倒置
このエントリは、2020年2月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、Twitterから。 2月10日の第92回米アカデミー賞は、韓国映画の『パラサイト 半地下の家族』が、最優秀オリジナル脚本賞、最優秀国際長編映画賞*1、最優秀監督賞、…
今回の実例は、Twitterから。 いきなり「12クラブが署名しましたよ。ファンのみなさん、楽しみが増えてよかったですね」って話になってて、実際の現場の責任者であるチームの監督たちが「いや、そんな話、全然聞いてなかったっすね」「報道で知りました」と…
このエントリは、2020年1月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例もTwitterから。 テリー・ジョーンズの死去を受けて、前回はジョン・クリーズ(居丈高キャラ、上官キャラ)のツイートを見たが、今回は同じく「モンティ・パイソン」…
今回の実例は、映画評の文章から。 現在、日本でも劇場公開(ロードショー)中の映画『ノマドランド』。「ノマド」は定住しない遊牧民を指す言葉で、この映画は家に暮らすということをせず、車に寝泊まりして、収入源を求めてあちらからこちらへと移動して暮…
今回の実例は、報道記事から。 英国のエリザベス女王の夫であるエディンバラ公(フィリップ殿下)が亡くなったことが公表されてすぐの4月9日から10日にかけて*1、英国では物理的に「どこを見てもエディンバラ公」という状態になり、王室廃止論者までもが人が…
今回の実例は、前々回(3月24日投稿)と同じく、カズオ・イシグロの最新作『クララとお日さま』の原著(英語)より。 クララとお日さま 作者:カズオ イシグロ 発売日: 2021/03/02 メディア: Kindle版 Klara and the Sun: 'A masterpiece.' Sunday Times (Eng…
今回の実例は、話題の本から。 これ。 クララとお日さま 作者:カズオ イシグロ 発売日: 2021/03/02 メディア: Kindle版 英語版も日本語版(を含む各国語版)も同じ日、3月2日に発売となったこの作品、英語版は言うまでもなく日本語版も紙の書籍と同時に電子…
今回の実例は、Twitterから。 先週後半、3月5日から8日の日程で、ローマ・カトリック教会のフランシス(フランシスコ)教皇が、同教会の教皇としては初めて、文明の揺籃の地であるイラク(メソポタミア)を訪問した。 www.vaticannews.va 「バビロン」とか「…
このエントリは、2019年12月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はTwitterから。 現地時間で2019年12月7日(土)の夜、サウジアラビアでボクシングのWBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級タイトルマッチが行われ、アントニー(アンソ…
このエントリは、2019年12月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例も前回と同じトピックで、ただし個人のツイートではなく報道記事から。 アフガニスタンで中村哲さんの車が何者かに銃撃されて、車の中の人たちが殺されてしまったこ…
このエントリは、2019年12月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は……といつもの書き出しで書き始めるのもつらい。中村哲さんが殺されてしまった。 中村哲さんについては私がここで説明するまでもないだろう。今20代以下の人の多く…
今回の実例は、Twitterから。 と、本題に入る前に、今日1月4日まで、Amazonの初売りで開拓社の電子書籍の一部が半額になっているので、そのご紹介。 開拓社は、ちょっとでもまじめに英語やってる人は知らない人はいない出版社だから、そう聞いて「これは耳よ…
今回も前回と同じく、ジョン・ル・カレを追悼する様々な言葉を集めた記事から。 この記事には、前回見たジョン・バンヴィルや、マーガレット・アトウッド、イアン・ランキンといった作家や、ジョン・ブアマン、レイフ・ファインズといった映画人など15人の言…
今回の実例は、亡くなったジョン・ル・カレを偲ぶ作家や映画監督、俳優らの声を集めた記事から。メンツが豪華すぎててくらくらくる記事で、ゆっくり読んでいきたい。記事はこちら: www.theguardian.com ここに言葉を寄せているのは、15人の作家や脚本家、映…
