Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「結論が先」の英語の書き方、分詞の後置修飾の二重限定、形式主語、挿入、助動詞+完了形(エベレストの大混雑)【再掲】

このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。これもまた重要な文法事項がぎゅうぎゅう詰めに入っているので、丁寧に確認するつもりでしっかり見ていただければと思う。 ------------------------ 今回の実例は、エベレストの大混雑についての報…

if節のない仮定法, 英文の構成(パラグラフ・ライティング), force ~ to do ... (南アフリカを変えた少年)

今回の実例は、長文多読素材を探している人にはうってつけの記事から。 以前ざっと説明したことがあるのだが、BBCにNewsbeatという青少年向けのコーナーがある。BBC Newsのウェブサイトでは一般のニュースとシームレスになっているが、文章は一般向けのもの…

call for ~ to do ..., to不定詞の受動態, 分詞構文, 受動態, やや長い文(ドイツで起きた極右テロ、シーシャバー銃撃事件)

今回の実例は、ドイツで発生した極右テロについての記事から。 新型コロナウイルスの報道に埋もれてしまっているし、そもそも日本語ではろくに報道されてもいないかもしれないが、日本時間で2月20日(木)の朝、ドイツのハーナウ (Hanau) という都市で銃乱射…

関係代名詞の二重限定、訃報の伝え方(NASAの黒人女性数学者、キャサリン・ジョンソンさんの訃報)

今回の実例は、Twitterから。 2月25日早朝、NASA(アメリカ航空宇宙局)のアカウントから、残念なニュースが流れてきた。 Katherine Johnson (1918-2020)The little girl who loved to count who became the woman to inspire us to dream immeasurable drea…

報道記事の見出し(未来のことはto不定詞で表す), be to do ~(ロンドン、ベスナル・グリーンの博物館)

今回の実例は、偶然にもつい先日(連休初日)再掲したのと同じ項目なので、「知識の定着を図る」的に見ていただければと思う。 ロンドンの真ん中を東西に横断する地下鉄、セントラル・ラインに乗って、都心部から東に向かおう。ざっぱくに言えば、昔からの都…

so ~ that ... 構文, 英国内の言語的多様性, さまざまな貼り紙の英語(欧州議会議員選挙での投票所 #DogsAtPollingStations )【再掲】

このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。Twitterをうまく使うと、このような「言葉のある風景」にたくさん触れることができる。 ------------------------------------- 今回の実例は、5月23日、欧州議会議員選挙投票日のTwitterから。 今…

some ~, others ...の構文, another, if節のない仮定法(ジョージ・ベストの銅像が似てなさすぎる件)【再掲】

このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。これも重要な基本構文がてんこ盛りだが、話がおもしろいので、ゲラゲラ笑って読んでいただければよいと思う。 ------------------------------------ 今回の実例は、文法項目としてはほんの3日前に…

報道記事の見出し(未来のことはto不定詞で表す), be to do ~(マンチェスター・シティ主将の退団)【再掲】

このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。苦手な人が多い《be+to不定詞》のことがちょっとわかった気になれる実例だと思う。 --------------------------------- 今回の実例は、日本の学校教育では習ったことがない人が多いかもしれない項…

パラグラフの構造, 文頭のAnd, due to ~, 前置詞のas, make sure (that) ~(五輪開催地をめぐるフェイクニュース)

今回の実例はTwitterから。 2020年2月20日、妙にキーボードで打鍵しやすい日付のこの日に、Twitter上の日本語圏に「フェイクニュース」があふれた。今回はそれについて取り上げようと思う。いつもとは趣向を変えて、ブログの執筆をライヴ・ツイートする形に…

英語のパラグラフの書かれ方, 接続詞, 助動詞+have+過去分詞, therefore, 分詞構文など(ダイヤモンド・プリンセスの検疫は不十分だったという米CDCの声明)

