Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

助動詞+完了形、not A but B, lie (lay) in ~(アンネ・フランクの同級生が読む「アンネの日記」)

今回も、前々回、および前回と同じく、アンネ・フランクの日記の増補改訂・新訳版が英国で出版されることを受けての記事から。 今回は、前回見たパラグラフの後半部分を見ていこう。 記事はこちら: www.theguardian.com

挿入、間接疑問文、時制の一致をあえてしない場合(アンネ・フランクの同級生)

今回も、前回と同じく、アンネ・フランクの日記の増補改訂・新訳版が英国で出版されることを受けての記事から。 アンネ・フランクについての説明は不要と思われるが、前回少し書いておいたので、「名前だけは知っている」という方はそちらをご参照のほど。 …

完了不定詞、関係副詞の非制限用法、関係詞の先行詞が離れている場合(アンネ・フランクの同級生)

今回の実例は、「歴史の生き証人」の活動についての文章から。 アンネ・フランクという少女の名前を聞いたことのない人はまずいないだろう。ドイツの都市フランクフルトのユダヤ人の家にアンネが生まれたのは1929年だったが、1933年1月にアドルフ・ヒトラー…

「結論が先」の英語の書き方、分詞の後置修飾の二重限定、形式主語、挿入、助動詞+完了形(エベレストの大混雑)

今回の実例は、エベレストの大混雑についての報道記事から。 ここ数日、見事な青空をバックにしたエベレストの白い稜線に登山家(登山者)たちが列をなしている衝撃的な写真が話題になっている。この写真は元英軍人(それも特殊部隊SBS)でMBE持ちのNirmal P…

so ~ that ... 構文, 英国内の言語的多様性, さまざまな貼り紙の英語(欧州議会議員選挙での投票所 #DogsAtPollingStations )

今回の実例は、5月23日、欧州議会議員選挙投票日のTwitterから。 今年の欧州議会議員選挙はEU加盟各国で23日から26日にかけて投票が行われ、26日の投票締め切りをもって開票が始まった。投票日が早かった英国では26日深夜(日本時間では27日朝6時ごろ)まで…

倍数表現 (as many ~ as ...) 【再掲】

今回の記事は以前投稿したものの再掲である。倍数表現は、大学入試や検定試験などのマーク式の試験での整序英作文でも、和文英訳でもよく問われる一方で、語順をうろ覚えにしているままの人もけっこう多い。「旅行で英会話ができればいいかな」程度ならうろ…

分詞構文(特盛り)【再掲】

この記事は以前投稿したものの再掲である。分詞構文は特に長文多読をする場合などに頻繁に遭遇するはずだが、軽く読み流せるようになるまではわりと丁寧に意味を考えながら、例えば主語を取り違えて解釈したりしないように練習を重ねていきたい。学校でやる…

some ~, others ...の構文, another, if節のない仮定法(ジョージ・ベストの銅像が似てなさすぎる件)

今回の実例は、文法項目としてはほんの3日前に取り上げたものとカブる。 もう笑い転げてしまって、トピックの背景解説どころではないので、記事はこちら: www.theguardian.com ……とはいえ、多少は解説を書いておかないと何のことかわからない方々も多くいら…

報道記事の見出し(未来のことはto不定詞で表す), be to do ~(マンチェスター・シティ主将の退団)

今回の実例は、日本の学校教育では習ったことがない人が多いかもしれない項目について。報道記事の見出しだ。 報道記事の見出しは長さに制限があるので、いろんなものが省略される。日本語では元から語順が持つ意味上の重要性が低いところに持ってきて、意味…

接続詞のas, 動詞のend, 同格とコンマ, 仮定法過去, 時制の一致の例外(ウェールズで初の独立要求デモ)

今回の実例も、前回と同じ、ウェールズで初めて行われた独立要求デモについての報道記事から。 背景的な話は前回のを見ていただくとして、記事はこちら: www.theguardian.com

some ~, others ...の構文(ウェールズで初の独立要求デモ)

今回の実例は、ウェールズで初めて行われた独立要求デモについての報道記事から。 ウェールズはブリテン島の南西部にあり、13世紀以降隣国イングランドの支配を受け、16世紀には(客観的に見ればかなり曖昧という印象を受けるようなやり方で)イングランドと…

floorが「床」ではなく「地面」を意味することがある(チームの勝利に感涙を禁じ得ない監督)

今回の実例は、文法というより単語の話。 日本語圏では英語に関する解説は「学校で習わない」と打ち出すとウケがよくなるので本稿もそういうウケ狙いと思われるかもしれないが、実際にこれは学校では習わないのではないかと思う。だが卑語や下ネタではないし…

importantなどに続くthat節内に現れる動詞の原形(仮定法現在 ※「shouldの省略」とも説明される)【再掲】

※この記事は、このブログを開設したころにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないので、重要事項の実例として改めて見ておいていただきたく、ここにコピーして再掲しておきたい。なお、文中の「昨日」などは…

倒置, 否定(再掲)

※この記事は、2019年1月にこのブログを開設したころにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないので、重要事項の実例として改めて見ておいていただきたく、ここにコピーして再掲しておこう。 ****************…

前置詞+関係代名詞、現在分詞の後置修飾、助動詞のcan、those who ~(反ワクチン運動の広まり)

今回の実例、前々回および前回と同じ記事から。記事の内容に関する解説など前置き的なものは前々回のエントリをご参照のほど。 参照する記事はこちら: www.theguardian.com

look to ~ for …(群動詞2つの合わせ技), A as well as B, no longer ~(反ワクチン運動の広まり)

