Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

【経済・金融・ビジネス・産業】

itsとit's, 《時》を表す副詞節での現在形の未来代用, importantなどに続くthat節内の動詞の原形(仮定法現在)(年末、つまり英国のEU離脱まであと100日)

今回の実例は、Twitterから。 今年1月末をもってEU(欧州連合)加盟国ではなくなった英国は、協定により、今年いっぱいは「移行期間」を持ち、EUと本当に縁を切る前にいろいろ準備をしたり話し合ったりすることになっていた。その移行期間は、6月末までに英…

付帯状況のwithと現在分詞, 文法を意識しないで読めるとはどういうことか(米国がウイグル産の綿などを禁輸へ)

今回の実例は報道記事から。 当ブログでは今年7月、中国の新疆ウイグル自治区(以下「ウイグル」)で中国政府が行なっている人権侵害・弾圧に関して、人権団体の連合体が報告を出したこと、そこで世界で流通している衣料品に用いられている綿素材のうち、無…

やや長い文, so ~ that ...の構文, 前置詞+動名詞, 形容詞の後置修飾, など(デヴィッド・グレーバーの語る「経済とは何か」論

今回は、前回の続きで、急逝が伝えられたデイヴィッド・グレーバーによる、私たちが「経済 economy」と呼んでいるものについての、2015年の文章から(続きというか前回文字数超過で扱えなかった部分を取り上げる)。 記事はこちら: gawker.com 筆者のグレー…

文頭の "Put another way" は何なのか、構造から読み解いてみよう(急逝したデヴィッド・グレーバーの2015年の文章より)

今回の実例は、急逝が伝えられたデイヴィッド・グレーバーの文章から。 グレーバーは人類学の分野の学者だが、それ以上に、人類学をベースにした現代の私たちが生きる社会の分析や、私たちの意思次第で取り得る方向性についての論述で知られる、英語でいう p…

接続詞のyet, that節の繰り返し, it is ~ for ... to do --, 分割不定詞, there needs to be ~, など(「ウイグルの強制労働と綿」という問題の示すこと)

今回の実例も引き続き同じ、新疆ウイグル自治区での強制労働という重大な人権侵害を引き起こしながら生産されている綿製品の材料と、世界のアパレルブランドの関係についての記事から。 なお、この記事が取り上げている人権団体連合体の報告は、個々の企業(…

最上級, 付帯状況のwith, 《例示》の表現 (such as ~, including ~) (私たちが使っている綿製品とウイグル人弾圧・人権侵害)

今回も、前々回、前回に引き続き、新疆ウイグル自治区で人々を強制労働させることで生産されているとしか考えられない綿が、世界中のアパレル企業によって私たちの着る衣類に使われていることについての人権団体の連合体の報告を報じる記事から。 前々回、前…

未知の単語やフレーズに遭遇したときの読み方, 直説法のif節, make + O + C, 肯定文でのany, thatの判別(私たちが使っている綿製品とウイグル人弾圧・人権侵害)

今回は前回の続き。 前回説明したように、何らかの報告についての報道記事では、前半でまずその報告の内容を端的にまとめたあと、後半で当事者や当局者に取材して得られたコメントなどを記載するのが基本形である。 それに加えて、前半で報告の内容をまとめ…

so ~ that ...構文, sourceという動詞, it is ~ that ...(形式主語), やや長い文, など(私たちが使っている綿製品とウイグル人弾圧・人権侵害)

今回の実例は、いくつもの人権団体がまとまった連合体が出した報告に関する報道記事から。 英語圏では*1、人権団体などNGOの報告のようなものについての報道を行うとき、報道機関の記者は、前半ではその報告の内容を端的にまとめ(多くの場合、その報告書か…

接触節(関係代名詞の省略), 現在完了の受動態, need ~ to do ...(ウイルス禍の影響をもろに受けている音楽産業)

今回の実例はTwitterから。 新型コロナウイルスの影響で、演劇・音楽などいわゆる「パフォーミング・アーツ performing arts」が、表に立つ人から裏方に至るまで、甚大な影響を受けているのは、日本だけではない。日本は「クラスターが起きた」云々というこ…

近未来・確定した予定を表す現在進行形(Bandcampが、新型コロナウイルスの影響を受けているアーティストへの支援活動)

今日の実例は、新型コロナウイルス禍による行動制限(日本語圏では「自粛」で済まされているが)の直撃を受けているミュージシャン、アーティストへの支援の取り組みから。 米西海岸のカリフォルニア州オークランドに拠点を構えるBandcampというサイトがある…

引用符の使い方, so ~ that ...構文, not A but B, など(コロナ禍とアパレル業界)

今回の実例は、新型コロナウイルス感染拡大による影響とアパレル業界についての記事から。 日本語圏でも「ステイホーム」というカタカナ語、または「Stay Home」という(若干もやっとする大文字の使い方をした)英語フレーズが見られるようになっているが(…