今回の実例は、米国の政府系機関の文書より。 豪華客船「プリンセス・ダイヤモンド」のことは先日書いた通りである。今回の実例は、この船で行われていた「検疫」についての米CDCの文書(の一部)だ。 CDCはCenters for Disease Control and Preventionの略…

関係代名詞の非制限用法, 前置詞, 時制, 付帯状況のwith, など(事故死したコービー・ブライアントへの顕彰)

今回の実例も、前回と同じ、NFLスーパーボウルのハーフタイム・ショーについての記事から。 記事はこちら: www.bbc.com このスーパーボウルのほんの数日前、1月26日に、米スポーツ界では衝撃のニュースがあった。バスケットボールのスーパースター、コービー…

if節のない仮定法, ハイフンの用法, thatの判別, 関係代名詞, 付帯状況のwith(米NFL、圧巻のハーフタイムショーとヒスパニック)

今回の実例は、少し前の記事になるが、米NFLのスーパーボウルのハーフタイムショーについての論評記事から。 NFLはNational Football Leagueで、アメリカン・フットボールの全国リーグ、「スーパーボウル」はその優勝決定戦で、NFL傘下の2つの団体(カンファ…

if節の省略された仮定法, should, 《近未来》を表す現在進行形(米国とカナダによる自国民の引き上げ)

今回の実例は複数のソースから。 新型コロナウイルスと、豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」のことは、改めてここで説明を書くまでもないだろうが、文脈を示すために初期報道(2020年2月4日付、共同通信)を貼っておく。 クルーズ船「ダイヤモンド・プリ…

接続詞のas, 動詞のend, 同格とコンマ, 仮定法過去, 時制の一致の例外(ウェールズで初の独立要求デモ)【再掲】

このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。重要事項がてんこ盛りになっているので、ひとつひとつ確認していくつもりで読んでいただければと思う。 ------------------------------------------ 今回の実例も、前回と同じ、ウェールズで初めて…

some ~, others ...の構文(ウェールズで初の独立要求デモ)【再掲】

このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。英語の構造を作るうえでの基本形のひとつの具体例として見ておくとよいだろう。 ---------------------------- 今回の実例は、ウェールズで初めて行われた独立要求デモについての報道記事から。 ウ…

if節のない仮定法 (without ~), 挿入, 否定, thank ~ for ..., パンクチュエーション(セミコロン)(ジュリアン・スミスNI大臣の解任)

今回の実例はTwitterから。 起きたことがショックすぎて文脈とか説明できる状態ではないので、今回はサクッと。 何が起きたかというとこういうこと。つまり、英国政府の北アイルランド担当大臣が、2月13日のジョンソン内閣改造でクビになった: Julian Smith …

リスニング(聞き取り)の練習素材, 定型表現, would like to do ~, thank ~ for ..., 省略, make + O + C, 仮定法, without ~(カズ・ヒロさんのアカデミー賞受賞スピーチ)

今回も、先日のエントリに引き続き、音声を素材に聞き取りをして文法を見てみよう。というか、「聞き取るためには文法と語彙力が必要」ということの意味を確認してみよう。 すごく簡単に説明すると、誰かが口頭で発する「もにゃもにゃもにゃもにゃ」という音…

floorが「床」ではなく「地面」を意味することがある(チームの勝利に感涙を禁じ得ない監督)【再掲】

このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。「文字通りの訳」が必ずしもいつも正確に文意を表せるわけではないという事例のひとつだ。 ----------------------------------------- 今回の実例は、文法というより単語の話。 日本語圏では英語に…

倒置, not only A but B, keep + O + -ing, 【ボキャビル】tangible(米アカデミー賞で韓国映画が最優秀作品賞他4冠)

今回の実例は、Twitterから。 2月10日の第92回米アカデミー賞は、韓国映画の『パラサイト 半地下の家族』が、最優秀オリジナル脚本賞、最優秀国際長編映画賞*1、最優秀監督賞、そして最優秀作品賞まで獲得するという、驚きの展開となった。この映画、アメリ…

