このエントリは、今年2月にアップしたものの再掲である。英語表現のロジックが苦手だという方にも「わかりやすかった」と好評だったエントリだ。英語学習のためのTwitterの使い方のヒントも少し入っているので、いいなと思ったらご自身でも試してみていただきたいと思う。
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今回の実例はTwitterから。
ロンドン市内の地名がTrendsに入っていたので、何か事故でもあったのかと見てみたときに目にしたツイートに、「重要構文」が入っていた(ちなみに、その地名がTrendsに入っていたのは商業の話題*1で、事件事故の類ではなかった)。
この「重要構文」は、日本では高校1年か2年で「構文」または「熟語」として習うが、そのとき、その英語をそのまま日本語に「直訳」するとわけがわからないので、日本語としてすっと意味が通るよう調整された(「意訳」された)ものが、「対訳」として提示されている。そしてその「対訳」が元の英語のフレーズとかけ離れているので、教わる側は「わけのわからないもの」「難しいもの」という第一印象を抱いてしまうことが、とても多い。実際私自身も、最初にこれを習ったときは「英語ってわけわかんない」と思ったものだ。
だが、普通に論理的に考えれば(つまり、「対訳」を見て「熟語を暗記する」のではなく)、そんなにわけのわからないものではないし、難しいものでもない。文法上のポイントとして注目できるのは、《前置詞+動名詞 (-ing)》が使われていることくらいだ。あとは論理ですっと納得できるような、素直な表現である。
*1:HMVの創業の地であるOxford Street店が閉店する。See:
HMV partially saved but 27 stores – including Oxford Street – are closing - NME