このエントリは、2021年1月にアップしたものの再掲である。そう、米国時間にして、あの1月6日のエントリである。
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今回の実例は、予定を変更して、昨日の続きではなく新規に。
起きた出来事にショックを受けすぎていて、前置きなどを書いていると書き終わらないから手短に。
日本時間で今朝(1月7日)早朝、午前4時台に、米国の首都ワシントンDCから異変が伝えられてきているのに気付いた。しばらくは日本語の報道機関ものTwitterアカウントも沈黙していたようだが(そりゃみんな寝てるだろうけど、前々からこの日は重要な日だということがわかっていたのに、マスコミの「デスク」の人とかTwitterアカウントの中の人が誰も起きてウォッチしてなかったとしたら、不思議だ)、やがてみなが起きだすころには伝えられただろう。私は東京にいることはいるんだけど、こういうときは基本的に日本語の報道を見ないので(英語で事足りるから)よく知らないのだが。
ともあれ、DCの国会議事堂に「トランプ支持者」と呼ばれるモブが乱入し、あちこちを荒らしまわり、ジョー・バイデン次期大統領に関する重要な手続きが進行していた議場からは議員たちが退避するなどし、議事堂はロックダウン(完全に鍵をかける)の状態になった。議事堂を固めているはずの警察の壁はザルで、議事堂内ではモブと警官が記念撮影に興じていた。催涙弾はどこ? シールドと警棒を持って「暴徒」を阻止する警官隊は?
(ここにあとでツイート入れる)
この状況を見て、私の視界では少なからぬ人々が、昨年夏のBLM (Black Lives Matter) のデモのときのすさまじくがちがちな警備状況と比較していた。今回の実例はそのひとつ。
If Black Lives Matter protesters stormed the capitol, Trump would be calling out the Army to teargas them. https://t.co/uUJK272CUn
— Keith Boykin (@keithboykin) 2021年1月6日
見りゃわかると思うが、《仮定法過去》である。
If Black Lives Matter protesters stormed the capitol, Trump would be calling out the Army to teargas them.
今日は心が完全に折れているので説明はこれだけ。文意は「もしもキャピトル(議事堂)に押し寄せているのがBLMのデモ隊ならば、トランプは陸軍に催涙弾を使うよう指示しているであろう」という感じ。
仮定法はこういうふうに、感情を吐き出すときに用いられる。事実を叙述・記述するためのものではなく、感情のためのものだと思っておいてよい。
※1200字
参考書: