Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

to不定詞の意味上の主語

#to不定詞が主語の文, to不定詞の意味上の主語(「to不定詞が主語になるときは形式主語のitを用いて、主語が長くなりすぎるのを防ぐ」ということについての実例いくつか)

今回の実例は、Twitterから。 Twitterを英語で使っていれば、流れてくるものを漫然と眺めているだけで「おお」と思う例に遭遇することがけっこうある。そう思ったものには、「#英語 #実例 」というハッシュタグをつけている。 その「#英語 #実例 」のハッシ…

複合関係代名詞whatever, something + 形容詞, 助動詞 + have + 過去分詞, to不定詞の意味上の主語, 動名詞の意味上の主語,動名詞の否定形, など(ベン・ホワイトがイングランド代表を離脱)

今回の実例は、Twitterから、人の心から出ている血の通った言葉を。ESAT-Jや中学教科書の不自然で拙い変な英語もどきみたいなのをたっぷり見たあとなので、私もリハビリが必要です。普通の英語、よい英文を読む必要がある。 っていうか、それこそ90年代の話…

直説法と仮定法の違い, 形容詞を用いた筆者の判断の共有, 肯定文のなかのany, ネットでサクッと検索するととんでもない誤訳をやらかす例など(ブラジルで殺害されたジャーナリストと専門家)

今回の実例は、前回みたのと同じ、ブラジルでの環境保護活動を標的としていると思われる殺人事件についての記事から。文脈などは前回のエントリをご参照のほど。 ところで、前回のエントリのTwitterフィードと前後して、2016年(6年前)にホンジュラスで起き…

【再掲】to不定詞の意味上の主語, if節のない仮定法, 分詞の後置修飾, など(ドナルド・トランプは混乱収束のために何もしていない)

このエントリは、2021年1月にアップしたものの再掲である。ちょうど今まさに、このクーデター未遂/暴動についての特別委員会の公聴会が始まったところで、私の見ているTwitterの画面には、それに関連したツイートがよく流れてきている。日本語ではこの公聴…

【再掲】感情の原因・理由を表すto不定詞, to不定詞の意味上の主語, 未来進行形など(ワクチン接種の2人目はウィリアム・シェイクスピアさん、81歳)

このエントリは、2020年12月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 前回述べたように、英国の各地域(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)で、新型コロナワクチンの接種が開始された。 今回は、開始初日の、イングラン…

手記を読む(ボリス・ジョンソンが首相官邸で違法にパーティーをしていたころ、英国の人々はどんな生活を強いられていたか)

今回の実例は、前回の続きで、さらにTwitterから。 前回述べたように、いわゆる「パーティーゲイト #Partygate」*1でボリス・ジョンソン首相とその妻キャリー・ジョンソン、財務大臣のリシ・スナクという政権トップとナンバー2がそろって罰金刑を食らった。 …

【再掲】not only A but also B, やや長い文, to不定詞の形容詞的用法, 同格, など("Rest in power" というフレーズの持つ意味)

このエントリは、2020年9月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回もまた、前々回と前回の続きで、人が亡くなったときの追悼のことば、 "Rest in peace" の代わりに使われる "Rest in power" というフレーズについての解説記事から。(この…

現在完了はこういうときにこそ使うもの(オーストラリア、ジョコヴィッチが一時入れられた入管施設に9年も拘束されている難民の声)

今回の実例は、Twitterにフィードされている報道の映像クリップから。 新型コロナウイルスのワクチンを打たずに全豪オープン出場のため入国したオーストラリアで入国査証(ヴィザ)を取り消されたノヴァク・ジョコヴィッチ選手は、一度はその取り消しを裁判…

it takes ~ for -- to do ..., to不定詞の意味上の主語, など(俳優が、一度ついてしまったイメージを塗り替えることは、容易ではない)

今回の実例は、報道機関のTwitterフィードから。 クリスマス前に、ケネス・ブラナー監督の新作映画『ベルファスト』について取り上げた。日本でも来る3月に劇場公開予定だが、英国ではちょうど今、映画館にかかっていて、この映画で視点人物である子供の父親…

#to不定詞が主語の文, to不定詞の意味上の主語, to不定詞の否定形(映画『ベルファスト』)

