Hoarding Examples (英語例文等集積所)

いわゆる「学校英語」が、「生きた英語」の中に現れている実例を、淡々とクリップするよ

等位接続詞

等位接続詞and, 現在完了, 《期間》を表す前置詞over, 現在分詞と動名詞, 助動詞+進行形, 関係代名詞what, 劣勢比較, 前置詞+動名詞 (ポップスターの胸の内)【再掲】

このエントリは、今年4月にアップしたものの再掲である。個人の日記のようにつらつらと書き連ねられた息の長い文を読んで意味を取るのは、受験英語とはあまり関係ないかもしれないが、実用英語としてはけっこう大事なことだ。大学に入ってからの教科書が英語…

howの節, it is ~ to do ..., 分詞の後置修飾, 《同格》のof, 知らない単語があったときの文意の推測, やや長い文(英文読解), 過去完了など(この10年の科学を振り返る)

今回の実例は、年末になると各紙に出る「この1年を振り返る」系の記事から。 普段なら振り返るのは「この1年」なのだが、2019年は10年の区切りの最後の年でもあるので、「この10年を振り返る」という記事も多く出ている。今回見るのはそのような記事のひとつ…

付帯状況のwith, if節(名詞節), 疑問詞節, など(気候変動と、全世界的に発生している洪水や森林火災)

今回の実例は、気候変動についての解説記事から。 今年(も)、日本は度重なる豪雨と台風に見舞われて、あちこちでひどい被害が出たが、そのような極端な天候 (extreme weather) は全地球規模で起きていて、イングランド北部では11月上旬から洪水(川の氾濫…

長い文, 時制の一致, it is ~ to do --, 等位接続詞and, 挿入, while (第二次大戦とクロアチアの歴史認識問題)

今回の実例は、前回見た記事でも言及されていた「クリスタルナハト(水晶の夜)」に関連した記事から。 「クリスタル(水晶)ナハト(夜)」は1938年11月9日から10日にかけて、ドイツ各地で発生した反ユダヤ暴動のこと。割られたガラスが夜の月明かりの中で…

the + 比較級 ~, the + 比較級 ..., 形式主語, やや長い文 (新聞報道と環境問題)

今回の実例は、ジャーナリストが自分の仕事と自分について書いている文章から。 通常、ジャーナリストは何か起きていることについて広く知らせる記事を書くのだが、自分について書くことはまずない。今回、こういう形で「自分 (I)」を主語にした記事が書かれ…

等位接続詞but, 【ボキャビル】give ~ credit, think+O+C, manage to do ~, など(Brexit合意成立で真顔のジョーク)

今回の実例はTwitterから。 日本時間で17日夜、「延々と交渉が行われたあとで、英国のEU離脱に関する英国とEUの間の合意が成立した」というニュースが流れてきた。2016年のレファレンダム(国民投票)以降のニュースを追ってきた人は、そこで、「おお、やり…

stay in touch with ~, 等位接続詞and, 名詞節のif節, rely upon ~の受け身の形, など(シリア北部からの米軍の撤退)

今回の実例は、非常にハードな内容の記事から。 今月上旬、日本でのメインのニュースがスポーツ(ラグビー)と台風19号の進路に集中していたころ、シリアの一番北、トルコとの国境ではとんでもない事態が展開していた。 BBC News - Turkey launches offensiv…

長い文、《譲歩》の接続詞、等位接続詞、挿入、continue to do ~, avoid -ingなど(MITメディアラボが性犯罪者ジェフリー・エプスタインの金を受け取っていた件)

今回の実例は、The New Yorkerの調査報道記事から。 The New Yorkerは1925年の総合雑誌で、優美なアールデコ調のロゴは創刊からのもの。日本語圏では小説や随筆など文学分野のコンテンツで広く知られているかもしれないが、ファクトチェックが厳しいことで有…

Why don't we do ~?, tooを強める副詞のfar, 等位接続詞andの接続(ジェレミー・クラークソンの箴言?)

