Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

時制

日本語の文を、そのまま逐語的に英語にしただけで、言いたいことが伝わるとは限らない(時制について)

というわけで前回の続き。 前回は、日本語から英語にするときに、そのまま文法規則に従って英文和訳すれば通じるものと、それでは通じないもの「決まり文句」があるということについて述べた。また、米国のトランプ大統領の新型コロナウイルス感染と入院につ…

時制(大過去の中の完了不定詞)(BBCは誰の何を「人種差別」だと言うのか)【再掲】

このエントリは、2019年10月にアップしたものの再掲である。時制を丁寧に見ていくことは、英語で書かれたものの情報を正確に読み取るためには欠かせないことである。読み飛ばさないようにしなければならない。 ----------------- 今回の実例は、英国の公共放…

itsとit's, 《時》を表す副詞節での現在形の未来代用, importantなどに続くthat節内の動詞の原形(仮定法現在)(年末、つまり英国のEU離脱まであと100日)

今回の実例は、Twitterから。 今年1月末をもってEU(欧州連合)加盟国ではなくなった英国は、協定により、今年いっぱいは「移行期間」を持ち、EUと本当に縁を切る前にいろいろ準備をしたり話し合ったりすることになっていた。その移行期間は、6月末までに英…

時制, 仮定法過去完了 (if節のない仮定法), OSVの語順の文(大坂なおみさんによる文章)

今回の実例は、大坂なおみさんが、この7月にエスクワイア誌に寄稿した文章から。 エスクワイア誌 (Esquire) は男性向けファッション雑誌だが、米国、というか英語圏では、女性向けファッション雑誌のヴォーグ (Vogue) やコスモポリタン (Cosmopolitan) など…

機械翻訳において「流暢な誤訳」が生じるのはなぜか/同格, 比較級, 時制(バーミンガムの連続殺傷事件)

今回は、前回の続き。 今回の本題は、前回のエントリの最後の方で見た「DeepL翻訳による流暢な誤訳」についての検討だが、その前に、前回エントリの発端となった例文について、機械翻訳という観点から少し補足しておきたい。 前回エントリの発端となったのは…

時制(過去完了と過去), earlier this week, almost all ~, 肯定文でのany(ベトナムでの新型コロナウイルス感染)

今回の実例は報道記事から。 新型コロナウイルスについて、日本国内では「日本スゴイ」の《物語》に乗った話が優先され、英語圏、特に英国や米国の報道機関が日本について何か懐疑的・批判的なことを少しでも書いていると「コロナで大量の死者を出しているお…

時制の一致の例外, など(新疆ウイグル自治区で生産される綿と、無印良品、ユニクロ、H&Mなど世界のアパレルブランド)

今回も、前々々回、前々回、前回に続き、新疆ウイグル自治区で人々を強制労働させることで生産されているとしか考えられない素材が、世界中のアパレル企業によって、私たちの着る衣類に使われていることについての報告を報じる記事から。 最初の回(前々々回…

時制、完了不定詞、stop -ing, start -ing(嘘を嘘と見抜ける人でないと、ネットで投げ銭するのは難しい)【再掲】

このエントリは、2019年8月にアップしたものの再掲である。ここで見たような《時制》の扱いは意外と雑に済ませてしまいがちなので注意したいところである。 ----------------- 今回の実例は、中国で起きたネット上のちょっとした騒動を紹介するBBCの記事から…

報道記事の見出しにおける時制, -ing形の区別(香港国家安全維持法可決)

今回の実例は、ついさっき来た速報ニュースから。 「速報」は英語ではBreaking Newsと表す(Just Inという言い方もある)。短くすれば "Breaking" となる。各媒体、第一報はそれをつけて流す。Twitterで英語圏主要国際メディアのアカウントをフォローしてお…

-ing形が動名詞なのか現在分詞なのかを見極める, 分詞構文, 同格, 挿入, 【ボキャビル】changes in ~, likely to do ~, など(「体験の共有」は人間独自のものか)【再掲】

