Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

前置詞

やや長い文, 関係代名詞, 助動詞mightなど(ディエゴ・マラドーナ死去)

今回の実例はTwitterから。 日本時間で今日未明、ディエゴ・マラドーナが亡くなったとのニュースが流れてきた。最初は「現地報道によると」という形で、その「現地報道によると」はすぐに外れた。BBCのサッカー番組Match of the Dayのプレゼンターをしている…

動名詞, 方法・材料などを表すin, so (that) ~, howの節, whilstなど (ひどいフォントをあえて使ってメッセージの拡散を狙う英保守党)【再掲】

このエントリは、2019年10月にアップしたものの再掲である。再掲時には、ここで取り上げているような英保守党政権のやり口を指揮していたであろうドミニク・カミングズがついに政権中枢を去ったというニュースがあったばかりなのだが、その頭で見るとなおさ…

ツッコミどころ満載の記者会見をツッコミながら実況する記者, 「待望の~登場」の定型表現, 接触節, not ~ any ...での全否定(連載:「フォー・シーズンズ」事件、その5)

今回も前回からの続き。今週はずっとこのトピックを扱ってきたが、今回で終わりにする。 英語圏で「現場」があることの多くについて、このような形での「現場の記者からの実況ツイート」がある。Twitterで誰にでも見られる形で提供されている情報である。し…

前置詞のgiven, 関係代名詞what, 「どうしても~しなければならない」のhave to do ~(トランプ政権のひどさについて「匿名」で告発していた人が名乗り出た)

今回の実例は、報道記事から。 2018年9月、米トランプ政権の実情を知る何者かが、匿名で、「現場では、静かな抵抗が起きている」とする記事を、ニューヨーク・タイムズに寄稿した。 www.nytimes.com この「匿名」氏はその後、「匿名」名義で『ある警告』と題…

等位接続詞, 助動詞+受動態, 前置詞のover, など(ローマ教皇が同性間のシヴィル・ユニオンを支持)

今回は、前回の続きで、同性カップルの権利についてのローマ・カトリック教会のフランシスコ(フランチェスコ)教皇の発言から。 前回は、marriage(結婚)と、civil union[partnership] は、日本語では安易に「同性婚」「同性結婚」と言われるが、両者はキ…

civil unionはmarriageとどう違うか, a right to do ~, a right to ~ (ローマ教皇が同性間のシヴィル・ユニオンを支持)

今回の実例は、世界中で大きなニュースのひとつになっているローマ・カトリック教会のフランシスコ(フランチェスコ)教皇の発言から。 まず最初にお断り申し上げておくと、私はキリスト教の信仰は持っていない。もっといえば、英語圏で「信仰 faith」とされ…

asが接続詞か前置詞か、be動詞の省略された分詞構文(形容詞だけの分詞構文)、複合語、【ボキャビル】be equivalent of ~など(知られざる温室効果ガスの増加と、環境負荷の少ない発電方法)【再掲】

このエントリは、2019年9月にアップしたものの再掲である。asの識別はかなり大きなポイントになるにもかかわらず、はっきり認識できていない人が少なくない項目だから、しっかり見ておいてほしいと思う。 ----------------- 今回の実例は、環境問題について…

前置詞+動名詞, 動名詞の意味上の主語, to不定詞の否定形, など(「反マスク」デモの続くアイルランドと、現場の医師)

今回の実例は、医療の最前線の声を伝える報道記事から。 アイルランド共和国の新型コロナウイルス感染拡大が、かなり心配な感じになってきている。一時はうまく抑制できている感じだったのだが、夏以降、どうもよくない。 アイルランドは、この2月の総選挙の…

無生物主語, SVOO, a chance to do ~, 関係代名詞のwhat, want ~ to do, 前置詞で終わる文(大坂なおみ選手自身の言葉から)

今回の実例は、報道記事に掲載された大坂なおみ選手の発言から。 既に大きく取り上げられているように、米東海岸時間で9月12日(土)の夕方に行われたテニスの全米オープン女子シングルス決勝で、大坂選手がヴィクトリア・アザレンカ選手に対し逆転勝利をお…

「~に賛成して、~を支持して」の意味の前置詞for("Women for Trump" という表現)

