今回の実例はTwitterから。
ちょっと両手でお手玉状態なので、実例を貼り付けるだけにします。《倒置》構文を2件。
まずひとつめ:
'Never in my wildest dreams would I have thought this would be possible'. https://t.co/HAfeS1tI0X
— BBC London (@BBCLondonNews) 2022年11月17日
"Never ... would I have thought ~" という倒置の構造。
ふたつめ:
THE FTX FIRST DAY DECLARATION
— kadhim (^ー^)ノ (@kadhim) 2022年11月17日
New CEO John Ray is scathing about Sam Bankman-Fried's management.
"Never in my career have I seen such a complete failure of corporate controls and such a complete absence of trustworthy financial information."https://t.co/iTGlCA9olr pic.twitter.com/Bd3Pjg4s7L
"Never in my career have I seen ~" という倒置の構造。
この、Neverを文頭に持ってくる倒置の構文は、日本では「英文法ばっかりやってるからしゃべれないんだ」という見当違いなルサンチマンによって「英文法」が悪者にされる過程で「そんな文学的な表現は実際には使わない」みたいにやり玉にあげられた表現のひとつだが、実際にポンポン使われている。使う人は「よ~し、パパ、Neverを強調したいから、これから倒置しちゃうぞ」みたいに意気込んでいるわけではなく、すっと口をついて出るような感覚で使っているという。
それが「慣用」というものだろう。
今日は超短いけれど、ここまで。
※880字!!
サムネ: