Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

claimという英単語

過去分詞の後置修飾, 「フェイク」を語るときの必須単語, BBC News系Twitterフィードの見方, など(フランス大統領選挙を前に出ている画像捏造系ネットデマ)

今日は土曜日にもかかわらず再掲でない内容になる。 今週は、デマについてという、当ブログとしては中身はほとんどないにもかかわらず消耗だけはするトピックを扱い、それも文字数をやたらといっぱい使ったのでくたびれてしまって、昨日、金曜日のエントリを…

【再掲】ある「主張」に対置すべきは「もう一方の主張」ではなく「事実」である。Comment is free, but facts are sacred.

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は、先週ずっと見てきた「フォー・シーズンズ(ホテルではない)」のインシデントに関する落穂拾い的なことを。英語表現としておもしろいものがあったのでそれを書いておき…

【再掲】claimという英語について(「米大統領選で不正」という「主張」をそのまま報じた日本の大手報道)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は、変則的な形で、時事ブログみたいな書き方をする。 現在、何というか、日本語圏のメディアで目立っている報道内容について、私は大変な不安と心配と懸念を抱かされてい…

【再掲】長い文の構造を正確に読む, 現在分詞の後置修飾, 関係代名詞の非制限用法のイレギュラーなケース(「バイデンの息子」のネタ元は偽情報会社)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、報道機関による大きな報道の際のTwitter連続投稿(スレッド)から。 10月に入って以降、Twitterでの私の視野も、体感で半分以上が米大統領選に関する発言で埋め…

【再掲】前置詞のgiven, 関係代名詞what, 「どうしても~しなければならない」のhave to do ~(トランプ政権のひどさについて「匿名」で告発していた人が名乗り出た)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、報道記事から。 2018年9月、米トランプ政権の実情を知る何者かが、匿名で、「現場では、静かな抵抗が起きている」とする記事を、ニューヨーク・タイムズに寄稿し…

ソ連および東側では、「ホロコースト」「第二次大戦中のユダヤ人迫害」はどう位置づけられていたか

今回は変則的に、Twitterのスレッドの翻訳を。 22日に見かけたこのスレッドは、長年もやもやしていたことについてはっきりした説明を与えてくれるものだった。スレッド投稿者で、米ニューヨーク拠点のメディアForwardなどで書いているAlexさんの許可をいただ…

【再掲】good cop and bad cop, cake-and-eat-it (News Corpにおける冷静な判断力とセンセーショナリズムの使い分け)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから、「文法」というより慣用表現の実例を。 慣用表現は、「イディオム」とも言うが、そこにある単語をそのまま語義通りにとらえても意味が通らない。"It'…

【再掲】大文字の使い方, 単純未来のwill(核兵器禁止条約発効)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、Twitterから。 国連本部のある米ニューヨークでの時間で2020年10月24日、核兵器禁止条約(Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons, またはNuclear Weapon…

【再掲】接続副詞howeverの実例集(音楽ストリーミングにネオナチ音楽, マスクの防御効果の学術論文, トランプ発言とSNS)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、やや変則的に複数。 「しかしながら」という長たらしい訳語をつけて覚えさせられる《接続副詞》のhoweverについては、当ブログではすでに何度か扱っている(カテ…

【再掲】civil unionはmarriageとどう違うか, a right to do ~, a right to ~ (ローマ教皇が同性間のシヴィル・ユニオンを支持)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、世界中で大きなニュースのひとつになっているローマ・カトリック教会のフランシスコ(フランチェスコ)教皇の発言から。 まず最初にお断り申し上げておくと、私…

アフガニスタンの飢餓(so ~ that ... 構文, 同格の表現, など)

今回の実例は、報道の特集記事から。 この1か月、私の見ている英語圏報道機関のトップページはウクライナ情勢・ロシアによる対ウクライナ侵攻一色だが、そうなったのはロシアが軍を動かして威圧し、米国がそれを深刻に受け止めて、今までにないスタイルで情…

英語報道記事で行われる言い換えと、情報の提示について(アブラモヴィッチの黒い過去、マウリポリで攻撃された病院にいた妊婦さん)

今回の実例は、報道記事における名詞の言い換えについて。 先週後半、Twitterの画面にながれてくるのをただ眺めていただけなので詳しいことはわからないが、Twitter上の英語学習中の日本語話者や翻訳者、ライターといった人たちの間で、英語の報道記事では、…