今回の実例は、少々変則的に。 昨日(8月25日)、日本のテレビのワイドショーでの米大統領選特集で、"WOMEN FOR TRUMP" を「トランプのための女性たち」と紹介していたという話をTwitterで聞いた*1。言うまでもなく、この "for" は「~に賛成して、~を支持…

lead to + 名詞, 動名詞の意味上の主語(新型コロナウイルスのワクチンの治験)

今回の実例は報道記事から。 新型コロナウイルスのワクチン開発は、かつてないような急ピッチで、世界規模で進められている。日本のことだけに閉じこもっていると「大阪の知事が威勢のいいことを言っていた」とかいった印象や、日本の製薬会社の取り組みにつ…

amongという前置詞, 報道記事の見出し(Twitterで見かけたひどくデタラメな訳)

今回の実例は、ふと見かけたとんでもない誤訳について。 amongという単語をいつ習ったのか、正確な記憶はないが、中学2年生で比較級を習ったときには既に知っていた。あるいは比較級の単元で習ったのかもしれない。次のような例文で。 This song is popular …

「Go Toキャンペーン」「Go Toトラベル」という言葉のどこがおかしいのか (2)

今回は前回の続き。 まず前置きとして、前回のエントリへのブクマから: こういう人ってシンガポール英語表記とか見る度に一々ブチ切れてるのかな https://b.hatena.ne.jp/entry/4688560548380032066/comment/Big_iris だれがシングリッシュの話をしている。…

「Go Toキャンペーン」「Go Toトラベル」という言葉のどこがおかしいのか (1)

今回は変則的に、ある違和感maxな日本の官製フレーズについて。 新型コロナウイルスの流行で、最も危険なところで体を張って仕事をしている医療従事者が、まともな待遇を受けることすらできていないということが次から次へと伝えられてくる一方で、感染が拡…

【ボキャビル】「ほとんどの」の表し方, 前置詞のas, different to ~, 等位接続詞and, やや長い文, make use of ~, など(タバコに関するWHO報告書)【再掲】

このエントリは、2019年7月にアップしたものの再掲である。この文書には、「正確に英文を読むために絶対押さえておきたいポイント」が次々と出てくる。英語の勉強のために読んでみる素材文としては、かなりよいと思う。以下、埋め込んであるURLが一部無効に…

やや長い文, 疑問詞節, 付帯状況のwith, 【ボキャビル】「~に関する」の意味を表すon (新型コロナウイルスと学校というシステム)

今回の実例は、先週月曜日(5回前)に見た、新型コロナウイルス禍の中の米国の学校制度についての論説記事より。 先週のうちに扱っておく予定だったのだが、香港国家安全維持法の件があるなどしたので遅くなった。 記事はこちら: www.usatoday.com この論説…

近未来・確定した予定を表す現在進行形(Bandcampが、新型コロナウイルスの影響を受けているアーティストへの支援活動)

今日の実例は、新型コロナウイルス禍による行動制限(日本語圏では「自粛」で済まされているが)の直撃を受けているミュージシャン、アーティストへの支援の取り組みから。 米西海岸のカリフォルニア州オークランドに拠点を構えるBandcampというサイトがある…

やや長い文, 前置詞+関係代名詞, to不定詞の副詞的用法(新型コロナウイルスと科学の現場)

今回の実例は、前回と同じ、ノーベル賞を受賞した科学者が書いた論説記事から。 前回は記事書き出しで、「(ロックダウンという厳しい行動制限から)普通の生活に戻るうえでは多くの疑問が生じる。それには科学・医学によって解を導き出すことが必要だ」とい…

if節の中のbe+to不定詞, answer to ~, will +受動態(新型コロナウイルスと科学の現場)

今回の実例は、今月上旬にガーディアンに掲載された論説記事から。トピックは新型コロナウイルスと科学の現場について、書いたのはノーベル賞を受けた科学者である。明確にして明晰に、論理的に「何がどうである」ということを説明している文章で、私が高校…

「~でさえ」の意味のeven, 接続詞のas, 「~の権利」の表し方(right to+名詞など), not least, 助動詞+完了形, 挿入, 長い文, 完了不定詞(ドイツ、ネオナチによる政治家暗殺)【再掲】

このエントリは、2019年6月にアップしたものの再掲である。日本ではあまり注目されなかったドイツの極右テロについての報道を取り上げている。(日本では、どちらかというと、この暴力の加害者である極右の側の言説を支持もしくは擁護するような発言がよく見…

