2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
今回の実例は、北アイルランドの報道記事から。 もう終結してから20年以上になるので知らない人も多いと思われるが、英国(イギリス)、つまり「グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国」の「北アイルランド」では、約30年にわたって武力紛争があっ…
今回も前回と同じく、世界保健機構 (WHO) が出したタバコに関する報告書から。 以下、前置きとして前回と同じ文面を少々…… この報告書は、タバコを人間の生活からなくしていこうという方向の動きがどのくらい進んでいるかを世界規模で調査してまとめられたも…
今回の実例は、世界保健機構 (WHO) が出したタバコに関する報告書から。 この報告書は、タバコを人間の生活からなくしていこうという方向の動きがどのくらい進んでいるかを世界規模で調査してまとめられたもので、WHOのサイトで全文や全体要旨、付属データな…
このエントリは、今年2月にアップしたものの再掲である。この項目(仮定法現在)についてはその後も何度も取り上げているが、本稿で見た実例のようにbeがそのまま使われている場合は、英語学習者は特に違和感を覚えることが多く、ついついisなどを使いたくな…
このエントリは、今年2月にアップしたものの再掲である。表題では文法項目を羅列してあるが、取り上げているのは要は「あれこれ入った長い文」である。「長い文」は返り読みして意味を把握するというクセがついている人もいるかもしれないが、学問であれ仕事…
今回の実例は、異様な暑さに見舞われているイングランドから、暑さに対応するための注意喚起の文面。 今年の夏、東京は20日以上ずっと曇りや雨で、じめじめじとじとした気温の低い日が続いていたが、ヨーロッパは尋常ではない暑さに見舞われていた。ほぼ1か…
今回の実例は、近年、ビジネスパーソンの間で大流行して定着したというフレーズが出てきているインタビューより。 英国の公共放送BBCのラジオは、やたらとたくさん局がある。ニュース・天気予報はもちろん、音楽中心のところもあればスポーツ中心のところも…
今回の実例は、以前、「こんなの、日本の受験英語でやるだけで、本物の英語には存在しないんですよね?」的なことを言われたものについて。 といっても「クジラ構文」ではない。もっとシンプルな事例だ。 makeという単語を辞書で引いたことがある人は、案外少…
今回の実例は、ガーディアンの論説記事の見出しから。 見出しなので、文法解説としては本文は読まなくてもOKなのだが、記事はこちら。今の英国政治に興味がある人は、読んで損はしないと思う: www.theguardian.com 今日のトピック、「《否定》の意味合いの同…
今回の実例は、英国で日曜日の朝のテレビといえばこれ、というような定番の政治家インタビュー番組でなされた、財務大臣の発言と、その発言を言い換えたものである報道各社のヘッドラインから。 以前も少し説明したが、英国では、首相はPrime Ministerだが、…
このエントリは、今年2月にアップしたものの再掲である。ここで見る《挿入》は素直なパターンで、「こんなの説明されなくてもわかるよ、楽勝楽勝」と思われることが多いかもしれないが、これが関係代名詞と合わせ技になるととたんに構造が取れなくなるケース…
このエントリは、今年2月にアップしたものの再掲である。ここで見るような《倒置》は報道記事など一般的な文章で頻出だが、文構造が取れなかったり誤訳したりということが起きやすい項目で、十分な注意が必要である。 -------------------------------------…
表題の件、ボリス・ジョンソンに黒くない歴史があるのかどうかというのは措いておいて……。 今回の実例は、報道記事の文頭で情報がぎゅっと凝縮されててちょっと読みづらいかもしれない文。 英語の文章は、最初に「結論」に相当するものを短くまとめて書くの…
今回の実例は、類人猿の行動の研究からわかったことについて説明する、とても読みやすい記事から。 以前「人間独自の能力」と言われてきたものが、近年、研究の結果、必ずしもそうとは言えないとわかってきたという例がいくつかある。今回見るBBC記事も、そ…
今回の実例は、少し前に見たG20サミットに際してのプーチン大統領の「リベラリズムはもう古い」発言をめぐってたくさん出た論説記事のひとつから。 プーチン発言に対しては「彼が西欧のリベラリズム、政治的伝統の何を知っているというのだ?」といった反応が…