今回の実例は、普段は私の見てる画面には流れてこない人のツイートから。 私のTwitterは、英語圏(主に英国とアイルランド)の報道機関やジャーナリスト・コラムニスト、研究者、NGOや国連専門機関などのフィードが大半を占めている。フォローしている報道機…

neither A nor B(動詞が入る場合), 接続詞while, allow + O + to do ~ (グリーンランドとアメリカ的資本主義)

今回も、前回見たのと同じ記事から。というか、前回見た記事の先の方を見ていたら、同じ文法項目がちょっと違うふうに出てきているので、そちらも見ておきたいと思った。 記事はこちら。 www.theguardian.com

not so much A as B, 等位接続詞and (「ピータールーの虐殺」の今日性)

今回も、前回の記事と関連して、「ピータールーの虐殺」に関する記事から。 前回書いた通り、1819年8月16日に起きたこの事件は、2018年にマイク・リー監督によって映画化され、2019年の現在、日本でもロードショー公開中である。 そして、2019年8月16日に、…

so ~ that ... 構文, 等位接続詞and (ロンドン、富裕層を悩ませる防犯・警備)

今回の実例は、知られざるロンドン富裕層事情を報じる記事から。 今年7月、ロンドンから衝撃的な映像がTwitterのサッカー系アカウントなどを通じて流れてきた。英国では至る所に設置されている防犯カメラ(現地では closed-circuit TV, 略してCCTVという)の…

年齢の表現、分詞構文、等位接続詞、to不定詞の形容詞的用法、前置詞+動名詞、付加疑問文 【再掲】

このエントリは、3月はじめにアップしたものの再掲である。短い文の中にたくさんの表現のポイントと文法項目が入っているので、分析するつもりで丁寧に読んでみると、いろいろ学べることが多いだろう。 ---------------------------------------------------…

【ボキャビル】「ほとんどの」の表し方, 前置詞のas, different to ~, 等位接続詞and, やや長い文, make use of ~, など(タバコに関するWHO報告書)

今回も前回と同じく、世界保健機構 (WHO) が出したタバコに関する報告書から。 以下、前置きとして前回と同じ文面を少々…… この報告書は、タバコを人間の生活からなくしていこうという方向の動きがどのくらい進んでいるかを世界規模で調査してまとめられたも…

接続詞のas, remember to do ~, keep + O + 過去分詞, 等位接続詞のand (ロンドンの炎暑と動物たち)

今回の実例は、異様な暑さに見舞われているイングランドから、暑さに対応するための注意喚起の文面。 今年の夏、東京は20日以上ずっと曇りや雨で、じめじめじとじとした気温の低い日が続いていたが、ヨーロッパは尋常ではない暑さに見舞われていた。ほぼ1か…

セミコロン (;) の使い方、長い文、等位接続詞andによる接続、分詞構文、スラッシュ・リーディング、a time where ~という表現、前置詞+動名詞、挿入、など(今という時代、格差社会の自由と民主主義)

今回の実例は、少し前に見たG20サミットに際してのプーチン大統領の「リベラリズムはもう古い」発言をめぐってたくさん出た論説記事のひとつから。 プーチン発言に対しては「彼が西欧のリベラリズム、政治的伝統の何を知っているというのだ?」といった反応が…

等位接続詞andによる接続がちょっとややこしい場合、分割不定詞、make + O + C, 関係副詞where ( #WeCareDoYou )

今回の実例は、7月16日に英国で話題となったハッシュタグで回覧されていた文書より。 https://t.co/Dj5sMoSkCd #WeCareDoYou pic.twitter.com/cqzY9Z6Bra — nofrills/共訳書『アメリカ侵略全史』作品社 (@nofrills) July 15, 2019 サッカー、イングランド・…

等位接続詞によるthat節の繰り返し【再掲】

このエントリは、2月にアップしたものの再掲である。等位接続詞による接続は、簡単そうで実際にはそうでもないことが多い。訳した結果の日本語文が読んで意味不明になっているとき、見直してみると、等位接続詞の接続を読み取りそこなっていた(文構造をつか…

分詞構文, let + O + 原形, 接続詞のas, クジラ構文 (not ~ any more than ...) , 省略, 等位接続詞(ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーとBP)

