【アイルランド・北アイルランド】
今回の実例は、Twitterから。 Twitterを英語で使っていれば、流れてくるものを漫然と眺めているだけで「おお」と思う例に遭遇することがけっこうある。そう思ったものには、「#英語 #実例 」というハッシュタグをつけている。 その「#英語 #実例 」のハッシ…
今回の実例は、報道記事から。 と、本題に入る前に、今回のトピックとは全然関係ないが、前回のエントリについたはてなブックマークのコメントでデタラメ(ひょっとしたらデマ)が吹聴されている気配なので、その点について注意喚起をしておきたい。 前回の…
今回の実例は、報道記事から。 英国のエリザベス2世が亡くなり、それまでのチャールズ王太子(皇太子)が国王チャールズ3世となり、ウィリアム王子(ケンブリッジ公)が王太子となった。 英国では「王太子」は "Prince of Wales" (ウェールズ大公)と称する…
今回は、前回の続きで、英国のエリザベス女王の葬儀にアイルランド島から参列した人々についてのベルファスト・テレグラフの記事から。前置きは前回のエントリを参照。 記事はこちら: www.belfasttelegraph.co.uk 前回は書き出しのパラグラフを読んだので、…
今回の実例は、報道記事から。 日本でも大きな、というかものすごく大きなニュースと扱われた英国のエリザベス2世の葬儀が、19日の月曜日に行われた。私はBBCのウェブストリームで、ウエストミンスター・アベイでのfuneral serviceから、軍人たちが棺を曳い…
今日は火曜日で、前回記事を書いたのは先週木曜日、その間、ただもう怒涛のような情報の流れとそれに乗ってくる感情の渦に圧倒されていた感じで、今日はもう、これから書くこととは全然別の問題に関心が移っているのだが、書かないと始まらない。 先週金曜日…
このエントリは、2021年3月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は、変則的だけどいつもの時刻よりちょっと早めに出します。といっても思いついたのが遅かったので今から間に合うかどうか……。 今日3月17日はアイルランドの守護聖人セント…
今回の実例は、報道記事から。 日本時間で今朝4時過ぎ、デイヴィッド・トリンブルが亡くなったという速報が入った。 デイヴィッド・トリンブルが亡くなったって…… pic.twitter.com/Xq65XUy2qL — nofrills/文法を大切にして翻訳した共訳書『アメリカ侵略全史…
今回の実例は、Twitterから。 今日、6月2日(木)から、英国ではエリザベス女王の在位70周年(プラチナ・ジュビリー Plutinum Jubilee) を祝う特別な週末が始まる。日本でもNHKとかが祝賀行事を中継しているらしく、Twitterで実況ツイートがが流れてきている…
今回の実例は、Twitterから。 1969年8月15日から物語が始まる映画『ベルファスト』では、この町の出身でこの町のことを歌い、当時から活躍していたヴァン・モリソンの楽曲が全体を通じて印象的な使われ方をしていたが、北アイルランドは多くの音楽家を輩出し…
今回の実例は報道記事から。 日本時間で今日3月28日の朝から昼過ぎにかけて、米国のアカデミー賞の授賞式が行われ、日本では先週金曜日の25日からロードショーが始まったばかりのケネス・ブラナー監督・脚本の映画『ベルファスト』が最優秀脚本賞を受賞した…
今回の実例は、Twitterから。 北アイルランドで、ある政治家がわずか39歳で急逝した。その報を受けて、私の見る画面は、北アイルランドの分断と対立を超えて、政治家たちからの、故人をしのぶ、とても人間的な言葉で埋め尽くされた。 「紛争」に関係していな…
今回の実例は、報道機関のTwitterフィードから。 クリスマス前に、ケネス・ブラナー監督の新作映画『ベルファスト』について取り上げた。日本でも来る3月に劇場公開予定だが、英国ではちょうど今、映画館にかかっていて、この映画で視点人物である子供の父親…
年が改まり、2022年になりました。昨年末の最終週から昨日までは過去記事を再掲してきましたが、今日から通常の投稿に戻ります。昨年は多くの方に読んでいただき、また多くのフィードバックもお寄せいただき、ありがとうございました。今年もまたよろしくお…
今回の実例は、報道機関のTwitterフィードから。 ケネス・ブラナーという映画人が、イギリスにいる。「映画人」と言っても元はRSCのシェイクスピア俳優で舞台の人なのだが、数々の映画に出演してきた映画俳優でもあり、また自分でメガホンをとる映画監督でも…