今回の実例は、7月16日に英国で話題となったハッシュタグで回覧されていた文書より。 https://t.co/Dj5sMoSkCd #WeCareDoYou pic.twitter.com/cqzY9Z6Bra — nofrills/共訳書『アメリカ侵略全史』作品社 (@nofrills) July 15, 2019 サッカー、イングランド・…
このエントリは、今年2月にアップしたものの再掲である。英語表現のロジックが苦手だという方にも「わかりやすかった」と好評だったエントリだ。英語学習のためのTwitterの使い方のヒントも少し入っているので、いいなと思ったらご自身でも試してみていただ…
このエントリは、2月にアップしたものの再掲である。等位接続詞による接続は、簡単そうで実際にはそうでもないことが多い。訳した結果の日本語文が読んで意味不明になっているとき、見直してみると、等位接続詞の接続を読み取りそこなっていた(文構造をつか…
今回の実例は、最近英国で立て続けに話題になっている「芸術とスポンサー」という問題についての報道より。 日本の大手メディアで報道されているかどうかわからないが、現在英国を含むヨーロッパでは環境問題が政治・社会が一体となって即座に取り組むべき緊…
今回の実例は、「英語は同じ単語を繰り返すことを嫌う」という原則に関連しての、数字表現。 特に名詞についてだが*1、日本語では同じ名詞を繰り返しても不自然になりづらいのだが、英語では繰り返さずに済む方法を考えることが必要となる。一番シンプルなの…
今回は、前々回と前回の続きで、offense (offence) という名詞に関してのまとめ。これでシリーズ完結だ。 hoarding-examples.hatenablog.jp hoarding-examples.hatenablog.jp このシリーズの発端となった前々回は形容詞のoffensiveについて、前回は動詞のoff…
今回は、前回の話から派生して、offendという動詞について。 hoarding-examples.hatenablog.jp 前回は、offensiveという形容詞は、限定用法(名詞を直接修飾する用法)でなければ、まあだいたいは「無礼な」という意味になるということを、英英辞典なども参…
今回は、実例というより、実際の誤用例に関連しての投稿。もちろん実例もつけるが、しばらくは「誤用」の話になるので読むのが嫌になる人もいるかもしれない。 7月6日、日本のある大学のオープンキャンパスの告知ポスターだという画像をTwitterで見かけた。…
今回の実例は、前回見たのと同じ記事の下の方から。 記事はこちら: www.theguardian.com
このエントリは、2月にアップしたものの再掲である。試験でも実用英語でも頻出の重要構文を扱っているので、基本の確認のつもりでご一読いただければと思う。 --------------------------------------------------------------- 今回の実例は2019年1月下旬の…
今回の実例は、先日大阪で開催されたG20サミットの直前、ロシアのプーチン大統領が英国の経済新聞フィナンシャル・タイムズのインタビューに応じて述べた一言が引き起こした波紋についての論説記事から。 件の発言については、インタビューそのものを見てい…
今回の実例も、またこれと同じ記事から、仮定法現在の用例(同じような文法項目で恐縮だが、実用英語として重要な項目なので、記事を読んでて気が付いたものは取り上げておきたい)。 記事はこちら: www.theguardian.com
今回の実例は、不具合の告知をするInstagram公式アカウントのツイートから。 2019年7月3日(から、日本時間では4日にかけて)、英語圏は「InstagramとWhatsAppとFacebookが落ちてる」という話題で盛り上がっていた。TwitterもDMで不具合が出ていたようだが、…
今回も、前回と同じ記事から、前回見た部分の少し先を見てみよう。 記事はこちら: www.theguardian.com 本題に入る前に、下記キャプチャ画像の最初にある "the shadow women and equalities secretary" について、少し説明しておこう。 非常にざっくり説明す…
今回の実例は、少し前にも言及した英国の「ウィンドラッシュ・スキャンダル」について、担当省庁である内務省の報告書についての報道記事から。 その報告書は正式に公表されたものではなく、放送局の「チャンネル4」にリークされたもので、ガーディアンなど…