このエントリは、2019年7月にアップしたものの再掲である。「読み」としては、難しいことを考えずに素直に英語をたどっていくだけで、新しい世界を見せてもらえるタイプの文章である。つまり、読んで楽しい文だ。 ----------------- 今回の実例は、類人猿の…

関係代名詞の非制限用法, 前置詞, 時制, 付帯状況のwith, など(事故死したコービー・ブライアントへの顕彰)

今回の実例も、前回と同じ、NFLスーパーボウルのハーフタイム・ショーについての記事から。 記事はこちら: www.bbc.com このスーパーボウルのほんの数日前、1月26日に、米スポーツ界では衝撃のニュースがあった。バスケットボールのスーパースター、コービー…

if節の省略された仮定法, should, 《近未来》を表す現在進行形(米国とカナダによる自国民の引き上げ)

今回の実例は複数のソースから。 新型コロナウイルスと、豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」のことは、改めてここで説明を書くまでもないだろうが、文脈を示すために初期報道(2020年2月4日付、共同通信)を貼っておく。 クルーズ船「ダイヤモンド・プリ…

there is/are ~の現在完了形, 関係代名詞の非制限用法, 動名詞の意味上の主語, 分詞構文(首相官邸とメディア)

今回の実例は、前回見たのと同じ記事から。背景解説等は前回のエントリをご参照いただきたい。 記事はこちら: www.theguardian.com

やや長い文, 関係代名詞, 付帯状況のwith, 【ボキャビル】動詞のmark, so-called, satisfaction with ~(民主主義の後退についての学術的な文)

今回の実例は、前回(先週末)見たのと同じ学術的な報告書から。 出典は同じで下記のPDF: https://www.bennettinstitute.cam.ac.uk/media/uploads/files/DemocracyReport2020.pdf 見るページも前回と同じ。

過去完了の受動態、so ~ that ... 構文(パリ、ノートルダム大聖堂の火災で崩落した尖塔と屋根について)【再掲】

このエントリは、今年4月にアップロードしたものの再掲である(昨日に続き)。2019年の10大ニュースに入るような火災の報道記事が素材だが、この火災自体についてその後わかったことについてアップデートはしていないので、その点、お含みおきいただきたいと…

挿入, each, every, 《同格》のthat, 名詞節のif節, 副詞節のif節, ask ~ to do ..., 前置詞+動名詞, 時制【再掲】

このエントリは、3月にアップしたものの再掲である。かなり笑える話が淡々と書かれている記事だが、文法項目としては絶対におろそかにできないような重要項目がてんこ盛りになっている。またeveryoneを受ける所有代名詞はhis/herなのかtheirなのかでいつも悩…

時制(大過去の中の完了不定詞)(BBCは誰の何を「人種差別」だと言うのか)

今回の実例は、英国の公共放送、BBCで現在持ち上がっている「騒動」の最新の展開に関するBBC Newsの記事から。 ナガ・マンチェッティ (Naga Munchetty) さんは、1975年生まれのジャーナリスト。ロンドンのアカデミー校*1を出てリーズ大学で英語を専攻し、ロ…

条件のif節(直説法)、パンクチュエーション(句読法)の英米差【再掲】

このエントリは、3月にアップしたものの再掲である。英語学習者には、if節についての理解がぼや~っとしていて、if節を見たら仮定法と決めつけてしまうことがありがちだが、そうとは限らないということを「形」の面からも改めてご確認いただければと思う。 -…

代名詞のother, 完了不定詞【再掲】

このエントリは、3月にアップしたものの再掲である。otherは、使い方がわかってるつもりでも実はわかっていないことが多い英単語のランキングがあったら上位5位には入るんじゃないかという単語。解説ではその点に重点を置いているので、ぜひご一読いただきた…

《時》を表す副詞節内で「未来」を言うのに使われる現在形、SVCの文型におけるturn【再掲】

このエントリは、3月にアップしたものの再掲である。アメリカの子供(小学生)の作文程度の英語を書くのは案外難しい(かもしれない)ということがよくわかる実例だと思う。 -------------------------------------------------------------------------- 今…

