Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

【人権・難民・亡命】

ドイツ代表の「口ふさぎ」集合写真を、英国のメディアはどういう扱いで伝えていたか。

今回の実例は、新聞の論説記事から……のつもりだったが、そこにたどり着く前に字数が尽きたので、Twitterからのクリップのみ。 日本時間で昨日23日の夜か、今日24日の早朝に行われた*1サッカーのワールドカップでのドイツ対日本の試合で、日本が逆転して勝利…

#InternationalComingOutDay #国際カミングアウトデー に、come outという表現について、および「カミングアウトする」というカタカナ語の途方もない軽さについて

今回の実例は、Twitterから。 英語では普通に動詞なのに、日本語で外来語として定着したときには「~イングする」と謎に動名詞形になっているものに「する」をつけることになっていた、という表現はありふれている。例えば歯を白くすると言うときに使う英語…

否定の命令文, compare A to B, without -ing, など(他の人々の物語を、自分たちの「わかりやすさ」のために乗っ取ってしまってはいけない。起きていることは、起きているままに)

今回の実例は、Twitterから。 私に見える範囲のネット上の日本語圏が、2か月半も前に立派なお寺で葬儀告別式と火葬が行われていて、四十九日も過ぎている人の、「国葬儀」という名目で国費を費やして行われたファンクラブの集いみたいなののお粗末な中身のこ…

make + O  + 動詞の原形(使役動詞), 接続詞while, 同格の接続詞that, など(国際的圧力があって、ようやくのことでジャーナリスト殺害を認めたイスラエル)

今回の実例は、前回の続きで、この5月にパレスチナでジャーナリストを銃撃したことについて、イスラエルが自軍の責任を認め、その責任を「痛感」しているらしい(が、責任を取る気はない)というトピックから。文脈や背景などについては前回のエントリを参照…

英文を書くときの接続詞の使い方, コロンやセミコロンと接続詞(5月に射殺されたパレスチナ人ジャーナリストについて、イスラエルが「責任を痛感」しているようだ))

今回の実例は、Twitterから。 今年5月、パレスチナのヨルダン川西岸地区で「PRESS」と大きく表示した防弾チョッキを着用して仕事をしていたTVジャーナリストが、イスラエル軍の兵士によって、防弾チョッキから出ている首から顔にかけての部分を撃たれて死亡…

長い文を文構造を正確にとったうえで読むということ, 副詞節, 挿入, not only A but B, など(かつてケニアで英国がなしたことを、「自虐的に」ではなく、批判的に検証する英国のドキュメンタリー番組)

今回の実例は、TVでのドキュメンタリー番組の取材でわかったことについて報じる新聞記事から。 欧州各国では、ここ何年かの間に、かつての植民地主義時代に植民地から奪って自国の博物館などに収蔵してきた現地の技術と美意識で作られた工芸品や歴史的な遺物…

疑問詞節, to不定詞の副詞的用法, 動名詞しか目的語にとらない動詞, など(ルワンダに送致されるという通知を受け取った難民の手記)

今回の実例は、新聞への寄稿記事から。 先週木曜日、2022年6月2日から5日の日曜日にかけての4日間、英国ではエリザベス女王の在位70年を記念する「プラチナ・ジュビリー (Platinum Jubilee)」の祝賀行事が盛大に行われた。学校とかが休みになって(だから王…

暗喩の表現, 代名詞, 仮定法過去, など(イスラエル、レインボーフラッグのたなびく海岸と、非合法なままの同性結婚)

今回の実例は、Twitterから。 イスラエルが対外的な機会をとらえてはレインボーフラッグを掲げてみせて、「我が国はLGBTQ+に優しい国です」とアピールしてきたことは広く知られている。その「LGBTQ+に優しい国」という看板が、イスラエルが行っている他の人…

【再掲】パレスチナ人に対し、イスラエル側からどのような言葉が投げつけられているか - 4(強調構文, 接続詞のonceなど)

昨日日曜日にエルサレムで行われたイスラエルのナショナリスト過激派が「アラブ人に死を」と叫んで旗をぶん回す毎年恒例のパレードに関連し、昨年のパレードを記録した映像を見る4つのエントリの再掲、これが最後の4つ目のエントリである。 今年のこのデモで…

【再掲】パレスチナ人に対し、イスラエル側からどのような言葉が投げつけられているか - 3 (those who ~, 接続詞のwhile, force ... to do ~, など)

先ほどからフィードしている通り、今年2月のエントリ4つを、5分差で再掲しているうちの3つ目。昨日日曜日にエルサレムで行われたイスラエルのナショナリスト過激派が「アラブ人に死を」と叫んで旗をぶん回す毎年恒例のパレードに関連し、昨年のパレードを記…

