英語の文章の書かれ方
このエントリは、2021年7月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、ある著名な人物の訃報を受けて書かれた激烈な文章から。通例、著名人の訃報を受けて書かれるのは「オビチュアリー (obituary)」で、当ブログでもいくつかオビチュ…
このエントリは、2021年6月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、レストランのレビュー記事から。といってもただのレストラン・レビューではない。 昨日6月20日は、「世界難民の日 World Refugee Day」だった。これは、難民の地…
このエントリは、2021年6月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は、前回の続きで、東エルサレムのシェイク・ジャラー地区で行われていることについてのIMEU (the Institute for Middle East Understanding) による解説を読んでみよう。IM…
このエントリは、2021年5月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回も、前回までの続きで、ブリン村焼き討ちについてのMondoweissの記事を読んでいく。今回で最後まで読み切りたいが、毎回冒頭で「前回」「前々回」式に前の記事をリンクする…
今回は、ツイートされたてのほやほや、お刺身でもいけるくらいの新鮮なネタ。 実は、前回の続きで亡命ロシア人の手記をもう少し読んでおこうと仕込んでいたのだが、今週の英政界の急転が決定的な局面を迎えたので、仕込んでいる記事は明日に回して、英政界に…
今回の実例は、Twitterと報道記事から。 現在、テレビ局のITVで自身の名前を冠した番組を持っているロバート・ペストンは、Twitterを積極的に使っている英国のジャーナリストのひとりで、よく、長いスレッドの形式で投稿している。彼は今回も、リズ・トラス…
このエントリは、2021年5月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、報道記事から。「報道」というより時事的なトピックに関するインタビュー記事だが。 テニスの錦織圭選手が、この夏の五輪開催について疑問を抱いていることをオン…
今回は、英文法の実例というより、もっと基本的なことを。 先日、「カミングアウト(する)」という日本語と、そのもととなった英語のcome outの違いを知らず、日本語の語義のつもりで「国際カミングアウトデー」のハッシュタグに投稿して、「土足で踏み込む…
今回は、前回文字数を大幅に超過してもなお全然書けなかった本エントリ表題の話。 この9月19日に行われた英国でのエリザベス2世の葬儀(ご遺体の安置から礼拝、埋葬までの儀式)と、27日に行われた、2か月半も前に火葬されている安倍元首相の、本来ならば「…
今日は休日なので、本来過去記事を再掲するのだが、今週は前半で再掲のストックが切れてしまっているのもあって、軽く書くことにした。 というかTwitterで連ツイしようと思って書き始めたのだが、連ツイよりブログの方が書きやすいと気づいた。 さて、今日、…
このエントリは、2021年4月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、映画評の文章から。 現在、日本でも劇場公開(ロードショー)中の映画『ノマドランド』。「ノマド」は定住しない遊牧民を指す言葉で、この映画は家に暮らすという…
今回の実例は、論説記事から。 英語圏の一般紙には「論説記事」(Opinion) のためのスペースがある。ここには、新聞のメインである「報道」とは目的を異にする「論説」のための文章が掲載される。今回、エリザベス2世が亡くなったあと、新国王の動向だけでな…
今回の実例は、報道記事から。 日本のメディアでも、今日、大きく報じられた通り、かつて存在した超大国、ソ連(ソヴィエト連邦)の最後のトップを務めた歴史の当事者が亡くなった。 説明のための前置きは不要だろう。記事はこちら: www.bbc.com もはや日本…
このエントリは、2021年3月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、インタビューでの発言から。 ティエリ・アンリといえば、1990年代終盤から2000年代にかけてのサッカー界のスーパースターのひとりである。2014年に現役引退したが…
このエントリは、2021年3月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、英語版ウィキペディアから。 1992年のバルセロナ五輪で金メダリストとなった柔道家の古賀稔彦さんが、53歳という年齢で亡くなったことは、英語圏でも伝えられてい…