リスニング(聞き取り)の練習素材, thatの判別(ホアキン・フェニックスの英アカデミー賞でのスピーチ)

今回の実例は、スピーチから。 今日2月10日は米国の西海岸、ロサンジェルスで「アカデミー賞」の授賞式が行われていて世界的な注目を集めているが、あれは実は米国の「映画芸術科学アカデミー」が選ぶ米国のローカルな賞で、国際的な賞ではなく、正確を期す…

前置詞+関係代名詞、現在分詞の後置修飾、助動詞のcan、those who ~(反ワクチン運動の広まり)【再掲】

このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。《前置詞+関係代名詞》は2020年1月に実施されたセンター試験・英語の第2問で出題されていた。他の項目もほとんど、設問にこそなってはいなかったかもしれないが、本文に出てきているような項目であ…

look to ~ for …(群動詞2つの合わせ技), A as well as B, no longer ~(反ワクチン運動の広まり)【再掲】

このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。これもまた、「受験英語」として習うことが実際の英語の読解においてどのくらい重要であるかを示す好例である。 ----------------------------- 今回の実例は、前回と同じ記事から。記事の内容に関…

分詞構文, 同格, prompt + O + to do ~, 助動詞+受動態, be able to do ~, of + 抽象名詞(首相官邸とメディアと報道の自由)

今回の実例も、前々回および前回見たのと同じ、英国の首相官邸がおこなう記者会見に「出席できる記者」を選別しようとし、排除された記者たちとともに全記者が会見をボイコットした、ということを報じる記事から。 記事はこちら: www.theguardian.com こうい…

there is/are ~の現在完了形, 関係代名詞の非制限用法, 動名詞の意味上の主語, 分詞構文(首相官邸とメディア)

今回の実例は、前回見たのと同じ記事から。背景解説等は前回のエントリをご参照いただきたい。 記事はこちら: www.theguardian.com

接続詞, 代名詞, tell + O + to do ~, allow + O + to do ~(首相官邸とメディア)

今回の実例はメディアに対する首相官邸の扱いをめぐる報道記事から。 2019年夏に英国の首相となったボリス・ジョンソンという人は、一言で言えば「そこそこいい家の子」で、イートン校からオクスフォード大学に進んだという経歴の持ち主だ。1970年代のことで…

《程度》を表すby, 分数の表現(「~の3分の1」), as a result, 最上級+ever, 関係代名詞, 接続詞while, 形式主語など(民主主義の後退についての学術的な文)

今回もまた、前々回および前回の続きで、学術的な報告書の記述から、大学入試で課される自由英作文に使えそうな表現を拾っていこう。 出典は前回までと同じ(下記のPDF): https://www.bennettinstitute.cam.ac.uk/media/uploads/files/DemocracyReport2020.…

やや長い文, 関係代名詞, 付帯状況のwith, 【ボキャビル】動詞のmark, so-called, satisfaction with ~(民主主義の後退についての学術的な文)

今回の実例は、前回(先週末)見たのと同じ学術的な報告書から。 出典は同じで下記のPDF: https://www.bennettinstitute.cam.ac.uk/media/uploads/files/DemocracyReport2020.pdf 見るページも前回と同じ。

接続詞のfor, 先行詞を含む関係副詞のwhere, A is to B what C is to D(反ワクチン運動の広まり)【再掲】

このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。「受験英語として習った英語が実際に使われている」という例としては完璧といってよい実例だ。特に《A is to B what C is to D》は実によく見かける表現である。 ----------------- 今回の実例は、…

orderなどに続くthat節内に現れる動詞の原形(ハーヴェイ・ワインスタインの裁判)【再掲】

このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。2020年1月にもまさに進行中で毎日のように新たな報道記事が流れてきている件についての記事を取り上げたが、この件ならこの件でひとつトピックを決めて継続的にニュースを追っていると、ボキャビル…

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