過去分詞
イングランドで、悲惨な事件が起きて、それを利用して極右が暴れている。 そのニュースを追って(ものすごく久しぶりに)ガーディアンの報道記事*1を読んでいたら、この内容はどうしても書き留めておかなくちゃと思うと同時に、収集している英文法・語法の実…
ハッシュタグ「#ガザ投稿翻訳」を立ち上げて数日が経過した。参照数などを確認する手立てはないが、ハッシュタグなしでばらばらにやっているよりは確実に多くの目に触れるようにできていると思う。 いつもなら、ハッシュタグは情報の共有のためにあるという…
一枚の写真から、目を離すことができなかった。白のグラデーションと青のグラデーションの中に薄いオレンジ。いわゆる「黄金比」の構図。整った、完成された画面。『青の歴史』を思い起こさせる色。美しい写真。 だがそこに映し出されているのは、人間の、深…
今回の実例は、Twitterから。 この発言(ツイート)が出るに至った経緯を今日は書こうと思っていたのだが、ちょっと扱いきれない感じなので、このツイート単体で文法解説だけ。経緯説明は次回(明日)。 こちら: As requested by the owner of this website,…
今回は、いつもの「英文法の実例」ではなく、ニュース日記のような感じで。 今朝、Twitterの画面を眺めていたら、普段はリツイートされてこないアカウントからのツイートが、何人かによってリツイートされてきていた。ウェールズのメディア、WalesOnlineで書…
今回の実例は、前々回と同じ、亡命したロシア人元外交官の手記から。コンテクストの説明などは前々回のエントリをご参照のほど。 記事はこちら: www.foreignaffairs.com 今回は、前々回のエントリで見た部分の少し先を見ていこう。少々手ごわい文である。
今回の実例は、報道から。「報道記事から」でさえなく「報道から」。 英国のエリザベス2世が9月8日に亡くなる前、最後に当たられた公務が、その2日前の6日に療養先のスコットランド、バルモラル城で行われたボリス・ジョンソン前首相の辞任とリズ・トラス新…
今回は、前回文字数を大幅に超過してもなお全然書けなかった本エントリ表題の話。 この9月19日に行われた英国でのエリザベス2世の葬儀(ご遺体の安置から礼拝、埋葬までの儀式)と、27日に行われた、2か月半も前に火葬されている安倍元首相の、本来ならば「…
このエントリは、2021年4月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、Twitterから。 いきなり「12クラブが署名しましたよ。ファンのみなさん、楽しみが増えてよかったですね」って話になってて、実際の現場の責任者であるチームの監…
今回の実例は、報道記事から。 日本でも大きな、というかものすごく大きなニュースと扱われた英国のエリザベス2世の葬儀が、19日の月曜日に行われた。私はBBCのウェブストリームで、ウエストミンスター・アベイでのfuneral serviceから、軍人たちが棺を曳い…
このエントリは、2021年4月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は、前回の続き。前回は前置詞のintoを勝手にtoに読み替えてしまい、原文にない情報を勝手に付け足してしまった(つまり、英語で書かれていることを書かれている通りに読め…
今回の実例は、Twitterから。 第一線で活躍するパレスチナのジャーナリスト、シリーン・アブ・アクレさんが、ジェニン難民キャンプを取材中に、イスラエル軍によって理不尽にも撃ち殺されてから、この18日で100日を迎えた。 It has been 100 days since Isra…
このエントリは、2021年2月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、報道記事から。 ウイルスというものには変異が生じる。この1年間、世界を振り回してきた新型コロナウイルスも例外ではなく、2021年になってから世界的に注目を集…
今回の実例は、報道記事から。 19世紀後半、帝国主義の時代の「欧州列強によるアフリカ分割」は、世界史の授業で重点的に教えられる項目のひとつである。その時代、アフリカの中心部にある「コンゴ」と呼ばれた一帯を、私有地として支配したのが、当時のベル…
このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 日本語では「~た」や「~した」と、《過去》のような形で表すものを英語にするときに、英語では《過去形》を使わないことがある。こういうところで…