【再掲】パレスチナ人に対し、イスラエル側からどのような言葉が投げつけられているか - 2(「~しようとしない」の意味のwon't, 主語がものすごく長い文, など)

先ほどフィードした通り、昨日日曜日にエルサレムで行われたイスラエルのナショナリスト過激派が「アラブ人に死を」と叫んで旗をぶん回す毎年恒例のパレードに関連し、このパレードがどういうものであるかを説明する今年2月のエントリ4つを、5分差で再掲して…

【再掲】パレスチナ人に対し、イスラエル側からどのような言葉が投げつけられているか - 1(仮定法過去, 分詞構文, 倒置, dare (to) do ~, など)

今日は、昨日日曜日にエルサレムで行われたイスラエルのナショナリスト過激派が「アラブ人に死を」と叫んで旗をぶん回す毎年恒例のパレードのことで視界の3分の1が埋まっているのだが、新規でエントリを立てられるだけの精神的な余裕がないので、昨年のパレ…

行為主をはっきりと示す受動態, 流れるような文章の書き方(2000年5月23日にBBCの取材クルーがイスラエル軍に攻撃されたこと)

今回の実例は、Twitterから。 5月11日にパレスチナのジェニン難民キャンプ*1に対するイスラエル軍の強制立ち入りを取材していて、イスラエル軍に撃たれて殺害されたアルジャジーラ(アラビア語)のベテラン記者、シリーン・アブ・アクレさんについての前回の…

want 人 to be ~, even though ~, 接続詞, 先行詞にnoがついている場合の関係代名詞that, remember -ing, など(パレスチナで殺害されたジャーナリストを語る言葉)

今回も前回の続き。 斯くして、5月11日の午後(日本時間)、私の見ている画面は、中東からの追悼と嘆きと、それ以上の静かな怒りの、耳にすることのできない悲鳴のような言葉で満たされた。殺害されたシリーン・アブ・アクレさんの名前すら知らなかった私で…

接続詞butの使い方と接続副詞との違い, get + O + 過去分詞など(パレスチナでジャーナリストが撃ち殺され、イスラエルが嘘をばらまき、英語圏主要メディアの報道はぐだぐだだ 2)

今回は前回の続きで、5月11日にジェニン難民キャンプに対するイスラエル軍の行動を報じるという仕事をしている最中に、イスラエル軍によって撃ち殺されたパレスチナ人ジャーナリスト、シリーン・アブ・アクレさんについて、英語圏の報道を見ていこう。 本題…

接続副詞のhoweverとコンマの使い方、など(パレスチナでジャーナリストが撃ち殺され、イスラエルが嘘をばらまき、英語圏主要メディアの報道はぐだぐだだ 1)

今回の実例は、Twitterから。 先週水曜日の5月11日、パレスチナのジェニン難民キャンプ*1で、一人のジャーナリストが、取材中にイスラエル側からの銃撃によって命を奪われた。 殺害されたのは、シリーン・アブ=アクレさん(「アクラ」という発音や表記もあ…

be at it again, 関係代名詞のwhat, 接続詞句 every time, as soon as, など(「占領」を説明せず、対等な関係にはない間柄のことを「衝突」と呼ぶことの不誠実さ)

今回は、前回の続きで…… と、今回はここまで。 タブばかり大量に開いてあって、ブログが1字も書けない。「今回の実例は、前回の続きで」の先が、1文字も書けない。 — nofrills/文法を大切にして翻訳した共訳書『アメリカ侵略全史』作品社など (@nofrills) 20…

挿入, パンクチュエーション, 過去分詞単独での後置修飾, など(希望を持つということについて)

今回は、前回の続きで、キャシディ博士がブチャの殺戮を受けて投稿した2つ連続のツイートの2つ目。前置きなどはすべて省略して、いきなり本題に入ろう。 Many will say - it will never happen - that Russia isn’t a signature to the ICC. Just like the U…

完了分詞構文, 等位接続詞の作る構造, 仮定法過去完了, など(ウクライナ、ブチャの殺戮)

今回の実例は、Twitterから。 先の週末(4月2日から3日)、ウクライナから、ロシア軍が撤退して解放されたキーウ州の街の、あまりにひどい状況が伝えられた。『ペンギンの憂鬱』などで知られるウクライナの作家アンドレイ・クルコフは、惨状を記録した写真を…

