【英語版ウィキペディアの見方】
今回の実例は、世界中で大きなニュースのひとつになっているローマ・カトリック教会のフランシスコ(フランチェスコ)教皇の発言から。 まず最初にお断り申し上げておくと、私はキリスト教の信仰は持っていない。もっといえば、英語圏で「信仰 faith」とされ…
今回は、いつもと趣向を変えて、英語圏の新聞について基本的なことを書いておきたい。 英語圏の新聞は、大まかに2種類に分けられる。「タブロイド tabloid」と呼ばれる新聞と、「ブロードシート broadsheet」と呼ばれる新聞である。両者の呼称は、元々は印刷…
今回は、英文記事からの英文の実例というより、日本語で「英語圏でこんな記事が出た」と報道されている英語記事の探し方の実例について。 報道記事を「ハイパーリンク」というものが実装できない紙ではなく、それが前提となっているウェブで読むことが日常と…
今回は前回の続き。当ブログの扱う事項としては変則的な話題だが、日本語圏で得られる情報の不確かさという点について、またそういう場合に英語圏に飛んで何をどう確認すればよいのかという点についての話なので、しばしお付き合い願いたい。 そういう確認も…
今回も、前々回、前回に続いて、アフリカ大陸のコンゴを支配し、現地の人々に残虐行為を働いたベルギーのレオポルド2世(在位1865年~1909年)についての解説記事から。大まかな背景などは前々回に書いてあるので、そちらをご参照のほど。 これまでに見たよ…
今回も前回の続きで、2020年6月7日に英南西部の都市ブリストルで引き倒されたエドワード・コルストンという300年前の奴隷商人の像について。 本題に入る前に最新のニュースについて少しだけ。コルストン像の引き倒しに続いて、先週、英国では各地で奴隷貿易…
今回も引き続き、イングランド南西部の都市ブリストルで6月7日に引き倒された奴隷商人エドワード・コルストンの像について。 ブリストルという都市について、また5月下旬以降勢いを得ている #BlackLivesMatter 運動についてなど文脈的なことは前々々回に書い…
今回も、前回と同じく、2020年6月7日にブリストルで人々によって引き倒された銅像をめぐり、英語版ウィキペディアを見てみよう。ブリストルという都市についての文脈などは前々回書いてあるので、そちらをご参照のほど。 引き倒されたのは、今からほぼぴった…
今日は実例はお休みにして、英語版のウィキペディアを読んでみよう。題材は前回の続きで、6月7日にイングランド南西部の都市ブリストルで引き倒された、300年前に没した奴隷商人の銅像について。 その奴隷商人、エドワード・コルストン(1636-1721)について…