今日は土曜日にもかかわらず再掲でない内容になる。 今週は、デマについてという、当ブログとしては中身はほとんどないにもかかわらず消耗だけはするトピックを扱い、それも文字数をやたらといっぱい使ったのでくたびれてしまって、昨日、金曜日のエントリを…
このエントリは、2020年9月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、急逝が伝えられたデイヴィッド・グレーバーの文章から。 グレーバーは人類学の分野の学者だが、それ以上に、人類学をベースにした現代の私たちが生きる社会の分析…
このエントリは、2020年7月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、いくつもの人権団体がまとまった連合体が出した報告に関する報道記事から。 英語圏では*1、人権団体などNGOの報告のようなものについての報道を行うとき、報道機…
このエントリは、2020年7月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回は前回の続き。当ブログの扱う事項としては変則的な話題だが、日本語圏で得られる情報の不確かさという点について、またそういう場合に英語圏に飛んで何をどう確認すればよ…
このエントリは、2020年7月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回はちょっと変則的に。 日本語圏では忘れられているかもしれないが、15年前の今日、7月7日、英国の首都ロンドンの公共交通機関がテロ攻撃の標的とされた。北の方からこのため…
今回の実例は、報道記事から。 先週、中国政府の国家安全維持法により、事実上活動不可能になるアムネスティ・インターナショナルが、香港のオフィスを閉鎖するということについての文章を2度にわたって取り上げたが(その1、およびその2)、同じころ、この…
今回の実例は、報道記事から。というより、報道記事に引用されている国際NGOのステートメントから。 香港で、「逃亡犯条例改正案の完全撤回」や「普通選挙の実現」などを含む五つの目標「五大要求」を掲げた大規模なデモが始まったのは、わずか2年半前、2019…
今回の実例は、Twitterから。 「実例」というより、日本のことが英語でどう伝えられているのか、という例だ。少し視野を広く持って考えれば「日本のことを英語で表す」ためのヒントともなるだろう。 日本の「プリンセス」(そう、日本語の「内親王」は英語で…
今回は、前回の続きで、英国での新型コロナウイルスの状況を分析・考察した記事を読んでいこう。 英国では、新型コロナウイルス感染に収束の兆しが見えず、新規感染者ばかりか死者も増加のペースが落ちていないにもかかわらず、それをどうにかすべきというム…
このエントリは、2020年5月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は報道記事から。 新型コロナウイルスのワクチンを開発している米モデルナ社が、(実験環境ではなく)実際に人間での治験を行ったところ、有望な結果が得られたと発表…
今回の実例は、ある訃報を受けたステートメントやツイートから。 1年と1カ月ほど前、2020年8月に、1990年代の北アイルランド和平を実現させた最大の功労者のひとり、ジョン・ヒューム元SDLP党首が亡くなった。生涯の最後の何年かは、認知症とともに生きてい…
このエントリは、2020年4月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、日本についての報道記事から。 新型コロナウイルスの流行について、日本は実はかなり早い段階では英語圏で連日トップニュースになるような扱いを受けていた。乗客…
今回の実例は、Twitterから。 いきなり「12クラブが署名しましたよ。ファンのみなさん、楽しみが増えてよかったですね」って話になってて、実際の現場の責任者であるチームの監督たちが「いや、そんな話、全然聞いてなかったっすね」「報道で知りました」と…
今回は、前回の続き。前回は前置詞のintoを勝手にtoに読み替えてしまい、原文にない情報を勝手に付け足してしまった(つまり、英語で書かれていることを書かれている通りに読めていない)誤訳を取り上げたが、今回はより「受験英語」寄りの、ど真ん中の文法…
このエントリは、2020年1月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、気候変動とロシアについてのAFPの記事から。 AFPはフランスの通信社で、省略せずに書けばAgence France-Presseという。フランスの通信社だが記事はフランス語だけ…