コロン (:) の使い方, 現在分詞の後置修飾, more and more, 進行形の受動態, 《程度》を表すby,【ボキャビル】wait to do ~, pick up ~, be fed up with ~など(格安航空便とイングランドの開発格差)

今回の実例はビジネスニュースに関連した記事から。 1990年代半ば、Windows 95が登場して人々がインターネットというものに接するようになったころに社会に浸透したのが、支店を持たず、航空券が買えるのはインターネットと電話のみで、機内食などは有償提供…

時制の一致, 《条件》を表す直説法のif節, nothing but ~, 引用符のルール(環境を破壊する企業の金で優遇されることを学生たちがボイコット)

今回の実例は、以前取り上げた記事の続報といえる報道記事から。 この6月、シェイクスピア劇の上演を中心に活動する劇団「ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー (RSC)」を、ひとりの重鎮が退団した。理由は、RSCがエネルギー企業BPをスポンサーとしているこ…

「Brexitによる不安」を一言で言うと……(ファッション業界とBrexit)

今回の実例は、華やかなファッション業界とBrexitの関係をわかりやすく伝える記事から。 というか今回見る「実例」は見出しだけ。 毎年9月半ばになると、「ロンドン・ファッション・ウィーク」が始まり、有名ブランドの多くがファッションショーで新作や新た…

more than ~, A is to B what C is to D(コバルトという金属)

今回も前回と同じ、金属のコバルトについての「報道特集」的な記事から。 コバルトがどういう物質であるか(どういうふうに貴重な物質であるか)について、概略は前回書いているので、そちらをご参照のほど。 記事はこちら: www.bbc.com

-ing形で始まる文の構造の取り方、動名詞句、関係代名詞(コバルトという金属)

今回の実例は、金属のコバルトについての「報道特集」的な記事から。 コバルトは、古くから青の色の顔料として使われてきたが、現代の技術に欠かせないハイテク素材を作るために必須の原材料となったのは20世紀のことである。 コバルトがどう使われているか…

等位接続詞andによる接続がちょっとややこしい場合、分割不定詞、make + O + C, 関係副詞where ( #WeCareDoYou )

今回の実例は、7月16日に英国で話題となったハッシュタグで回覧されていた文書より。 https://t.co/Dj5sMoSkCd #WeCareDoYou pic.twitter.com/cqzY9Z6Bra — nofrills/共訳書『アメリカ侵略全史』作品社 (@nofrills) July 15, 2019 サッカー、イングランド・…

分詞構文, let + O + 原形, 接続詞のas, クジラ構文 (not ~ any more than ...) , 省略, 等位接続詞(ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーとBP)

今回の実例は、最近英国で立て続けに話題になっている「芸術とスポンサー」という問題についての報道より。 日本の大手メディアで報道されているかどうかわからないが、現在英国を含むヨーロッパでは環境問題が政治・社会が一体となって即座に取り組むべき緊…

時制、現在完了、過去完了、時制の一致、分詞構文

今回の実例は、カルロス・ゴーン前日産自動車会長の保釈が決まったということを伝えるBBC Newsの記事から。現在完了と過去完了の使い方がイマイチわからないという人にはよい実例だろう。 ゴーン氏は昨年11月の逮捕からずっと拘置所に入れられており、そのこ…

too ~ to do ... 構文, 「非常に」の意味のmuch (much too ~), 副詞のeven

今回の実例は、2019年2月上旬、米BuzzFeedやVICEなど複数のオンライン・メディアで大掛かりなリストラが実行され(BuzzFeedではニューヨークにある報道部門がまるごと閉鎖され、優秀なジャーナリストたちが大勢失職した)、ここ数年ネットでのしてきていた「…

no more A than B (クジラ構文)

今回の実例は、イギリスの国会でEU離脱(Brexit)をめぐってにっちもさっちも行かない状態が続き、英国内に多くの雇用をもたらしている大企業が英国外に拠点を移すとか、英国内での計画を見直すとかいったニュースが続き、本当に「ノー・ディール(合意なし…

同格、挿入、形式主語のit, if節(名詞節)、時制の一致、分詞の後置修飾

今回の実例は1月末の経済ニュースから。イギリスで「パティスリー・ヴァレリー」というカフェ・チェーンが経営破綻したのだが、経営破綻の直前には巨額の使途不明金があることが発覚していた。その点についての質疑応答が、国会の商業・エネルギー・産業戦略…

can't do A without doing B, 前置詞+動名詞、動名詞の意味上の主語

今回の実例はTwitterから。 ロンドン市内の地名がTrendsに入っていたので、何か事故でもあったのかと見てみたときに目にしたツイートに、「重要構文」が入っていた(ちなみに、その地名がTrendsに入っていたのは商業の話題*1で、事件事故の類ではなかった)。…

不定冠詞のaとan、どちらを使うべきか迷うとき

今日の実例は、2019年2月3日に閲覧したBBC NewsのUKカテゴリーのトップページから。 2019年2月3日、BBC News (UK) 全景だと見えづらいかもしれないので一部拡大。 2019年2月3日、BBC News (UK)