Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

仮定法

【再掲】could not be+比較級, be clear that ~, anyの用法, 過去分詞単独での後置修飾, など(イングランド・フットボール協会がサポーターの中のレイシズムに立ち向かう声明を出した))

このエントリは、2021年7月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、スポーツの競技団体のステートメントから。 日本語圏でもとっくに大きく報じられているが、欧州でのサッカーの国際大会「欧州選手権 (EURO)」*1の決勝でイングラ…

【再掲】東エルサレム、シェイク・ジャラー地区で起きていること: Part 2 (進行形の受動態, やや長い文, so that S can do ~, など)

このエントリは、2021年6月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は、前回の続きで、東エルサレムのシェイク・ジャラー地区で行われていることについてのIMEU (the Institute for Middle East Understanding) による解説を読んでみよう。IM…

【再掲】東エルサレム、シェイク・ジャラー地区で起きていること: Part 1 (動名詞と現在分詞, if節のない仮定法, 構造が取りづらい長い文, など)

このエントリは、2021年6月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は、東エルサレムのシェイク・ジャラー地区で何が行われているのかについての解説を、Twitterの連続投稿(スレッド)で読んでみよう。 シェイク・ジャラー地区については、…

仮定法におけるifの省略と倒置, 現在進行形の受動態, 同格, など(本日の「ロシアのミサイルがポーランドに着弾」騒動について)

今回の実例は、分析(解説)の文章から。 日本時間で今朝早く、びっくりするようなニュースが飛び込んできた。米国政府当局者が「ロシアのミサイルがウクライナの国境を超えてポーランドに落ちて2人を死亡させた」と述べた、というのだ。ポーランドといえばN…

疑問詞節, 分詞の後置修飾, 連鎖関係代名詞, 仮定法, 形式主語itの構文, as ~ as ..., など(亡命したロシアの元外交官の手記)

今回の実例は、前々回と同じ、亡命したロシア人元外交官の手記から。コンテクストの説明などは前々回のエントリをご参照のほど。 記事はこちら: www.foreignaffairs.com 今回は、前々回のエントリで見た部分の少し先を見ていこう。少々手ごわい文である。

仮定法過去, 仮定法の中の副詞節, 接続副詞however, など(ウィリアム王子夫妻、王太子夫妻となって初の北アイルランド訪問でガチな人に歓迎される)

今回の実例は、報道記事から。 英国のエリザベス2世が亡くなり、それまでのチャールズ王太子(皇太子)が国王チャールズ3世となり、ウィリアム王子(ケンブリッジ公)が王太子となった。 英国では「王太子」は "Prince of Wales" (ウェールズ大公)と称する…

【再掲】if節のない仮定法過去完了, 仮定法過去, など(「スーパーリーグ」騒動)

このエントリは、2021年4月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、報道記事から。 報道機関には、新聞・雑誌やテレビのように、自分たちの社で取材したものを自分たちの媒体で記事や映像で読者・視聴者に届けるもののほかに、取材…

日本語のつなぎ言葉の「が」と英語のand, 副詞節のif節と名詞節のif節, 仮定法過去, 現在完了, など(ロシア、プーチン大統領のスピーチ)

今回の実例は、Twitterから。 今日は「世界翻訳の日 the International Translation Day」ということで、翻訳という作業をするときに翻訳者が何をするかについて、以前書きかけたものを完成させようと思っていたのだが: おはようございます9月30日は『世界翻…

【再掲】仮定法過去完了 (ドイツ、極右テロ集団の裁判/欧州の諸言語について)

このエントリは、2021年4月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、報道記事から。 ドイツで、極右テロ集団の裁判が始まったとBBC Newsが伝えている。2019年秋にテロ計画が発覚し、2020年2月に集団のメンバーが逮捕され、今回その…

【再掲】仮定法過去完了と仮定法過去が同居した文(ワシントンDC暴動で亡くなった警官)

このエントリは、2021年2月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 前置きなしでいきなり行こう。ツイート本文中の "Sicknick" は人名(姓)で、1月6日のワシントンDCでの暴動(議事堂襲撃)の際に暴徒に消火器で頭を…

