省略
今回の実例は、Twitterから。 8月29日(土)、映画『ブラックパンサー』で主人公を演じた俳優のチャドウィック・ボーズマンが43歳の若さで亡くなったことが、彼のTwitterアカウントで告知された。身内以外はだれも聞かされていなかったが、この4年間ずっとが…
このエントリは、2019年8月にアップしたものの再掲である。ここで取り上げているような《省略》が正確に読み取れるかどうかは、読解・理解の正確性を左右する。なかなか体系立てて学ぶ機会がない項目ではあるが、重要な項目だ。 ----------------- 昨日こち…
今回の実例は報道記事から。 米国西海岸の時間で16日(大まかに、日本では17日)、カリフォルニア州で気温が54.4度を観測したというニュースは、日本語のメディアでも報じられている。ただしそれが「世界最高」なのかどうかは、言ってることがバラバラな状態…
今回も、前回の関連で、テニスのノヴァク・ジョコヴィッチのCOVID-19感染について。 前回は感染判明を受けてのニック・キリオスの発言を見たが、今回はジョコヴィッチ本人の発言を見てみよう。 Twitterに長文をアップしたいときに、自分のブログとかサイトと…
今回の実例はTwitterから。 テニスで現在世界ナンバーワンの座にあるノヴァク・ジョコヴィッチ選手が、新型コロナウイルスに感染した。世界的にテニスの大きな試合が一時停止を余儀なくされているときに、彼自身が主催して、セルビア、クロアチア、ボスニア…
今回も前回の続きで、先週末、ニューヨーク・タイムズ(NYT)がCOVID-19での死者が10万人に迫らんとする中で示した「数字」ではない、人間たちとしてのひとりひとりの死者についての印象的な取り組みから。 本題に入る前に最新のニュース。2020年5月27日、米…
今回も、前回の続きで、COVID-19による死者数が100,000人に迫る米国で、死者を単なる数字に終わらせまいとするニューヨーク・タイムズ (NYT) の取り組みを見ていこう。 記事はこちら: www.nytimes.com 前回はNYTのこの企画がどういうものかを説明しながら、…
このエントリは、2019年7月にアップしたものの再掲である。ここで参照している記事には、文法項目として取り上げている項目のほか、《come to do ~》や《go + 過去分詞》なども入っている。じっくりと読んでいただければと思う。 ----------------- 今回の…
このエントリは、2019年6月にアップしたものの再掲である。センター試験のような基礎力を問う試験でも頻出の項目について扱っているほか、やや例外的なことについても触れている。こういった例外もありのままに見て「実際にはこういうのがあるんだ」というこ…
このエントリは、2019年6月にアップしたものの再掲である。引き続き、英語で何かを書くときに重視したい項目を扱っている。 --------------------------------------- 今回の実例は、前回と同じ記事から、学術論文であれビジネスの場でのプレゼンテーション…
このエントリは、2019年6月にアップしたものの再掲である。英文を読む分には気にしなくてよいが、書くとなると必ず気にしなければならないことを扱っている。 --------------------------- 今回の実例は、前々回のエントリで言及したHBOのドラマに関するBBC…
このエントリは、2019年6月にアップしたものの再掲である。ここで取り上げているような《省略》を正しく読めない人がとても多いが、実務で英語を使うなら、しっかり読めるようにしておきたい。 ------------------ 「英語はざっと読んで、必要な情報が取れる…
【2020年6月9日補記】 本稿は、2020年4月3日にアップロードしており、その時点でWHOのサイトで確認することができた最新情報を扱ったものである。その後、4月下旬にはドイツなど欧州各国で公共の場でのマスク着用が義務化されるなどの動きがあり、さらに6月5…
※本稿も、前回と同様、かなり前に準備してあったもので、内容的には懐かしい感じもするかもしれない。しばしお付き合いいただきたい。 今回の実例は、前回の続き。あの「転売ヤー」がどうなったかという報道から。 前回見た記事(NYT)では、普段からAmazon.…
