掲】

このエントリは、2019年8月にアップしたものの再掲である。疑問詞節(間接疑問文)の中に形式主語itの構文が入っているパターンで、こういうのの構造が取れるかどうかが「英語力」と呼ばれるものを大きく左右する。 ----------------- 今回の実例は、60年ほ…

接続詞のyet, that節の繰り返し, it is ~ for ... to do --, 分割不定詞, there needs to be ~, など(「ウイグルの強制労働と綿」という問題の示すこと)

今回の実例も引き続き同じ、新疆ウイグル自治区での強制労働という重大な人権侵害を引き起こしながら生産されている綿製品の材料と、世界のアパレルブランドの関係についての記事から。 なお、この記事が取り上げている人権団体連合体の報告は、個々の企業(…

【ボキャビル】myth, 仮定法過去完了, 形式主語itの構文(広島・長崎への原爆投下をめぐって米国で信じられている俗説とCIA)【再掲】

このエントリは、2019年8月9日にアップしたものの再掲である。ここで扱っているmythという単語は、日本語でも「神話」と表されるのだが、文字通りの意味とは少し違っていて、知らないと正確に把握できないので要注意である。 ----------------- 今回の実例は…

形式主語の構文, 付帯状況のwith, 【ボキャビル】bring home, translate A into Bなど(大量死の中、メディアにできること)

今回の実例はTwitterから。 米国では、新型コロナウイルスによる死者数が10万人に迫っている。ここまで数が増えると、報道上では「ただの数字」になってしまう。5月24日のニューヨーク・タイムズ (NYT) は、それに抵抗するような紙面構成をした。 The front …

英文を頭から読んで書いてあることを書いてある通りに読む練習, 同格, 挿入, be expected to do ~, 付帯状況のwithなど(英国のロックダウンの見通し)

今回の実例は、英国政府の医療顧問団上層部の発言から。 英国政府は3月23日(月)にレストラン、パブなどの閉鎖(日本語ではおそらく「営業自粛」と位置付けられるもの)を経て「不要不急」の外出の禁止に踏み切り、以降、いわゆる「ロックダウン lockdown」…

「結論が先」の英語の書き方、分詞の後置修飾の二重限定、形式主語、挿入、助動詞+完了形(エベレストの大混雑)【再掲】

このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。これもまた重要な文法事項がぎゅうぎゅう詰めに入っているので、丁寧に確認するつもりでしっかり見ていただければと思う。 ------------------------ 今回の実例は、エベレストの大混雑についての報…

《程度》を表すby, 分数の表現(「~の3分の1」), as a result, 最上級+ever, 関係代名詞, 接続詞while, 形式主語など(民主主義の後退についての学術的な文)

今回もまた、前々回および前回の続きで、学術的な報告書の記述から、大学入試で課される自由英作文に使えそうな表現を拾っていこう。 出典は前回までと同じ(下記のPDF): https://www.bennettinstitute.cam.ac.uk/media/uploads/files/DemocracyReport2020.…

当ブログはAmazon.co.jpのアソシエイト・プログラムに参加しています。筆者が参照している参考書・辞書を例示する際、また記事の関連書籍などをご紹介する際、Amazon.co.jpのリンクを利用しています。