Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「~パーセントを占める」の表し方

今回の実例は、文法というより表現の分野から。 「与えられたグラフや表が示していることを、英語で説明しなさい」という自由英作文問題は、国公立二次、私立ともに大学入試でも頻出だが、このとき、頭に浮かんだ日本語の表現をそのまま直訳してもうまく行か…

too ~ to do ... 構文, 「非常に」の意味のmuch (much too ~), 副詞のeven

今回の実例は、2019年2月上旬、米BuzzFeedやVICEなど複数のオンライン・メディアで大掛かりなリストラが実行され(BuzzFeedではニューヨークにある報道部門がまるごと閉鎖され、優秀なジャーナリストたちが大勢失職した)、ここ数年ネットでのしてきていた「…

even if ~, 未来完了

今日も昨日と同じ記事から、「意味が取りづらい」「訳しづらい」というイメージを抱いている人もいるeven if ~が用いられた文の例。この例を見れば、even if ~がどのような場合に用いられるか、一発でよくわかるのではないかと思う。 www.theguardian.com

分数の表し方、due to ~, according to ~

今回の実例は、環境問題(地球温暖化)についての2月4日付ガーディアンの記事から。この記事は、温暖化で地表の氷が融けることについて、それが山岳地帯での水不足を引き起こすという、新たな問題点を指摘する記事である。英文としては、環境問題を報じる記…

時制、時制の一致、話法(再掲)

※この記事は、1月14日にこのブログを開設したときにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつをコピーして再掲した記事である。開設時の記事はほとんど閲覧されていないし、《時制》《時制の一致》は、参考書などでの例文ではイマイチ機械的すぎてとらえどこ…

時制祭り(基本時制)feat. 分詞構文

今回の実例は、2月2日のBBC Newsの記事より。トピックは「フェイクニュースとFacebook」である。 英語でdisinfo, misinfoなどと言われる「間違った情報 (false information) の拡散」(日本語で言う「デマの拡散」)はずっと以前からあった問題だが、2016年…

no more A than B (クジラ構文)

今回の実例は、イギリスの国会でEU離脱(Brexit)をめぐってにっちもさっちも行かない状態が続き、英国内に多くの雇用をもたらしている大企業が英国外に拠点を移すとか、英国内での計画を見直すとかいったニュースが続き、本当に「ノー・ディール(合意なし…

vital, importantなどに続くthat節内に現れる動詞の原形(仮定法現在)

今回の実例は、5年前、アメリカの西海岸でヒトデが大量死していると知ったアーカンソー州の小学生が「何とかしなければならない」と立ち上がり、自分たちでTシャツを作って売るなどして集めた資金を使って着手されたコーネル大学とカリフォルニア大デイヴィ…

同格、挿入、形式主語のit, if節(名詞節)、時制の一致、分詞の後置修飾

今回の実例は1月末の経済ニュースから。イギリスで「パティスリー・ヴァレリー」というカフェ・チェーンが経営破綻したのだが、経営破綻の直前には巨額の使途不明金があることが発覚していた。その点についての質疑応答が、国会の商業・エネルギー・産業戦略…

挿入

今回の実例は、1月末のアイリッシュ・タイムズ (the Irish Times) の記事から。 アイリッシュ・タイムズはダブリンを拠点とする新聞で、ウェブ版・アプリ版はちゃんと読もうと思ったら基本的に有料購読制ということになっているが、毎週10本までは無料で閲覧…

接続詞while, 倒置, 関係代名詞that

今回の実例は、イギリス王室のインスタグラムのアカウントで「ケイト派」と「メーガン派」が煽りあっているという、何とも「はぁ・・・」な出来事についての記事から。 ちなみに、日本語の報道やファッション雑誌の記事などでは「キャサリン妃」「メーガン妃…

仮定法過去(再掲)

※この記事は、1月14日にこのブログを開設したときにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないし、《仮定法》は関心が高い文法項目のようなので、コピーして再掲しておこう。 2018年12月22日、the Guardian

can't do A without doing B, 前置詞+動名詞、動名詞の意味上の主語

今回の実例はTwitterから。 ロンドン市内の地名がTrendsに入っていたので、何か事故でもあったのかと見てみたときに目にしたツイートに、「重要構文」が入っていた(ちなみに、その地名がTrendsに入っていたのは商業の話題*1で、事件事故の類ではなかった)。…