現在完了, be unable to do ~, due to ~, 過去分詞の後置修飾、など(日本の「医療崩壊」の危機)

今回の実例は、日本についての報道記事から。 新型コロナウイルスの流行について、日本は実はかなり早い段階では英語圏で連日トップニュースになるような扱いを受けていた。乗客や乗員に多くの欧米人が含まれていたダイヤモンド・プリンセス号のことがあった…

a day after ~, not A but B, 【ボキャビル】学校ではたぶん習わない表現(英保守党党首選)【再掲】

このエントリは、2019年6月にアップしたものの再掲である。ここで取り上げた記事で保守党党首選挙から脱落したマット・ハンコック議員は、この党首選を制したボリス・ジョンソンに重用されており、2020年3月現在(新型コロナウイルスがパンデミックになった…

while -ing(接続詞whileと、前置詞duringについて)(トランプ流「成功」の作り方)【再掲】

このエントリは、2019年6月にアップしたものの再掲である。ここで取り上げているような《省略》を正しく読めない人がとても多いが、実務で英語を使うなら、しっかり読めるようにしておきたい。 ------------------ 「英語はざっと読んで、必要な情報が取れる…

unlike, 条件を表すif節, 代動詞, 感覚動詞+目的語+動詞の原形, the +形容詞(スーダン、ジャンジャウィードの復活)【再掲】

このエントリは、2019年6月にアップしたものの再掲である。英語の文を、書いてあることを書いてある通りに読むには、いわゆる「受験英語」が大切だ、ということがよくわかる例だと思う。 ----------------------------------- 今回の実例は、先週から極度に…

#StayAtHomeSaveLives #StayHomeSaveLives 標語のハッシュタグ(新型コロナウイルス対策)

今回の実例は、前回の続きで、Twitterのハッシュタグを見てみよう。 前回は、英国政府がロックダウンに先立って打ち出していた "Stay at home. Protect the NHS. Save lives." の標語を見たが、今回は、この標語が人々の日常生活の中にどう入っているかを見…

thanks for ~, ~ is all that matters, 前置詞+動名詞, 命令文+and ~ (新型コロナウイルスに感染したアルテタ監督)

今回の実例は、Twitterから。 いわゆる「新型コロナウイルス」の影響で、イングランドのサッカー・プレミアリーグ*1は、4月3日まですべての試合を一時中止している。だがこれは、日本で大規模なコンサートが中止・延期されているように観客の間での感染拡大…

セミコロンの使い方, because of ~, 疑問詞節, 前置詞のas, 関係副詞, 強調構文(国際女性デーとアンディ・マリー)

今回の実例は、テニス・プレイヤーのアンディ・マリー(マレー)の文章から。3月8日(日)の国際女性デーを前に、7日(土)のガーディアンに掲載された寄稿の文章だ。 マリーは2013年に、英国人プレイヤーとしては実に77年ぶりにウィンブルドン(全英オープ…

リスニング(聞き取り)の練習素材, 定型表現, would like to do ~, thank ~ for ..., 省略, make + O + C, 仮定法, without ~(カズ・ヒロさんのアカデミー賞受賞スピーチ)

今回も、先日のエントリに引き続き、音声を素材に聞き取りをして文法を見てみよう。というか、「聞き取るためには文法と語彙力が必要」ということの意味を確認してみよう。 すごく簡単に説明すると、誰かが口頭で発する「もにゃもにゃもにゃもにゃ」という音…

分詞構文, 同格, prompt + O + to do ~, 助動詞+受動態, be able to do ~, of + 抽象名詞(首相官邸とメディアと報道の自由)

今回の実例も、前々回および前回見たのと同じ、英国の首相官邸がおこなう記者会見に「出席できる記者」を選別しようとし、排除された記者たちとともに全記者が会見をボイコットした、ということを報じる記事から。 記事はこちら: www.theguardian.com こうい…

《程度》を表すby, 分数の表現(「~の3分の1」), as a result, 最上級+ever, 関係代名詞, 接続詞while, 形式主語など(民主主義の後退についての学術的な文)

今回もまた、前々回および前回の続きで、学術的な報告書の記述から、大学入試で課される自由英作文に使えそうな表現を拾っていこう。 出典は前回までと同じ(下記のPDF): https://www.bennettinstitute.cam.ac.uk/media/uploads/files/DemocracyReport2020.…