Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

否定

no longer, 分詞構文, 関係代名詞の制限用法が非制限用法的な意味で用いられている例(Twitterが新型コロナウイルスに関する誤情報の投稿制限を撤廃)

今回の実例は、報道記事から。 日本語でも広く報じられていると思うが、Twitterが新型コロナウイルスやそれが引き起こす感染症COVID-19についての誤情報 (misinfo, misinformation) に対してかけていた投稿制限を、撤廃する。というわけで明日からはTwitter…

否定の命令文, compare A to B, without -ing, など(他の人々の物語を、自分たちの「わかりやすさ」のために乗っ取ってしまってはいけない。起きていることは、起きているままに)

今回の実例は、Twitterから。 私に見える範囲のネット上の日本語圏が、2か月半も前に立派なお寺で葬儀告別式と火葬が行われていて、四十九日も過ぎている人の、「国葬儀」という名目で国費を費やして行われたファンクラブの集いみたいなののお粗末な中身のこ…

否定語+最上級, 感覚動詞(知覚動詞)+目的語+動詞の原形, など(チャーリー・ワッツ死去)

今回の実例は、再度予定稿から変更して(すみません)、報道記事についている解説から。 ほぼ60年間、ずっと同じロック・バンドでドラムを叩いてきたミュージシャンが亡くなった。私が、ここ日本で「洋楽」と呼ばれるものを自分から進んでラジオで聞くように…

日本語では「死にたくない」、英語では "want to live" ~「翻訳」と「ローカリゼーション」

今回の実例は、Twitterから。といっても、いつもとは少し趣向を変えてみる。 アメリカ(主にハリウッド)の映画スターが、日本では独特の人気の出方をすることは、アメリカ人で日本に興味を持っている人々にとっては定番の話題のひとつである。YouTubeなどに…

否定の命令文, 動名詞の意味上の主語, 同格のthat, など(労働者階級の女性政治家から、労働者階級の女性サッカー解説者への連帯のメッセージ)

今回の実例はTwitterから。 前回取り上げたアレックス・スコットのツイートには、彼女と同じく労働者階級のバックグラウンドを有する人々から共感や感謝を示すリプライが多くついている。今回、実例として見るのはそのひとつ。 Solidarity Alex you are amaz…

allow+目的語+原形不定詞(非標準的な用例)(コックニーさんと-ing語尾の-in'化)

今回の実例は、報道記事から。 英語では、人によって [ŋ] の音が [n] の音に置き換わってしまうこと(綴りで示せば "-ng" が "n" になること。例: doing → doin')がある。「人によって」というより、「集団によって」と言った方がよいかもしれない。 [ŋ] の…

【再掲】挿入, 同格のof,【ボキャビル】for the first time, too, none of ~, according to ~(暖冬のヨーロッパとアイスワイン)

このエントリは、2020年3月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、この冬の気温の高さが、ある小規模な産業に及ぼしている壊滅的な影響について、230語程度の短い記事から。 短いだけでなく記述も平易で内容もわかりやすいので(…

if節のない仮定法 (without ~), 挿入, 否定, thank ~ for ..., パンクチュエーション(セミコロン)(ジュリアン・スミスNI大臣の解任)【再掲】

このエントリは、2020年2月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 起きたことがショックすぎて文脈とか説明できる状態ではないので、今回はサクッと。 何が起きたかというとこういうこと。つまり、英国政府の北アイル…

等位接続詞but, 【ボキャビル】give ~ credit, think+O+C, manage to do ~, など(Brexit合意成立で真顔のジョーク)【再掲】

このエントリは、2019年10月にアップしたものの再掲である。短い文の中に文法・語法的見どころがぎゅっと詰まった上に、ブリティッシュ・ユーモアというてんこ盛り案件である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 日本時間で17日夜、「延々と交渉…