今回は、前回の続きで、逝去したパット・ヒュームさん(北アイルランド和平で最も大きな役割を果たし、ノーベル平和賞を受賞した故ジョン・ヒューム元SDLP党首の配偶者)に捧げられた言葉から。コンテクストなどは前回のエントリをご参照いただきたい。 hoar…
今回の実例は、ある訃報を受けたステートメントやツイートから。 1年と1カ月ほど前、2020年8月に、1990年代の北アイルランド和平を実現させた最大の功労者のひとり、ジョン・ヒューム元SDLP党首が亡くなった。生涯の最後の何年かは、認知症とともに生きてい…
今回は実例ではなく、「英語で報道記事を読む」以前の基本的な用語解説みたいなものを。「用語解説」っていうか「常識」かも。 日本時間で昨日5日、月曜日の晩に、英国から「ボリス・ジョンソン首相が『COVIDとの共生』に舵を切るべきときだと宣言へ」という…
このエントリは、2020年2月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 起きたことがショックすぎて文脈とか説明できる状態ではないので、今回はサクッと。 何が起きたかというとこういうこと。つまり、英国政府の北アイル…
今回の実例は、前回と同じ記事から。背景解説などは前回のエントリをご参照いただきたい。 映画Hungerをご覧になった方はご記憶かと思うが、視点人物のひとりに「新入りの若者」が設定されている。メイズ刑務所(リパブリカン側の用語では「ロング・ケッシュ…
40年前の5月5日、北アイルランドでひとりの男が死んだ。66日間の絶食の末のその死は、その後の事態の展開を大きく変える死であった。 男の名前はボビー・サンズ。1954年3月9日生まれ、1981年5月5日没。27歳で、死亡したときはウエストミンスターの英国の国会…
今回の実例は、何にするか、今これを書き始めているときにはまだ見えていない。本エントリは、「たまたま文法事項が入っているのを見かけた記事を実例として取り上げる」のではなく、本来は本家ブログで書くべきところを、本家に合うトーンで仕上げようとす…
今回は、変則的だけどいつもの時刻よりちょっと早めに出します。といっても思いついたのが遅かったので今から間に合うかどうか……。 今日3月17日はアイルランドの守護聖人セント・パトリックの日で、アイルランドでは国民の祝祭の日となります。普段なら各都…
今回の実例は、子供の英語から。 BBC北アイルランドが、5歳から16歳の子供を対象に、「記憶に残る(記憶に残したい)クリスマス」のテーマで、2分で語り終える物語を募集した。 www.bbc.co.uk 5歳から9歳、10歳から13歳、14歳から16歳の3部門ごとに優秀作品…
今回の実例はTwitterから。 昨日、12月21日は冬至 (winter solstice) だった。西欧では「クリスマス直前」、うちら日本では「年の瀬」で「かぼちゃ食べてゆず湯に入る」日だが、世界には、1年で一番日が短いこの日を「1年の終わり」と考え、その翌日(つまり…
今回の実例は、亡くなったジョン・ル・カレを偲ぶ作家や映画監督、俳優らの声を集めた記事から。メンツが豪華すぎててくらくらくる記事で、ゆっくり読んでいきたい。記事はこちら: www.theguardian.com ここに言葉を寄せているのは、15人の作家や脚本家、映…
今回の実例は、Twitterから。 今年1月末をもってEU(欧州連合)加盟国ではなくなった英国は、協定により、今年いっぱいは「移行期間」を持ち、EUと本当に縁を切る前にいろいろ準備をしたり話し合ったりすることになっていた。その移行期間は、6月末までに英…
今回の実例は、医療の最前線の声を伝える報道記事から。 アイルランド共和国の新型コロナウイルス感染拡大が、かなり心配な感じになってきている。一時はうまく抑制できている感じだったのだが、夏以降、どうもよくない。 アイルランドは、この2月の総選挙の…
今回の実例は報道記事から。 新型コロナウイルスの影響が郵便物に出ていて、一時は国際郵便の引き受けが停止されていたほどだが、現在では再開されている。ただし、世界的に飛行機が減便されている影響がある、という記事が、アイルランドのアイリッシュ・タ…
今回の実例は、アイルランドの大統領のコメントから。 今年、2020年は、1945年の第二次世界大戦終結から75周年の節目の年である。「75年の節目」というのが日本語圏では伝わりづらいようだが、西洋*1では「4分の1」をひとつの区切りとするのが習慣になってい…