Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

動名詞

主語がめっちゃ長い文, 動名詞の意味上の主語と動名詞, 関係代名詞など(3-0から追いついたアーセナル)

今回の実例は、Twitterから。 昨日、3月21日の日曜日は、イングランドのプレミアリーグではウエストハム対アーセナルの「ロンドン・ダービー」だった*1。ウエストハムは名称こそ「ウエスト」だが、ロンドン東部のクラブである(正確に言うと、ロンドン東部に…

【ボキャビル】apologise for ~, 過去分詞単独での後置修飾, 動名詞の意味上の主語, 未来完了など(落選議員の泣きっ面に蜂)【再掲】

このエントリは、2019年12月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、12月13日の総選挙で残念ながら議席を失った議員が見舞われた悲劇についての報道記事より。 イギリスの国会議事堂は、観光ガイドブックの表紙にもなっている例の…

《感情》の原因を表すthat節, thousands of + 複数形, 動名詞, 《同格》のthat節, get used to -ingなど(労働党の大敗を直視する労働党議員)【再掲】

このエントリは、2019年12月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例はガーディアンに掲載された論説記事より。 12月12日(木)に行われた英国の総選挙の結果は、広く日本でも報道されている通りで、獲得票数を分析すればまた違った像…

《結果》を表すto不定詞, 接続詞のyet, despite -ing, in one's own right (芸術家ドラ・マール。「ピカソの愛人」扱いはもう終わり)【再掲】

このエントリは、2019年11月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 今回の実例は、ロンドンのテイト・モダーンで開催される美術展に関連して、ある芸術家の生涯と業績をざっと振り返っている記事から。 ピカソという画家は、美術に興味のない人…

go + 形容詞, 英文読解, -ing形の区別, thatの省略, 関係代名詞など(昆虫の減少という問題に、私たちは何ができるか)【再掲】

新年あけましておめでとうございます。大みそかにTwitterをぼーっと眺めていたら、英語圏の人の発言で、「2021年は2020年よりは絶対によい年になる。ただし根本的な変化は免れない。AIDSのパンデミックのあとで医療現場で手袋が欠かせないものになったように…

-ing形, let + O + 動詞の原形, など(新型コロナウイルスのワクチン接種開始、イングランドの現場からの声)

今回も引き続き、イングランドでの新型コロナウイルスのワクチン接種初日の報告の文面を見ていこう。 北東部の都市ニューカッスルからは: Today we are making history by vaccinating one of the first patients in the world against #COVID19 Thank you t…

長い文, コンマ, 分詞構文, 同格, 前置詞+動名詞, those who ~など (弟がイスイス団に惨殺された兄による、寛容と理解を進める取り組み)【再掲】

このエントリは、2019年11月にアップしたものの再掲である。ここで見ているようなコンマの多い文の読み方については、意外と学校では習わないかもしれない。コンマにも意味があるので無視してはならない。逆に、丁寧にその意味と機能を考えれば正確に読める…

関係代名詞の非制限用法, 先行詞を含む関係副詞, stop -ingなど(マラドーナの訃報とイングランドのナショナリズム煽動)

さて、亡くなったディエゴ・マラドーナは、母国アルゼンチンやクラブの一員としてプレイしたことのあるナポリやバルセロナでは圧倒的ヒーローであろうが、イングランドにとっては因縁の相手だ。1986年のワールドカップ(メキシコ大会)の準々決勝で、マラド…

forbid ~ from -ing, 準否定語のlittle, interest in -ing (日本の天皇即位)【再掲】

このエントリは、2019年10月にアップしたものの再掲である。英語学習者の当面の目標は、こういう文をつっかえずに速度をもって読めるようにすることだと思うが、その過程で、ここで見ているような細かい英文法をひとつひとつ確認していくことは、重要なこと…

動名詞, 方法・材料などを表すin, so (that) ~, howの節, whilstなど (ひどいフォントをあえて使ってメッセージの拡散を狙う英保守党)【再掲】

このエントリは、2019年10月にアップしたものの再掲である。再掲時には、ここで取り上げているような英保守党政権のやり口を指揮していたであろうドミニク・カミングズがついに政権中枢を去ったというニュースがあったばかりなのだが、その頭で見るとなおさ…

長い文、《譲歩》の接続詞、等位接続詞、挿入、continue to do ~, avoid -ingなど(MITメディアラボが性犯罪者ジェフリー・エプスタインの金を受け取っていた件)【再掲】

