【アジア】
いや、びっくりした。 昨日の夜というか今日の早朝、ふとTwitter/Xの画面を見たら下記のようになっていた。 この画面を見て、私は、「シリア情勢が急激にアレなことになっとるな、やはりヒズボラがいないと……」などとひとりで納得した。Trendingの項目にある…
今回の実例は、前回見た報道記事で参照されていた国際NGOのステートメントから。(本当は前回、ここまでやってしまうつもりだったのだが、力尽きてしまっていた。) 前回見たように、2020年夏に中国政府が香港について導入した「国家安全維持法」の影響で、…
今回の実例は、報道記事から。というより、報道記事に引用されている国際NGOのステートメントから。 香港で、「逃亡犯条例改正案の完全撤回」や「普通選挙の実現」などを含む五つの目標「五大要求」を掲げた大規模なデモが始まったのは、わずか2年半前、2019…
今回の実例は、今年のノーベル平和賞受賞者の告知文から。 ノーベル賞は、あえて説明する必要があることではないかもしれないが、ダイナマイトの発明者として知られる19世紀スウェーデンの発明家、アルフレッド・ノーベルの遺言によって1901年に設立されたも…
今回の実例は、ニュースについての解説記事から。 BBC Newsのウェブサイトを見ていると、ときどき、見出しの下*1に "Newsbeat" と書かれた記事に行き当たる(BBC News日本語版はこういう区分を消してしまっているので、日本語版をいくら眺めてもわからないと…
今回の実例は、Twitterから。 この半月というもの、アフガニスタンから聞こえてくるニュースは、どれもこれもつらく、深い怒りをかきたてるようなものばかりだ。こうなる前からずっとそうだったとおっしゃる方もいらっしゃるだろうが、この半月は、本当に、…
今回の実例は、Twitterから。 アフガニスタンが大変なことになっている。ぼーっと見ていると気づかないかもしれないが、もともとアフガニスタンは「タリバンか、(こないだカブールから逃げた)ガニ大統領の政府か」の二項対立というか二択ではなく、ガニ大…
今回の実例は、Twitterから。 昨日、8月15日(日)は、毎年のことだが日本では「終戦記念日」、国際的には "VJ Day Victory over Japan Day)" と呼ばれる日であり、インドでは独立記念日であり、多くの国々で日本の植民地支配が終わった記念日であり、北アイ…
今回の実例は、報道記事から。 「自動詞」と「他動詞」を区別すると、もろもろ効率よくなる、ということを、私はずいぶん遅くなってから初めて知った。中学や高校の英語の授業で「他動詞」なんて単語を学校で聞いたこともなく(私立校で英語に力を入れている…
このエントリは、2020年2月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、Twitterから。 2月10日の第92回米アカデミー賞は、韓国映画の『パラサイト 半地下の家族』が、最優秀オリジナル脚本賞、最優秀国際長編映画賞*1、最優秀監督賞、…
今回の実例は、前回のと同じ文章から。コンテクストの説明などは前回のエントリをご参照いただきたい。 記事はこちら: www.theguardian.com 前回書いたように、この文は「書いてあることを、書いてある通りに読む」ということが意外と難しく、その読み方(「…
今回の実例は、ある状況をかなり長期にわたって分析し、解説する記事から。 インドでの新型コロナウイルス感染の拡大とその深刻な状況については、日本でもいくらかは伝えられている。日本、特に大阪も実にひどい状況になっているが、インドの場合、病院に搬…
今回の実例も、前回見たのと同じ解説記事から。 2001年9月11日の「同時多発テロ」を受けて、「ネオ・コンサーヴァティヴ(ネオコン neo-con)」と位置付けられる政治家たちが中心的存在だった米国のブッシュ政権が開始した「テロとの戦い war on terror」を…
今回の実例は報道記事から。 日本時間で今朝2月1日の朝8時ごろ、Twitterで英語圏のジャーナリストたちが次々と、ミャンマー(ビルマ)で軍がアウンサンスーチー国家顧問(事実上の国家指導者)を拘束したいうことを伝えた。つまりクーデターだ(その時点では…
今回は、いつもとは少し趣向を変えて、報道記事ではわからない詳しい話をネット上で見つけた過程の記録を。 今年も「イグノーベル賞」の季節となった。「イグノーベル Ig Nobel」は、かの「ノーベル賞」のNobelに、《否定》の意味を表す接頭辞のig-をつけた…
