Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

省略

イーロン・マスクと、Twitterの「青い認証マーク」について、経緯の記録 (1)

さて、今回は、英文法の実例というよりは、何があったかの記録。もう古い話になっているが記録はしておく。 イーロン・マスクがTwitterを買収して以降、とりわけ大きな関心を集めることとなったニュースは、私が把握している範囲では、日本語圏では第一に大…

感嘆文, 省略の構文, it is ~ that ...の形式主語の構文, 同格, など(辞書のコリンズの選んだ「今年のことば」)

今回の実例は、言語系の解説ブログから。「ゆる何とか」系じゃなくてガチなところのブログだが、今回みる記事は軽妙で読みやすいので安心してほしい。 2か月で1枚のカレンダーが最後の1枚になる時期になると、「今年もこの季節かぁ……」という小さなニュース…

報道記事の見出し、2つのパターン(史上最速レベルで英財務大臣解任)

今回の実例は、報道から。「報道記事から」でさえなく「報道から」。 英国のエリザベス2世が9月8日に亡くなる前、最後に当たられた公務が、その2日前の6日に療養先のスコットランド、バルモラル城で行われたボリス・ジョンソン前首相の辞任とリズ・トラス新…

文頭のI amの省略, 感情の原因・理由を表すto不定詞, 前置詞offのちょっと意外かもしれない用法, など(英語版「オレオレ詐欺」の文面を一緒に読んでみよう)

今回の実例は、Twitterから、めっちゃくちゃ実用的なものを。 スマホが普及した現在、日本では家族間の「電車が止まってるから帰りが遅くなる」とか、「猫の具合が悪いから病院に連れていってきます。おやつは冷蔵庫の中」とかいった連絡は、LINEですること…

#InternationalComingOutDay #国際カミングアウトデー に、come outという表現について、および「カミングアウトする」というカタカナ語の途方もない軽さについて

今回の実例は、Twitterから。 英語では普通に動詞なのに、日本語で外来語として定着したときには「~イングする」と謎に動名詞形になっているものに「する」をつけることになっていた、という表現はありふれている。例えば歯を白くすると言うときに使う英語…

辞書とはどのようなもので、どのように作られるものか, 付帯状況のwith, 省略, 言い換えなど(OED入りしたsqueaky bum timeというフレーズの由来)

今回は、イランの抗議行動のことや北アイルランドのセンサスのことや、イーロン・マスクという個人がTwitterを所有することに関する懸念を表明する人権団体の記事についてなど、頭の中と手元で準備していたものを後回しにして、ばかみたいだけど、中学レベル…

日記・手紙文のスタイル, 感情の原因・理由を表すto不定詞, 感覚動詞+O+動詞の原形, the last person ~ is ..., など(カラオケ状態だったイアン・ブラウンの公演)

今回の実例は、Twitterから。深刻な話題もたくさんあるのだが、もういっぱいいっぱいなので軽めの話題で。 夕方、音楽ニュースサイトの記事のフィードが流れてきた。 amass.jp 「イアン・ブラウンって誰それ」という人も多いかと思う。今から30年くらい前に…

省略, 接触節, など(安置された棺を延々中継し続けるテレビニュースが、 #MournHub と揶揄されている)

今回の実例は、Twitterから。 エリザベス2世の棺は、スコットランドからイングランドに送られ、バッキンガム宮殿で遺族(王族)が私的な別れを告げたのち、バッキンガム宮殿から徒歩で15分程度のところにあるウエストミンスター宮殿 (Westminster Palace: 通…

付帯状況のwith, 文法的にイレギュラーなケース(次期首相と目されるリズ・トラスの「能力」)

今回は、小ネタ。受験にはまったく役に立たない事例を取り上げるので、そのつもりで読んでいただきたい。 8月最後の週末も過ぎ、英国はそろそろ夏休みムードも終わりつつある。夏休みに入る前に辞意を表明し、夏休み期間になったらそっこうで海外へとヴァカ…