このエントリは、2019年9月にアップしたものの再掲である。かなり難しい目の文だが、英語の文章には「型」があるので、それを踏まえれば読みやすくなるだろう。書かれている内容は日本語報道もあることなので、「内容を知った上で英語の型というものについて…

前置詞+動名詞, 動名詞の意味上の主語, to不定詞の否定形, など(「反マスク」デモの続くアイルランドと、現場の医師)

今回の実例は、医療の最前線の声を伝える報道記事から。 アイルランド共和国の新型コロナウイルス感染拡大が、かなり心配な感じになってきている。一時はうまく抑制できている感じだったのだが、夏以降、どうもよくない。 アイルランドは、この2月の総選挙の…

remember+動名詞, 等位接続詞but, 代名詞one, 関係代名詞, 感覚(知覚)動詞+O+現在分詞, など(大坂なおみさんがマスクに込めた思い)

今回の実例は、Twitterから。 テニスの全米オープンがいよいよ佳境である。10日(米東海岸時間)に行われた女子シングルス準決勝では、大坂なおみ選手とヴィクトリア・アザレンカ選手(ベラルーシ)が勝ち上がり、米東海岸時間で12日午後4時からの決勝戦に臨…

やや長い文, so ~ that ...の構文, 前置詞+動名詞, 形容詞の後置修飾, など(デヴィッド・グレーバーの語る「経済とは何か」論

今回は、前回の続きで、急逝が伝えられたデイヴィッド・グレーバーによる、私たちが「経済 economy」と呼んでいるものについての、2015年の文章から(続きというか前回文字数超過で扱えなかった部分を取り上げる)。 記事はこちら: gawker.com 筆者のグレー…

-ing形の区別, 等位接続詞, 接続詞的に用いられるalso, 長い主語(8月19日、世界人道デーにあたり)

今回の実例は、国連の専門機関が一般向けに出している文章から。 8月19日は「世界人道デー World Humanitarian Day」である。「世界人道デー」の由来は、2003年8月19日、イラク戦争でサダム・フセイン政権が崩壊した後のイラクの首都、バグダードで、国連の…

-ing形で始まる文の構造の取り方、動名詞句、関係代名詞(コバルトという金属)【再掲】

このエントリは、2019年8月にアップしたものの再掲である。大学入試でよく出るような形の説明文(事実を順序だててわかりやすく説明する文)なので、取り上げた文法項目の他の部分も見ておくと役立つだろう。 ----------------- 今回の実例は、金属のコバル…

so that ~の構文, so as to do ~の構文, avoid -ing, to不定詞の否定形, など(暑さと医療従事者と地球温暖化)

今回の実例は報道記事から。 東京は、先週までは梅雨寒の状態で、いったん片づけた春物のカーディガンを引っ張り出してきたりしていたのだが、週末から一気に10度くらい気温が上がり、梅雨時の湿度の高さと相まって、非常にしんどくなってきた。今日、7月22…

時制、完了不定詞、stop -ing, start -ing(嘘を嘘と見抜ける人でないと、ネットで投げ銭するのは難しい)【再掲】

このエントリは、2019年8月にアップしたものの再掲である。ここで見たような《時制》の扱いは意外と雑に済ませてしまいがちなので注意したいところである。 ----------------- 今回の実例は、中国で起きたネット上のちょっとした騒動を紹介するBBCの記事から…

-ing形が動名詞なのか現在分詞なのかを見極める, 分詞構文, 同格, 挿入, 【ボキャビル】changes in ~, likely to do ~, など(「体験の共有」は人間独自のものか)【再掲】

このエントリは、2019年7月にアップしたものの再掲である。「読み」としては、難しいことを考えずに素直に英語をたどっていくだけで、新しい世界を見せてもらえるタイプの文章である。つまり、読んで楽しい文だ。 ----------------- 今回の実例は、類人猿の…

動名詞の意味上の主語, 動名詞の否定形, 【ボキャビル】speak to +〈人以外の何か〉(英国式、 #自粛と補償はセット )

今回の実例はTwitterから。 英国では、新型コロナウイルス感染拡大防止策として厳しい行動制限(ロックダウン)を導入したときに、「補償」もまた導入した。従業員の雇用を維持した企業に対し従業員給与の最大8割を支給するという支援策(Coronavirus Job Re…

やや長い文, let alone, if節のない仮定法, seem ~, almost, 【ボキャビル】inconceivable, 関係副詞など(新型コロナウイルス封じ込めに成功した韓国)