ソ連および東側では、「ホロコースト」「第二次大戦中のユダヤ人迫害」はどう位置づけられていたか

今回は変則的に、Twitterのスレッドの翻訳を。 22日に見かけたこのスレッドは、長年もやもやしていたことについてはっきりした説明を与えてくれるものだった。スレッド投稿者で、米ニューヨーク拠点のメディアForwardなどで書いているAlexさんの許可をいただ…

アフガニスタンの飢餓(so ~ that ... 構文, 同格の表現, など)

今回の実例は、報道の特集記事から。 この1か月、私の見ている英語圏報道機関のトップページはウクライナ情勢・ロシアによる対ウクライナ侵攻一色だが、そうなったのはロシアが軍を動かして威圧し、米国がそれを深刻に受け止めて、今までにないスタイルで情…

ロシアで報道の自由がつぶされたことについて、当事者であるロシアのジャーナリストが語っている(too ~ to ... 構文, など)

今回の実例は、国際的に大きな注目を集め、大きな非難の声を引き起こした出来事の当事者の一人が、英語メディアに寄稿した文から。 今月ロシアで、「報道の自由」が叩き潰された。声を封じられた報道機関のひとつがDozhd (TV Rain) で、そのテレビ局でニュー…

パレスチナ人に対し、イスラエル側からどのような言葉が投げつけられているか - 4(強調構文, 接続詞のonceなど)

今回も、前回に引き続き、イスラエルの実効支配*1のもとに置かれている東エルサレムで、パレスチナ人がどんなことを経験させられているか*2ということについて、PA(パレスチナ自治政府)だとかファタハだとかハマスだとかいった視点ではなく、一個人として…

パレスチナ人に対し、イスラエル側からどのような言葉が投げつけられているか - 3 (those who ~, 接続詞のwhile, force ... to do ~, など)

今回は、前々回および前回の続きで、前回のエントリで途中まで見た昨年6月のエルサレムにおける「旗行進 flag march」の記録映像を見て、モハメド・エル・クルドさんのスレッドを先へ読んでいこう。 前置きなしで、以下、いきなり本題に入る。前回の繰り返し…

パレスチナ人に対し、イスラエル側からどのような言葉が投げつけられているか - 2(「~しようとしない」の意味のwon't, 主語がものすごく長い文, など)

今回は、前回の続きで、(すごくわかりやすく単純化して書くと)パレスチナなのにイスラエルの実効支配を受けていて、イスラエル当局と入植者のいろんな形の暴力にさらされている東エルサレムから、日々何が起きているか/何が行われているかを英語で伝えて…

パレスチナ人に対し、イスラエル側からどのような言葉が投げつけられているか - 1(仮定法過去, 分詞構文, 倒置, dare (to) do ~, など)

今回は、翻訳という作業についてのこないだの記事の続きをアップするつもりだったんだけど、自分の頭の中のことなんか書いてる場合じゃないな、っていう状態になっているので、またもや予定を変更して(お待ちくださっている方がいらしたらごめんなさい)、…

現在完了はこういうときにこそ使うもの(オーストラリア、ジョコヴィッチが一時入れられた入管施設に9年も拘束されている難民の声)

今回の実例は、Twitterにフィードされている報道の映像クリップから。 新型コロナウイルスのワクチンを打たずに全豪オープン出場のため入国したオーストラリアで入国査証(ヴィザ)を取り消されたノヴァク・ジョコヴィッチ選手は、一度はその取り消しを裁判…

長たらしい文の構造を正確に把握する, 関係代名詞節, SVOCの構造, andの作る構造, など(イスラエルが、パレスチナNGO6団体を非合法化)

今回は、前回の続きで、イスラエル政府によるパレスチナNGO6団体の非合法化という暴挙について報じるDWの記事から、前回見た部分の少し先を見てみよう。 前置きは前回書いたので、そちらをご覧いただきたい。また、当ブログではイスラエル/パレスチナについ…

分詞の形容詞的用法(前置修飾), accuse ~ of -ing, denounce A of B など(イスラエルが、パレスチナNGO6団体を非合法化)

今回の実例は、報道記事から。 先週、中国政府の国家安全維持法により、事実上活動不可能になるアムネスティ・インターナショナルが、香港のオフィスを閉鎖するということについての文章を2度にわたって取り上げたが(その1、およびその2)、同じころ、この…

make it ~ for ... to do --, it is ~ for ... to do --, 関係代名詞の非制限的用法など(アムネスティ・インターナショナルの香港拠点閉鎖)

今回の実例は、前回見た報道記事で参照されていた国際NGOのステートメントから。(本当は前回、ここまでやってしまうつもりだったのだが、力尽きてしまっていた。) 前回見たように、2020年夏に中国政府が香港について導入した「国家安全維持法」の影響で、…