【再掲】to不定詞の意味上の主語, if節のない仮定法, 分詞の後置修飾, など(ドナルド・トランプは混乱収束のために何もしていない)

このエントリは、2021年1月にアップしたものの再掲である。ちょうど今まさに、このクーデター未遂/暴動についての特別委員会の公聴会が始まったところで、私の見ているTwitterの画面には、それに関連したツイートがよく流れてきている。日本語ではこの公聴…

【再掲】仮定法過去(議事堂に押しよせているのがBLMのデモ隊だったら)

このエントリは、2021年1月にアップしたものの再掲である。そう、米国時間にして、あの1月6日のエントリである。 ----------------- 今回の実例は、予定を変更して、昨日の続きではなく新規に。 起きた出来事にショックを受けすぎていて、前置きなどを書いて…

暗喩の表現, 代名詞, 仮定法過去, など(イスラエル、レインボーフラッグのたなびく海岸と、非合法なままの同性結婚)

今回の実例は、Twitterから。 イスラエルが対外的な機会をとらえてはレインボーフラッグを掲げてみせて、「我が国はLGBTQ+に優しい国です」とアピールしてきたことは広く知られている。その「LGBTQ+に優しい国」という看板が、イスラエルが行っている他の人…

【再掲】パレスチナ人に対し、イスラエル側からどのような言葉が投げつけられているか - 1(仮定法過去, 分詞構文, 倒置, dare (to) do ~, など)

今日は、昨日日曜日にエルサレムで行われたイスラエルのナショナリスト過激派が「アラブ人に死を」と叫んで旗をぶん回す毎年恒例のパレードのことで視界の3分の1が埋まっているのだが、新規でエントリを立てられるだけの精神的な余裕がないので、昨年のパレ…

【再掲】「if節が仮定法過去完了、主節が仮定法過去」という形(ドナルド・トランプのトンデモ恩赦)

このエントリは、2020年12月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、Twitterから。 任期切れ間際の米大統領によるの恩赦が、ここ数日間行われている。犯行当時に18歳だった殺人事件で有罪となり死刑を言い渡されていた人の死刑が執…

【再掲】仮定法の使いどころ(新型コロナウイルスの変異株とBrexitのダブルパンチ)

このエントリは、2020年12月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 先週(14日から始まる週)の前半、英国から、新型コロナウイルスの新たな系統 (strain)、つまり新たな変異株 (variant) が同定されたというニュース…

【再掲】関係代名詞の非制限用法, 年齢の表し方, 接触節, look forward to doingなど(ワクチン接種、最初の1人)

このエントリは、2020年12月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 12月2日に英国(UK)で新型コロナウイルスのワクチンが世界で初めて認可された。このワクチンは米ファイザー社と独バイオンテック社*1が開発したも…

【再掲】仮定法過去完了におけるifの省略と倒置(エメット・ティルが生きていたら)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 ジョー・バイデンの圧勝に終わった(が敗北した現職がなかなか負けを認めないのでめちゃくちゃな事態になっている)米大統領選の投票日を間近に控え…

完了分詞構文, 等位接続詞の作る構造, 仮定法過去完了, など(ウクライナ、ブチャの殺戮)

今回の実例は、Twitterから。 先の週末(4月2日から3日)、ウクライナから、ロシア軍が撤退して解放されたキーウ州の街の、あまりにひどい状況が伝えられた。『ペンギンの憂鬱』などで知られるウクライナの作家アンドレイ・クルコフは、惨状を記録した写真を…

【再掲】コロン (:) の使い方, 仮定法過去, 直説法なら現在完了で表すものを仮定法で表した場合(アメリカの選挙制度)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 米国の選挙(大統領選がメインだが、議会選挙も同時に行われているし、各州の住民投票も行われている)の投票が現地3日に行われた。米国は国内で時…

【再掲】「クソリプ」をめぐる英語表現

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、Twitterから。 少し前に、ある話題についてのやり取りを見ているときに、日本語のネットスラングでいう「クソリプ」についての応酬を見かけたのでキャプチャをと…