今回の実例はTwitterから。ただしやや変則的に、ツイート本文と、映像についている英語字幕を見る。 ドイツに、「ドイチェ・ヴェレ (Deutche Welle)」という国際放送局がある。ドイツ国内でドイツ語で語られることを、ドイツ国外に、英語やフランス語、スペ…
今回の実例もTwitterから。 テリー・ジョーンズの死去を受けて、前回はジョン・クリーズ(居丈高キャラ、上官キャラ)のツイートを見たが、今回は同じく「モンティ・パイソン」の一員で軽薄キャラ、おしゃべりキャラとして地味キャラ、まじめキャラのジョー…
今日の実例はTwitterから。 歴史家で映画監督でコメディアン(「モンティ・パイソン」の一員)のテリー・ジョーンズが亡くなった。2016年秋に希少疾患である「前頭側頭型認知症 (Frontotemporal dementia、FTD)」由来の「原発性進行性失語 (primary progress…
今回の実例は、ガーディアン/オブザーヴァー掲載の論説記事から。 今回の記事を書いたのはアラン・ラスブリジャー。現在は、オックスフォード大学でマララ・ユスフザイさんが在籍する学寮(コレッジ)の学寮長をつとめ、ロイターのジャーナリズム研究所のチ…
このエントリは、今年4月にアップしたものの再掲である。自然な英語という点ではこの上ない実例だが、こういう文が実は案外難しかったりもする。何かわかりづらいなと思っても、先を急がず、落ち着いて丁寧に読むことが重要である。 -----------------------…
今回の実例は国際報道の記事から。 2001年から08年の間に意識があった大人なら「むしゃらふだいとうりょう」というフレーズは「ムシャラフ大統領」と即座に認識されるだろう。米同時多発テロからイラク戦争へと突き進んだ時代、国際ニュースで何度も出てきた…
今回の実例はTwitterから。 日本時間で17日夜、「延々と交渉が行われたあとで、英国のEU離脱に関する英国とEUの間の合意が成立した」というニュースが流れてきた。2016年のレファレンダム(国民投票)以降のニュースを追ってきた人は、そこで、「おお、やり…
このエントリは、3月にアップしたものの再掲である。日本で定番の辞書や文法書では取り上げられていない「《同格》のthatの省略」の実例をたまたま見たので書いたエントリだが、文中にちゃんとした論文へのリンクがあるので、この項目に関心がある方はそちら…
このエントリは、3月にアップしたものの再掲である。「ネタ」を「ネタ」とわからない人にはインターネットを使うのは難しい、という方向性のトピックだが、何かについて「ふざけるな」と言いたい場合に使える英語表現のバリエーションを知るにはけっこうよい…
※今日は文法解説というより、ゆるゆると読んでいただければいいという内容です。 今回の実例は、英国の最高裁によるまさに歴史的な裁定を受けて個人の身の上に起きた小さな出来事について書かれたTwitterから。 「英国の最高裁による歴史的な裁定」というの…
昨日こちらを休載して本家ブログに書いた件で鍵となっていたのは《省略》だが、今回はその《省略》について。 《省略》は、一般に広く用いられている文法書では最後のほうにあり、学校英語でも最後の方、つまり高校2年生の後半で習うことがほとんどなのだが…
今回の実例は、前回見たのと同じ記事の下の方から。 記事はこちら: www.theguardian.com
今回も、前々回および前回と同じ記事から、文法項目を見ていこう。 記事を読むうえで必要となる前提知識的なことは前々回の記事を参照のほど。 記事はこちら: www.bbc.com
が今回の実例は、前回と同じ記事から、学術論文であれビジネスの場でのプレゼンテーションであれ、実際にまとまった英語(の原稿)を書くときに使えると、びしっと引き締まった感じを与えることができるかもしれない表現。 記事を読むうえで必要となる前提・…
今回の実例は、前々回のエントリで言及したHBOのドラマに関するBBCの追加検証記事から。 「検証」というのは今ここで私が端的に説明するために思いついた用語に過ぎない。「検証」といっても大掛かりなことをしているわけではなく、ドラマが描いている実際の…
「英語はざっと読んで、必要な情報が取れる程度にできればよい」という方は、今回のこのエントリは飛ばしていただいて構わないだろう。英語について動名詞だの現在分詞だのといった話を聞くと逆に「めんどくさー」と思ってしまうかもしれない方は、むしろ飛…