動名詞が主語の文, 完了形の受動態, 現実味のcould, be動詞が省略された特殊な文体, 頭韻(保守党党首選挙の投票システムがやばい)

今回の実例は、Twitterから。 数々の嘘を重ねてきたボリス・ジョンソンが、今回もまた逃げ切れると踏んだのだろうが、身内をかばう嘘*1をついて、その累が自分にも及ぶことを恐れた閣僚や政権や党の要職者50人余りの同時多発辞任という事態をまねいたことで…

【再掲】日付の書き方(英国式と米国式)、be + to不定詞, 近未来を表す現在進行形, recommendに続くthat節内の動詞の原形(「緊急」のスピード)

このエントリは、2021年1月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はニュース速報のフィードの文面から。 昨日1月5日、日本で「緊急事態宣言」が出されることになったというニュースがあったが、実際の中身は、「『緊急事態宣言』を7…

【再掲】前置詞のasと接続詞のas, 感情の原因・理由を表すthat節/to不定詞, 接触節, 現在完了進行形など(ワクチン接種初日のロンドンの病院から)

このエントリは、2020年12月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回もまた、前々回と前回に引き続き、イングランドでの新型コロナウイルスのワクチン接種開始についてのNHS (National Health Service) のツイートを読んでいこう。 ワクチン…

【再掲】見出しや短信における冠詞の省略, to不定詞の形容詞的用法, 付帯状況のwith(英国で新型コロナウイルスのワクチン承認)

このエントリは、2020年12月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、ニュースフィードから。 日本時間で12月2日の午後、英国で新型コロナウイルスのワクチンが承認されたというニュース速報が入ってきた。ちなみに今回承認されたワ…

【再掲】前置詞のgiven, やや長い文, 形式主語の構文, 進行形の受動態, 完了分詞構文, however, など(ディエゴ・マラドーナの歩み)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は報道記事から。 著名人が亡くなったとき、英語の新聞報道は、大別して3段階で記事が出ることが多い。まずはその著名人が亡くなったということを伝える報道記事が出…

【再掲】やや長い文, 関係代名詞, 助動詞mightなど(ディエゴ・マラドーナ死去)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 日本時間で今日未明、ディエゴ・マラドーナが亡くなったとのニュースが流れてきた。最初は「現地報道によると」という形で、その「現地報道によると…

【再掲】"pleasant if awkward" の中身は、《譲歩》のif節と《省略》

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 【後日追記】この件についてのエントリはカテゴリでまとめて一覧できるようにしてあります。【追記ここまで】 今回も引き続き11月18日のエントリやそれに続くエントリ群へのブ…

【再掲】《形容詞A if 形容詞B》の構造, awkwardの語義(バラク・オバマの回想録と時事通信の誤訳)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 【後日追記】この件についてのエントリはカテゴリでまとめて一覧できるようにしてあります。【追記ここまで】 今回の実例は、予定を変更して、今日まさにTwitterで話題になって…

口語的な省略, 肯定文でのat all, 同格, 挿入, など(この50年、世界各地での虐殺現場を見てきたジャーナリストのことば)

今回の実例は、Twitterから。 ウクライナでとてもひどいことが行われている(「起きている」のではない。「行われている」のである)ことは大きく報道されている通りで、その悲惨と非道を伝えるニュースで世の中があふれかえっているときに、基本的に、大学…

「これしかない」という意味の定冠詞のthe, 省略, 関係代名詞のthan, 動詞化したYouTubeなど(「北アイルランドといえばこの曲」というスレッド)

今回の実例は、Twitterから。 1969年8月15日から物語が始まる映画『ベルファスト』では、この町の出身でこの町のことを歌い、当時から活躍していたヴァン・モリソンの楽曲が全体を通じて印象的な使われ方をしていたが、北アイルランドは多くの音楽家を輩出し…

【再掲】現在完了, 省略, メディアが「次期大統領」と書き始めるときの手続き, など(連載:「フォー・シーズンズ」事件、その3)

