Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

【日本】

if節のない仮定法, 挿入, など(広島市への原爆投下とダグラス・マッカーサー)

今回の実例は、前回の続きで、グレッグ・ミッチェルさんのブログから。前置きなしでいきなり本題に入る。記事はこちら。 gregmitchellwriter.blogspot.com 前回は、原爆投下の2日前の米国政府および米軍内の動きを、端的に箇条書きでまとめたこのブログ記事…

関係代名詞の非制限用法, 同格, コロンの使い方, 引用符の使い方, 過去完了, など(広島市への原爆投下とダグラス・マッカーサー)

今回の実例は、歴史的事実を丹念に調べ、それまで当てられていなかった光を当てるということを地道に続けてきたジャーナリストのブログから。 今日は8月6日、広島市に原爆が投下された日である。戦後平和公園として整備されたかつての市街地では、広島市民や…

倒置, of + 抽象名詞, 接触節, 過去分詞の後置修飾 (スーパーリーグに対する日本のファンの反応を伝える英語ツイート)

今回の実例は、Twitterから。 いきなり「12クラブが署名しましたよ。ファンのみなさん、楽しみが増えてよかったですね」って話になってて、実際の現場の責任者であるチームの監督たちが「いや、そんな話、全然聞いてなかったっすね」「報道で知りました」と…

even if ~, be regarded as having ~, the+最上級 ~ everなど(古賀稔彦さん死去)

今回の実例は、英語版ウィキペディアから。 1992年のバルセロナ五輪で金メダリストとなった柔道家の古賀稔彦さんが、53歳という年齢で亡くなったことは、英語圏でも伝えられている。 Japanese judoka Toshihiko Koga, who won Olympic gold at the 1992 Barc…

「海外からの~」「外国の~」の表し方, due to ~の2つの用法・意味, 付帯状況のwith(東京五輪は、国外からの観客なし)

今回の実例は、Twitterがまとめているニュース系フィードのページから。 3月21日、何が何でも開催を強行するらしい東京オリンピック・パラリンピック大会に、日本国外からの観客は入れないという決定が、正式に表明された。それは当然、即座に「国際ニュース…

日本語の「仕方がない」を英語でどう表現するか, およびアメリカ英語のAAVEについて

今回の実例は、Twitterから。 現実世界に複数言語話者がいるのだから、Twitterにも複数言語話者がいて、その中には日本語を外国語として習得した人々もいる。そして、英語を母語とする日本語話者の間でときどき、日本で日本語のフレーズの「対訳」としてあら…

have + O + 過去分詞, やや長い文, 挿入, など(世界に広まる森発言)

今回の実例は、Twitterから。 東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の発言が大炎上している。英語圏でまで炎上している。っていうかフランス語圏でも炎上している。五輪種目に「墓穴掘り」があったら、難易度の高い「炎上」も完璧に…

「英紙タイムズ」の報道について確認する方法(2)

今回は、前回の続きで、有料購読していないと全文の閲覧ができない英国の新聞The Timesで報道された内容を、The Timesを購読せずに、少しでも把握することについて。 有料購読していないと記事全文が読めない媒体の報道内容を知りたい場合、最速で最適な解は…

「英紙タイムズ」の報道について確認する方法(1)

今回は、日本語圏で話題になっている英語報道をどう見つけ、どう追うかということについて。 先週金曜日(1月22日)、日本語圏で大きな話題となっていた「英紙タイムズ」の報道がある。 「英紙タイムズ」は、見ての通り英国の「タイムズ (the Times)」という…

※本項、金曜日の夜に、書きかけのままタイマー送信されてしまいました。土曜日に形を整え、見出しを書きます。しばらくお見苦しいままさらしておきますが、よろしくお願いします。 ------------------------ 今回は、変則的な形で、時事ブログみたいな書き方…

関係形容詞, 前置詞+関係詞(長崎への原爆投下から75年)