今回の実例はTwitterから。 ジョー・バイデンの圧勝に終わった(が敗北した現職がなかなか負けを認めないのでめちゃくちゃな事態になっている)米大統領選の投票日を間近に控えた10月の終わり、米国各地から武装した「ミリシア (militia)」と呼ばれる集団が…
このエントリは、2019年10月にアップしたものの再掲である。ここで取り上げた「仮定法と倒置」は実際の英語(いわゆる「生きた英語」)では1日に1度は遭遇するくらいに頻出だが、なぜか日本では「受験英語であり、『ネイティブ』はそんな言い方はしない」と…
今回の実例はTwitterから。 欧州では新型コロナウイルスによる感染拡大がまた深刻なことになっている。いわゆる「第二波」だ。 第一波では全土的に一斉に厳しい行動制限(ロックダウン)を導入したイングランド*1は、今回、各地域ごと、感染状況に応じて3段…
このエントリは、2019年10月にアップしたものの再掲である。ここで取りあげたような《特殊構文》は、こういう形の文があるということを知っておいてはじめて、正確に読めるものだ。 ----------------- 今日の実例は、英国の「歴史の見直し(歴史修正)」に関…
このエントリは、2019年9月にアップしたものの再掲である。日本ではなぜか「小難しい」などと言われて学校では教えられなくなってしまっているかもしれないが、実際の英語では非常によく使われているshouldの実例。これが読めないとホテルに宿泊したときの注…
このエントリは、2019年7月にアップしたものの再掲である。ここに出てくる《ifの省略》は、毎日英語で何かの記事を読むなどしていれば、週に2~3回は遭遇する。書き言葉だけでなく話し言葉でもよく用いられるので、いわゆる「ビジネス英語」をマスターしたい…
今回も、前回の関連で、テニスのノヴァク・ジョコヴィッチのCOVID-19感染について。 前回は感染判明を受けてのニック・キリオスの発言を見たが、今回はジョコヴィッチ本人の発言を見てみよう。 Twitterに長文をアップしたいときに、自分のブログとかサイトと…
今回の実例は、#BlackLivesMatterのうねりがとてもはやく波及していち早く銅像の撤去が始まった、ベルギーのレオポルド2世についての解説記事から。 レオポルド2世の在位は1865年から1909年。世界史で「西欧列強のアフリカ分割」の項で名前が出てくるかもし…
今回の実例は、英国の王室メンバーの活動についての報道記事から。 最近よい話があまりない英王室のニュースの中で、安定して「ほっこり」ポジションを維持しているのがケンブリッジ公夫妻(ウィリアム王子&キャサリン妃*1)とその3人のお子さんたちである…
今回も前回の続き。いわゆる「リーディング教材」のようにして、ニューヨーク・タイムズの特集記事を最後まで見ていくことにしよう。この記事を通じて、「アメリカ合衆国」という国の範囲の広さも読み取ることができるので、今回はその視点で読んでいく。 記…
このエントリは、2019年6月にアップしたものの再掲である。日本では「教科」として教えられる英語が、実際には「教科」ではなくその人が体験したことやその人が知っていること、その人が認識していることを語る「ことば」であるということがよくわかる記事だ…
このエントリは、2019年6月にアップしたものの再掲である。気楽に読めるエッセイだが、文法的にはばりばりの「受験英語」満載である。 ------------------- 今回の実例は、新聞でほぼ毎日コラムを書いているコラムニストの文章から。 「読んで笑える毒舌辛辣…
このエントリは、2019年6月にアップしたものの再掲である。センター試験のような基礎力を問う試験でも頻出の項目について扱っているほか、やや例外的なことについても触れている。こういった例外もありのままに見て「実際にはこういうのがあるんだ」というこ…
今回の実例は、Twitterから。 2月10日の第92回米アカデミー賞は、韓国映画の『パラサイト 半地下の家族』が、最優秀オリジナル脚本賞、最優秀国際長編映画賞*1、最優秀監督賞、そして最優秀作品賞まで獲得するという、驚きの展開となった。この映画、アメリ…
このエントリは、2019年5月にアップしたものの再掲である。《倒置》は、知らないと文意を正しく取れない文法項目なので、しっかり見ておいてもらいたい。 ---------------------------------- 今回の実例は、時事的なトピックに関する論説記事から。 アフリ…
今回の実例もTwitterから。 テリー・ジョーンズの死去を受けて、前回はジョン・クリーズ(居丈高キャラ、上官キャラ)のツイートを見たが、今回は同じく「モンティ・パイソン」の一員で軽薄キャラ、おしゃべりキャラとして地味キャラ、まじめキャラのジョー…