複合関係代名詞、時を表す副詞節【再掲】

このエントリは、3月にアップしたものの再掲である。トピックは科学技術だが、将来、いわゆる「理系」の学部に進んで英語での論文や報道記事を読むときにも必ず遭遇するような基本的な文法事項を取り上げているので、確認のつもりでご一読いただければと思う…

挿入、時制、現在完了進行形、become + 補語、同格のthat、進行形の受動態【再掲】

このエントリは、3月にアップしたものの再掲である。こういう英文を、構造を取るのに立ち止まったりせず、また「いちいち和訳せずに読む(和訳しなくても正確に文意をつかむ)」ことができるようになると、英文を読むのは早くなる。 -----------------------…

時制、現在完了、過去完了、時制の一致、分詞構文【再掲】

このエントリは、3月にアップしたものの再掲である。速報の報道記事で現在完了がたくさん使われている実例だが、現在完了と過去とはどう違うかがよくわかる例だと思う。頭のなかを整理するつもりでご一読いただきたい。 -----------------------------------…

時制祭り(基本時制)feat. 分詞構文 【再掲】

このエントリは、今年2月にアップしたものの再掲である。日本語は「時制」というものの現れ方が英語とは異なるので、英語・英文法の解説として聞いてわかったつもりでも、自分で(日本語で考えてから)英語を書くとなるとめちゃくちゃになってしまうこともよ…

時制、完了不定詞、stop -ing, start -ing(嘘を嘘と見抜ける人でないと、ネットで投げ銭するのは難しい)

今回の実例は、中国で起きたネット上のちょっとした騒動を紹介するBBCの記事から。 BBC Newsのウェブサイトにはいくつかのコーナーがある。「国内(UK)」、「国際(World)」、「ビジネス(Business)」、「IT・技術(Tech)」、「科学(Science)」、「エ…

-ing形が動名詞なのか現在分詞なのかを見極める, 分詞構文, 同格, 挿入, 【ボキャビル】changes in ~, likely to do ~, など(「体験の共有」は人間独自のものか)

今回の実例は、類人猿の行動の研究からわかったことについて説明する、とても読みやすい記事から。 以前「人間独自の能力」と言われてきたものが、近年、研究の結果、必ずしもそうとは言えないとわかってきたという例がいくつかある。今回見るBBC記事も、そ…

仮定法過去、報道記事の見出しにおける現在形【再掲】

このエントリは、2月にアップしたものの再掲である。報道記事の見出しについて、基本中の基本といえる事項を解説してあるので、「ニュースの見出しくらいは英語でチェックしたい」とお考えの方にはぜひ読んでいただきたいと思う。 -------------------------…

時制の一致、間接話法、〈婉曲〉のwould、前置詞+-ing【再掲】

以下は以前アップした記事の再掲である。間接話法と時制の一致について、基本を確認できるよい実例を扱っているので、そこでミスすることが多いという方にはぜひ読んでいただきたいと思う。 --------------------------------------------------------------…

the same + 名詞 + as ~, 時制, 直説法のif節(条件を表す副詞節), 長い文, 等位接続詞, 先行詞にevery-がある場合の関係代名詞, as ~ as one can, 比較, 助動詞 + have + 過去分詞, be able to do ~, 動名詞, 動名詞の意味上の主語, 前置詞 + 動名詞(再掲)

※この記事は、2019年1月にこのブログを開設したころにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないので、重要事項の実例として改めて見ておいていただきたく、ここにコピーして再掲しておこう。 ****************…

過去完了の受動態、so ~ that ... 構文(パリ、ノートルダム大聖堂の火災で崩落した尖塔と屋根について)

今回の実例も、昨日のと同じ、パリのノートルダム大聖堂の火災を報じる記事から。 www.theguardian.com ガーディアンはこの火災を、live-blogの形式で、情報が入ってくる都度伝えていたのだが、昨日と今日参照する報道記事は、その都度報道を踏まえて紙面に…