今回の実例は、75周年という節目の年に長崎の平和祈念式典に「海外」から寄せられたメッセージから。 「75周年」がなぜ節目になるのかは、(週末・休日の再掲分を除いた)前回記事(先週金曜日掲載)に書いた。もしも新型コロナウイルスの脅威がなかったら、…

「4分の1」という区切り方, 完了分詞構文(世界で初めて核兵器が使われて75年の日に、広島に寄せられたメッセージ)

今回の実例は、アイルランドの大統領のコメントから。 今年、2020年は、1945年の第二次世界大戦終結から75周年の節目の年である。「75年の節目」というのが日本語圏では伝わりづらいようだが、西洋*1では「4分の1」をひとつの区切りとするのが習慣になってい…

「Go Toキャンペーン」「Go Toトラベル」という言葉のどこがおかしいのか (2)

今回は前回の続き。 まず前置きとして、前回のエントリへのブクマから: こういう人ってシンガポール英語表記とか見る度に一々ブチ切れてるのかな https://b.hatena.ne.jp/entry/4688560548380032066/comment/Big_iris だれがシングリッシュの話をしている。…

「Go Toキャンペーン」「Go Toトラベル」という言葉のどこがおかしいのか (1)

今回は変則的に、ある違和感maxな日本の官製フレーズについて。 新型コロナウイルスの流行で、最も危険なところで体を張って仕事をしている医療従事者が、まともな待遇を受けることすらできていないということが次から次へと伝えられてくる一方で、感染が拡…

やや長い文, unlike ~, 関係代名詞の非制限用法, パンクチュエーション(日本の「医療崩壊」の危機)

今回も、前々回および前回と同じ記事から。 今回は記事の一番最後の方、同じ危機の中にあって、英国という遠く離れた場所から東アジア(極東アジア)を概観してまとめている部分から。 記事はこちら: www.bbc.com

関係代名詞の非制限用法, prepare for ~, despite ~,《同格》のthatの省略(日本の「医療崩壊」の危機)

今回の実例は前回のと同じ記事から。 前回は報道記事そのものの一部を見たが、今回はその記事に書き添えられたエディターの「分析」(Analysis)から見ていこう。「分析」は、日本のメディアの用語でいえば「解説」のようなものだ。 記事はこちら: www.bbc.c…

現在完了, be unable to do ~, due to ~, 過去分詞の後置修飾、など(日本の「医療崩壊」の危機)

今回の実例は、日本についての報道記事から。 新型コロナウイルスの流行について、日本は実はかなり早い段階では英語圏で連日トップニュースになるような扱いを受けていた。乗客や乗員に多くの欧米人が含まれていたダイヤモンド・プリンセス号のことがあった…

It is ~ that ...の強調構文(この事態に際しても、海外での評判を気にする日本の安倍政権)

今回の実例は、報道記事から。 記事についての説明のための前置きは、書いているとその間にブチきれそうになるので省略。記事はこちら: Japan sets aside $22 million to buff government’s global image amid pandemic struggles https://t.co/htJpvWf9Fz —…

force ... to do ~, 付帯状況のwith, 和文和訳, to不定詞の意味上の主語, 等位接続詞のand, 不定冠詞(東日本大震災から9年)

今回の実例は、東日本大震災から9年を迎えた日本についての報道記事から。 記事の内容はあらかじめ説明するまでもないだろう。日本で、日本語でたっぷり報じられていることを英語で読むとどうなるか、といったことを確認してみてほしい。 記事はこちら: www.…

「言い換え」のor(日本の新元号)【再掲】

このエントリは、今年4月にアップしたものの再掲である。ここで見たorの使い方は、「身近な日本の文物について、英語で説明してみよう」的な英作文を課題として出されている学生さんにはおなじみのものであろう。 -----------------------------------------…

forbid ~ from -ing, 準否定語のlittle, interest in -ing (日本の天皇即位)