経済制裁下のロシアの人々(仮定法過去, 略語, 前置詞+動名詞, など)

今回の実例は、報道記事から。 ソ連、じゃなかった、ロシアによるウクライナ攻撃が始まって、ロシア国籍の人々が、国籍だけで差別発言、憎悪発言の対象となることが実際に起きているという。例えば唐突に北方領土を返せというDMを送り付けられた人とか、国籍…

パレスチナ人に対し、イスラエル側からどのような言葉が投げつけられているか - 1(仮定法過去, 分詞構文, 倒置, dare (to) do ~, など)

今回は、翻訳という作業についてのこないだの記事の続きをアップするつもりだったんだけど、自分の頭の中のことなんか書いてる場合じゃないな、っていう状態になっているので、またもや予定を変更して(お待ちくださっている方がいらしたらごめんなさい)、…

動名詞の意味上の主語, if節のない仮定法, 引用符の使われ方, など(コロナの影響で、アデルのレジデンシー興行がドタキャン)

今回の実例は、報道記事から。 アメリカなどの音楽産業では、ひとり・一組の演者の興行をひとつの会場で、何週間かの長期間にわたっておこなうことがある。「レジデンシー residency」と呼ばれるスタイルで、街中のライヴハウス規模の会場で行われることもな…

英語報道記事で行われる言い換え, 報道記事の見出し, 関係代名詞whatの節, 仮定法, など(ジョコヴィッチの国外退去)

今回の実例は、報道記事から。 全豪オープン出場のためにオーストラリア入りしたノヴァク・ジョコヴィッチ選手が、新型コロナウイルス対策を同国の決まり通りにやっていなかったことで入国拒否となった件、ジョコヴィッチ側の異議申し立てがあったりして、英…

【再掲】見かけ上、if節が仮定法過去で主節が仮定法過去完了というパターンの仮定法の文(レバノン、ベイルート大爆発と俳優ラッセル・クロウの支援)

このエントリは、2020年8月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 今月初めに起きたレバノンのベイルートでの大爆発では、現時点で少なくとも220人が亡くなり、生命にかかわらない程度の怪我を負った人は6000人以上に…

主節が仮定法過去完了、if節が仮定法過去の例(タイン川にかかる橋)

今回の実例は、BBC NewsによるTwitterのフィードから。 ニュースのフィードとはいえ、前提知識的なものはほとんど必要なく、英文さえ見ればよいという性質のものなので、いつものような前置きなしでいきなり本題に入る。 というか、予備知識なしで読んでも中…

仮定法過去完了, even if ~のevenの省略, など(写真家ミック・ロック死去)

【追記】本項、タイトルを入力したときにボケていて、「evenの省略」とすべきところを「ifの省略」としていました。失礼しました。 ============================ 今回の実例は、Twitterから。 写真家のミック・ロックが亡くなった。「誰、それ?」っていう人…

if節のない仮定法, 時制の一致, 動名詞の受動態, など(エリザベス女王の公務欠席)

今回の実例は、前回見たのと同じ素材から、字数オーバーで扱えなかった部分を。(前回「おかしいな、なぜこの項目の解説をしないんだろう」と疑問に感じられた方もおいでかと思いますが、そういうことです。字数オーバー。) 記事というか、その記述があるペ…

【再掲】証明書・通知・通告の書式 (this is to do ~), 同格のthat, 挿入, either A or B, 婉曲のcouldなど(ネット情報の真偽チェック #ファクトチェック )

このエントリは、2020年6月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回も、前回と同じ記事から。背景情報に関しては、前回、何が本題だかわからないくらいたっぷりと文字数を費やして説明してあるので、そちらをご参照のほど。 そこで説明した件…

当ブログはAmazon.co.jpのアソシエイト・プログラムに参加しています。筆者が参照している参考書・辞書を例示する際、また記事の関連書籍などをご紹介する際、Amazon.co.jpのリンクを利用しています。