Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

【人種・人種主義】

時制, 仮定法過去完了 (if節のない仮定法), OSVの語順の文(大坂なおみさんによる文章)

今回の実例は、大坂なおみさんが、この7月にエスクワイア誌に寄稿した文章から。 エスクワイア誌 (Esquire) は男性向けファッション雑誌だが、米国、というか英語圏では、女性向けファッション雑誌のヴォーグ (Vogue) やコスモポリタン (Cosmopolitan) など…

無生物主語, SVOO, a chance to do ~, 関係代名詞のwhat, want ~ to do, 前置詞で終わる文(大坂なおみ選手自身の言葉から)

今回の実例は、報道記事に掲載された大坂なおみ選手の発言から。 既に大きく取り上げられているように、米東海岸時間で9月12日(土)の夕方に行われたテニスの全米オープン女子シングルス決勝で、大坂選手がヴィクトリア・アザレンカ選手に対し逆転勝利をお…

remember+動名詞, 等位接続詞but, 代名詞one, 関係代名詞, 感覚(知覚)動詞+O+現在分詞, など(大坂なおみさんがマスクに込めた思い)

今回の実例は、Twitterから。 テニスの全米オープンがいよいよ佳境である。10日(米東海岸時間)に行われた女子シングルス準決勝では、大坂なおみ選手とヴィクトリア・アザレンカ選手(ベラルーシ)が勝ち上がり、米東海岸時間で12日午後4時からの決勝戦に臨…

not only A but also B, やや長い文, to不定詞の形容詞的用法, 同格, など("Rest in power" というフレーズの持つ意味)

今回もまた、前々回と前回の続きで、人が亡くなったときの追悼のことば、 "Rest in peace" の代わりに使われる "Rest in power" というフレーズについての解説記事から。(この記事、かなり読むのが難しいという反応をいただいています。解説記事は報道記事…

not only A but also Bのちょっと変わった形, 先行詞を含む関係代名詞, in terms of ~, 形式主語の構文("Rest in power" というフレーズはどう広まったのか)

今回の実例は、前回の続きで、 "Rest in peace" の代わりに使われる "Rest in power" というフレーズについての解説記事から。 今から20年ほど前にカリフォルニア州オークランドのストリート・アートの界隈で用いられていたのが確認できているというこのフレ…

it was not long after ~ that..., it was not until ~ that... ("Rest in power" というフレーズはいつ、どこから来たのか)

今回の実例は、前回述べた通り、"Rest in power" というフレーズについて。 誰かが亡くなったときに弔意を示す英語の一般的なフレーズは "Rest in peace" である。意味は「安らかにお眠りください」だが、日本語の「ご冥福をお祈りいたします」と同じような…

《訳読》とは何か, be hopeful to do ~(#BLM: 米スポーツ界の動き)付: 例の講座について

今回の実例は、Twitterにアップされた長文投稿から。 今週月曜日(24日)、「日本通訳翻訳フォーラム2020」(#JITF2020) の公開セッションで、第一線の翻訳者4人の方による公開レクチャーがあった*1。大変興味深く勉強になる内容で、2時間じっくり、メモを取…

近未来・確定した予定を表す現在進行形(Bandcampが、新型コロナウイルスの影響を受けているアーティストへの支援活動)

今日の実例は、新型コロナウイルス禍による行動制限(日本語圏では「自粛」で済まされているが)の直撃を受けているミュージシャン、アーティストへの支援の取り組みから。 米西海岸のカリフォルニア州オークランドに拠点を構えるBandcampというサイトがある…

seeの意外かもしれない使われ方(米ミネアポリスと人種の歴史)

今回の実例は報道記事から。 今、アメリカが抗議行動で揺れている。歌手のアリアナ・グランデが "Black Lives Matter" とマジックペンで書いた段ボールを持って街頭に出(さすがに彼女はすごいしっかりしてそうなマスクを着けている)、ビヨンセが署名を呼び…

be used to -ing, 現在完了進行形, such ~ that ...の構文, など(人種差別の暴言にさらされる記者)