今回の実例は、報道機関のTwitterフィードから。 ケネス・ブラナーという映画人が、イギリスにいる。「映画人」と言っても元はRSCのシェイクスピア俳優で舞台の人なのだが、数々の映画に出演してきた映画俳優でもあり、また自分でメガホンをとる映画監督でも…

make it ~ for ... to do --, it is ~ for ... to do --, 関係代名詞の非制限的用法など(アムネスティ・インターナショナルの香港拠点閉鎖)

今回の実例は、前回見た報道記事で参照されていた国際NGOのステートメントから。(本当は前回、ここまでやってしまうつもりだったのだが、力尽きてしまっていた。) 前回見たように、2020年夏に中国政府が香港について導入した「国家安全維持法」の影響で、…

make it ~ to do ..., to不定詞の意味上の主語 (アムネスティ・インターナショナル、香港事務所を閉鎖へ)

今回の実例は、報道記事から。というより、報道記事に引用されている国際NGOのステートメントから。 香港で、「逃亡犯条例改正案の完全撤回」や「普通選挙の実現」などを含む五つの目標「五大要求」を掲げた大規模なデモが始まったのは、わずか2年半前、2019…

【再掲】関係代名詞の非制限用法, if節のない仮定法, it is ~ for ... to do --, など(南アフリカ反アパルトヘイト闘争の闘士、デニス・ゴールドバーグ死去)

このエントリは、2020年5月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 かつて、南アフリカでとられていた人種差別政策(アパルトヘイト政策)に反対し、武装抵抗運動の活動家としてネルソン・マンデラらとともに逮捕され…

【再掲】bythe time ..., 過去完了, to不定詞の意味上の主語, spend ~ -ing, 分詞構文, 「~につき」のa, など(新型コロナウイルス封じ込めに成功した韓国)

このエントリは、2020年4月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、報道記事から。ジャーナリストも現地に直接出向くことができない状態で取材し裏取りをしなければならないので大変だと思うが、この記事は日本にいるジャーナリス…

【再掲】to不定詞の意味上の主語, 主語になるto不定詞句, 疑問詞節(米大統領の「WHOへの資金拠出停止」発言と現実)

このエントリは、2020年4月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は報道記事より、テレビの時事系番組での識者の発言を紹介している部分から。 ドナルド・トランプ米大統領がCDC(疾病対策センター)を縮小した自分の責任を回避し、…

【再掲】force ... to do ~, 付帯状況のwith, 和文和訳, to不定詞の意味上の主語, 等位接続詞のand, 不定冠詞(東日本大震災から9年)

このエントリは、2020年3月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、東日本大震災から9年を迎えた日本についての報道記事から。 記事の内容はあらかじめ説明するまでもないだろう。日本で、日本語でたっぷり報じられていることを英…

【再掲】関係代名詞, 仮定法のcould, result in ~, 動名詞の意味上の主語, to不定詞の意味上の主語(米・タリバン和平合意)

このエントリは、2020年3月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、アフガニスタンのタリバンと米国の和平合意についての報道記事から。 新型コロナウイルスがこれほどまでに世界的関心を集める切迫した事態になっていなかったら、…

【再掲】call for ~ to do ..., to不定詞の受動態, 分詞構文, 受動態, やや長い文(ドイツで起きた極右テロ、シーシャバー銃撃事件)

このエントリは、2020年2月にアップしたものの再掲である。(すみません、今日は昨日の代わりに新規でエントリを書く予定で、頭の中では書けているのですが、体調がすぐれないので過去記事再掲とさせてください。) ----------------- 今回の実例は、ドイツ…

紛らわしいthatの用法, 感覚動詞+O+動詞の原形, 前置詞+動名詞, want to do ..., want ~ -ing, want ~ to do ... (アーセナル新任監督、ミケル・アルテタの抱負)【再掲】

このエントリは、2019年12月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、スポーツのチームで、新任の監督が抱負を語ったという記事から。 アーセナルFCは、20年以上チームを率いたアーセン・ヴェンゲル監督が退任したあとを受けたウナ…

to不定詞の意味上の主語, if節のない仮定法, 分詞の後置修飾, など(ドナルド・トランプは混乱収束のために何もしていない)

今回の実例はTwitterから。 現地先週水曜日(1月6日)のワシントンDCでの騒乱(議事堂乱入)を受けた事態は、まだ全然終わっていない。トランプ政権から、残る任期はほんのごくわずかという段階になってから、次々と閣僚が離脱している現状は、政権の「終わ…