今回の実例は、日本の天皇の即位の礼を伝える報道記事から。 解説のための前置きは不要だろう。早速記事(英ガーディアンのジャスティン・マカリー記者による): www.theguardian.com この記事は、10月22日の即位の礼の日に何があったかを伝える部分が上の方…

offense (offence) は、カタカナ語の「オフェンス」から離れて意味を確認しよう

今回は、前々回と前回の続きで、offense (offence) という名詞に関してのまとめ。これでシリーズ完結だ。 hoarding-examples.hatenablog.jp hoarding-examples.hatenablog.jp このシリーズの発端となった前々回は形容詞のoffensiveについて、前回は動詞のoff…

スポーツで「攻撃の」を言う言葉がoffensiveなのに、「攻撃陣」のことをoffenderと言わないのはなぜか

今回は、前回の話から派生して、offendという動詞について。 hoarding-examples.hatenablog.jp 前回は、offensiveという形容詞は、限定用法(名詞を直接修飾する用法)でなければ、まあだいたいは「無礼な」という意味になるということを、英英辞典なども参…

offensiveという単語を「攻撃的」という意味で覚えていると、とんでもないコミュニケーション・ブレイクダウンを招くことにもなりうるよというお話

今回は、実例というより、実際の誤用例に関連しての投稿。もちろん実例もつけるが、しばらくは「誤用」の話になるので読むのが嫌になる人もいるかもしれない。 7月6日、日本のある大学のオープンキャンパスの告知ポスターだという画像をTwitterで見かけた。…

「~が…することを妨げる(禁止する)」系の表現2つ: 《ニュアンス》の違いを知ろう(日本の天皇制)

今回の実例は、新天皇即位を報じるBBC Newsの記事に含まれていた「~が…することを妨げる」系の表現2つ。 記事はこちら: www.bbc.com

辞書代わりに機械翻訳を使うべからず: 「退位」の英訳をめぐって/英語がどーたら以前に文字情報として文字を扱う以上、知っておくべき表記ルール

今回は連休中なので省力モード。とりあえず、辞書の代わりに、Google翻訳やその類似のウェブサービスを使うのやめれ、という話。 Google翻訳などは辞書と違って訳語を1つしか示さないから、たくさんの中から選ばなくて済むから便利♪みたいに考えている人が多…

長い文, 「~年ぶり」の表現, 前置詞following, 挿入, 過去分詞, 言い換え, 《同格》のthat節, 関係代名詞の非制限用法(新天皇即位)

今回の実例は、新天皇即位についての報道記事から。 今回の譲位については説明は不要だと思うが、英語圏でもそこそこビッグニュースとして関心を集めており、4月になってからは何度か解説記事を見かけたし、4月30日から5月1日にかけては、私が見た範囲、つま…

「言い換え」のor(日本の新元号)

今回の実例は、日本の新元号が決定・発表されたことを伝える記事から。ただしこの実例、事実誤認が入っているというか、かなり雑な記述であり、英文法の項目(今回はむしろ「語法」か)と同時にそういったところにも注目したい。 記事はこちら: www.bbc.com

素早く読んで内容を把握する練習に好適な文(シアトル・マリナーズのステートメント)、「~の間」を表す表現、和製英語の表現の表し方

今回の実例は、イチロー選手の引退を告知するシアトル・マリナーズの広報の文章。 MLB開幕戦のオークランド・アスレチックス対シアトル・マリナーズの第2戦が行われる3月21日の昼間、日本語の報道で「イチロー選手が第一線を退く意向を球団に伝えた」という…

複合関係代名詞、時を表す副詞節

今回の実例は、日本の「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」への着陸に成功した、というニュースから。 「はやぶさ2」の着陸成功は、英語圏でもかなり大きなニュースになっていて、大手メディア各社に記事が出ていたから、興味のある人は探してみるとよいだろ…