このエントリは、2020年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回もまた、前々回と前回の続き。もう前置きは書かずにいきなり話を始める。 というわけで、あまりに考えられないようなことが目の前で、なおかつ地球の反対側で起きているの…

【再掲】beingの省略された分詞構文, 長い文, 省略, 関係代名詞の非制限用法, 準否定語など(ナスカの地上絵)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回も前々回と前回の続きで、新たに発見されたナスカの地上絵についての英語の報道記事を読んでみよう。 前回 は、下記記事の書き出しのパラグラフをじっくりと読んでみた。全…

【再掲】省略, compel 〈人〉to do ~, 倒置 (イングランドの新型コロナウイルス「第二波」対応策とカオス)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 欧州では新型コロナウイルスによる感染拡大がまた深刻なことになっている。いわゆる「第二波」だ。 第一波では全土的に一斉に厳しい行動制限(ロッ…

ロシアでの取材が不可能になった英国のベテラン記者(省略, 形式主語itの構文, 英国式アンダーステートメント, など)

今回の実例は、Twitterから。 2月半ばにウクライナ情勢が緊迫してきたころから、私がTwitterで見ている範囲に限っても、英語圏の報道機関に所属するベテランの記者がウクライナやロシアに取材に行くのを頻繁に目にするようになった。ロシア軍による侵略(侵…

【再掲】日本語の文を、そのまま逐語的に英語にしただけで、言いたいことが伝わるとは限らない(定型文というものについて、および各国首脳のメッセージ実例)

このエントリは、2020年10月にアップしたものの再掲である。 ----------------- さて、いよいよ前々回と前回に続いて、「病人へのお見舞いの気持ちを英語で表してみよう」の最終回だ。 こんなことは、すでに何冊も世に出ていて、何なら公共図書館にも必ず置…

【再掲】正式な告知文, It is ~ that ... の強調構文, 接続詞のas, 分詞構文のbeingの省略, 「(治療)を受けながら」の英語表現, など(チャドウィック・ボーズマン死去)

このエントリは、2020年8月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、Twitterから。 8月29日(土)、映画『ブラックパンサー』で主人公を演じた俳優のチャドウィック・ボーズマンが43歳の若さで亡くなったことが、彼のTwitterアカウ…

even if ~構文のevenが消えている例(ボリス・ジョンソンは身内の保守党から不信任案が出されても辞めないと言明)

今回、本当は昨日話題になった歴史的なスピーチを見ようと思っていたのですが、ちょっと忙しいのでそれは取りやめて、自分のツイートの貼り付けだけにします。すみません。トピックは当ブログで何度か取り上げている、《even if ~》のevenの《省略》。 ※ト…

【再掲】報道記事の見出し, 過去進行形の受動態, 等位接続詞andの構造, sipという動詞, 省略(デス・ヴァレー54.4度)

このエントリは、2020年8月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は報道記事から。 米国西海岸の時間で16日(大まかに、日本では17日)、カリフォルニア州で気温が54.4度を観測したというニュースは、日本語のメディアでも報じられて…

"Couldn't agree more" という表現(一般家庭に引き取られたレース犬)

今回の実例は、先日のエントリに出てきた "I couldn't agree more." という表現が実際に使われている例。 こういう「わかりづらい」表現に遭遇すると、「自分が必要とする範囲ではこんなレトリカルな表現は使わない」とか、極端な場合は「ネイティブはこんな…

"New phone, who dis?" というスラングについて、意味と用法、背景などを調べてみる。

今回の実例は、Twitterから、ものすごい口語表現を。 数日前、Twitterでアメリカ在住の日本人の方から "Get out of here!" が「お礼されるほどのことじゃないよ」という場面で使われてて面食らった、という報告があったのが話題になっているのだが、そういう…

仮定法過去完了, even if ~のevenの省略, など(写真家ミック・ロック死去)

【追記】本項、タイトルを入力したときにボケていて、「evenの省略」とすべきところを「ifの省略」としていました。失礼しました。 ============================ 今回の実例は、Twitterから。 写真家のミック・ロックが亡くなった。「誰、それ?」っていう人…