※この記事は、2019年1月にこのブログを開設したころにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないので、重要事項の実例として改めて見ておいていただきたく、ここにコピーして再掲しておこう。
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今日の実例は、イギリスの国会でのBrexit関連の審議を実況するガーディアンのライヴ・ブログから。
Barry Gardiner wraps up by saying he has been “genuinely torn apart” by having to choose between leaving the EU, when that might harm the UK’s economy, and backing a second referendum, when that may be seen as patronising the electorate.
少々長たらしく見えるが、文構造をとるためにはこれらのwhenの節は外してよいので、下記のようになる。
Barry Gardiner wraps up by saying he has been “genuinely torn apart” by having to choose between leaving the EU... and backing a second referendum...
ここでのポイントは、by + -ing, つまり《前置詞 + 動名詞》で、by having to choose ~は「~を選ばねばならないことによって」。
後続の between leaving ... and backing ... の部分も《動名詞》が使われている。between A and B 「AとBの間で」のAとBそれぞれが動名詞(およびそれが導く句)になっている形だ。
小さなポイントだが、英文を見たらこういった小さなことを確実に押さえていくことが、正確な文意の理解のためには必須である。
ちなみに文意は、「バリー・ガーディナー氏は、英国の経済を害する可能性があるときにEUを離脱することと、有権者を軽く見ていると解釈されかねないときに第2のレファレンダムを支持することのどちらかを選択しなければならないことによって『純粋に(心が)引き裂かれて』いると語って、話を締めくくった」。
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