Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

定型文・定型表現

Twitterの「コミュニティノート」はイーロン・マスクが始めたのではない、ということについて、英語で確認する手順

既存のツイートに、ツイート筆者とは別のTwitterユーザーが、後から補足メモをつけることができるというTwitterの「コミュニティノート」という機能は、日本語圏では、今月(2023年7月)になってようやく広く使われだしたため*1、「イーロン・マスクでも、Tw…

inviteされてacceptされてはじめて出席・参列が可能になる、という当たり前のことを、英語で確認する(エリザベス2世の葬儀に招待すらされていない者は、参列を「見送る」ことはできない)

今日は土曜日なので、普段なら過去記事の再掲をするのだが、今週は、うっかり帰宅が遅くなったという高校生みたいな理由で1日休載してしまったので、その分を掲載することにしたい。 今週、私の目にするモニタ上の世界での最大の話題は、前回述べた通り、英…

【再掲】ツッコミどころ満載の記者会見をツッコミながら実況する記者, 「待望の~登場」の定型表現, 接触節, not ~ any ...での全否定(連載:「フォー・シーズンズ」事件、その5)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回も前回からの続き。今週はずっとこのトピックを扱ってきたが、今回で終わりにする。 英語圏で「現場」があることの多くについて、このような形での「現場の記者からの実況…

【再掲】be about to do ~, some + 単数形, 《結果》を表すto不定詞, 直説法か仮定法かを根拠をもって判定する, など(連載:「フォー・シーズンズ」事件、その4)

【再掲】悲報の際の定型表現, 感情の原因を表すto不定詞, 《国》を受ける代名詞のshe, など(サー・ショーン・コネリー死去)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterに連続投稿された、かなりフォーマルな文面から。 日本でも大きく報じられている通り、10月の終わりに俳優のショーン・コネリーが90歳で亡くなったことが公…

【再掲】日本語の文を、そのまま逐語的に英語にしただけで、言いたいことが伝わるとは限らない(定型文というものについて、および各国首脳のメッセージ実例)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- さて、いよいよ前々回と前回に続いて、「病人へのお見舞いの気持ちを英語で表してみよう」の最終回だ。 こんなことは、すでに何冊も世に出ていて、何なら公共図書館にも必ず置…

【再掲】日本語の文を、そのまま逐語的に英語にしただけで、言いたいことが伝わるとは限らない(時制について)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- というわけで前回の続き。 前回は、日本語から英語にするときに、そのまま文法規則に従って英文和訳すれば通じるものと、それでは通じないもの「決まり文句」があるということ…

分断と対立の地で、若き政治家が急逝し、分断を超えて政治家たちが言葉を寄せている(お悔やみの言葉, 時制, 完了不定詞など)

今回の実例は、Twitterから。 北アイルランドで、ある政治家がわずか39歳で急逝した。その報を受けて、私の見る画面は、北アイルランドの分断と対立を超えて、政治家たちからの、故人をしのぶ、とても人間的な言葉で埋め尽くされた。 「紛争」に関係していな…

【再掲】日本語の文を、そのまま逐語的に英語にしただけで、言いたいことが伝わるとは限らない(序)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は「実例を検討する」というより、日本国の首相が世界に開かれたTwitterに英語で投稿した文面について。これについて「意味は通る」と強弁する人たちが少なくないが、普通…

英語を聞き取るとはどのようなことか~人は知ってる単語しか聞き取れない(Ch4ニュース、ジョン・スノウの引退)

今回は、いつもと少し趣向を変えて、聞き取りについて。 昨日から今日にかけて、Twitterの私が見る画面で「英語の聞き取り」が話題になっていた。発端は髙村峰生さん(関西学園大学教授)の下記のツイートだったようだ。 英語を身につける動機として「映画を…

仮定法過去完了, even if ~のevenの省略, など(写真家ミック・ロック死去)

【追記】本項、タイトルを入力したときにボケていて、「evenの省略」とすべきところを「ifの省略」としていました。失礼しました。 ============================ 今回の実例は、Twitterから。 写真家のミック・ロックが亡くなった。「誰、それ?」っていう人…

without -ing, 関係代名詞, など(訃報: 北アイルランド和平の筋道をつけた政治家の妻、パット・ヒュームさん)

今回の実例は、ある訃報を受けたステートメントやツイートから。 1年と1カ月ほど前、2020年8月に、1990年代の北アイルランド和平を実現させた最大の功労者のひとり、ジョン・ヒューム元SDLP党首が亡くなった。生涯の最後の何年かは、認知症とともに生きてい…

ツッコミどころ満載の記者会見をツッコミながら実況する記者, 「待望の~登場」の定型表現, 接触節, not ~ any ...での全否定(連載:「フォー・シーズンズ」事件、その5)

今回も前回からの続き。今週はずっとこのトピックを扱ってきたが、今回で終わりにする。 英語圏で「現場」があることの多くについて、このような形での「現場の記者からの実況ツイート」がある。Twitterで誰にでも見られる形で提供されている情報である。し…

be about to do ~, some + 単数形, 《結果》を表すto不定詞, 直説法か仮定法かを根拠をもって判定する, など(連載:「フォー・シーズンズ」事件、その4)

今回は前回の続き。 ところでこのfiasco(ぐだぐだ)の件、発生したのは日本時間で8日未明で、2日以上たってようやく日本の大手報道が見出しにするレベルで取り上げたという(朝日新聞、2020年11月10日 13時8分。h/t watto)。現地の記者さんからはとっくに…

悲報の際の定型表現, 感情の原因を表すto不定詞, 《国》を受ける代名詞のshe, など(サー・ショーン・コネリー死去)

今回の実例はTwitterに連続投稿された、かなりフォーマルな文面から。 日本でも大きく報じられている通り、10月の終わりに俳優のショーン・コネリーが90歳で亡くなったことが公表された。この人について、日本では「イギリスの俳優」と言われることが多いが…

日本語の文を、そのまま逐語的に英語にしただけで、言いたいことが伝わるとは限らない(定型文というものについて、および各国首脳のメッセージ実例)

さて、いよいよ前々回と前回に続いて、「病人へのお見舞いの気持ちを英語で表してみよう」の最終回だ。 こんなことは、すでに何冊も世に出ていて、何なら公共図書館にも必ず置いてあるような英文手紙・メールの文例集を見れば1分もかけずに知ることができる…

日本語の文を、そのまま逐語的に英語にしただけで、言いたいことが伝わるとは限らない(時制について)

というわけで前回の続き。 前回は、日本語から英語にするときに、そのまま文法規則に従って英文和訳すれば通じるものと、それでは通じないもの「決まり文句」があるということについて述べた。また、米国のトランプ大統領の新型コロナウイルス感染と入院につ…

日本語の文を、そのまま逐語的に英語にしただけで、言いたいことが伝わるとは限らない(序)

今回は「実例を検討する」というより、日本国の首相が世界に開かれたTwitterに英語で投稿した文面について。これについて「意味は通る」と強弁する人たちが少なくないが、普通に英語使える人なら「通じてないよ」としか言いようがないはずである。 本題に入…

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