【英語版ウィキペディアの見方】
10日ほど前のことだが、ロンドンで「脱獄」が発生した。調理担当という作業を割り当てられていた被収容者が、食材を運び込んでくる車両の下に潜り込んで、そのまま敷地外に脱出した。つまり、ちょっとありえないくらいあっさりとした脱獄であった。古めの翻…
今日は休日なので、本来過去記事を再掲するのだが、今週は前半で再掲のストックが切れてしまっているのもあって、軽く書くことにした。 というかTwitterで連ツイしようと思って書き始めたのだが、連ツイよりブログの方が書きやすいと気づいた。 さて、今日、…
このエントリは、2021年4月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は、少し変則的に、英語で書かれていることを書いてある通りに読み取ること、余計なものを付け足して解釈しないことについて。「たかが前置詞、されど前置詞」という話でも…
今回は、パレスチナについて前々回および前回の続きを準備していたのだけど、英国の新内閣について言うまでもない当たり前のことをTwitterでちょろっと書いたら数千の単位でRetweet/Likeされるということになってしまったので、それについて少し詳しく扱って…
今回は、予定を変更して休載します。 昼間、TBSラジオの荻上チキさん(はてな古参には「トラカレさん」のほうがなじみ深いだろう)の番組を聞いていて、これはやっとかないとなと思ったウィキペディアの翻訳をやっているので、ブログを書いてる時間がなくな…
このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は、いつもと趣向を変えて、英語圏の新聞について基本的なことを書いておきたい。 英語圏の新聞は、大まかに2種類に分けられる。「タブロイド tabloid」と呼ばれる新聞と、…
今回の実例は、ちょっと趣向を変えて、調べものの記録。 当ブログでは、ときどき、英語版ウィキペディアを使った調べものについて取り扱っているが、今回もその趣旨でやってみよう。本当に必要とされる実用的な英語力ってのは、某試験の問題文のように現実に…
今日は共通テスト当日なので、息抜き的なものを。受験されてきたみなさんはお疲れさまでした。明日もまだ理数の試験があるので、今日はリラックスして寝ましょう。 先日、Twitterの画面を眺めていたら、こんなのが流れてきた。ツイート主は理系(漁業科学)…
このエントリは、2020年8月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は、英文記事からの英文の実例というより、日本語で「英語圏でこんな記事が出た」と報道されている英語記事の探し方の実例について。 報道記事を「ハイパーリンク」というも…
今回の実例は、報道記事から、「受験英語」てんこ盛りの文。つまり「受験英語」すらわかってないと全然読めない文。【追記: 今回、この本題にたどり着く前に字数が尽きたので、本題は次回に回します。】 今年、2021年は1991年のソ連崩壊から30年である。つま…
今回の実例は、単語レベルの話。 先日、そういえば「ぎっくり腰」を英語で言えないということに気づいたので、その場で辞書を引いてみたという、英語講師の杉村年彦さんのツイートを見かけた。 先日講師室で突然ぎっくり腰になった先生がいまして、周りが心…
このエントリは、2020年6月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回も前回の続きで、2020年6月7日に英南西部の都市ブリストルで引き倒されたエドワード・コルストンという300年前の奴隷商人の像について。 本題に入る前に最新のニュースにつ…
このエントリは、2020年6月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回も引き続き、イングランド南西部の都市ブリストルで6月7日に引き倒された奴隷商人エドワード・コルストンの像について。 ブリストルという都市について、また5月下旬以降勢…
このエントリは、2020年6月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回も、前回と同じく、2020年6月7日にブリストルで人々によって引き倒された銅像をめぐり、英語版ウィキペディアを見てみよう。ブリストルという都市についての文脈などは前々…
今回は、前回の続き。前回は前置詞のintoを勝手にtoに読み替えてしまい、原文にない情報を勝手に付け足してしまった(つまり、英語で書かれていることを書かれている通りに読めていない)誤訳を取り上げたが、今回はより「受験英語」寄りの、ど真ん中の文法…
今回は、少し変則的に、英語で書かれていることを書いてある通りに読み取ること、余計なものを付け足して解釈しないことについて。「たかが前置詞、されど前置詞」という話でもある。 前々回の当ブログ記事で、英国のエリザベス女王の配偶者(王配)であるエ…
今回の実例は、世界中で大きなニュースのひとつになっているローマ・カトリック教会のフランシスコ(フランチェスコ)教皇の発言から。 まず最初にお断り申し上げておくと、私はキリスト教の信仰は持っていない。もっといえば、英語圏で「信仰 faith」とされ…
今回は、いつもと趣向を変えて、英語圏の新聞について基本的なことを書いておきたい。 英語圏の新聞は、大まかに2種類に分けられる。「タブロイド tabloid」と呼ばれる新聞と、「ブロードシート broadsheet」と呼ばれる新聞である。両者の呼称は、元々は印刷…
今回は、英文記事からの英文の実例というより、日本語で「英語圏でこんな記事が出た」と報道されている英語記事の探し方の実例について。 報道記事を「ハイパーリンク」というものが実装できない紙ではなく、それが前提となっているウェブで読むことが日常と…
今回は前回の続き。当ブログの扱う事項としては変則的な話題だが、日本語圏で得られる情報の不確かさという点について、またそういう場合に英語圏に飛んで何をどう確認すればよいのかという点についての話なので、しばしお付き合い願いたい。 そういう確認も…
今回も、前々回、前回に続いて、アフリカ大陸のコンゴを支配し、現地の人々に残虐行為を働いたベルギーのレオポルド2世(在位1865年~1909年)についての解説記事から。大まかな背景などは前々回に書いてあるので、そちらをご参照のほど。 これまでに見たよ…
今回も前回の続きで、2020年6月7日に英南西部の都市ブリストルで引き倒されたエドワード・コルストンという300年前の奴隷商人の像について。 本題に入る前に最新のニュースについて少しだけ。コルストン像の引き倒しに続いて、先週、英国では各地で奴隷貿易…
今回も引き続き、イングランド南西部の都市ブリストルで6月7日に引き倒された奴隷商人エドワード・コルストンの像について。 ブリストルという都市について、また5月下旬以降勢いを得ている #BlackLivesMatter 運動についてなど文脈的なことは前々々回に書い…
今回も、前回と同じく、2020年6月7日にブリストルで人々によって引き倒された銅像をめぐり、英語版ウィキペディアを見てみよう。ブリストルという都市についての文脈などは前々回書いてあるので、そちらをご参照のほど。 引き倒されたのは、今からほぼぴった…
今日は実例はお休みにして、英語版のウィキペディアを読んでみよう。題材は前回の続きで、6月7日にイングランド南西部の都市ブリストルで引き倒された、300年前に没した奴隷商人の銅像について。 その奴隷商人、エドワード・コルストン(1636-1721)について…