《否定》の意味合いの同等比較 (as ~ as ...)(ボリス・ジョンソンとBrexit)【再掲】

このエントリは、2019年7月にアップしたものの再掲である。極めて「英語らしい」表現、つまり日本語ではそういうふうには表現しないという事例なので、「英語での発想を知る」というつもりで見ていただければと思う。(こういうのは「日本語にしづらい」こと…

the only ~ to do ..., 完了不定詞, 接続詞のnor, 省略, 「確かにAだが、B」の構文(国家の違法行為)【再掲】

このエントリは、2019年7月にアップしたものの再掲である。ここで参照している記事には、文法項目として取り上げている項目のほか、《come to do ~》や《go + 過去分詞》なども入っている。じっくりと読んでいただければと思う。 ----------------- 今回の…

【ボキャビル・英英辞典】in full swing, 分詞の後置修飾, whatsoever(Brexitにおける英国の「俺様」っぷり)【再掲】

このエントリは、2019年7月にアップしたものの再掲である。英語をいちいち日本語に訳さずに内容を正確に把握しながら読むためには、わからない単語はすっ飛ばすのではなく、英英辞典を使って調べて読むのがよい。というか、適当にすっ飛ばして読んだところで…

no more than ~, very little (北アイルランド、ブラディ・サンデー事件で記憶される公民権運動指導者のオビチュアリー)【再掲】

このエントリは、2019年6月にアップしたものの再掲である。後に英国の中枢をも揺るがすことになる「ごく小さな規模の超過激派組織」が、当初は「いかに影響力を持っていなかったか」を語る言葉だ。ここで見ている記事の行間から漂う「こんなはずでは」という…

挿入, 同格のof,【ボキャビル】for the first time, too, none of ~, according to ~(暖冬のヨーロッパとアイスワイン)

今回の実例は、この冬の気温の高さが、ある小規模な産業に及ぼしている壊滅的な影響について、230語程度の短い記事から。 短いだけでなく記述も平易で内容もわかりやすいので(センター試験の長文問題が読めるくらいの力があれば、この記事も読めるだろう)…

if節のない仮定法 (without ~), 挿入, 否定, thank ~ for ..., パンクチュエーション(セミコロン)(ジュリアン・スミスNI大臣の解任)

今回の実例はTwitterから。 起きたことがショックすぎて文脈とか説明できる状態ではないので、今回はサクッと。 何が起きたかというとこういうこと。つまり、英国政府の北アイルランド担当大臣が、2月13日のジョンソン内閣改造でクビになった: Julian Smith …

接続副詞however, neither A nor B, admit -ing, 関係代名詞, 分詞構文(スリランカの武装集団)【再掲】

このエントリは、今年4月にアップしたものの再掲である。意外と見落としがちな基本事項がたくさん入っているので、受験生のみなさんには本番前の仕上げの一環として読んでいただければと思う。 --------------------------------- 今回の実例は、2019年4月21…

等位接続詞but, 【ボキャビル】give ~ credit, think+O+C, manage to do ~, など(Brexit合意成立で真顔のジョーク)

今回の実例はTwitterから。 日本時間で17日夜、「延々と交渉が行われたあとで、英国のEU離脱に関する英国とEUの間の合意が成立した」というニュースが流れてきた。2016年のレファレンダム(国民投票)以降のニュースを追ってきた人は、そこで、「おお、やり…

《否定》の意味合いの同等比較 (as ~ as ...) 【再掲】

このエントリは、3月にアップしたものの再掲である。日本語母語話者にはわかりづらいが英語圏では頻繁に使われる口語的な表現(特に「文学的表現」というわけではない)について取り上げている。日本語母語話者ににとっては、こういう英文がさくさく読めるよ…

