ボキャブラリー
7月末にマージーサードのサウスポートで子供たちが何人も連続して切り付けられ3人が亡くなるという痛ましい事件があってからしばらく続いていた英国(主にイングランドと、北アイルランド)の極右のネットワークによる暴動は、日本でも関心を集めたようだ。…
4今回は、「翻訳とはどういう作業であるか(さほど単純な作業ではない)」を説明する一助となれば、という主旨。 どの言語圏でもおそらくそうだと思うのだが、世間一般では「英語ができれば母語から英語に翻訳でき、英語から母語に翻訳できる」と思っている…
英単語の語源を確認したい? 語源で単語を解説する英語学習本がいっぱいあって、どれがいいのかわからない? ネット検索をしても情報量が多すぎる? 今回は、そんなときに参照すべき情報源について。PCでもスマホでもタブレットでも、ブラウザが使えてネット接…
今回の実例は、前回の続き。というか、前回見た「lessとfewerの混同」という、英語母語話者や英語を日常の生活言語として使っている人々の間で見られる文法的なよくある間違い (common errors) のひとつについての問いかけの投稿に対するリプライに寄せられ…
今回の実例は、Twitterから。 英語では普通に動詞なのに、日本語で外来語として定着したときには「~イングする」と謎に動名詞形になっているものに「する」をつけることになっていた、という表現はありふれている。例えば歯を白くすると言うときに使う英語…
今日は土曜日なので、普段なら過去記事の再掲をするのだが、今週は、うっかり帰宅が遅くなったという高校生みたいな理由で1日休載してしまったので、その分を掲載することにしたい。 今週、私の目にするモニタ上の世界での最大の話題は、前回述べた通り、英…
今回は、小ネタ。受験にはまったく役に立たない事例を取り上げるので、そのつもりで読んでいただきたい。 8月最後の週末も過ぎ、英国はそろそろ夏休みムードも終わりつつある。夏休みに入る前に辞意を表明し、夏休み期間になったらそっこうで海外へとヴァカ…
今回の実例は、Twitterから。 すでに日本語圏でも大きく報じられていると思うが、アルカイダ(AQ)のトップであるアイマン・アル=ザワヒリが、アフガニスタンの首都カブールで爆殺されたことを、米大統領が発表した。日本語圏では「無人機からミサイルを発…
このエントリは、2021年3月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、文法というより語法というかボキャブラリーに関するもの。 2018年4月23日、月曜日のランチタイムが終わったころの時間に、カナダの大都市トロントで、オフィス街…
今回の実例は、「これって英語で何て言うの?」というトピック。 日本でもある程度は報じられていると思うが、欧州を大変な熱波が襲っている。 かつて、欧州では気温が30度にもなれば「大変な熱波」と言われていたものだが、近年では30度に達することは珍しく…
今回の実例は、報道記事から。 19世紀後半、帝国主義の時代の「欧州列強によるアフリカ分割」は、世界史の授業で重点的に教えられる項目のひとつである。その時代、アフリカの中心部にある「コンゴ」と呼ばれた一帯を、私有地として支配したのが、当時のベル…
このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は、変則的な形で、時事ブログみたいな書き方をする。 現在、何というか、日本語圏のメディアで目立っている報道内容について、私は大変な不安と心配と懸念を抱かされてい…
今回も手抜きでTwitterに投稿したものから。 英語の単語だけを日本語圏に取り入れてカタカナ化し、日本語圏で英語の意味とは違う意味で使ったり、英語にはない組み合わせで2つか3つの単語を連語のように使ったりするものを、「和製英語」と呼ぶ。 例えば、「…
今回の実例は、Twitterから、「英文法」というより「これが下線部和訳で出題されたらどうする?」というトピックで。 英BBC(テレビ)に、Question Timeという番組がある。英国では国会(下院)で平議員と総理大臣を含む閣僚とが直接質疑応答を行う question …
今回の実例は、英文法の実例というより、非常に興味深い語法の例。 月曜日の未明、Twitterを見ていたら次のようなツイートが流れてきた。まさに「その発想はなかった」と反応せざるを得ない内容だ。 Two questions for English speakers in Japan:1. Do you …
このエントリは、2020年3月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例もTwitterから。 前回まで、3回連続で、新型コロナウイルスの感染拡大抑止のために英国などで使われているスローガン、"Stay at home" を軸にした表現を見てきた。ま…
このエントリは、2020年3月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例もソーシャルメディアでたくさん流れてきた標語・メッセージから。 先週、「集団免疫」論を捨てて以来、英国で(アイルランドも同じなのだが)人々に対し家にいるよう…
今回の実例は、文法というより語法というかボキャブラリーに関するもの。 2018年4月23日、月曜日のランチタイムが終わったころの時間に、カナダの大都市トロントで、オフィス街の道路をヴァンが暴走して歩道を歩いていた歩行者に突っ込み、10人の尊い命が奪…
今回は、変則的な形で、時事ブログみたいな書き方をする。 現在、何というか、日本語圏のメディアで目立っている報道内容について、私は大変な不安と心配と懸念を抱かされている。といってもうちにはテレビはないし、新聞もウェブ版を少ししか読んでない(と…
今回の実例もTwitterから。 前回まで、3回連続で、新型コロナウイルスの感染拡大抑止のために英国などで使われているスローガン、"Stay at home" を軸にした表現を見てきた。また、これらのエントリで、医療従事者からの情報発信についても扱った。「ソーシ…
今回の実例もソーシャルメディアでたくさん流れてきた標語・メッセージから。 先週、「集団免疫」論を捨てて以来、英国で(アイルランドも同じなのだが)人々に対し家にいるように呼び掛ける標語が繰り返し流されていることは既に書いた通り。 hoarding-exam…