今回の実例は、イギリスで起きていることについての報道記事から。 英語では「人種差別的な暴言を吐かれる」ことを、日常的には、 be racially abused と表す(「ヘイトスピーチ」という法律文書に出てくるみたいな抽象的な用語はこういう場面ではあまり使わ…

if節のない仮定法, 英文の構成(パラグラフ・ライティング), force ~ to do ... (南アフリカを変えた少年)

今回の実例は、長文多読素材を探している人にはうってつけの記事から。 以前ざっと説明したことがあるのだが、BBCにNewsbeatという青少年向けのコーナーがある。BBC Newsのウェブサイトでは一般のニュースとシームレスになっているが、文章は一般向けのもの…

call for ~ to do ..., to不定詞の受動態, 分詞構文, 受動態, やや長い文(ドイツで起きた極右テロ、シーシャバー銃撃事件)

今回の実例は、ドイツで発生した極右テロについての記事から。 新型コロナウイルスの報道に埋もれてしまっているし、そもそも日本語ではろくに報道されてもいないかもしれないが、日本時間で2月20日(木)の朝、ドイツのハーナウ (Hanau) という都市で銃乱射…

関係代名詞の二重限定、訃報の伝え方(NASAの黒人女性数学者、キャサリン・ジョンソンさんの訃報)

今回の実例は、Twitterから。 2月25日早朝、NASA(アメリカ航空宇宙局)のアカウントから、残念なニュースが流れてきた。 Katherine Johnson (1918-2020)The little girl who loved to count who became the woman to inspire us to dream immeasurable drea…

リスニング(聞き取り)の練習素材, thatの判別(ホアキン・フェニックスの英アカデミー賞でのスピーチ)

今回の実例は、スピーチから。 今日2月10日は米国の西海岸、ロサンジェルスで「アカデミー賞」の授賞式が行われていて世界的な注目を集めているが、あれは実は米国の「映画芸術科学アカデミー」が選ぶ米国のローカルな賞で、国際的な賞ではなく、正確を期す…

時制(大過去の中の完了不定詞)(BBCは誰の何を「人種差別」だと言うのか)

今回の実例は、英国の公共放送、BBCで現在持ち上がっている「騒動」の最新の展開に関するBBC Newsの記事から。 ナガ・マンチェッティ (Naga Munchetty) さんは、1975年生まれのジャーナリスト。ロンドンのアカデミー校*1を出てリーズ大学で英語を専攻し、ロ…

【ボキャビル】result in ~, 等位接続詞による接続, recommendなどに続くthat節内に現れる動詞の原形(英内務省内部報告書)

今回の実例も、またこれと同じ記事から、仮定法現在の用例(同じような文法項目で恐縮だが、実用英語として重要な項目なので、記事を読んでて気が付いたものは取り上げておきたい)。 記事はこちら: www.theguardian.com

英国のシャドウ・キャビネット、that節の繰り返し、関係代名詞の非制限用法、demandなどに続くthat節内に現れる動詞の原形(英「敵対的環境」政策への批判)

今回も、前回と同じ記事から、前回見た部分の少し先を見てみよう。 記事はこちら: www.theguardian.com 本題に入る前に、下記キャプチャ画像の最初にある "the shadow women and equalities secretary" について、少し説明しておこう。 非常にざっくり説明す…

前置詞+関係代名詞, make + O + C,【ボキャビル】in a bid to do ~(英国・内務省の「敵対的環境」政策)

今回の実例は、少し前にも言及した英国の「ウィンドラッシュ・スキャンダル」について、担当省庁である内務省の報告書についての報道記事から。 その報告書は正式に公表されたものではなく、放送局の「チャンネル4」にリークされたもので、ガーディアンなど…

「~でさえ」の意味のeven, 接続詞のas, 「~の権利」の表し方(right to+名詞など), not least, 助動詞+完了形, 挿入, 長い文, 完了不定詞(ドイツ、ネオナチによる政治家暗殺)