今回の実例は、最近英国で立て続けに話題になっている「芸術とスポンサー」という問題についての報道より。 日本の大手メディアで報道されているかどうかわからないが、現在英国を含むヨーロッパでは環境問題が政治・社会が一体となって即座に取り組むべき緊…

【ボキャビル】result in ~, 等位接続詞による接続, recommendなどに続くthat節内に現れる動詞の原形(英内務省内部報告書)

今回の実例も、またこれと同じ記事から、仮定法現在の用例(同じような文法項目で恐縮だが、実用英語として重要な項目なので、記事を読んでて気が付いたものは取り上げておきたい)。 記事はこちら: www.theguardian.com

英国のシャドウ・キャビネット、that節の繰り返し、関係代名詞の非制限用法、demandなどに続くthat節内に現れる動詞の原形(英「敵対的環境」政策への批判)

今回も、前回と同じ記事から、前回見た部分の少し先を見てみよう。 記事はこちら: www.theguardian.com 本題に入る前に、下記キャプチャ画像の最初にある "the shadow women and equalities secretary" について、少し説明しておこう。 非常にざっくり説明す…

分詞構文(特盛り)【再掲】

この記事は以前投稿したものの再掲である。分詞構文は特に長文多読をする場合などに頻繁に遭遇するはずだが、軽く読み流せるようになるまではわりと丁寧に意味を考えながら、例えば主語を取り違えて解釈したりしないように練習を重ねていきたい。学校でやる…

the same + 名詞 + as ~, 時制, 直説法のif節(条件を表す副詞節), 長い文, 等位接続詞, 先行詞にevery-がある場合の関係代名詞, as ~ as one can, 比較, 助動詞 + have + 過去分詞, be able to do ~, 動名詞, 動名詞の意味上の主語, 前置詞 + 動名詞(再掲)

※この記事は、2019年1月にこのブログを開設したころにまとめて投稿したいくつかの記事のひとつである。開設時の記事はほとんど閲覧されていないので、重要事項の実例として改めて見ておいていただきたく、ここにコピーして再掲しておこう。 ****************…

等位接続詞and, 現在完了, 《期間》を表す前置詞over, 現在分詞と動名詞, 助動詞+進行形, 関係代名詞what, 劣勢比較, 前置詞+動名詞(ポップスターの胸の内)

昨日の続きで、ファンに向けたポップスターのSNS投稿を最後まで読んでみよう。 この投稿、全体的に《時制》に注目しながら読むと、よい勉強になる。特に《現在完了》の使い方についてはよいお手本になるだろう。自分で何か文章を書くときに、現在完了を使う…

年齢の表現、分詞構文、等位接続詞、to不定詞の形容詞的用法、前置詞+動名詞、付加疑問文

今回の実例はTwitterから。ツイート主は米ブルッキングス研究所のシニアフェローで、国家安全保障(つまり軍事)を専門とする Benjamin Wittesさん。 ツイート1つ分の短い文だが、文法項目がてんこ盛りになっている。内容もおもしろい。いわゆる「アメリカン…

等位接続詞によるthat節の繰り返し

今回の実例も、昨日と同じ記事から。今日の注目ポイントは、間接話法の文でthat節が等位接続詞で結ばれて複数ある場合の注意点である。 uk.reuters.com

分詞構文(特盛り)

今日もまた同じ出典から。(この記事は文法事項が実際の報道記事の中でどう出てくるかという点で非常に見所が多かった。) www.theguardian.com

the same + 名詞 + as ~, 時制, 直説法のif節(条件を表す副詞節), 長い文, 等位接続詞, 先行詞にevery-がある場合の関係代名詞, as ~ as one can, 比較, 助動詞 + have + 過去分詞, be able to do ~, 動名詞, 動名詞の意味上の主語, 前置詞 + 動名詞

今日の実例は、スコットランド出身のプロ・テニス・プレイヤー、アンディ・マリー*1が引退の意向を示した記者会見での発言より。標題に書いたように、短い発言に文法事項がみっちり詰まっていてお得感が高い。少し細かいようだが、こういうことをひとつひと…

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