日本語で報道されたことについて英語の記事を探すということ、および掲載媒体について調べるということ(ロシア、FSB幹部に何が)

今回は、日本語で報道されたことについて、英語での報道を探す実例。 3月12日(土)付けで、毎日新聞から次のような報道があった。はてなブックマークの件数も多いが、Twitterでも非常に注目されていた。 mainichi.jp 私はこの週末はてブは見ておらず、Twitt…

ロシアで報道の自由がつぶされたことについて、当事者であるロシアのジャーナリストが語っている(too ~ to ... 構文, など)

今回の実例は、国際的に大きな注目を集め、大きな非難の声を引き起こした出来事の当事者の一人が、英語メディアに寄稿した文から。 今月ロシアで、「報道の自由」が叩き潰された。声を封じられた報道機関のひとつがDozhd (TV Rain) で、そのテレビ局でニュー…

ロシアでの取材が不可能になった英国のベテラン記者(省略, 形式主語itの構文, 英国式アンダーステートメント, など)

今回の実例は、Twitterから。 2月半ばにウクライナ情勢が緊迫してきたころから、私がTwitterで見ている範囲に限っても、英語圏の報道機関に所属するベテランの記者がウクライナやロシアに取材に行くのを頻繁に目にするようになった。ロシア軍による侵略(侵…

claimという英語は、日本語のカタカナ語の「クレーム」とは意味が違う。

今回も手抜きでTwitterに投稿したものから。 英語の単語だけを日本語圏に取り入れてカタカナ化し、日本語圏で英語の意味とは違う意味で使ったり、英語にはない組み合わせで2つか3つの単語を連語のように使ったりするものを、「和製英語」と呼ぶ。 例えば、「…

ウクライナの首都を後にする英国の報道機関取材チームの言葉(《結果》を表すso (that) ... nの構文, 集合名詞, など)

英文法どころではない精神状態だが(英文を見ても英文法が見えない)、今回の実例はTwitterから。 世界各国、というかヨーロッパ各国の主要報道機関が、多くの主力ジャーナリストを今、ウクライナに送っている。例えばBBCは、何十年にもわたるキャリアを持つ…

経済制裁下のロシアの人々(仮定法過去, 略語, 前置詞+動名詞, など)

今回の実例は、報道記事から。 ソ連、じゃなかった、ロシアによるウクライナ攻撃が始まって、ロシア国籍の人々が、国籍だけで差別発言、憎悪発言の対象となることが実際に起きているという。例えば唐突に北方領土を返せというDMを送り付けられた人とか、国籍…

ウクライナのとても有名な素朴派の画家の作品が、ロシア軍によって燃やされてしまったという。(アンドレイ・クルコフのツイートより)

今日は疲れてしまったので、ツイートの貼り付けだけ。 『ペンギンの憂鬱』などで知られるウクライナの作家、アンドレイ・クルコフが英語でツイートしているから(クルコフはロシア語話者なので、「中立」の、というか「どっちでもない」言葉として英語を使っ…

BBC NewsのLive blogは、英語報道に不慣れな人でも読みやすいからおすすめ(ウクライナ侵攻のニュースを追うために)

今回も、ツイートの貼り付けだけ。 例によって日本語報道は見ていないのだが(英語だけでいっぱいいっぱいである)、ただでさえ、たとえばsuicide bombingを「自爆」や「自爆攻撃」ではなくわざわざ「自爆テロ」と色を付けてナラティヴを作ることが常態化し…

BBC Newsの速報などを通じて、英語でニュースを追うということ(ウクライナに対し、ロシアが攻撃を開始)

今日は、いろんなところで圧倒的な「またか」感に打ちのめされてしまったので、自分のツイートの貼り付けだけ。内容としては、前回のエントリの後継となる。 hoarding-examples.hatenablog.jp こうして、BBC Newsのアプリを入れて、速報を受けとって事態を追…

BBC Newsのアプリを入れて、「速報」を受け取れる環境を作っておこう/報道記事の見出し(ウクライナ情勢に際し)

今日はさすがに「英文法」という気分ではないので、完全実用情報。 日本語圏ではまさに20時間ほど前まで「欧米が勝手に騒いでいるだけ」「ロシアは攻撃などしない」みたいな、おまいらはサハフ情報相ですかみたいな言説が結構なメインストリームの場で大手を…

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