等位接続詞によるthat節の繰り返し

今回の実例も、昨日と同じ記事から。今日の注目ポイントは、間接話法の文でthat節が等位接続詞で結ばれて複数ある場合の注意点である。 uk.reuters.com

stop ~ from -ing, 分詞構文, 形式主語のit, 不定詞の意味上の主語

今回の実例は2019年1月下旬のロイターの記事から。トピックは(例によって)Brexitである。 uk.reuters.com

知覚動詞 + O + 動詞の原形、one of the + 複数形

今回も、昨日と同じ記事から。 www.theguardian.com

動物を先行詞とする関係代名詞(主格)として、whoが使われる場合

2今回の実例は、北アイルランドのベルファストの動物園で、チンパンジーが折れた枝を使って脱走に成功した、というニュースから。 北アイルランドはこの前日、木の大きな枝が折れるほどの冬の嵐に見舞われた。チンパンジーたちは、コンクリートの高い塀に囲…

仮定法過去、報道記事の見出しにおける現在形

今回の実例は、報道記事の見出しと例文に出てくる仮定法過去の例。ソースは2019年1月、EU離脱をめぐる国会の大混乱のさなかにある野党・労働党についての記事。 www.theguardian.com

be able to do ~ (couldとの違い)(再掲)

※この記事は、1月14日にこのブログを開設した直後に投稿したいくつかの記事のひとつである。開設したころの記事はほとんど閲覧されていないし、《be able to do ~》と《could do ~》は常に関心が高い項目なので、コピーして再掲しておこう。 www.theguardi…

so ~ that ... 構文、否定語のlittle、過去完了、how to ~、受動態(再掲)

※この記事は、1月14日にこのブログを開設したときにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないし、この例のように多くの項目が矢継ぎ早に出てくるタイプの文をさくさくと読めるようにすることは、英語で書かれ…

不定冠詞のaとan、どちらを使うべきか迷うとき

今日の実例は、2019年2月3日に閲覧したBBC NewsのUKカテゴリーのトップページから。 2019年2月3日、BBC News (UK) 全景だと見えづらいかもしれないので一部拡大。 2019年2月3日、BBC News (UK)

接続詞のas(付: 紙の辞書と電子辞書の特徴の違い)

今回も前回と同じ記事から、別の項目を拾ってみよう。イギリスのEU離脱に関する1月半ばのロイターの報道記事より。 uk.reuters.com

時制の一致、間接話法、〈婉曲〉のwould、前置詞+-ing

今回の実例も、イギリスのEU離脱に関する報道記事より。1月15日にメイ首相の協定案が英国会で歴史的大差で否決されたあと、「これからどうなる」ということが関心事となっていたときのロイターの記事である。 uk.reuters.com

分詞構文, 前置詞+動名詞(再掲)

※この記事は、1月14日にこのブログを開設したときにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないし、《分詞構文》は関心が高い文法項目のようなので、コピーして再掲しておこう。 2018年12月11日, Reuters 上記は…

関係代名詞(主格)、助動詞+完了形(助動詞 + have + 過去分詞)、助動詞のmight

今日の実例も、イギリスのEU離脱に際し、イギリスのテリーザ・メイ首相がEUとの間で交渉して取り付けた合意案についてイギリスの国会下院で1月15日(現地の日付)に行なわれた採決に関する報道から。 日本時間で日付が16日に変わってすぐの時点で、イギリス…

倍数表現 (as many ~ as ...)

今回の実例は、2019年1月15日、イギリスの国会下院でテリーザ・メイ首相がEU(欧州連合)との交渉の末に取り付けてきた協定案が採決にかけられ、歴史的大差で否決されたときのBBCの政治記者のツイートから。 Extraordinary. Humiliating. Unprecedented. A m…

分詞構文(特盛り)

今日もまた同じ出典から。(この記事は文法事項が実際の報道記事の中でどう出てくるかという点で非常に見所が多かった。) www.theguardian.com

importantなどに続くthat節内に現れる動詞の原形(仮定法現在 ※「shouldの省略」とも説明される)

今日の実例も、出典は昨日のと同じ。米トランプ大統領とロシアとのつながりに対する特別検察官による捜査に関する報道記事から、ウィリアム・バー氏の発言のなかに、注目すべき文法ポイントが含まれている。 ウィリアム・バー氏はジェフ・セッションズ氏が解…

当ブログはAmazon.co.jpのアソシエイト・プログラムに参加しています。筆者が参照している参考書・辞書を例示する際、また記事の関連書籍などをご紹介する際、Amazon.co.jpのリンクを利用しています。