今回の実例は、前回と同じ記事から。記事の内容に関する解説など前置き的なものは前回のエントリをご参照のほど。 参照する記事はこちら: www.theguardian.com

接続詞のfor, 先行詞を含む関係副詞のwhere, A is to B what C is to D(反ワクチン運動の広まり)

今回の実例は、「反ワクチン anti-vaccination movement, anti-vax」についての論説記事から。 最近、米国で麻疹(はしか)の流行が報告された影響か、「反ワクチン」は日本語圏でもかなり話題にのぼるようになってきたが、今のこのムーヴメントの発端はおよ…

orderなどに続くthat節内に現れる動詞の原形(ハーヴェイ・ワインスタインの裁判)

今回の実例は、AFPのTwitterフィードから。 AFPはAgence France-Presseの略で、フランスの通信社だが、フランス語だけでなく英語での報道も充実しており、ネットでは「英語の報道機関」としての存在感が高い。英語報道部門のTwitterアカウントは @AFP である…

前置詞 + 動名詞, 動名詞(再掲)

※この記事は、2019年1月にこのブログを開設したころにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないので、重要事項の実例として改めて見ておいていただきたく、ここにコピーして再掲しておこう。 ****************…

the same + 名詞 + as ~, 時制, 直説法のif節(条件を表す副詞節), 長い文, 等位接続詞, 先行詞にevery-がある場合の関係代名詞, as ~ as one can, 比較, 助動詞 + have + 過去分詞, be able to do ~, 動名詞, 動名詞の意味上の主語, 前置詞 + 動名詞(再掲)

※この記事は、2019年1月にこのブログを開設したころにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないので、重要事項の実例として改めて見ておいていただきたく、ここにコピーして再掲しておこう。 ****************…

独立分詞構文、過去分詞の分詞構文(ペトル・チェフ、現役最後の試合)

今回の実例は、UEFAヨーロッパ・リーグ(旧UEFAカップ)決勝進出を決めたアーセナルの正ゴールキーパーで、今シーズンをもって現役を引退することが決まっているペトル・チェフについての記述から。 チェフはかつて10年以上にわたてチェルシーの正ゴールキー…

倒置、関係副詞(スーダン情勢とサウジアラビア)

今回の実例は、時事的なトピックに関する論説記事から。 アフリカ東部に位置するスーダンで、30年にわたって強権政治を行ない、ダルフール紛争や南スーダン(現在は独立国)での苛烈な武力弾圧を行なってきたオマル・アル=バシル大統領に反対する民衆のデモ…

「~だけ余分に長い」の言い方(ベルファスト・マラソンでの珍事)

今回の実例は、5月5日(日)に北アイルランドで開催されたベルファスト・マラソンでの珍事についての報道記事から。 この大会は、北アイルランド紛争中の1982年に開始された。伝統的に(「伝統」というには短いが)5月1日に行われてきたが、今年は5月5日(日…

付帯状況のwith, 現在分詞(サッカー欧州チャンピオンズ・リーグ準決勝)

今回の実例は、サッカーの欧州チャンピオンズ・リーグ(以下「CL」)の準決勝、リヴァプールFC対FCバルセロナの試合の実況テキストから。 CLの準決勝は対戦する2チームそれぞれのホームで行われ、計2試合の得点を総合して勝敗を決する。 今日のカードでいう…

等位接続詞によるthat節の繰り返し、時制の一致、過去分詞の分詞構文(ハリー王子とメーガン妃に赤ちゃんが生まれた)

今回の実例は、英国のサセックス公ご夫妻の第一子誕生のニュース記事から。 「サセックス公(公爵)」はハリー王子のことで、「サセックス公(公爵)婦人」はメーガン妃のこと。ちなみに日本語の報道では「メーガン妃」と表すことになっているらしいが、英語…

keep ~ from -ingと、その言い換え, to不定詞の意味上の主語(モラー特別捜査官と司法省)

今回の実例はTwitterから。 2016年大統領選挙にロシアが介入したのではという疑惑に関するロバート・モラー特別検察官の捜査報告書。当初報告書そのものは開示されず、バー司法長官が要旨的なものだけを「まとめ」の形にして発表した。その「まとめ」が、ト…

there is/are ~, no + 名詞, whatever + 名詞(再掲)

※この記事は、2019年1月にこのブログを開設したころにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないので、重要事項の実例として改めて見ておいていただきたく、ここにコピーして再掲しておこう。 ****************…

「~が…することを妨げる(禁止する)」系の表現2つ: 《ニュアンス》の違いを知ろう(日本の天皇制)

今回の実例は、新天皇即位を報じるBBC Newsの記事に含まれていた「~が…することを妨げる」系の表現2つ。 記事はこちら: www.bbc.com

辞書代わりに機械翻訳を使うべからず: 「退位」の英訳をめぐって/英語がどーたら以前に文字情報として文字を扱う以上、知っておくべき表記ルール

今回は連休中なので省力モード。とりあえず、辞書の代わりに、Google翻訳やその類似のウェブサービスを使うのやめれ、という話。 Google翻訳などは辞書と違って訳語を1つしか示さないから、たくさんの中から選ばなくて済むから便利♪みたいに考えている人が多…

長い文, 「~年ぶり」の表現, 前置詞following, 挿入, 過去分詞, 言い換え, 《同格》のthat節, 関係代名詞の非制限用法(新天皇即位)

今回の実例は、新天皇即位についての報道記事から。 今回の譲位については説明は不要だと思うが、英語圏でもそこそこビッグニュースとして関心を集めており、4月になってからは何度か解説記事を見かけたし、4月30日から5月1日にかけては、私が見た範囲、つま…

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