今回の実例は報道記事から。 当ブログでは今年7月、中国の新疆ウイグル自治区(以下「ウイグル」)で中国政府が行なっている人権侵害・弾圧に関して、人権団体の連合体が報告を出したこと、そこで世界で流通している衣料品に用いられている綿素材のうち、無…
今回の実例は報道記事から。 新型コロナウイルスについて、日本国内では「日本スゴイ」の《物語》に乗った話が優先され、英語圏、特に英国や米国の報道機関が日本について何か懐疑的・批判的なことを少しでも書いていると「コロナで大量の死者を出しているお…
今回の実例も引き続き同じ、新疆ウイグル自治区での強制労働という重大な人権侵害を引き起こしながら生産されている綿製品の材料と、世界のアパレルブランドの関係についての記事から。 なお、この記事が取り上げている人権団体連合体の報告は、個々の企業(…
今回も、前々々回、前々回、前回に続き、新疆ウイグル自治区で人々を強制労働させることで生産されているとしか考えられない素材が、世界中のアパレル企業によって、私たちの着る衣類に使われていることについての報告を報じる記事から。 最初の回(前々々回…
今回も、前々回、前回に引き続き、新疆ウイグル自治区で人々を強制労働させることで生産されているとしか考えられない綿が、世界中のアパレル企業によって私たちの着る衣類に使われていることについての人権団体の連合体の報告を報じる記事から。 前々回、前…
今回は前回の続き。 前回説明したように、何らかの報告についての報道記事では、前半でまずその報告の内容を端的にまとめたあと、後半で当事者や当局者に取材して得られたコメントなどを記載するのが基本形である。 それに加えて、前半で報告の内容をまとめ…
今回の実例は、いくつもの人権団体がまとまった連合体が出した報告に関する報道記事から。 英語圏では*1、人権団体などNGOの報告のようなものについての報道を行うとき、報道機関の記者は、前半ではその報告の内容を端的にまとめ(多くの場合、その報告書か…
今回の実例は、先日「国家安全維持法」が作られてしまった香港の最新の動きに関する報道記事から。 香港ではこの9月に議会選挙が予定されていて、民主派は、それに向けた予備選(候補者選定の選挙)を先の週末に実施した。これについては日本語でも報道が出…
今回の実例は、ついさっき来た速報ニュースから。 「速報」は英語ではBreaking Newsと表す(Just Inという言い方もある)。短くすれば "Breaking" となる。各媒体、第一報はそれをつけて流す。Twitterで英語圏主要国際メディアのアカウントをフォローしてお…
今回の実例も、前回と同じ記事から。 前回はこの記事の中の方から見たが、今回は書き出しの方を見てみよう。この記事、書き出し部分がなかなか文学的で読むのが大変かもしれないが(短い記述に情報量がてんこ盛りになっている)、「わからない」と思ってもそ…
今回の実例は、報道記事から。ジャーナリストも現地に直接出向くことができない状態で取材し裏取りをしなければならないので大変だと思うが、この記事は日本にいるジャーナリストが韓国について書いたものである。 広く知られている通り、韓国は今回のパンデ…
今回の実例は、アフガニスタンのタリバンと米国の和平合意についての報道記事から。 新型コロナウイルスがこれほどまでに世界的関心を集める切迫した事態になっていなかったら、また、米大統領選挙で民主党の予備選挙でジョー・バイデンがようやく勝利したと…
今回の実例は、Twitterから。 2月10日の第92回米アカデミー賞は、韓国映画の『パラサイト 半地下の家族』が、最優秀オリジナル脚本賞、最優秀国際長編映画賞*1、最優秀監督賞、そして最優秀作品賞まで獲得するという、驚きの展開となった。この映画、アメリ…
今回の実例は国際報道の記事から。 2001年から08年の間に意識があった大人なら「むしゃらふだいとうりょう」というフレーズは「ムシャラフ大統領」と即座に認識されるだろう。米同時多発テロからイラク戦争へと突き進んだ時代、国際ニュースで何度も出てきた…
今回の実例も前回と同じトピックで、ただし個人のツイートではなく報道記事から。 アフガニスタンで中村哲さんの車が何者かに銃撃されて、車の中の人たちが殺されてしまったことは、世界中で報じられた。そのことはすでに日本語でも「世界が悼む」調で報じら…