今回の実例も、前回と同じ記事から。 前回はこの記事の中の方から見たが、今回は書き出しの方を見てみよう。この記事、書き出し部分がなかなか文学的で読むのが大変かもしれないが(短い記述に情報量がてんこ盛りになっている)、「わからない」と思ってもそ…

to不定詞の副詞的用法, 動名詞, in a way that ..., 現在完了, in addition to ~(#自粛と給付はセット は当たり前。英国政府の方針)

今回の実例は、英国のボリス・ジョンソン首相の発言から。 長々と前置きを書いている余裕がないのだが、日本語圏では新型コロナウイルス感染拡大に対する対策として、 #自粛と補償はセット であるということが、社会的に、全然認識されていない。むしろそう…

セミコロンの使い方, because of ~, 疑問詞節, 前置詞のas, 関係副詞, 強調構文(国際女性デーとアンディ・マリー)

今回の実例は、テニス・プレイヤーのアンディ・マリー(マレー)の文章から。3月8日(日)の国際女性デーを前に、7日(土)のガーディアンに掲載された寄稿の文章だ。 マリーは2013年に、英国人プレイヤーとしては実に77年ぶりにウィンブルドン(全英オープ…

関係代名詞, 仮定法のcould, result in ~, 動名詞の意味上の主語, to不定詞の意味上の主語(米・タリバン和平合意)

今回の実例は、アフガニスタンのタリバンと米国の和平合意についての報道記事から。 新型コロナウイルスがこれほどまでに世界的関心を集める切迫した事態になっていなかったら、また、米大統領選挙で民主党の予備選挙でジョー・バイデンがようやく勝利したと…

等位接続詞and, 現在完了, 《期間》を表す前置詞over, 現在分詞と動名詞, 助動詞+進行形, 関係代名詞what, 劣勢比較, 前置詞+動名詞 (ポップスターの胸の内)【再掲】

このエントリは、今年4月にアップしたものの再掲である。個人の日記のようにつらつらと書き連ねられた息の長い文を読んで意味を取るのは、受験英語とはあまり関係ないかもしれないが、実用英語としてはけっこう大事なことだ。大学に入ってからの教科書が英語…

feel like ~, 現在完了進行形, 数字の書き方, 辞書に語義が載っていない表現, can't help but do ~, 強調構文, instead of -ing など(ポップスターのパーソナルな胸の内の吐露)【再掲】

このエントリは、今年4月にアップしたものの再掲である。自然な英語という点ではこの上ない実例だが、こういう文が実は案外難しかったりもする。何かわかりづらいなと思っても、先を急がず、落ち着いて丁寧に読むことが重要である。 -----------------------…

接続副詞however, neither A nor B, admit -ing, 関係代名詞, 分詞構文(スリランカの武装集団)【再掲】

このエントリは、今年4月にアップしたものの再掲である。意外と見落としがちな基本事項がたくさん入っているので、受験生のみなさんには本番前の仕上げの一環として読んでいただければと思う。 --------------------------------- 今回の実例は、2019年4月21…

【ボキャビル】apologise for ~, 過去分詞単独での後置修飾, 動名詞の意味上の主語, 未来完了など(落選議員の泣きっ面に蜂)

今回の実例は、12月13日の総選挙で残念ながら議席を失った議員が見舞われた悲劇についての報道記事より。 イギリスの国会議事堂は、観光ガイドブックの表紙にもなっている例の時計塔(ビッグ・ベンの塔)の横に広がっている豪奢な建物で、あの中には上院と下…

《感情》の原因を表すthat節, thousands of + 複数形, 動名詞, 《同格》のthat節, get used to -ingなど(労働党の大敗を直視する労働党議員)

今回の実例はガーディアンに掲載された論説記事より。 12月12日(木)に行われた英国の総選挙の結果は、広く日本でも報道されている通りで、獲得票数を分析すればまた違った像が現れるのかもしれないが、獲得議席数(選挙の結果を語るのは議席数だけである)…

《結果》を表すto不定詞, 接続詞のyet, despite -ing, in one's own right (芸術家ドラ・マール。「ピカソの愛人」扱いはもう終わり)

今回の実例は、ロンドンのテイト・モダーンで開催される美術展に関連して、ある芸術家の生涯と業績をざっと振り返っている記事から。 ピカソという画家は、美術に興味のない人でも「偉大な画家」として(あるいは「わけのわからない絵を描いているのになぜか…

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