今回の実例は、ドイツで政治家が殺害(暗殺)され、極右集団と関わりのある人物が容疑者として特定されているという件についての解説記事から。 その暗殺事件については、下記を参照。 ドイツで移民擁護派の政治家射殺される、ネットに歓迎ヘイト投稿殺到 ht…

whatを用いて《原因・理由》を尋ねる表現(無生物主語), やや長い文, 【ボキャビル】bring home ~, 挿入, remind A of B, the+形容詞, 同格, 助動詞+have+過去分詞(ウィンドラッシュ・スキャンダル)

前回のエントリで見た文について、「ちょっと難しくてよくわからない」という感想をいただいたので、今回は前回の続きにしよう。 記事を読むための前提知識的なことは前回書いてあるものを参照。記事はこちら: www.theguardian.com

not only A but B, 〈感情〉の原因・理由を表すthat節 (英国の無情な政策、「ウィンドラッシュ・スキャンダル」)

今回の実例は、ガーディアンの日曜版であるオブザーヴァーに掲載された、週末の長文記事から。 「ウィンドラッシュ」と聞いてピンとくる人は日本語圏では少ないだろう。第二次世界大戦後に英国の覇権が過去のものとなり、大英帝国が英連邦になったときに、英…

助動詞+完了形、not A but B, lie (lay) in ~(アンネ・フランクの同級生が読む「アンネの日記」)

今回も、前々回、および前回と同じく、アンネ・フランクの日記の増補改訂・新訳版が英国で出版されることを受けての記事から。 今回は、前回見たパラグラフの後半部分を見ていこう。 記事はこちら: www.theguardian.com

挿入、間接疑問文、時制の一致をあえてしない場合(アンネ・フランクの同級生)

今回も、前回と同じく、アンネ・フランクの日記の増補改訂・新訳版が英国で出版されることを受けての記事から。 アンネ・フランクについての説明は不要と思われるが、前回少し書いておいたので、「名前だけは知っている」という方はそちらをご参照のほど。 …

完了不定詞、関係副詞の非制限用法、関係詞の先行詞が離れている場合(アンネ・フランクの同級生)

今回の実例は、「歴史の生き証人」の活動についての文章から。 アンネ・フランクという少女の名前を聞いたことのない人はまずいないだろう。ドイツの都市フランクフルトのユダヤ人の家にアンネが生まれたのは1929年だったが、1933年1月にアドルフ・ヒトラー…

現在完了の受動態, force ... to do ~, to不定詞の受動態(アジアのステレオタイプ)

今回の実例は、広告と人種(民族)偏見についてのニュース記事から。 最近、日本のネットでドイツの企業の、悪趣味で、なおかつめちゃくちゃな理屈で正当化された広告が「これはひどい」と物議をかもしていたが、同じころ、グローバルに展開するファストフー…

知覚動詞+O+現在分詞、付帯状況のwith、独立分詞構文

今回の実例は、サッカーの欧州選手権(EURO)の予選で、観客席からイングランド代表の選手たちに対する人種差別の罵詈雑言が飛ばされた件についての報道。 イングランドがモンテネグロのポドゴリツァを訪れて行われた試合で、その残念な事態は発生した。 記…

代名詞のother, 完了不定詞

今回の実例は、先週金曜日にニュージーランドのクライストチャーチで起きたとんでもないテロ攻撃に関する最新の報道記事から。 本題に入る前に、この攻撃でテロリストに殺された50人の方々を悼み、残されたご家族・ご友人のみなさまに心からのお見舞いを申し…

前置詞+動名詞、to不定詞の形容詞的用法、文修飾の副詞、コロンやセミコロンの用法

今回の実例は、アメリカのアカデミー賞でラミ・マレックが主演男優賞を獲得したことについての記事から。 マレックはアメリカ生まれのアメリカ人だが、両親はエジプト人だから「エジプト系アメリカ人」、もっと言えば「アラブ系アメリカ人」である。ちなみに…