感情の原因・理由を表すto不定詞, to不定詞の意味上の主語, 未来進行形など(ワクチン接種の2人目はウィリアム・シェイクスピアさん、81歳)

前回述べたように、英国の各地域(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)で、新型コロナワクチンの接種が開始された。 今回は、開始初日の、イングランドNHS(National Health Service)の告知や接種報告のツイートを見ていこう。 We …

not only A but also B, やや長い文, to不定詞の形容詞的用法, 同格, など("Rest in power" というフレーズの持つ意味)

今回もまた、前々回と前回の続きで、人が亡くなったときの追悼のことば、 "Rest in peace" の代わりに使われる "Rest in power" というフレーズについての解説記事から。(この記事、かなり読むのが難しいという反応をいただいています。解説記事は報道記事…

形式主語itの構文, howの節(間接疑問文), 成句 'easier said than done' (1957年の同性結婚式)【再掲】

このエントリは、2019年8月にアップしたものの再掲である。疑問詞節(間接疑問文)の中に形式主語itの構文が入っているパターンで、こういうのの構造が取れるかどうかが「英語力」と呼ばれるものを大きく左右する。 ----------------- 今回の実例は、60年ほ…

関係代名詞の非制限用法, if節のない仮定法, it is ~ for ... to do --, など(南アフリカ反アパルトヘイト闘争の闘士、デニス・ゴールドバーグ死去)

今回の実例はTwitterから。 かつて、南アフリカでとられていた人種差別政策(アパルトヘイト政策)に反対し、武装抵抗運動の活動家としてネルソン・マンデラらとともに逮捕され、裁判の後に有罪となった唯一の「白人」であるデニス・ゴールドバーグ氏が、87…

「万が一」を表すshould, if節のない仮定法, 倒置, if節内のever, it is ~ for ... to do ---, 英語の文章の構造(結論が先、理由があと)(絵文字拒否論)【再掲】

このエントリは、2019年6月にアップしたものの再掲である。気楽に読めるエッセイだが、文法的にはばりばりの「受験英語」満載である。 ------------------- 今回の実例は、新聞でほぼ毎日コラムを書いているコラムニストの文章から。 「読んで笑える毒舌辛辣…

by the time ..., 過去完了, to不定詞の意味上の主語, spend ~ -ing, 分詞構文, 「~につき」のa, など(新型コロナウイルス封じ込めに成功した韓国)

今回の実例は、報道記事から。ジャーナリストも現地に直接出向くことができない状態で取材し裏取りをしなければならないので大変だと思うが、この記事は日本にいるジャーナリストが韓国について書いたものである。 広く知られている通り、韓国は今回のパンデ…

to不定詞の意味上の主語, 主語になるto不定詞句, 疑問詞節(米大統領の「WHOへの資金拠出停止」発言と現実)

今回の実例は報道記事より、テレビの時事系番組での識者の発言を紹介している部分から。 ドナルド・トランプ米大統領がCDC(疾病対策センター)を縮小した自分の責任を回避し、陰謀論を振りかざしてWHOへの資金拠出を停止するとブチあげていることは、日本語…

force ... to do ~, 付帯状況のwith, 和文和訳, to不定詞の意味上の主語, 等位接続詞のand, 不定冠詞(東日本大震災から9年)

今回の実例は、東日本大震災から9年を迎えた日本についての報道記事から。 記事の内容はあらかじめ説明するまでもないだろう。日本で、日本語でたっぷり報じられていることを英語で読むとどうなるか、といったことを確認してみてほしい。 記事はこちら: www.…

関係代名詞, 仮定法のcould, result in ~, 動名詞の意味上の主語, to不定詞の意味上の主語(米・タリバン和平合意)

今回の実例は、アフガニスタンのタリバンと米国の和平合意についての報道記事から。 新型コロナウイルスがこれほどまでに世界的関心を集める切迫した事態になっていなかったら、また、米大統領選挙で民主党の予備選挙でジョー・バイデンがようやく勝利したと…

call for ~ to do ..., to不定詞の受動態, 分詞構文, 受動態, やや長い文(ドイツで起きた極右テロ、シーシャバー銃撃事件)

今回の実例は、ドイツで発生した極右テロについての記事から。 新型コロナウイルスの報道に埋もれてしまっているし、そもそも日本語ではろくに報道されてもいないかもしれないが、日本時間で2月20日(木)の朝、ドイツのハーナウ (Hanau) という都市で銃乱射…

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