【ロシア】
今回の実例は、前々回と同じ、亡命したロシア人元外交官の手記から。コンテクストの説明などは前々回のエントリをご参照のほど。 記事はこちら: www.foreignaffairs.com 今回は、前々回のエントリで見た部分の少し先を見ていこう。少々手ごわい文である。
今回の実例は、亡命したロシア人の手記から。 米国に、Foreign Affairsという雑誌がある。雑誌といっても外交・国際関係・国際政治の専門誌で、掲載されているのは日々の動向を報じる報道記事ではなく、専門家や識者による分析記事や学術的な論文が主であり…
今回の実例は、Twitterから。 今日は「世界翻訳の日 the International Translation Day」ということで、翻訳という作業をするときに翻訳者が何をするかについて、以前書きかけたものを完成させようと思っていたのだが: おはようございます9月30日は『世界翻…
今回の実例は、報道記事から。 日本のメディアでも、今日、大きく報じられた通り、かつて存在した超大国、ソ連(ソヴィエト連邦)の最後のトップを務めた歴史の当事者が亡くなった。 説明のための前置きは不要だろう。記事はこちら: www.bbc.com もはや日本…
今回の実例は、少し前にBBC Newsのサイトに掲載された専門家による解説記事から。 BBC Newsには時おり、特に国際情勢に関して、王立国際問題研究所(チャタム・ハウス)の専門家が解説記事を書く。この2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻に関して…
今回の実例は、インタビューを中心に構成された解説・分析系の記事から。 ドイツの首相*1といえばアンゲラ・メルケル氏、という時代が長く続いた。実に、2005年11月から2021年12月までだから、16年以上だった。だから、「メルケルさんの前のドイツの首相は?…
今回の実例は、実用文書から。 といっても簡単な、ウェビナーの案内と登録である。 センター試験の後釜になった共通テストでも、このタイプの「実用文書」は出題されているが、あれは、「本物の実用文書」「生きた英語」と扱うのはかなり困難で、ああいう、…
今回は、前回の続きで、キャシディ博士がブチャの殺戮を受けて投稿した2つ連続のツイートの2つ目。前置きなどはすべて省略して、いきなり本題に入ろう。 Many will say - it will never happen - that Russia isn’t a signature to the ICC. Just like the U…
今回の実例は、Twitterから。 先の週末(4月2日から3日)、ウクライナから、ロシア軍が撤退して解放されたキーウ州の街の、あまりにひどい状況が伝えられた。『ペンギンの憂鬱』などで知られるウクライナの作家アンドレイ・クルコフは、惨状を記録した写真を…
今回の実例は、Twitterから。 ウクライナでとてもひどいことが行われている(「起きている」のではない。「行われている」のである)ことは大きく報道されている通りで、その悲惨と非道を伝えるニュースで世の中があふれかえっているときに、基本的に、大学…
今回は変則的に、Twitterのスレッドの翻訳を。 22日に見かけたこのスレッドは、長年もやもやしていたことについてはっきりした説明を与えてくれるものだった。スレッド投稿者で、米ニューヨーク拠点のメディアForwardなどで書いているAlexさんの許可をいただ…
今回の実例は、国際的に大きな注目を集め、大きな非難の声を引き起こした出来事の当事者の一人が、英語メディアに寄稿した文から。 今月ロシアで、「報道の自由」が叩き潰された。声を封じられた報道機関のひとつがDozhd (TV Rain) で、そのテレビ局でニュー…
今回の実例は、報道記事から。 ソ連、じゃなかった、ロシアによるウクライナ攻撃が始まって、ロシア国籍の人々が、国籍だけで差別発言、憎悪発言の対象となることが実際に起きているという。例えば唐突に北方領土を返せというDMを送り付けられた人とか、国籍…
今日はさすがに「英文法」という気分ではないので、完全実用情報。 日本語圏ではまさに20時間ほど前まで「欧米が勝手に騒いでいるだけ」「ロシアは攻撃などしない」みたいな、おまいらはサハフ情報相ですかみたいな言説が結構なメインストリームの場で大手を…
今回の実例は、前回の続きで、今年のノーベル平和賞の告知から。 今年のノーベル平和賞はジャーナリスト2人に与えられた。前回は、自国のドゥテルテ大統領の苛烈な政策を真正面から批判し、「ラップラー Rappler」というニュースサイトを設立して、政権側政…
今回も、前回と同じ記事から。背景情報に関しては、前回、何が本題だかわからないくらいたっぷりと文字数を費やして説明してあるので、そちらをご参照のほど。 そこで説明した件、つまり(トランプ流の幼稚な表現である「フェイクニュース」というより)現場…
今回の実例は、気候変動とロシアについてのAFPの記事から。 AFPはフランスの通信社で、省略せずに書けばAgence France-Presseという。フランスの通信社だが記事はフランス語だけでなく英語など多言語で配信している。日本でもAFP BBという名前で日本語に翻訳…
今回の実例は、前回見たのと同じ記事の下の方から。 記事はこちら: www.theguardian.com
今回の実例は、先日大阪で開催されたG20サミットの直前、ロシアのプーチン大統領が英国の経済新聞フィナンシャル・タイムズのインタビューに応じて述べた一言が引き起こした波紋についての論説記事から。 件の発言については、インタビューそのものを見てい…
今回も、前々回および前回と同じ記事から、文法項目を見ていこう。 記事を読むうえで必要となる前提知識的なことは前々回の記事を参照のほど。 記事はこちら: www.bbc.com
が今回の実例は、前回と同じ記事から、学術論文であれビジネスの場でのプレゼンテーションであれ、実際にまとまった英語(の原稿)を書くときに使えると、びしっと引き締まった感じを与えることができるかもしれない表現。 記事を読むうえで必要となる前提・…
今回の実例は、前々回のエントリで言及したHBOのドラマに関するBBCの追加検証記事から。 「検証」というのは今ここで私が端的に説明するために思いついた用語に過ぎない。「検証」といっても大掛かりなことをしているわけではなく、ドラマが描いている実際の…
高校で「仮定法」というものを習うと、たいていの人は少なからず「わけわかんない」という印象を抱く。「法 (mood)」というものは日本語にはないし、そもそもこれまでだって「もしも~なら」というif節は習ってきた。「もしも明日雨が降ったら、遠足は中止に…
今回の実例は、この冬、ロシアで人が暮らす区域にシロクマの大群が出現したことを受けて、英ガーディアンの環境部門エディター、ジョナサン・ワッツさんの分析記事から。 「シロクマの侵略」と伝えられたこの件、下記の映像(カナダのCBCニュース)がよく整…
2019年1月6日、the Guardian キャプチャした記事は、元米海兵隊員で英国籍も持っているPaul Whelanさんという男性が、ロシアでスパイ容疑で身柄を拘束されたあとに英米のメディアで多く出た記事のひとつ。彼は仕事で付き合いのあるロシア人の結婚式のために…