今回の実例は、Twitterから。 すでに日本語圏でも大きく報じられていると思うが、アルカイダ(AQ)のトップであるアイマン・アル=ザワヒリが、アフガニスタンの首都カブールで爆殺されたことを、米大統領が発表した。日本語圏では「無人機からミサイルを発…
このエントリは、2021年3月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、Twitterから。 今日3月8日は、国際女性デー (International Women's Day) である。日本語圏では「#国際女性デー」のハッシュタグがTwitterで上位に来ているそうだ…
このエントリは、2021年2月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、国連のアントニオ・グテーレス(グテレス)事務総長の文章から。 本題に入る前に、そのグテーレス事務総長へのインタビューを行うに際し、毎日新聞が読者から事務…
このエントリは、2021年2月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、前回の続きで、国連のInternational Day of Women and Girls in Science (2月11日)に際してのプレスリリースの最後の方、STEM分野(いわゆる理系)と女性・女子…
今回の実例は、前回みたのと同じ、ブラジルでの環境保護活動を標的としていると思われる殺人事件についての記事から。文脈などは前回のエントリをご参照のほど。 ところで、前回のエントリのTwitterフィードと前後して、2016年(6年前)にホンジュラスで起き…
今回の実例も、前回のと同じ報道記事から。 前回ざっと説明したように、19世紀から20世紀にかけての「欧米列強によるアフリカ分割」の時期に、コンゴ一帯を私領として苛烈な統治をおこない、現地の人々におびただしい犠牲を強いたベルギー国王レオポルド2世…
今回の実例は、インタビューを中心に構成された解説・分析系の記事から。 ドイツの首相*1といえばアンゲラ・メルケル氏、という時代が長く続いた。実に、2005年11月から2021年12月までだから、16年以上だった。だから、「メルケルさんの前のドイツの首相は?…
今回の実例は、報道記事から。 4月24日(日)、フランスの大統領選挙の決選投票が行われ、即開票されて、日本時間で25日(月)午前3時には、選挙の場合のフランスのやり方なのだが*1、そこまでの開票の結果と出口調査から判断した当選確定情報が流された。 …
今回は、同じ事柄を扱う報道記事を読み比べてみよう。 今から半年ほど前の2021年10月15日、自身の選挙区で有権者と1対1で直接対話する「サージェリー」の仕事をしていたデイヴィッド・エイメス英下院議員が、その「有権者」に刺し殺されるという事件が起きた…
このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、報道機関による大きな報道の際のTwitter連続投稿(スレッド)から。 10月に入って以降、Twitterでの私の視野も、体感で半分以上が米大統領選に関する発言で埋め…
このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は前回の続きで、新たに発見されたナスカの地上絵についての英語の報道記事を読んでみよう。 前回は、「ナスカの地上絵」についての英語のニュース記事を探すための下準備…
今回の実例は、報道記事から。 南アフリカで解析されて報告された新型コロナウイルスの新たな変異株が「懸念される変異株 variation of concern」と位置付けられ、「オミクロン株」と名付けられて以降、同株の感染が世界的に拡大している。オミクロン株が最…
今回の実例は、前回文字数があふれたため書けなかったことをTwitterから。 前回見た、ボリス・ジョンソン首相の「鼻声」記者会見に関する英メディアMetroのTwitterフィードには、いくつものツイートの連投(スレッド)になっているうえに、それぞれにたくさ…
このエントリは、2020年6月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回も、前回の関連で、テニスのノヴァク・ジョコヴィッチのCOVID-19感染について。 前回は感染判明を受けてのニック・キリオスの発言を見たが、今回はジョコヴィッチ本人の発言…
今回の実例は、報道記事から。 米国でジョージ・W・ブッシュ(GWB)政権下で最初の国務長官を務めたコリン・パウエルが死去した。イラク戦争のとき米政権中枢にいた米要人としては、7月のドナルド・ラムズフェルドに続く訃報である。パウエルは新型コロナウ…