A rather than B が A not B という意味になることがある【再掲】

このエントリは、3月にアップしたものの再掲である。教科書英語とはちょっと離れた、「実際の英語」の実例と言えるものかもしれない。 ------------------------------------------------------------- 今回の実例は、3月12日、英国下院で、Brexit(英国のEU…

no other ~, 「総称」のthe, grow used to ~【再掲】

このエントリは、3月にアップしたものの再掲である。大学入試(特に国公立の二次試験や中堅以上の私大)でざっと読んで内容を把握する力を問う設問で使われる長文に、こんな感じの文が多いなあという印象である。 -----------------------------------------…

《否定》の意味合いの同等比較 (as ~ as ...)(ボリス・ジョンソンとBrexit)

今回の実例は、ガーディアンの論説記事の見出しから。 見出しなので、文法解説としては本文は読まなくてもOKなのだが、記事はこちら。今の英国政治に興味がある人は、読んで損はしないと思う: www.theguardian.com 今日のトピック、「《否定》の意味合いの同…

the only ~ to do ..., 完了不定詞, 接続詞のnor, 省略, 「確かにAだが、B」の構文(国家の違法行為)

今回の実例は、前回見たのと同じ記事の下の方から。 記事はこちら: www.theguardian.com

【ボキャビル・英英辞典】in full swing, 分詞の後置修飾, whatsoever(Brexitにおける英国の「俺様」っぷり)

今回の実例も、前回のと同じ、欧州議会でBrexit担当代表を務めるヒー・フェルホフスタット氏(元ベルギー首相)が、英紙ガーディアンに寄せたオピニオン記事から。 記事の背景などは前回のエントリを参照されたい。 www.theguardian.com

no more than ~, very little (北アイルランド、ブラディ・サンデー事件で記憶される公民権運動指導者のオビチュアリー)

今回の実例は、功績のあった人物の訃報に際して出されたオビチュアリー (obituary) から。 「オビチュアリー」は、日本語では「死亡記事」や「訃報記事」などと訳されていることが多いが、そういわれるとちょっとイメージが違う(そのためここではカタカナ書…

倒置, 否定(再掲)

※この記事は、2019年1月にこのブログを開設したころにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないので、重要事項の実例として改めて見ておいていただきたく、ここにコピーして再掲しておこう。 ****************…

接続副詞however, neither A nor B, admit -ing, 関係代名詞, 分詞構文(スリランカの武装集団)

今回の実例は、2019年4月21日のイースター・サンデーの日にスリランカで起きた、あまりに残虐で非道な連続爆弾テロを実行したと考えられる集団についての解説記事から。 今回の連続テロは、イースターの日曜日(受難したキリストが復活した日)というキリス…

《否定》の意味合いの同等比較 (as ~ as ...)

今回の実例はTwitterから。 ヨーロッパのラグビーの国際大会に「シックス・ネイションズ」というのがある。イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドの4つに、フランスとイタリアを加えた6つの代表チームが総当たりで競い合う大会で、毎年欧…

A rather than B が A not B という意味になることがある

今回の実例は、3月12日、英国下院で、Brexit(英国のEU離脱)に関するテリーザ・メイ首相の合意案について、いわゆる「意味ある採決 meaningful vote」の第2弾が行なわれる日の国会審議を伝えるライヴ・ブログから。 www.theguardian.com

no other ~, 「総称」のthe, grow used to ~

今回の実例は、この冬、ロシアで人が暮らす区域にシロクマの大群が出現したことを受けて、英ガーディアンの環境部門エディター、ジョナサン・ワッツさんの分析記事から。 「シロクマの侵略」と伝えられたこの件、下記の映像(カナダのCBCニュース)がよく整…

倒置, 否定

今回の実例は、ロシアとつながっているという疑惑を全力で否定する米トランプ大統領の発言から。否定に躍起になっている例だ。 www.theguardian.com

当ブログはAmazon.co.jpのアソシエイト・プログラムに参加しています。筆者が参照している参考書・辞書を例示する際、また記事の関連書籍などをご紹介する際、Amazon.co.jpのリンクを利用しています。